[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/25(05:38)]
------------------------------
英語快読 400万語(10)−同じ作品を異なるGRで読む楽しみ
PGR3で読んだSense and SensibilityをOBW5で読んでみた(>47)。同じ作品を異なったGRで読むっていうのも、これまた面白いかもしれない。
PGR3のバージョンを読んだ後に、この作品の映画化されたものである「いつか晴れた日に」を借りてきて見た。エマ・トンプソンがまだ10代の役をやるのは、なんぼなんでも無理があるなぁ・・・なんてのも、こうやってGRを読んだ後だと余計に生々しく感じたりする。
まぁ、この映画自体はとても良く出来た映画だと思うけれど。借りたDVDの中に、この作品が賞を取った時にエマ・トンプソンがジェーン・オースティン風の英語で挨拶してバカ受けしていた。
ここまでの総語数、706367語。
45.2005年9月20日:Draemon 7:マンガ:5000語:☆☆☆☆:ちょっと息抜きと語数稼ぎ。
46.2005年9月24日:Three Short Stories of Sherlock Holmes :PGR2:9500語:☆☆☆☆:多読をやってるレッスンメイトはシャーロック・ホームズを原書で読んでみたけれど、けっこう読みにくかったって言ってました。昔の英語だからかな? いずれ私も原書で読んでみたいな。
48.2005年10月4日:Sense and Sensibility: OBW5:24500語:☆☆☆☆☆:同じ作品のリトールドを違う版で読むのもまたおもしろい。いやー、18世紀末くらいの結婚って、ちょうど「恋愛結婚」というか、ロマンティックラブ・イデオロギー誕生の頃っていうか、「愛情とお金」の問題のせめぎあいという「新しい」問題の始まりの時なのかしらね。まぁ、ジェーン・オースティンが「お金」にうるさい女だったというのも逆にあるのかもしれないが。なにしろ『ジェーン・オースティンとお金』っていう本があるんだって。
48.2005年10月20日:The Diamond Girls:児童書:55000語:☆☆☆☆☆:ジャクリーヌ・ウィルソンの新作。それぞれ父親の違う4人姉妹と母親の(貧しい)母子家庭に男の子が産まれることになった。母親は占いに凝っていて、占いに従い「引っ越す!」と言う。そこからドタバタといろいろなことが起こる。引越し先の隣の家はお金のある家だが、どうも母親が娘を虐待している模様。その子と仲良くなった主人公はそのことで心を痛める。「家庭」という閉塞された空間が悲劇の場に転じた時、その中に閉ざされた弱者の苦痛は痛ましい。印象に残ったのは、イギリスでは、こんな風に次々と別の子どもを産む母親とその「大」家族が、政府からの「手当て」で生きていけるということ。イギリスの母子家庭への給付はその昔、「母親は家にいるべき」という考え方から、「母親が働かなくても子育てできる」額に設定されたと聞く。母親のほぼ100パーセントが働いている(>働かなければ食べていけない)日本の母子家庭とは、大きく異なっている。この母親も、今は出産直前直後なので仕事のことは出てこないけれど、妊娠前も働いてた様子はないし、その後も働く気はなさそう。日英母子家庭比較論としても興味深い一冊。
英語快読 400万語(11)−LLLがダメならORTがあるさ!
LLLを「捨てた」ことは、案外、心理的に響いていたみたいで、なんとなーく挫折感があって多読が進まない状態が続いていた。「400万語はLLLで英語の足腰を強くするぞ!」って、かなり張り切ってスタートしたので。
ちょうどこの頃、ポリープが発見されてそれを取ったりして(>生活に制限が加わったのはたった2週間でどってことなかったのだが)、その組織検査の結果待ちだったり、どよよーんとした気分で過ごしていた、というのもあるだろう。そもそも「病院に行く」という行為自体がとっても疲れるし・・・。
組織検査の結果はシロではあったが、「放っておけばいずれガンに発展した可能性を含むタイプ」のポリープであったらしく、本当に幸運な命拾いをしたのであった。
そんなこんなで、なんとなく気持ちの晴れない日々を送っていたのだが、ある日、「LLLがダメなら、ORTを読めばいいぢゃん!」と思った。
ORTは「親子で多読」でQと一緒に読んでいる。でも、全巻は読んでない。(>買ってない)
幸い、職場にORTがあるので(>そもそも私が多読を始めたキッカケは職場の教育サーヴィスの一環として多読の導入が検討されていたからであった。私は直接の関係者ではないのだが)、その意味では、SSSの言う「恵まれた環境にある人」である。
読み始めてみると、やっぱり私はORT派なのかも・・・と思った。こっちの方が絵が可愛くて、絵に遊びがあって好きだし、Qと一緒に歩んで来た道をしみじみと振り返ってなつかしむことも出来る。あぁ、ここでQはこんなことを言ったなぁ・・・などと、思い出されて感慨深い。
ここまでの総語数、713545語。
49.2005年10月30日:ORT1(18冊):ORT1:126語:☆☆☆☆:やっぱり、私、ORTの方が好きかも。絵が可愛いしほのぼのしている。Qとは読まなかった本文が絵だけのものも含め18冊読破(?)。
50.2005年11月4日:Sally's Phone:OBW0:1300語:☆☆☆☆:短いけれどなかなか楽しめる。これがストーリーとして成立するということはイギリスにもサリーみたいに「男の好みに合わせる」恋愛する女の人も多いってことなのかな?
51.2005年11月9日:Surprise:IRB3:1242語:☆☆:詩の本。詩って私には難しい。
52.2005年11月9日:George, the Drummer Boy :IRB3:1022語:☆☆☆:アメリカ独立戦争を、アメリカ駐在のイギリス兵の側から見たもの。IRC3には、このようにアメリカ史を複眼的に理解させようというものが数多く含まれている。最後のところに、同じ歴史を勝者・敗者の側から見て、一致することもあれば、異なることもある、というようなことが書かれている。アメリカ史でも、独立戦争は「アメリカ側」から描かれることが多いはず。そこをあえて、イギリス兵側から書いたところがとても教育的かも。ストーリーとしての質やディテールの描きこみはいまひとつだけど。
53.2005年11月13日:ORT1+(12冊):Stories&A:ORT1+: 510語:サクサクサク。
54.2005年11月15日:ORT2(18冊):Stories&A&B:ORT2: 1089語:サクサクサク。
55.2005年11月17日:ORT3(18冊):Stories&A&B:ORT1+: 1389語:サクサクサク。
英語快読 400万語(12)−多読で学ぶ国際事情
長らく「積読」だったBride Price(OBW5)を、ふと、手にしてみました。読み始めたら一気に読んでしまいました。
ナイジェリアが舞台の小説です。第二次世界大戦後まもない、ナイジェリアにおいて、)女性の置かれていた厳しい状況を初めて知りました。イギリスの植民地支配の「痕跡」が文化的な面で深く残っていることも知りました。
すぐお隣の韓国のことも良く知らないけれど(>韓流ドラマはけっこう見るんだけど)、アフリカとなると、さらに知らない。「白地図に国名を埋めなさい」と言われたら、ほぼお手上げ状態。(>私はそれでなくても地理がとても苦手)
それぞれの国の特徴や事情となったら、もう、それこそ、全くの無知!です。
この本を読み終わって、同じく長らく「積読」だった、Burned Aliveも読んでみようかな?という気になり、こちらも、読み始めたら一気に読んでしまいました。こちらは、第二次世界大戦後のヨルダン川西岸のお話で、ノン・フィクション。
女性たちは、胸が苦しくなるような閉塞された状況にあります。男たちは女(>妻・娘)に暴力をふるい放題。「女を殴ってなにがそんなに楽しいんだろう」と思うけれど、それが「当たり前」の社会。
女性の地位や権利が認められないパレスチナの農村で、主人公はコミュニティの「掟」を破ったために、「生きたまま焼かれる」のです。「名誉殺人」ってやつです。
たまたま、彼女は病院に運ばれ、スイス人の国際NGOの人に助けられて、ヨーロッパで新しい生活を始めます。しかし、家族や親戚が殺しに来るかもしれないので、アイデンティティはぼかして書いてあります。
すさまじく閉塞された社会が、まだまだこの地球上に残っているんですね。アルカイダ支配下のアフガニスタンを舞台にした子ども向け小説を読みましたが、その中でも女性や少女がひどい目に合っている様子が生々しく書かれていました。
教育を受けることも出来、自由にモノが言える・・・それだけでも、本当に恵まれています。バレエを習ったり、多読を楽しんだり・・・本当に幸せなことです。
でも、「世の中には大変な目に遭ってる女性がいっぱいいるのね。私はそうでなくて良かった」と「他人事」にしてしまうのは、きっととてもいけないことなんだと思います。
自分に何が出来るのか???と思うと、よく分からないんだけれど、とりあえずはそういうことがあるんだということを「知ること」も大事なことだし、そういうことを「知ってる人」が増えることも、なにがしかの「力」にはなると信じて、多読の中に、こういう社会派のものも入れて行こうと思っています。
ここまでの総語数は、827496語。
56.2005年11月20日:Bride Price:OBW5:20000語:☆☆☆☆☆:イギリスの植民地であったナイジェリアでは、白人の習慣と現地の習慣が混在しいていたみたい。その辺りの事情も興味深かった。娘が結婚する時、父親は「金」をもらえる。これはインドなどの「ダウリー」みたいに娘の側が「金」をつけて結婚させる、というのと違っている。その点もまた興味深い。ナイジェリアにおいては恋愛などはご法度。また、そうではあるが、略奪婚のような風習も残っていたりする。ナイジェリアの黒人の間に元自由人、元奴隷の家系という差別構造も残っており、そういう事情を知ったのも初めてであった。いろいろな国にいろいろな事情があるんだなぁと思った。
57.2005年11月27日:Burned Alive :PB:61000語:☆☆☆☆☆:私、何人かパレスチナ人を知っているけれど、みんな頭が良くてスマートな感じなので、最初、パレスチナ人の集落でこのようなことが起こっていたっていうのがとても信じられなかった。留学中、よく一緒に子どもを遊ばせながらおしゃべりしたパレスチナ人女性は、美しく、聡明で、洗練された女性だった。彼女は、遅れた農村部の公衆衛生の向上という使命に燃えていたけれど、それって、こういう実情があったんだろうか。くしくも、ヨルダン川西岸から来た女性で、イスラエルの占領下にあるためになかなか自由に電話もひかせてもらえないこと、手紙を検閲されることなどを私は彼女に聞かされて知った。彼女の娘もとても強く賢い子だった(>まだ2歳半くらいだったけど)。彼女はきっとパレスチナの指導者になるよ、なんて、私はよく言ったものだった。農村部の、こんなすごい実情は何も知らずに。当時、多読をやって、この本を読んでいたらなぁ。彼女ともっといろいろなこと話せたろうに。
58.2005年12月6日:ORT5(18) ORT5:50080語:☆☆☆☆:Qと一度読んだというのもあるのかもしれないけど、LLLよりもスムーズに読める感じ。なんでかな?
59.2005年12月10日:ORT5(18) OBW4:108540語:☆☆☆:なんか今ひとつ分からない部分もあったんだけど、あとで書評を見たら、GRには珍しく俗語が多いとあり、グロサリーを見てから読むことが勧めてあった。再読してみようっと。
60.2005年12月10日:ORT4(17冊除The Play): ORT4:2561語:☆☆☆☆:ORTの中には日常良く使われる表現だけど、外国人として英語を勉強してきた者にはなじみの少ない表現がいっぱいある。そういうのにちょっとずつ慣れて行くと足腰が強い英語が身につく感じがする。
61.2005年12月10日:ORT6&7(9冊除The Treasure Chest): ORT4:6328語:☆☆☆☆:上に同じ。
62. 2005年12月10日:The Scarlet Letter: PG2: 8200語:☆☆☆(+):ちょっと訳あって、ビデオを見たのだけれど、OBWで読んだ話とずいぶんと違うなぁと思って、PGRのやつを読み返してみた。同じものを違うリトールド版で読むのというのはなかなか面白い。
英語快読 400万語(13)−児童文学の難しさ&息子の薦める本
たまたま、Qと「メアリー・ポピンズ」のDVDを見る機会があったので、原作を読んでみるかなぁ・・という気になった。子どもの頃、何度も読み返した本なので、きっと楽に読めるかな?と思ったのだけれど、案外苦戦。
ジャクリーヌ・ウィルソンのものなどに比べて、「英語自体の難易度」では計れない難しさがあるっていうか。児童文学においてもリアリズム系は(>ジャクリーヌ・ウィルソンは超リアリズムと呼ばれるのかな?)、英語がよく分からなくてもなんとなく筋が想像出来るっていうか、「パンダ読み」がしやすい。
「両親が今日も言い争っている。Aは悲しかった。涙が流れた。」の続きが「なぜ愛し合って結婚したはずの2人は永遠に愛し合い続けられないのだろう、と彼女は思った。」とか、「私は大人になっても絶対に結婚なんかしないわ!と彼女は思った。」とか言うのだったら、「話の流れ」として多少分からない部分があっても先に行ける。
でも、この続きが、「すると、その涙の一粒一粒が突然キラキラと光りだした。そして、部屋がぐるりと揺れたかと思うと、またたくまに彼女はダイヤモンドのようにきらめく光の粒の中にいた。」とか、あるいは、「するとその涙が気味の悪いベタベタした緑色の物体に変化した。彼女の目の色は一瞬うつろになったかと思うと、次に金色に輝きだした。その宇宙から来た生物は人間の涙を媒介に人の身体に侵入して行くのだった」というようにつながっていくと、かなり英語自体が分かってないと「話の筋」が読めない・・・というか。
しかも、そういう風に話が流れて行く時って、外国語として英語を学習した者には「なじみのない」単語が多く出てくる気がするのよね。
多分、そんな訳で、子どもの頃夢中になって読んだメアリー・ポピンズだったのに、今ひとつ???でした。で、なんとなく消化不良な感じが残ったので、久々に日本語の翻訳を読んで、また原作を読んでみようかな、と思っています。
ちなみに、映画では、バンクス夫人はサフラジェット(>イギリスの女性参政権運動の中の過激派。投石などの暴力も辞さない。また、ハンガーストライキもやる)の活動で忙しい、という設定でしたが、原作の方はそうはなってなかったです。
映画と原作はかなり違うのね。
ところで、「親子で多読」の方は、超ゆっくりペースなのだが、Qは最近、英語の古くて渋い歌(>ビートルズとかPPMとか)にはまっていて、歌詞カードを見ては覚えたりしている。まぁ、これも多読であろう。
先日一緒に本屋に行って、それぞれ「読みたい物」を買った。
QはOBW1のThe Wizard of Ozを買った。私、OBW1は8割方読んでると思うが、これはなんとなく手を出さずにいたもの。で、Qが「面白かったよ」と言うので、借りて読んだ。
うーん、Qが自分で選び、一人で読み、私に薦め、それを私が読むっていう「新しいパタン」が生まれたというのもうれしいことだ。
63. 2005年12月27日:Mary Poppins: 児童書: 48000語:☆☆☆☆(+):久しぶりに息子とディズニーの「メアリ・ポピンズ」を見た。「サウンド・オブ・ミュージック」を見て、ジュリー・アンドリュースって歌うまいねぇ、ということになり、こっちも見ることにしたのだ。これは2人でイギリス暮らしをしてた頃、字幕なしのもので、2人でよくみていた。当時のQは、多分ほぼ理解してたんだと思う。私は、筋は終えても細かいところはキャッチすることは出来ていなかったけど。原作の方は、なかなかに手ごわかった。ジャクリーヌ・ウィルソンみたいに「リアリズム」の作家の方が使う言葉、表現が「日常目にする」ものが多くなるのかな?
64. 2006年1月2日:The Prince and the pauper : PG2: 9400語:☆☆☆:マーク・トェインって一体!!! この話、子どもの頃に読んだ時には、これが、「トム・ソーヤ」の作者によるものだということも知らなかったけど、まさか、実在の王子を主人公にしちゃった話だなんてことは、さらに全く知りませんでした。ひゃー、驚いた! 主人公はヘンリー8世の息子エドワードなんだって。後にエリザベスI世になる、エリザベスも「親切なお姉さん」っていう設定で出て来てます。いいのかぁ! そんな他所の国の王室の実在の人物を使って小説書いちゃって!!
これって、日本に置き換えて考えるなら、中国人やら韓国人やらが勝手に、「桓武天皇と乞食」みたいな話を書いて、登場人物も実在の歴史的人物のオンパレードっていう設定になってるっていう訳で、なんかなーって感じです。
65. 2006年1月8日:The Princess Diaries : MMR3: 15000語:☆☆☆☆(+):イギリスの本屋でもよく見かけるので、人気シリーズらしいっていうのは知っていた。GRになってたのでふと手に取ってみた。CDが無理やりくっついてたので、どうしようかなぁと思ったが、音声教材と一緒に聞いてみるのもたまには良いかも・・・と、高めだったが買ってみた。音声を聞きながらと思ったけれど、少し聞いた時点で、先が気になり、まずは読んでしまった。
66. 2006年1月10日:The Lady in the Lake : PGR2: 7100語:☆☆☆(+):チャンドラーの作品。いきなりPBは大変だから、GRで好みかどうかのあたりをつけて、気に入ったものをPBで読むのもいいかも。
66. 2006年1月10日:The Princess Diaries 2 : MMR3: 15000語:☆☆☆☆(+):プリンセス・ダイヤリーズの第二弾。ミアの母親が妊娠して、ミアは長年の夢だったお姉さんになることに・・・。
68. 2006年1月15日:The Wizard of Oz : OBW1:5900語:☆☆☆☆:むかーし、TVで古い映画を見たことがあったような気がするけど、断片的にしか話を覚えていなかった。こういうお話だったのね。上にも書いたけれど、これは、Qが先に1人で読みました。ついにQの読んだ本を後から私が読む、ということも起こるようになったのね、と感慨深いです。
英語快読 400万語(14)−多読の真髄
注文していた本がようやく届きました。わーい!!!
多読2年半ちょいにして悟ったこと・・・。それは、多読って要するに「読みたい本に出会う」「読んで楽しい本に出会う」ということにつきるのかもなぁ、ということです。そして、そういう本が手元にある、ということもとっても大事。
今回届いたのは読みたかった本ばっかりだし、実際手にとって読んでみても面白いし、だからサクサクと進みます。
やっぱり、「楽しい!」が原動力だし、その「楽しい!」を可能にするための物理的条件(>好きな本が手元にある)というのが整えば、多読はどんどん進むみたい。
停滞する時ってのは、もちろん仕事が忙しかったり、いろいろな事情があるだろうけれど、今の自分にピッタリする本が手元にないってことなのかも・・・。
だから、一番大事なことは「自分の好み」の「発見」なのかも。
一人ひとりの多読には、その人の「色」がある。だから、「私色」の多読を進めればいいのよね。
でもって、私の場合の「私色」って何?と思った時、その中の大きな要素は「バレエ」でしょう!ということになりました。なので、今後は、バレエ物の本を常にチェックして注文出して、手元にバレエ小説があるようにしておきたいなって思っています。
ここまでの総語数、962242語。
69. 2006年1月20日:The Royal Ballet School Diaries#1:Ellie's Chance to Dance
: 児童書7000語:☆☆☆☆☆:シリーズ1作目。以前、3作目を書店で見つけて、それから読んだので、「穴を埋めて行く」って感じかな? 主人公はシカゴからイギリスのオックスフォードに越してくる。母親がオックスフォード大学に採用されたからだ。バレエを習ってる主人公は、地元の教室でレッスンする他、ロンドンに出てロイヤル・バレエ・スクールでのレッスンも受ける。新しい学校で意地悪する子がいたり、地元バレエ教室で冷たい視線を投げかける子がいたり、母親に持病があったり、いろいろな「苦難」もある。学校で思い切り意地悪だった子が途中から「改心」するんだけど、そのあたりの事情や本人の心情の変化の書き込みが若干不足。先生が生徒にパの説明をする場面もいっぱいあるので、そういう場面での英語表現がイギリスでオープンクラスを受ける時に参考になるかも。
70. 2006年1月22日:A to Z Mysteries:The Bald Bandit : 児童書6500語:☆☆☆☆☆:A to Z Mysteries の2冊目。男の子2人+女の子1人の3人組が、探偵に頼まれ、逃走する銀行強盗の姿をビデオにおさめていた、という赤毛の高校生を探します。最後の方で、意外な展開になりハラハラします。この3人、とても心優しい子どもたちです。
71. 2006年1月22日:ORT6(6冊) : ORT6:2846語:☆☆☆☆:絵が可愛いのとお話がほのぼのしているのとで、ラクな気持ちで楽しみながら読めるのがORTの良いところかな?
72. 2006年1月24日:A to Z Mysteries: The Canary Caper : 児童書:☆☆☆☆☆:A to Z Mysteries の3冊目。主人公の女の子のネコがいなくなります。これまでそんなことなかったのに・・・。しかし、どうやら近所で同じうにペットの行方不明事件が続いているらしい・・・ということで、おなじみ3人組が真相究明に乗り出します。対象年齢も低いはずなんだけれど、なんかいまひとつスッキリ分からない部分もけっこうあります。アメリカ英語だったり、アメリカが舞台だったりするというのもあると思うけれど。
英語快読 400万語(15 )−聴きながら読む
77の文献はCDを聴きながら目で英文を追ってみました。一回目は、話の先が気になって、黙読してしまったのですが、一回読んであるので安心して聴けました。(?)
聴きながら読むっていうのも、時に大事かも。黙読だと自己流のリズムで読んでいるかも。
このレベルだと黙読しちゃう方が速いんだけど、PBとかだったら、聴く方が速いかも。そういう場合は、聴きながら読むことで、速度がついてくるっていうのもあるのかも。
あ、もしかしたら、古典(>名作?)なんかは、聴きながら読むと、苦労が少ないかも。
「○万語」の区切り近くなってくると、「あともうちょっと!」と思うので、平常心で読書を楽しめないっていうか、ちょっと気もそぞろっていう状態になってしまいます。500万語は平常心で迎えたいなぁ。
73.1月25日:Welcome to Narnia : ICR1:☆☆☆☆:ナルニア国物語の超簡単バージョン。むかーし、子どもの頃、「魔女とライオン」だけ読んだことがあります。その時、続きを読みたいなーって思ったのですが、そのままになってしまいました。いずれ英語で読んでみようかな。
74.1月25日:Tea with Mr. Tumus : ICR1:☆☆☆☆:同じくナルニア国物語の超簡単バージョンです。「(国)物語」ってchronicle(年代記)なんですねー。へー、そーなのかー、そうだったのかー!と思いました。
75.1月29日:The Royal Ballet School Diaries#2:Lara's Leap:児童書:☆☆☆☆☆:ロイヤル・バレエ・スクールの生活が良く分かるし、面白いんだけれど、ストーリー展開にちょっと無理があるなぁと思う。「バレエ小説=いじわるな子が出てこないとダメ」みたいなステレオタイプに著者は囚われているんじゃないかなぁ。でもって、「意地悪ぶり」はとってもリアルなんだけれど、「仲直り」のプロセスがどうも説得力に欠ける。ま、でも、バレエ教養書としては大変役に立つし、第4巻(>第3巻は先に読んだ)の出版を楽しみにしたいと思います。
76.1月30日:A to Z Mysteries: The Deadly Dungeon:児童書:☆☆☆☆:A to Z Mysteriesの4冊目。多分、同じようなレベルの英語で書かれていても、舞台がイギリスだったら、もっと良く分かるんだと思う。一応話にはついて行けてるんだけれど、ところどころパンダである。話の小さな流れ(>ロジックの流れ)に???となったりする。運転能力がつまるところその土地をどれだけ知っているか?ということに大きく左右されるように、英語力というのも、そのジャンルを良く知っているか?ということにも左右されるのだろう。よく知っている分野なら多少難しい英語でも読めるし、易しい英語で書かれていてもなじみの少ない分野の物は難しく感じる・・・というようなことがあるのかな? 「ロイヤル・バレエ・ダイヤリー」の方が多分、「英語としては」難しいんじゃないかと思うんだけれど、舞台がそれなりになじみある設定だったり、設定そのものに興味があったりするので、ずっと読みやすく感じる。
77.1月31日:The Princess Diaries:MMR3:☆☆☆☆:上に説明したので略。
▲返答元
▼返答