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お名前: 杏樹
投稿日: 2005/11/23(11:15)
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みゅうさん、こんにちは。
1000万語通過、おめでとうございます。
タドキスト大会で「二都物語」を読んだことを聞いてお話したかったのですが、声をかけることができないまま終わってしまって残念に思っていました。
私はディケンズは日本語でいくつか読んで、GRでも何冊か読みましたが、もともと原書を目標にして実際に読んだというのはすばらしいですね。ディケンズは人物関係が複雑ですが、次々と意外な事実や意外なつながりが明らかになる展開で面白いですね。「二都物語」などはネタばれすると絶対マズイので内容については詳しく書けませんけど。
私はまだまだみゅうさんが読んでいるような本は読めませんし、ディケンズのような古典はほとんど「原書で読む」ことが考えられませんでした。でもみゅうさんの報告を読むといつか私も読めるかな、という気持ちになってきました。
〉Sons(Buck)(173120)
〉ノーベル賞作家パール・S・バックの「大地」の第2部「息子たち」。第1部"The Good Earth(大地)"の主人公Wang Langの息子たちの物語が、軍閥の頭領となる3男のWang the Tigerを主人公にして語られます。これも上述の通りみゅうは戦闘や争いのシーンを読むのが苦手なので、第1部の"The Good Earth"よりも難易度は上に感じられました。「大地」は第3部まで続く大長編ですが、第1部と同じく長さを感じさせないおもしろさ。第3部を読むのが本当に楽しみです。
これも日本語で3部全部読みました。こちらは原書でも割合読みやすいらしい、というふうに聞いていますので、いつか読みたいと思っています。確かに長さを感じさせない面白さがあると思います。日本語では「王虎」でしたが、原語では「Wang the Tiger」なんですね。ただこのお話の不思議なところは、年代がまったく書かれておらず、地名もあいまいで実際の歴史と重ならないところです。パール・バックのほかの本も読んでみたいと思っています。
〉A Tale of Two Cities(Dickens)(150134)
〉イギリスの文豪ディケンズによる「二都物語」の原書。パリとロンドンに分かれて暮らす主要人物たちはなにやら因縁浅からぬ関係で結ばれているであろうということは読んでいてわかるのですが、その因縁というのが何なのかというのが明らかになる終盤を、邦訳で子供のころしみじみおそろしく思いながら読んだことを思い出しました。こういうことがある、どこから何が出てくるかわからないから、裏表のある態度をとっったりしてはならないのだ、と子供心に思ったのですが、大人になり原書で同じ場面を読み直した今もあらためてこわいと思います。このあたりの書き方が著者は本当にうまいです。今のみゅうにはやっぱり難しい本だったようで、ぜんぜん理解できていない箇所も多々ありました。ただ話の筋はきちんと終えているし登場人物たちもおさえられたので、まずは及第点というところでしょうか。再読してもっと理解できるといいなぁと思います。
バスティーユで見つかった「あれ」のことでしょうか。自分のしたことがあんな形で跳ね返ってくるのはおそろしいですね〜。しかも悪いのは自分じゃないのに。
私は古典で一番読みたいと思っているのは「嵐が丘」です。もともと日本語でも読んでいるのですが、OBWで読んだとき、ムーアの荒々しい空気や古いお屋敷の情景がひしひしと迫ってきて、これは原書で読みたいと思いました。でも古典は言葉も古くて難しいんじゃないか、多読だけで読めるのだろうかと思っていましたが、みゅうさんがディケンズを読んだという報告に励まされました。私は多読前は英語には縁がなく、もともとの英語力もずっと低いですが、いつか読みたいという気持ちをもって多読を進めていきたいと思います。
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