800万語&3周年報告(長くなりました)

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/6/29(04:52)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

[報告] 8115. 800万語&3周年報告(長くなりました)

お名前: プリン
投稿日: 2006/7/19(12:50)

------------------------------

みなさん、こんにちは。

プリンです。
800万語通過、3年経過の報告をしにやってまいりました。

今月はじめの7月2日に800万語を通過しました。
読んだ本の数は1576冊(たくさん読んだなぁ)。
ちなみに通過本はAnimorphs16 “The Warnig”でした。

230万語ぐらいのときに報告したっきりで、めちゃくちゃ久し振りの報告になります。

ですので、一体全体何をどう書いていいやらという感じなのですが。

記録によると2003年6月21日に読んだICRのHarry and the Lady Next Doorが記念すべき多読1冊めでした。

あれから3年、ここまでのめりこんでしまうとは思ってもいませんでした。
もともとの本好き(特に児童書、ミステリー、SFが大好き)と英語の本を最後まで読みきれたという達成感・満足感がここまで引っ張ってきてくれたのだと思います。
高校生時代(何十年前?・・・)、英語の長文問題が読めなくて大ッ嫌いだったのがうそのようです。

おもしろい本がたくさんあって、どれをピックアップしたらいいかわからないほどですが、200万語からこれまで読んで印象に残った本を紹介してみたいと思います。

まずはやはりこれ。

☆The Chronicles of Narnia by C.S.Lewis
 
『指輪』と『ゲド』と『ナルニア』が目標本でしたので、そのうちの一つを読むことができて感激。
邦訳をシリーズで全部読んだのが大学生の頃で細部はすっかり忘れてしまっていましたからとても新鮮でした。
Lewis氏の語り口がリズムがあってとても美しく(そう私は感じたのですが)、思わず声に出して読んでしまうほどでした。
どの巻も楽しかったのですが、中でも好きだったのは以下の4冊です。

“The Lion, The Witch and The Wardrobe”
“The Voyage of The Dawn Treader”
“The Magician's Nephew”
“The Last Battle”

☆Little Houseのローラのシリーズ by Laura Ingalls Wilder
  
このシリーズは最初の“Little House in the Big Woods”だけ100万語前に読みました。
全シリーズを読み終えたのが500万語ぐらいのときだったかな。
巻を追ってローラの成長、時代が刻々と変化していく様子が語られていきます。
大自然に翻弄されながらも、楽しむことを忘れずに強く生きていた、そういう時代があったのだなぁとアメリカの歴史に興味を持つきっかけになったシリーズです。
また、アメリカインディアンにつていてもすごく興味を持っていろいろ読み始めたのもこのシリーズがきっかけでした。
Garth Williamsのイラストがとても味わい深く、物語をイメージする手助けをしてくれます。

☆The Green Knowe Chronicles by L.M.Boston

ボストン夫人の「グリーンノウ」のシリーズです。
つい先ごろ全6巻、読み終わりました。
1. The Children of Green Knowe
2.The Treasure of Green Knowe
3.The River at Green Knowe
4.The Stranger at Green Knowe
5.An Enemy at Green Knowe
6.The Stones of Green Knowe

邦訳でずっと読もうと思っていて、何となく手が出なかったシリーズですが、久し振りに上質な、いろいろなことを考えさせられる物語を読んだという感じがします。不思議な雰囲気と魅 力を持つファンタジー(と言っていいと思うのですが)です。
Boston夫人ご自身の家であった古いマナーハウスを舞台に時代を超越して(なんと11世紀〜20世紀!)そこに住んでいた子どもたちが交流するお話。

出てくる子どもたちは、決して幸せな子どもたちではありません。
お母さんを亡くして、父親とは離れて暮らさなければいけなかったり、難民であったり、目が見えなかったり、奴隷という立場であったり。
Boston夫人の社会に対する批判の目が物語りの随所に感じられるような気がしました。
そして、夫人自身、物語の中のオールドノウ夫人として物語の中に同化してしまっているように感じました。
特に、最終巻を読んでそんな感じがしたのでした。

過去と現代が交錯しながら話が進むためか、または、それが本当に起こったのか気のせいなのかわからないという微妙な言い回しのせいか、かなりシリーズを通して難しく感じました。

特に、An Enemy at Green Knoweと最後のThe Stones of Green Knoweが難しいと思いました。
レベルとしては7.5〜8.5ぐらいかしら?
ナルニアよりうんと難しかったような気がします。
ナルニアもそうですが、著者のメッセージ色が強いシリーズだと思いました。
読む順番は上に書いた順番に読んだほうがいいと思います。
これを読んだら、実際に物語の舞台になったマナーハウスを訪れたくなってしまいました。
行きたいところが増えて大変! 全部回ろうと思ったらお金も貯めなきゃいけないし、おばあちゃんになっちゃいそう…。

☆Fairy Realmシリーズ  by Emily Rodda
このシリーズ、読みやすくておもしろいです。出ている巻、10巻全部読みました。
物語の先はどうなっていくのだろうと、ぐいぐい先を読ませる力があります。『デルトラ』もそうでしたが、そこがRoddaの魅力でしょうか。

このほかに、Rooki Read-Aboutのシリーズとか、絵本とか、ノンフィクションとかエッセーなどたくさんおもしろいものがあって、挙げたいのですが書ききれません。
まあ、600万語近くもさぼってましたから仕方ないですね。

文法ですが、多読前に少しやっていたEssential Grammar In Useもやればいいなぁと思いながら、ついつい時間があれば本を読むのを優先させてしまっています。
1unitはそんなにたくさんの量があるわけではないので少しずつやればいいんでしょうけれども…。

聴くことについて。
 おもしろかった本のCDを購入してずっとMDに落として歩きながら聴いていましたが、最近、念願のi-Podを購入! 
BBC Radio NewsやESL Podcast(ヨシオさんが掲示板のどこかで紹介されてましたよね)をダウンロードして聴いています。
BBCのほうは話題によってわかったりわからなかったり。
Japan Times(4月から購読しはじめました!)を読んでおくと(といっても読めるものだけですが)同じ話題があったときは「ああ、あれだな」と少しはわかる気がします。
ESLは英語もゆっくりめでおもしろいです。

何を書いたらいいのかわからなくなってきましたので、そろそろやめにします。

とにかく、ここまでずっと楽しく読んできました。
読みたい本は増える一方、それにつれて未読も増える一方で、それがプレッシャーでもあり、楽しみでもあります。

まだ、目標本の『指輪』と『ゲド戦記』、ほかにも大好きなPearceの本など、読まれるのを待っている本がいっぱい。
Animorphsも先は長いし、アーサー・ランサムのシリーズもあるし、etc…
こんな楽しい世界に引き込んでくれた多読とこの掲示板に感謝、感謝です(本が増え続けるのがちょっと難ですが…)。

現在、話題になってた『Night Fall』を読んでいます。
残すことあと200ページほど、いよいよ佳境に入ってきました。
どうなるのかしらとわくわくしながら読んでいます。

夫が「話せるようにならなきゃねぇ」と私の神経を逆なでするので、これからの課題はアウトプットかなぁと思っているところです。
シャドーイングももう少しやらなきゃなぁ。

前の報告以来、2年間分を一気にだらだら書いたのでずいぶん長くなってしまいました。
最後までお読みいただいた方、お疲れ様でした。
ありがとうございました。
では、皆様、最後の締めはやはりこれで。

Happy Reading!
では。


▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.