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729. 2周年&500万語報告!そして気になるTOEICの結果は?
お名前: ジアス
投稿日: 2004/2/26(02:32)
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みなさんこんばんは〜!ジアスです。
今日はめちゃめちゃ長いですけど、開けてしまったのが運のツキ、最後までごゆるりとどうぞ〜!
2002/02/25が私の多読開始記念日です♪
というわけでめでたく2周年を迎えたのですが、2/24に500万語通過であわせてのご報告です(^^)
12/21の450万語通過から65日。400万〜450万が80日だったので、久々に速い通過となりました。
掲示板は熱い1月〜2月でしたが、仕事が忙しくなってほとんどリアルタイムで反応する暇がありません
でした。その議論を後から遅れて眺めながら、私もペギーさんと似たような焦燥感をある程度持っていました
ので、いろいろ考えさせられました。
で、私が今思っていることは「すべてのmustを捨てよう」ということです。
mustというか、この掲示板で表現されている「コンダラ」に近いと思うのですが、「〜しなければ」
という重荷を捨ててみると楽になるのかな〜、ということです。
例えば、私はつい最近「実はリスニングが嫌いだった」というカミングアウトをして、シャドウイング
しなければいけないんだ、という重荷から解放された気がするのです。
確かに酒井先生の講演を聴くと、目から鱗が落ちて、「おお〜!やはりシャドウイングにはすごい効果が..」
と思うのですが、私にとって英語の音はまだ雑音の域を出ていないのです(^^;;
正直に白状するとOSSでも英語の朗読が始まると、それを聞いても何をいっているやらさっぱりわからず、
しまいには飲みながらチャットしてたので、これ幸いとトイレに立ったり(←をい!....)
家と会社の間を歩くと約30分で、その間シャドウイングする時間があるのですが、仕事でへとへとになると
帰り道にとても英語を聞く気にはなりません。それでも例えば日本語の音楽のCDなら聞いてストレス発散とばかり
歌いながら帰ることもあるので、まだ私にとっては、
「英語=集中力の必要な言語。意識してはじめて聞こえてくる言語」
「日本語=リラックスして聞ける、勝手に耳に入ってくる言語」
という差があることをを認めざるを得ません。これは家で読書している時も同じで、横で日本語のTVが鳴って
いたりすると本の内容にもよりますが集中力が半減します。日本語の本の場合はTVドラマの音声でも気にならずに
入り込めるので、英語だとまだ本の吸引力が弱い、つまり自分の精神力で読んでいるということですね(笑)
この解決策は実はわかっているのです(^^;;
SSSのサイトを紹介しているジャパンタイムスの記者、伊藤サムさんの「やさしくたくさん」が昨年末に単行本に
なったようですが(立ち読みした(^^;;)、その中に多読とあわせて「CDかけっぱなし」を薦められているのです。
理屈は簡単で、多読と同様に耳から入れる英語も増やせ、ということなんですけど、私個人的には音声のスイッチを
押すのは本を開くより何倍も苦痛度が高いのです。(わかってくれる人いるかな〜?この思い。)
でも、こんな私でも音のみの教材は嫌いですが映像が付いている映画ならば見よう、と思わせてくれたのでやはり
多読の功績は大きいです。(先日のオフ会で聞かれた(^^;;ので念のため言っておくと、私は元々映画好きだったわけでは
ありません。多読を始めて映画の原作のGRをたくさん読んで、映画にはまりはじめたという状態です。つまり多読を
始めなければ毎週映画を見ることもなかっただろう、ということで、SSSの多読は私の趣味を2つも増やしてくれた、
ということに非常に感謝しています)
まあ、シャドウイングが気に入らなければただ映画を見続けるだけかも知れません。でもそれじゃあSpeakingもWritingも
伸びないって? まあ確かにそうなんですけど......
あと、自分の日本語の読書の癖を知るのも有効だと思います。
最近は職場の休憩時間は日本語読書、家と外出先では英語読書と使い分けているので、日本語の本も並行して
読んでいると、日本語の読み方の癖は英語の読み方にそのまま反映していることに改めて気づきました。
例えば一時気にしていた返り読み。
でも、私は日本語でもある程度進んでわからなくなると1段落とか、前のページとか平気で戻っていました。
というわけで、英語のGRや小説でそれをやっても全然不思議ではないと。
それから読速。私は日本語でも仕事の校正文書や小説はじっくり、新聞・雑誌・WebサイトやE-Mailは高速斜め読み、
というように無意識に頭の中で読み方のスイッチが切り替わっているみたいです。
が、英語はまだ後者が高速読みできるほどではありません。しかし、例えば小説(児童書含む)やGRで読速を求め
てはいけないことに気づきました。日本語の小説でも私は気に入ったものは1ヶ月ぐらい抱え込んでじっくり読むことが
珍しくありません。本当に好きな本は「速く読むともったいない」という気すら起きて、少し読んではいったん停めて、
次の日まで想像力でいろいろ楽しんで、また次に行く、ということすらやっています。
だから、あえて小説は速く読まなくても楽しめる術をすでに自分の中で持ってしまっている、というのが英語の読速を
上げない原因のような気がします。言葉を変えると、きっと私は30%の理解度では満足しないのでしょう。自分の中で
想像力で遊ぶには最低50%ぐらいの理解度を無意識に要求していて、(ちなみに私は映像が脳内に展開しないと我慢できない)
その理解度に達さなければ、読速を落としてでも返り読みをしてでも理解度を上げる、という読み方をしているみたいです。
で、ここまで少しづつ読む本のレベルを上げているから、この状態が繰り返されていて、この状態を振り返ると英語の
読速が上がっていないように見えるのかなと。
さらに読む本のジャンル。
実はGR卒業したらどうしよう、と秘かに思っていたのです。PBを読むというのは実は私の目標ではなかったのです。
私の元々の目標は英語のビジネス書やWebサイトを憶せず読めるようになることでした。
が、今でも新聞やビジネス書は語彙不足で敷居が高いし、かといって児童書からビジネス書にいきなり届くのか?という
疑問はありました。(そもそも児童書に夢中になり、DahlやSacharを完読し、Captain Underpantsに心酔する状態は多読開始
前には全く予期せぬ副産物です(爆))
今でも正直言うとあまりPBに食指が動きませんが、その疑問は払拭されました。
1つはGRの5〜6の読み応えに開眼したことです。映画の原作や古典にリライトとはいえ、原書よりも気軽に内容に触れられる
ので、次々に読破しようという楽しみが増えたことです。
もう1つは元々の自分の読書傾向を再度自覚したことです。
私の日本語の読書傾向はノンフィクションや経済系、気軽に笑えるもの、単純に泣けるもの、サスペンス系なら血しぶきが飛ぶ
ものでなく、詐欺師系(映画ならStingやCatch Me If You Canのような騙し騙されの話は大好き)という傾向です。
そういう意味では掲示板で評判の高いキングやトーマス・ハリスも「自分の好みではない」と割り切って、気にしなければ
いいんだ、とあっさり思うと楽になりました(^^)
そういう意味で、PB系では私の今の興味の対象はジョン・グリシャム、ジェフリー・アーチャー(これも学生の頃よく読んだ。
「ケインとアベル」がぜひ読みたい一冊)、そして殺人は出るけどやっぱりアガサ・クリスティという線が目標です(^^)
それ以外に、ノンフィクション系も探してみると面白そうな洋書ってあるんだ、ということに最近気づきました。
そのうちピューリツァー賞受賞作の原書に挑戦したいと思っていますけど、読めるかどうかはともかく、少しづつ買い始めている
ので、そのうちここの書評に登場するかもね♪
さて、こんな私が1年振りに受けたTOEICの結果は、780(L400/R380)でした。
過去の最高スコアが2002年9月の720(L340/R380・125万語時点)、前回(2003年1月)が690(L335/R355・225万語時点)
だったので、とりあえずアップしたことに満足しています(本当は秘かに800点狙ってたので、少し悔しい(爆))
それも、Listeningが大きくアップしたのが不思議。ただ、確かに前回より聞こえ方は違いました。
(自分の満足する「わかる」レベルではなかったのですが)
逆にReadingがあまり変わっていないのが、多読しかしてないのに何で?という気もします(^^;; たぶんここで文法問題対策を
すればもっと上がるのでしょう(爆)
でも、ドーピングなしで好き勝手に英語に触れているだけでもこれだけ上がった、という事実報告です。
ついでに言っておくと、多読前は425でした(証明書が残っていないのでL/Rの内訳は不明)。
多読500万語と映画111本だけで2年かかって425→780に上げたと言っても過言ではないでしょう。
これが他の人にも普遍性のある法則かどうかはわかりません。単なる1社会人の実例ということで(^^;;
うだうだ長い話はこれぐらいにして、恒例の読書リストいきます!
450万語〜500万語です。
●The Deadly Dangeon(Ron Roy)/★★★★
A To Z のDの巻。今までで一番面白いかも。ただしAの巻は必ずこれより先に読む方がいいでしょう。
●Pirates(Magic Tree House Reserch Guide)/★★★★
●Treasure Island(PGL2)/★★★★(レビュー済み)
海賊の背景を知ると「宝島」も楽しいですね!
●Sleepovers(Jacqueline Wilson)/★★★★(レビュー済み)
Chloeって、ほんとやな奴だね〜(笑)。
●The Cat Mummy(Jacqueline Wilson)/★★★★★(レビュー済み)
死について真っ正面から取り組んだ児童書。すばらしい。
アトムさん、ありがとぉ〜×2!
●Wayside School is Falling Down(再読)
前よりオチがよくわかったぞ〜(^^)/
●Captain Corelli's Mandolin(PGL4)/★★★★★(レビュー済み)
ギリシャの美しい風景と、戦いにまみれたヨーロッパの歴史が、まるで
縦糸と横糸のように私の中で交差しました。思ったより長く壮大なドラマです。
●Knigts and Castles(Magic Tree House Reserch Guide)/★★★★★
"The Deadly Dangeon"の前に読むとより一層楽しめたはず。
飛び道具が武器として登場してから高い城壁や堀が意味をなさなくなったのは、
洋の東西を問わず同じなんですね。
●Muttan's Ocean(寺田 志桜里)/★★★★★(書評済み)
洋書ではありませんが、ふるさとの有明海を守りたい、という子供の気持ちに打たれた
1冊。英訳がついています。1度予算をつけたら環境の変化も省みず何が何でも執行する
役所ってはっきり言って馬鹿ですね。
●Mother Goose(Brian Wildsmith)
タドキスト大会で衝動買いした1冊。数週間は付属のCDにはまってましたが、もう飽き
ちゃった(爆)
●Saving Private Ryan(PGL6)/★★★★★(レビュー済み)
どこから弾が飛んでくるかわからない地上戦の描写がそれなりに読めたのは、少し力が
ついたのかと勝手に喜んでいます。
●Little Women(OxL4)/★★★★(レビュー済み)
この挿絵はカンベンしてくれ.....
●Airport(PGL5)/★★★★★(レビュー済み)
こんな本を読むと本当に出張時に吹雪にあって千歳で飛行機が欠航してしまった(TT)
それはともかく、大きな事件も小さなミスや不幸の積み重ねだ、という教訓としても読める
非常に面白いサスペンスです。
●There's Treasure Everywhere(Bill Watterson)/★★★★(書評済み)
Calvin and Hobbesというコミックの1冊。Peanutsの雰囲気に近いと思います。
登場するネタもけっこうPeanutsに近かった気がするのですが....
●The Giving Tree(Shel Silverstein)
●The Missing Piece(Shel Silverstein)
●The Missing Piece Meets the Big O(Shel Silverstein)
多読開始以前からなぜか本棚にあった3冊。急に「語数に入れてやろう」と思って久々に読んだ
のですが、特に"The Giving Tree"、やっぱり深い.....
●Master of the Game(Sidney Sheldon)/★★★★(レビュー済み)
「いまさらシェルダンかよ〜!」という声は却下です(笑)。私にとって、学生時代に友人から
軽い気持ちで借りた邦訳に徹夜させられましたので、シェルダンといえばこれが目標でした。
19万語余りを足かけ17日間、これでシェルダン卒業試験に受かった気分です(笑)
●Hooray for Snail/★★★
このカタツムリのどこにあんなパワーが......?
●Twisters and Other Terrible Storms(Magic Tree House Reserch Guide)/★★★★★(レビュー済み)
最初に天気はなぜ変わるか、というところから易しく説明してくれるのでオススメ。
●Benetton(PGL5)/★★★★★(レビュー済み)
ファッション、広告、F1と、興味のある人には3倍楽しめる本です。
●Day by Day Kid's Bible/評価外(笑)
1月は順調に日課として読んでいましたが、2月に入って仕事でペースが崩れ、必死で追いかけています。
しかし神様ってむちゃくちゃしますね〜。God と Enemy がはっきり描き分けられているところに、今の
イスラエルとアラブの血で血を洗う対立につながるものを見る思いがします.....
Godが偶像崇拝を血眼になって嫌うのも、唯一の神を信じるものこそが選ばれた民、というメッセージが強く
感じられ、やおろずの神を古来受け入れてきた日本人の感覚と違うのかな〜なんてことをぼんやり考えたり。
まだまだ1年分あるので、じっくり読もうと思います。
●Baby(Patricia MacLachlan)/★★★★
結末は読めるお話ですが(^^;; 子供が言葉を獲得していく過程が非常に興味深かったです。
少しずつ覚えた言葉を間違いながらでも発していくのって、聞いていても微笑ましいですものね。
大人の言語学習は周りがそういう目で見てはくれませんが(爆)、その程度だ、と自覚すれば逆に見えて
くるものがあります。
【おまけ・この間に見た映画18本】
Sister Act 2:Back in a Habit(天使にラブソングを2)/★★★
Erin Brockovich(エリン・ブロコビッチ)/★★★★
Captain Corelli's Mandolin(コレリ大尉のマンドリン)/★★★
The Ten Commandments(十戒)/★★★
Airport(大空港)/★★★
Austin Powers in Goldmember(オースティン・パワーズ・ゴールドメンバー)/★★★
Saving Private Ryan(プライベート・ライアン)/★★★
Little Women(若草物語)/★★★★
All The Presidents' Men(大統領の陰謀)/★★★★
Shakespeare In Love(恋におちたシェイクスピア)/★★★★
The Natural(ナチュラル)/★★★
Midnight Cowboy(真夜中のカーボーイ)/★★★
Driving Miss Daisy(ドライビングMissデイジー)/★★★★
Modern Times(モダン・タイムス)/★★★★
Morocco(モロッコ)/★★★
Bull Durham(さよならゲーム)/★★★★
Theremin(テルミン)/★★
The Champ(チャンプ)/★★★★★
というわけで相変わらずジャンルも時代もバラバラの節操のないリストです(笑)
5つ星は「チャンプ」だけでした。これは子供の可愛さと男親の立場からは号泣。
フェイ・ダナウェイはちょっと勝手じゃありませんか?(苦笑)
そこそこ面白い、印象に残った作品は多かったのですが、「うぉー」と唸らせる決め手には欠けましたね。
「十戒」を見たので聖書の出エジプト記の部分がわかりやすかったのは確かです。
ロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマン、ジョン・ボイトという一昔前の(失礼?)俳優さん
たちの存在感に実は魅せられている部分はあります。あ、でも「エリン・ブロンコビッチ」のジュリア・
ロバーツもけっこう好きですし、「コレリ大尉」のペネロペ・クルスや「恋に落ちたシェイクスピア」の
グゥイネス・パルトローの男装も色気があってよかった〜。(←と実は綺麗な女性に甘いことを白状(自爆))
というわけで、何がなんだかわかんなくなってきましたが、
とりあえず3年目はもう風の吹くまま気の向くまま、好きなようにやろうと思っています(笑)
では、みなさん、Happy Reading!
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