[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(03:02)]
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お名前: ぷぷ
投稿日: 2006/2/13(03:15)
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みなさん、こんにちは。 2月10日で多読4周年、たぶん780万語くらいの報告です。 超長文です! お暇な方へ。 東京に住んでいたのに、去年の夏、アメリカに引っ越しました。そしたら、英語がすごくよくわかる・・・ということはなく、 ぜんぜんわかりませんーーー。そういうときに、レベル2くらいのものを引っ張り出し、4年前はこの本も全然わからな かったじゃん!!と、自分をなぐさめております。 いえ、生の英語は手ごわいです。スーパーのレジのおばさんの言うことが全然わからない。 半年たって、やっとちょとわかるようになってきました。 アメリカの田舎の人たちは、おおざっぱで親切です。レジの人もよく、子どもに「何才なの?」「その服かわいいね」 など話しかけてくれます。つい固まりますが。 道路も広く、ペーパードライバーだった私も、ずいぶん運転に慣れてきました。歩行者というものが存在しないので とても楽です。一番怖いのは、リスの飛び出し。 けっこうよく、道路を横断していて、急ブレーキを踏みそうに なります。夜はいろんな生き物が横断しているようで、大きなシカが死んでいるのを3回みました。アライグマや、 たぶんヤマアラシ?のようなのや妙に大きいトカゲや・・・・・いろいろよくわからない生き物がつぶれているのには 心が痛みます。東京での運転暦の長い妹によると、東京ではよくネコがつぶれているそうなのですが、そうなの ですか? 全然知りませんでした。アメリカはまだまだ、野生の生き物の場所で、そこに人間がお邪魔して生きている ような気がします。 図書館にももちろん、児童書はたくさんあるし、でも試してみて、性格的に図書館の本はあまり利用できないことに 気がつきました。気分が乗らないと読めないので、そのまま返してしまうことが続いたのです(−−; 日本語の本ならそんなことはないのになー。やっぱり英語だとちょっと違う。 結局、買ってきています。日本からほとんど本を持ってきてなくて本棚が寂しいので、それも嬉しいです。 そうそう、未読本を増やそう!と試みてみました。やぱりいろんなレベルの本が手元にあったほうが、いいと 思って。で、20冊くらいで・・・もうそれ以上買えなくなりました。うーん、和書でも未読本が本棚にあることに 耐えられない性格なのです。罪悪感というかなんというか。とにかく気になって。しばらく手元の本を 読みます。 週に2回、英語の個人レッスンがあります。途中で先生が変わって、2人目の先生が私にとってアタリ。 こんなに私の英語がひどいにもかかわらず、雑誌の切抜きをもってきて、それを読んで意見を言えといいます。 先生自身が興味のあるものを持ってきてくれるので、その分、先生のほうも内容のある意見を持っていて、 ひどい英語でも意味のあるやりとりになります。時間の半分は文法をしていますが、これは仕方ないですね。 そして、私がハリポタや大草原の家のシリーズを読んだことをつい話してしまい、それなのにこんなに話せないという ことに先生も頭を抱えています(笑) こんなに「リーディング」と「スピーキング」の技術が違うものだなんて、以前は想像もしませんでした。不思議。 なんとなく英語ができればなあと思っていましたが、今のような状態の自分は考えられませんでした。 最初はレベル0の本は値段が高いという理由で(!)レベル2のGRを辞書なしで読んでみました。でもすぐに眠く なってしまって進まない。結局10日もかかって、全然楽しめないで終わってしまいました。 その後、SSSの基本にしたがってレベル0を、まずは10冊読むところから始めて4年。 最初の100万語に半年かかったときに、このペースだと5年で1000万語だなーと思いました。読むのは 早くなるはずなのにな。それがやっぱり、今でも半年約100万語ですねー。うーん、なんでかな。 でもこれで、最初の予感どおり、あと1年でだいたい1000万語になりそうです。ほんとかな。 さてではざっと、読んだ本の報告です。でもいつものようにすでに紹介されたものばかりなので、簡単に。 ちょっと感想をつけます。こうして見ると、冊数がすくないなあ!PBを一年に読める冊数って本当に限られて しまいます。もっと厳選して、本当に大事な本を読んでいかないと、一生のうちに読める本って 少ないですね・・・・・・ ○ハリーポッター4巻後半〜6巻 合計50万語(笑) 紹介の必要もないですね。1巻を読んだのは、たぶん3年位前。150万語くらいのときだったかな。もー、全然 わからない。1ページまるまるわからなくて飛ばしたり、わかるところのほうが少なかったのではないかな。 それでも最後まで読んでしまうところがハリポタのすごさですが、キリンすぎて、その後リハビリが必要でした。 その後、少しづつ読んできて、でも4巻の真ん中で中断。あの巻ながいですよねーーーー。ずーっとそのまま 存在を忘れてました。今回の引越し後にその残骸を発見。意識的に飛ばして読むと、おもしろい。 そのまま5巻、6巻と読み続けました。おもしろかった!やっと十分にハリポタを楽しめるようになった気がします。 ハードカバーは買わない主義の私ですが、6巻はハードカバーを購入。すぐに2つに切断。重いのがイヤでなので。 7巻も予約してしまうかも。 いつか1巻を再読してみたいなあ。一巻は薄いし。4巻や5巻に比べればね。 ○ヴァルデマール年代記、ヴァニエル君3部作(爆) 合計45万語(・・・・・・) 非常に特殊な本です(え?) 子ども向けの文章ではない、異世界ファンタジー、しかも長い。 少なくともYL9だと思われます。また内容的にも読む人を選びます。基本的に女性向け(!) 日本では翻訳もあまりでていないこの作家さん、マーセデス・ラッキー。アメリカではとても人気のようです。 安売りスーパーの一角に、その時売れている本だけを並べたところがあるのですが、ラッキーの新刊が そこに置いてありました。この棚の常連は、ノラ・ロバーツ、ジョン・グリシャム、キング、スパークスなど。 またはハリポタやエラゴンなど、そのときに数が売れている本だけが置かれているようです。 そこに置かれるような作家だったとは!知りませんでした。 女性作家の本が好きで、本格異世界ファンタジー、しかも長い本が大好きというアナタにしかお勧め できませんが、そういう人には超オススメ。読み始めると止まらない、きっと泣けます。 異世界ファンタジーといっても、キャラの魅力で引っ張っていき、主人公と一緒に泣いたり笑ったりしているうちに お話がどんどん進んでいくタイプのものです。細かいところがわからなくても大丈夫。 SSSの掲示板でれなさんが紹介してくださらなかったら、一生出会わなかったかもしれない本です。読んでよかった! 詳しいタイトルを知りたい方、いらっしゃいます?? 2年以上、本棚に飾っていた本でした。やっと読めて本当に嬉しい。 ○そして誰もいなくなった (5万語くらいかな) こういうタイトルのパソコンゲームがあって、それを買ったら本がついていて読んでしまいました。 おもしろかった! 予想よりずっと楽しめました。もともとクリスティーは大好きなのですが、今回他の本が たまたまとても長かったので、あっという間に読めた気がします。そして文章が簡単。 えええ〜〜〜!!私がクリスティーの文章を簡単だなどと表現するときがこようとは(号泣) クリスティーでも本によって違うのでしょうが、この本は10人もの人が死ぬわりには短いし、複雑な描写も なく、簡潔にぴしぴしと話が進みます。一文が短い。クリスティーの中でも読みやすいものなのでしょうが、 PBを読む人のなかでは、クリスティーは簡単だと言われているというのは聞いたことがありました。 そうなのかな? 他の本もいつか読んでみたいです。 ○The Boxcar Children 1巻 (1万5千語くらい) これはもっと早くに知りたかったなー。YL2でこんなに長く楽しい話があるなんて知りませんでした。ここで評判に なっていたのは見ていたのですが、手に取るまで私にとってのその価値がわかりませんでした。 この本を読んで自分についてわかったことがあります。これまで私は、一度レベル4以上が読めるようになって きたあと、なかなかレベルを落としたものが読めませんでした。基礎力の足りなさを自覚しているにもかかわ らず。かのパンケーキ探偵Nateのシリーズでさえ楽しめない。絵本にもあまり興味がもてない。 とくにアメリカ行きが決まってからは、会話にはレベル2までが必要といわれているし、どうしたものかと思って いました。それがあるとき手にしたこの本は、けっこう楽しい。なぜかと考えていて、わかったことは 「長いから」。そう、私は短い本を楽しむことができなかったのです(−−; レベル2でこれだけ長いものはあまりありませんね?その長さが私には心地よいようなのです。 そうだったのかーー! ということで、これからもこの本、何冊か買って常備したいと思います。 ○ローラのご先祖様シリーズ 実はまだ読み終わってはいないのですが。もともと大草原シリーズは大好きなのですが、わりと最近気づいた のが、ローラはたった100年前のひとだったということ。1867年生まれです。ちょっとびっくりしませんか? てっきり私は、200年位前のひとだと思っていました。たった100年前にあの生活かー。 ということで、興味が再燃し、徐々にローラのご先祖様の本を読んでいこうとしています。 アメリカにわたってきたのはなんと、ローラより100年前のひいおばあちゃん、スコットランドから。ということは、 ローラはすでに最初の移民から4代目なのですよ。すごーい!ローラのお母さんがよくあんな生活に耐えられた ものだと感心していたのですが、お母さん自身も子どものころから、ああいう生活だったのですね。 そして、ローラのひいおばあちゃんの最初の本はスコットランドが舞台。ずっと読んでいくと、いつかローラの 時代にたどり着くのだなーと思うと、楽しみです。ただまだ刊行途中で、全部の時代がつながってはいない ようですが。 あとこれと似たような本に「アメリカンガール シリーズ」というのがあります。まりあさんが紹介してらした 気がしますが。アメリカのいろんな時代の女の子を主人公にして、楽しく本を読みながらアメリカの昔を実感 できるというものです。本もたくさんでているし、テレビドラマや映画にもなっています。そして、それぞれの シリーズの女の子が、お人形になってる!本屋さんで売っているのですが、つい欲しくなってしまいます。いえ 本ではなくて、お人形が。 黒人奴隷だった女の子、インディアンの女の子、などももちろんシリーズの主人公になっています。 アメリカって本当に、歴史が浅く、そしてだだっぴろい。そしてこれだけの超大国になってしまって。 不思議な国ですよね。 そういえば、ニューヨークのど真ん中、5番街に、このアメリカンガールのお人形の専門店ができています。 ちょうど子どもが抱っこするのによい大きさで、髪や肌、眼の色がたくさんあって、「アナタとおなじ人形 があります」というのが売りです。1体1万円くらいで、そのお洋服も3千円以上という感じの、かなり 高級なおもちゃです。そしてお人形と同じデザインの子供服も売っている。写真スタジオもありました。 自分と同じお人形と同じ服を着て、写真を撮ろうということのようです。そしてとても賑わっています。 たまたま冬にニューヨークに行って偶然そのお店の前を通りかかりました。それで、買うつもりもないのに 中にはいって、6才の娘に、「もし買うとしたらどの子がいい?」ってききました。(ひどい親ですね) 内心、金髪に白い肌、青い眼のお人形を選ぶのかなーと思っていたら、黒い髪、黒い眼、褐色の肌の お人形を選びました。娘の肌は日焼けして、黄色というより褐色です。 どうしてその子がいいのかきいたら「自分と同じだから」って! すごくびっくりしました。お店の宣伝を聞いたことはないはずなのに。子どもってもともと、自分とおなじような お人形が欲しいものだったのでしょうか?自分がリカちゃんでしか遊んだ記憶がないので、よくわかりません。 私がお人形を選ぶとしたら、やっぱり金髪か、せいぜい茶色い髪のお人形だろうなあ。 なんだか、とりとめのない話になってきてしまいました。 4年間もこの掲示板にお世話になってきたのだなーと思うと、不思議な気分です。 そしてどんなに遠くに引っ越しても、こうしてまた書き込んだり、みなさんの投稿を読んだりできて。 最近はあまり、書き込みもしませんでしたが、いつも楽しませていただいています。 そしてきっと、来年には5周年、そして1000万語報告です。 あああーーー長かった!(あ、まだでした) なにはともあれ、ハッピーリーディング!
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