180万語通過報告&もしかしなくても停滞中(長文)

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(08:06)]

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8605. 180万語通過報告&もしかしなくても停滞中(長文)

お名前: 柊
投稿日: 2006/10/16(19:32)

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 こんばんは、柊です。
 100万語を超えてからも10万語刻みで報告する人はあまりいないと思いますが、停滞気味で10万語がいつになく遠いので、ちょっとお喋りしに来ました。
 ぐだぐだ長くなっていますが、その長いどこかでピンと来て、アドバイスを下さる方がいるんじゃないかと期待しています。
 英語について話せる人が、ここに来ないといないですし。
 通過本は投げたかどうか、自分でもはっきりしないAn offer from a gentleman by Julia Quinnでした。半分弱のところで中だるみです。5万語を超える本になると、ゴールに向けてまっしぐらというモードになるまでが長くて、それが苦手みたいです。

 最近の読書傾向としては、一冊読み切ることが少ない。1日目は結構読んでいたのが、2日目には面白くない気がしてくる。それで、投げる。投げるんだけれども、明日辺りは読む気になるかも、と未練たらたら。
 日本語の本ではやったことがないのですが、三部作を読み始める前に、3冊目の最後を先に読んでみたりもしました。Jean Plaidyの歴史小説なので、例によって臨終場面でしたが。
 日本語の新聞も妙に読みにくくて、記事によってYLが違うということを痛感しています。子どもの頃新聞を読むようになって、徐々に読める記事が増えたのですが、その順番とほぼ一致しているようです。日本語でYLを気にしたのは、初めてのような気がします。
 それでいて、京極夏彦の新刊(800ページ。今回は読みにくいと父は言っていた)は全く苦労せず読破しているので、興味の有無が問題なのか、京極夏彦の文章が読み易い(!)文章なのか、なんだかよくわかりませんが。

 readingとは関係ないですが、何より落ち込んだのは、読書登録でした。途中で投げた本の登録をしようとして、読書率を計算していて、しばらく筆算を続けたあと、この式では求める答えは出ないということに気付いて、それが結構ダメージが大きかったです。計算間違いならともかく、式の立て方で間違えたというのが。
 しかも、そのあといくら考えても、正しい式が出てこなかった。一休みしたら、思いつきましたが。

 英語を読まなかった期間を数えてみると、大体3ヵ月(6から9月)ぐらいになるようです。そのあともあまり読んでいませんが、この頃が一番ひどい。
 全く読まなかったわけではなく、未読本の山から手に取った本をちらと見て、これは読めない、これは読みたくない、これはめんどくさい、と投げ続ける日々が続きました。投げるまでに1ページも読んでいません。数行でやめていました。Dickensより何より、いつぞや衝動買いしたRaymond Carverが一番読みにくそうでした。どちらも翻訳すら読んだことがないので、どういう作風かよくわからないですが。
 今考えると、未読本がキリンしても読めるかどうかという本ばかりになっていたようです。読める本から読んでいったわけですから。
 転機だったなあと思うのは、趣味の広場でakoさんの書いたファンレターを読んだら、すらすら読めたことです。
 読めるし、意味わかるし、読んでて楽しいし、というわけで、英語が駄目なのではなく、やっぱりものによるということが確認できました。

 では、今まで読んでいなかったようなもの、未読本の山にないような本を試してみよう、と、そこまで筋立てて考えたのかわかりませんが、絵本を試すことにしました。
 以前から図書館に色々あるらしいことはわかっていたので、子どもの本のコーナーをうろつき、Frog and Toadを借りてみました。
 読んでみると、声を立てて笑っていました。今までも面白い本は読みましたが、英語の本を読む楽しみという意味では一番かもしれません。
 この時4冊全部借りましたが、借りる時に期限内に全部読める?と確認されました。ハリー・ポッター全巻を始め、不思議の国のアリス、ピーター・ラビット、くまのプーさんなど、結構洋書がそろっている図書館ですが、2冊目を読める人は少ないのかもしれません。ちなみに期限は2週間です。

 その後、掲示板をうろうろしている時に見つけた古川さんの多読についての文章を読み、折角だからとカウントしたら、3千語ありました。短時間で読めたので、もっと短いと思ったんですが。
 やはり、背景知識と興味があると読みやすいらしいと、改めて実感しました。あとは、YLの要素を分解するとこんなことになるのか、というのが面白かったです。私は書評登録する時、何にも考えてません。あ、多分、考えない方がいいだろうと思って、これからも考えないつもりですが。
 YLを決める要素の一つに上がっていた「easiness of proper names」というのは、登場人物の名前ということでしょうか。以前古代インドのバガヴァッド・ギーターを読もうとして、人名の複雑さに、あっという間に挫折した記憶があります。英文のレベルを考えるより先だった。
 名前か私の知らない単語か区別が付かないし、名前の読み方も見当がつかないし、多分、前に出てきた人と同じかどうかもわからないだろうな、と思いました。
 
 読書をしないでぼやーっと考えている時間が増えて、英語と日本語で、どこが一番違うだろうかと思って、いくつか思いつきました。多分、すでに他の方が書き込んでいると思いますが、理屈をこねるのは好きなんです。
 一つは、この本は面白いというのはあまり難しくないけど、この本は面白くないと言うのは、とても難しいということです。
 大江健三郎とかになると違う気がするんですが、シドニー・シェルダンに該当する作家が日本で誰かと考えた時、誰であろうと多分、その人の本を1,2ページしか読まないで「これ、面白くない」と言って、「あの作家は面白くない」って、平気で言うだろうなあと。それが英語になると、少なくとも私は、読めないとは言えても、面白くないとは言いにくいだろうと思います。

 もう一つは単語で、ファイブリーグといったか、漢字の読みを当てるクイズ番組で、最後の方はレベルが上がるから、読み方を知らないし今までの読書人生で出会ったこともない漢字が出てくるんですが、「私が今まで見たことがないということは、専門の人でもない限り、普通の人は一生見ない」と思える(偏見です)のが、アルクの単語力テストで知らない単語を見ると、「読書量が足りないか」と反省してしまいます。
 実際、読書量が日本語と英語で桁がいくつも違うわけですが、それにしても、大分感覚が違うと思います。

 全体に、日本語ではかなり独断と先入観(タイトルだけで読まなくていいやと思う)で読む本を選んでいるのが、英語だと遠慮がちになってしまうんだなあと。
 暇な時にどんぶり勘定で計算したら、日本語の読書量を英語に換算すると、年間三千万語になる(1冊5万語×600)、という結果になったので、しょうがない気もしますが。

 じんましんの薬を飲んでいて、毎日飲まないとすぐ出ちゃうんですが、飲むと眠いんですよね。あ、そのせいか。ということにしてしまおうかとも思います。
 
 暗くてぐだぐだしているので、この投稿を読んだ人がhappyになれないかもしれないと思い、せめて最後は増量しておきます。
 Happy happy reading!


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