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お名前: Ryotasan
投稿日: 2006/11/6(16:11)
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初めまして。
ペーパーバックを150冊ほど読んでから、米国で出版されている語彙増強本を使って勉強したことがあります。30 Days to a More Powerful Vocabulary という本と、酒井先生が「抜け道」と呼んで批判している Word Power Made Easy です。
効果に関して、即効性はありませんでした。難しい単語は使用頻度も低いからです。
良かった点は、語彙力増強のことを述べてあったことです。要約すると、1. 語源を学ぶこと、2. 分からない単語を何度も見て目に焼き付けること、3. 米国の教養人向けに書かれた雑誌を多読すること、などです。
ただし、語源を学ぶと言っても、問題集をやったり、カードで暗記など、不自然な方法を薦めているわけではありません。又、難しい単語の語源はラテン語や古代ギリシャ語などの古典語から来ていることが多いですが、古典語の複雑な文法の勉強を薦めているわけではありません。
分からない単語を何度も見る方法ですが、これも読書を中断してまで実践する必要は無いと思います。何年もかかって試してみた結果としては、気に入った本を何度も読み返すのが良いと感じました。
それから、知らない単語がたまにしか出てこない本、つまり簡単な本の方が、そういう単語に注目しやすいし、推測もしやすかったです。ペーパーバックを200冊読んだあとでもそう感じました。
それから、単語の知識と読解力が重ならないこともあります。単語を知っていても、背景知識がないと理解できないことも多いです。この点は、僕の読んだ語彙増強本には強調して書いてなかったように思います。
いずれにしても、単語や文法の学習は、多読の楽しみを減じない範囲で行なうのが良いと思います。
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