私の500万語(1)

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8366. 私の500万語(1)

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2006/8/31(12:38)

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英語解読500万語(1)—いよいよ折り返し!

私の多読もほぼ2年半を経過しました。

最初の100万語は1年くらいかかりました。この時は、あんまり語数にこだわってなかったので、書評に登録されてない本はカウントしなかったり、PBは一律50000語で数えたりしてたため、というのもあります。実際には、120〜30万語くらいは読んでたかも。

次の200万語が半年、300万語が4ヶ月、とだんだん100万語読む間隔が短くなってたんですが、400万語でまた、どどーんと時間がかかってしまい、ほぼ8ヶ月半を要しました。

理由のひとつは、「捨て技」をいっぱい使ったため。PBを半分くらい読んでなんとなーくそのままっていうのが何冊かあります。けっこう厚めのGRや児童書の中にも、出かける時にバッグに入れて、そのバッグをあんまり使わないでいるうちに、なんとなーくそのまま凍結!っていうのが、何冊もあります。(>「捨てた」語数が20−30万語くらいはありそうです)

まぁ、「そのまま凍結」っていうのは、そんなに強く「続きが読みたい!」っていうことじゃないので、「ま、いっか」と放ってあります。再び、「あ、あれどうなったかな?」って「読む気」になった時にはまた取り出して続きを読むつもり。

こんなに時間がかかっちゃったもうひとつの理由は健康上の理由。健康診断でひっかかって検査をいっぱい受けました。その過程で発見されたポリープも切除しました。「病院通い」は多読には最適な環境のはずではありあますが、ひょっとしたら命にかかわる病気かも・・・という不安もあったので(>今のところシロ。でも、検査はまだ続けています)、なんとなく気分的にhappy (reading!)になれないっていう感じだったんです。

さらに、仕事が忙しかったというのもあります。ちょっと大きな仕事を抱えてまして・・・。この状態はあとしばらく続きます。病気かも?と、こわい思いをしたので、身体を無理するような働き方はしたくないんですけどねぇ。

あ、それにパソコンが調子悪くなって、ついに壊れたり(>多読情報をゲットしにくくなり不便)、仕方ないので「つなぎ」に使ってたノート・パソコンにコーヒー溢して夏中かかって書いた原稿をダメにしたり。(>これは後で同僚が救済してくれました)

いやー、ほんと、「波乱万丈」の400万語だったんです!

でも、きっと一番の原因は、「語数稼ぎ」のためにやってる訳じゃないので、楽しく読める時に楽しく読もう!という「原点」に立ち返ったことかな? 「語数」にガツガツしなくなって、おおらかに「捨て技」を乱発したっていうか、気分が乗らない時は素直にその本を「放っておける」ようになったっていうか。(>以前はちょっと「無理」してた気がします)

今回はLLLやORTを読んだので冊数はけっこうあるんですが、数えるのが面倒なので、LLLなどは同じレベルのものをひとまとめで1点と数えました。ただし、1冊だけ貸し出し中で読めなかったなんて時は、その1冊も1点に数えたので、ヘンテコな数え方になってますが、あんまり厳密にやると疲れるので、そのあたりはアバウトでお許し下さい。

LR:
LLLを0から8まで。何冊か抜けてますがほぼ全冊。
ORTを1から5まで。何冊か抜けてるがほぼ全冊。6と7を部分的に。
IRBを5冊。

GR:
PGR0:1冊
PGR2:4冊
PGR3:8冊
PGR4:3冊
OBW0:1冊
OBW1:1冊
OBW3:1冊
OBW4:2冊
OBW5:2冊
MMR3:3冊(1冊は2度読んだ)
計:26冊

児童書:
Encyclopedia Brown:4冊
A to Z Mysteries:3冊
The Royal Ballet School Diaries:3冊
Jacqueline Wilson:3冊
Curious George:2冊
Mary Poppins:1冊
Someday Angelina:1冊
計17冊

マンガ:
The Tale of Genji:4冊
Doraemon:1冊
計:5冊

PB:
3冊:(うち1冊は2度読み)

私の300万語から400万語にかけての100万語は以下のような感じです。

(1)当初、英語の足腰を強くしようと思ってLLLを読み始めたけれど、途中で挫折。どうも私はORTの方が好きみたい。途中で、「私はどうもLLLはダメかもなぁ」と思ったのも、今回テンション下がった理由かな? でも、LLLともまた「出会える」日もあるかもしれません。
(2)LLLがどうもダメで、「あーあ、足腰強くしようと思ったのになー」と思ってたんですが、ふと、ORTが好きならそっちを読めばいいぢゃん!と気づきました。で、読んでます。これは500万語に引き継ぐつもり。
(3)今回の最大の収穫のひとつは、The Tale of Genji(マンガ)との出会いかな? まさか、英語!の多読で、日本の古典文学への回帰がはかれるとは思っても見ませんでした。久しぶりに源氏物語の入門書を読んだりしちゃいました。
(4)もうひとつの大きな収穫は、同じ話のGRの読み比べって面白いなーというのが分かったことです。気に入った話があったら、いろいろな会社のもので読み比べてみたいと思っています。
(5)実は、400万語ではまだ実を結んでない(>読み終わってない)ので、ここで書くのは適切ではないかもしれませんが、(4)のSense and Sensibilityの読み比べから、原典にも手を出してみました。オースティンは過去に何度か手を出しては挫折しています。でもね、今はけっこう読める! まぁ、GRで足慣らしし、映画でイメージ膨らませた上で読んでるからかもしれませんが。ひょっとしたら英語力がアップして、古典(>名作?)を読む!っていうのも、そろそろ射程に入ってきたのかな?
(6)今回の最大の発見!(>というかみなさんおっしゃってることかもしれないんですけれど)は、「多読」で行き詰る時って、「読みたい物が手近にない」っていうことなのかなぁ・・って思いました。これまでは、そういう時はGRでしのいで来たけれど、常に目を光らせて、「読みたい物」を手元にそろえておくのが大切かも。
(7)そして、「多読」はつまるところ、自分の「好きな読み物」との出会いであり、その自分の「好み」を大切に発展させていくことなのかなぁって、そんな風に考えるようになりました。(>これもみなさんおっしゃってることかもしれませんが)

・・・という訳で、私の500万語は以下のようにやってみたいと思っています。

毎度、最初に考えていたのとは違った方向に流れて行ってしまうんですが、それは出発した時には想像も出来なかった本との「出会い」があるから。本屋で偶然見つけることもあれば、こちらの掲示板でふと心引かれて手に取ってみることもある・・・。逆にいいと思って始めたけど、好きになれなかったり・・・。

そんな風に、「先が見えない」からこそ「多読」は楽しいのかもしれません。

(1)引き続きORTで英語の足腰を鍛える。
(2)今度は古典!(>名作?)に挑戦してみたい。オースティンとか、ギャスケルとか、ディケンズとかね。ちょうど映画も公開されてるので、『プライドと偏見』『オリバー・ツィスト』なんかは読んでみたいです。
(3)「私色」の多読って何なのかなーと思った時、やっぱりそれは「バレエ色」のものを読むことでしょう!と思いいたりました。アマゾンでバレエ小説やバレリーナの自伝など、コマメにチェックしては注文して「手元にいつもストックがある」状態にしておきたいと思っています。
(4)引き続き映像を見たり、周辺的なことも楽しみながら多読をやっていきたいです。
(5)そして、last but not the leastですが、happy reading!

英語解読500万語(2)—CERの新作

CERの新作が出た。CERは一応完読してしまったので、新作が出るとうれしい。GRの中では、私はCERが一番好きだ。

A to Z Mysteries の方が、Encyclopedia Brownよりも好みかな? 手軽に読めるのがいい。

引き続きORTも読み進めている。

ここまでの総語数、149677語。

1.2006年2月2日:A to Z Mysteries: The Empty Envelope:児童書:7200語:☆☆☆☆:女の子1人と男の子2人の3人組が活躍するシリーズ。子どもが探偵役の割には、犯罪の規模が大きいかも。

2.2006年2月4日:A to Z Mysteries: The Falcon's Feathers:児童書:8000語:☆☆☆☆:同じく、けっこう危ない目に合いながら3人が活躍。Falconって? 絵からするとタカ? でも、タカはhawk?気になったので辞書を引いたが、falcon∈hawkらしい。そもそも日本語でもよくこのあたりの違いが分かってないかも・・・。なので、ま、いっか。 

3.2006年2月6日:ORT6&7(6冊):4324語:☆☆☆☆:イギリスのジョークって、日本人には分からないことも多いけど、ORTのレベルから積み重ねて行けばだんだん分かるようになる?

4.2006年2月9日:ORT7(6冊):52534語:☆☆☆☆:このレベルを読む頃、イギリスの小学生は歴史の時間にローマ時代のことを習うんでしょうね。イギリスのかなりの地域はローマ帝国の支配下にあったこともあるので。学校でのプロジェクト(>子どもたちが自分でいろいろ調べたり、場合によってはそのテーマについて理解するために工作したりする)の様子なんかも分かって興味深いです。

5.2006年2月15日:Hotel Casanova:CER1:3600語:☆☆☆☆(+):CERの新作。イタリアのホテルで働くしっかりと「人生設計」(>26歳で結婚!30歳で自分のホテルを持つ)を持つ青年が、まだ21歳なのに、ある女性と出会ったことから、計画が狂って行き、人生の歯車自体が狂って行く。最初のうちはゆったりと話が進むが、途中からテンポが加速し、どんどん恐くなって行く。

6.2006年2月15日: Don't Stop Now:CER1:3600語:☆☆☆☆:ソーホーのイタリア系移民が経営するネットカフェが舞台。主人公はこのカフェ経営者の娘が好きで、毎日のようにここを訪れる。しかし、どうやらこのカフェで何やら困った事態が進行しているようだ。

7.2006年2月18日: Within High Fence :CER2:7700語:☆☆☆☆(+):主人公はasyram seekersの収容所で働いている。ボーイフレンドは金回りが良いらしく、「別に働かなくてもいいぢゃん」と言う。彼女は夜のシフトで働いているので、すれ違いになるしね。なので、毎日出勤時に互いにくらーい雰囲気になりがち。でも、主人公は「自分で金を稼ぐ」っていうのをやりたい。本当は主人公の夢は物書きになることだった。でも、ボーイフレンドは「君に出来るわけないぢゃん」と言った。で、主人公は夢を諦めてしまったのだ。そんな主人公が収容所で出会った難民の青年にだんだん心引かれて行く。イギリスには、たくさんのasyramu seekersが入国してくる。こういう収容所も人があふれていて、なかなか運営が大変みたいだ。ブレアは、難民受け入れの基準を厳しくしてきているみたいだし。(>それでも日本よりはずっと受け入れているんだろうけれど)フランスの収容所から逃げ出してユーロ・トンネルの中を歩いてイギリスに入国しようとする者も後をたたず、いろいろ対策が取られている。『ベルリンフィルの子どもたち』の中にも、アフリカのどこかの国から来た難民の子がいた。正確に覚えてないけれど、彼は政治的理由で親が殺されたんだったかなんだったか、まだ高校生くらいなのに、大変な光景を生き抜いて来て、かつ現在も異国で苦しい生活をしている。日々、命の心配をせずに生きることが出来ない人が地球にはいっぱいいるんだよね。

英語解読500万語(3)—メアリ・ヒギンズ・クラークの新作

メアリ・ヒギンズ・クラークのものは、1年に1度か2度イギリスに行く度に本屋で探しては買っていた。でも、日本でもちゃーんと書店に並ぶのね。前にも書いたけど、彼女の作品はハッピィ・エンドだっていうのが分かってるので、安心しながら(?)ドキドキできる。

最後、どうなるか見えないドキドキは、それはそれで楽しいのだが、疲れる。仕事の合間の「息抜き」の読書には、メアリ・ヒギンズ・クラークのものは、本当に手ごろ。

ここまでの総語数、194336語。

8.2006年2月23日: No Place Like Home :PB:110000語:☆☆☆☆☆:主人公は10歳の時に銃で母親を殺し、元継父にケガを負わせたということで裁判にかけられ、その後、名前を変え、親戚の養子となって暮らしていた。本当は、母親に暴力をふるおうとしている元継父から母親を助けるために銃をかまえていたのだが、元継父は彼女に向かって母親を投げつけて来て、銃が暴発したのだ。そして、自分に向かってくる元継父から身を守るために発砲したのだが、母親を殺してしまったショックから、裁判で自己主張することは出来ず、まわりは元継父の言い分を受け入れてしまった。その後主人公は成人し、一度結婚したが未亡人になる。夫は遺言で、彼女のアイデンティティを隠し通すように、と言う。息子を「殺人者の息子」にしたくなかったのだ。主人公は再婚して幸せに暮らしているが、再婚相手に自分のアイデンティティを隠したままであることにうしろめたさを感じていた。そんなある日、夫が彼女の誕生日プレゼントに、と言って、家をプレゼントする。インテリアデザイナーの彼女に「この家を好きなようにしていいよ」と。ところが、その家か彼女が育ち、母親を殺してしまった家だったのだ。その後、昔の事件との関係をにおわす形で次々と殺人事件が起こる。主人公は、どんどん追い詰められて行く。どうなるんだ!!!とはらはらどきどきしながら一気に読めます。

9.2006年2月25日: ORT6&7(6冊) :ORT6&7:4324語:☆☆☆☆:多分、イギリスの小学校での授業の内容とも関連してるんでしょうね。第二次世界大戦中の疎開の話などが取り上げられています。イギリスの小学校の歴史の授業が、いろいろなプロジェクトを子どもたちに課す形で行われていることが良く分かります。低学年の場合は、工作をしたりして、当時を実感させるんでしょうね。日本でこういう授業をするとしたら、どんな形になるんでしょうね。「じゃあ、今日は江戸城をみんなで作ってみましょう。日本の城は、お堀っていうのがあってね・・・」みたいになるんでしょうか。

10.2006年2月27日:Circle Games :CER2:7500語:☆☆☆☆:短編集。新刊で語数が分からないので、CER2の一番語数の少ない本よりさらにちょい少なめの7500語で計算しときます。同じ作者の短編集は他のレベルにもあるんだけれど、そっちの方が面白かったかも。使える語数の制限があると話の展開に制約があるのかもしれないし、作者によって、「レベル○」あたりが得意ってのもあるんでしょうね。この人はある程度上のレベルの物の方が得意なんじゃないかな? あと、舞台を無理に外国にしないで、イギリスにしておいた方がこの人の持ち味が出ると思いました。

11.2006年3月3日:Washington Square :PGR2:6800語:☆☆☆☆:タイトルだけは何となく知ってたけど、こういうお話だったんだ! 芝居でも見てみたいな。

12.2006年3月6日:Next Door to Love :CER1:4500語:☆☆☆☆:イギリスは離婚・再婚も多いから恋愛事情も親子関係も複雑。私なんかはハタから見ていて、みんなタフねーと思ってしまったりする。過去に色々あっても、全然めげずに新しい恋愛に突入するしさ。

13.2006年3月8日:Blood Diamond:CER1:4900語:☆☆☆☆:主人公はジャーナリスト。ダイヤモンドを利用して武器密輸を図る人々の動きを告発しようと試みるが、相手の罠にはまってしまう。テンポがよく、挿絵も多いので読みやすい。

14.2006年3月9日:Who was Wolfgang Amadeus Mozalt:児童書:8000語:☆☆☆☆(+):今年はモーツアルト生誕250年ということで、モーツアルト流行。子ども向けの伝記シリーズにモーツアルトのものを見つけたので読んでみた。英語は平易だけれど、内容的にはなかなか濃い。

英語解読500万語(4)—どどーっと、ジャクリーヌ・ウィルソン

仕事の関係で久しぶりにイギリスに来たので、本屋に行った。改めて児童書の棚に行くと、ジャクリーヌ・ウィルソンがこちらでいかに人気があるか、よく分かる。

日本で買うより安いので、いっぱい買い込んで、仕事を終えて宿に帰ってから読んでいる。

15.2006年3月13日:Clean Break:児童書:67000語:☆☆☆☆☆:ジャクリーヌ・ウィルソンも少し飽きたかなーと思うんだけれど、読み始めるとついつい読んでしまう。主人公は母・義父・異父妹・弟と母方の祖母の家に住んでいた。実父は暴力男だったけれど、義父は義娘の彼女にもとっても優しい。しかし、幸せなクリスマスの晩、義父が他の女と恋愛関係にあることが判明。義父は家を出てしまう。離婚・再婚の多いイギリスでは、こんな風に「半分血がつながってる兄弟姉妹」ってのが普通なんだろうな。昔、The Sppiting Imageという、サッチャー首相やらエリザベス女王など実在の人物に「そっくり」な人形が登場する人気風刺番組があった。日本だったら即問題になりそうだけれど、そこはイギリスは「大人の国」。この"spiting image"という表現が出てきて、「あぁ、そういう意味だったのね!」とストンと分かった。

16.2006年3月19日:The Suitcase Kid:児童書:32000語:☆☆☆☆☆:両親が離婚することになった。両親のどちらと一緒に住むか?という話になるが主人公は選べない。結局、スーツケースをもって、両方の家を一週間ごとに行ったり来たりすることに。父親は新しいガールフレンドと、母親は新しいボーイフレンドと一緒に住んでいる。どっちも子持ち。血のつながらない兄弟姉妹と一緒にスペースを分け合って暮らさねばならない。どちらの家にも主人公の居場所はない。父親のガールフレンドは妊娠中で半分血のつながった弟か妹がもうじき生まれる。現在イギリスでは7割の結婚が離婚にいたるらしい。血のつながった両親との関係も、彼らの新しい伴侶との関係も、血がつながった兄弟姉妹との関係も血がつながらない兄弟姉妹との関係も、半分血がつながった兄弟姉妹との関係も複雑だ。

17.2006年3月21日:The Mum-Minder :児童書:9100語:☆☆☆☆☆:ミッドターム・ブレイク(イギリスの学校は学期半ばに1週間お休みが入ります。これって教師にとっても生徒にとっても良い制度だと思います)に、チャイルド・マインダーをやってる母親がインフルエンザでダウン。主人公は母親を助けようと張り切ります。母を思うやさしいしっかり者の女の子の話です。

英語解読500万語(5)—ニッキ・フレンチ&ORT読破!

メアリ・ヒギンズ・クラークが、お手軽に安心して読める、「息抜き」系作家だとすると、ニッキ・フレンチは「疲れる」作家だ。この人の作品を読むと、読んでいる間中、心理的にひきずり回される。まぁ、「心理サスペンス」っていうのは、そういうものなんだろうけれど。

なので、元気がある時じゃないと読めない。

イギリスの本屋でつい買ってしまって、帰りの飛行機の中で読み始めた。

私、ニッキ・フレンチが2人の作家だっていうのを、この本の後ろの説明で初めて知った。それも男女(夫と妻)だ。びっくり! 

ニッキ・フレンチの作品は、恐いよぉ、恐いよぉ、もうやめたいよぉ・・・と思いながら、でも、やめられずに最後まで読んでしまうんだよね。

ORTをついに読み終えた! 少しは英語の足腰が強くなったのかしら? ORTを読んで、感じることは、英語の単語が少し「体感」出来るようになったことだろうか。特に、climbという単語が私には印象深い。これまでの受験英語の「知識」では、「climb=登る」であった。だけど、車に乗るのも車から降りるのにも、けっこうclimbを使う。山登り的な上り下りもあるけど、上り下りするものに、「身体が接触している場合」この単語を良く使うような気がする。「よじ登る」みたいな。その「身体が接触している感じ」っていうのが、なんとなくclimbという単語を見た時に、「身体の感触」として脳内に甦ってくるというか。

もしかしたら違っているかもしれないけれど、ORTで獲得したclimbの「感触」を、今後、また色々なものを読むなかで、修正したり豊かにしていければ・・と思う。

ここまでの総語数は、415135語。

18.2006年4月13日:Secret Smile:PB:8700語:☆☆☆☆☆:ニッキ・フレンチの作品。相変わらず恐い! 穏やかな日常の日々が、ふとと気づくとずるずると泥沼にはまっていっている。その自分の危機について他人に語ろうと思っても、そのことによってさらに深みに沈みこんで行くことになってしまうのだ。

19.2006年4月15日:Maria Teresa :PGR0:900語:☆☆☆☆:マリア・テレサの伝記。短いのに案外読ませます。

20.2006年4月17日:The Little Ballerina DKR2:1100語:☆☆☆☆:主人公はパフォーマンスで、ケガをした人の代役でネコ(>いい役?)を踊ることに。バレエ用語の説明なんかもあります。パフォーマンスって言っても衣装なんかはレオタードにフェイスペインティングだったりしてる。日本だったら親から文句がきそうな、ピエロみたいな大口のフェイスペインティングされてる子もいる。このあたり、ずいぶんとバレエ事情が違うのかも。

21.2006年4月21日:ORT9(12冊): 16483語:☆☆☆☆:ORTをついに読みきったぞ!!! 少しは英語力違って来てるのかしら?

22.2006年4月23日:A to Z Mysteries: The Goose's Gold :児童書:7216語:☆☆☆☆:注文を入れてあったA to Z Mysteriesの続きが入荷。ルース・ローズのおばちゃんの家にディンクとジョシュも招待され3人はフロリダでクリスマス休暇を過ごします。そこで、またまた事件が! フロリダって暖かいのね。冬なのに半そで&短パンでもOKみたい。


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