レス&おまけの結論

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6944. レス&おまけの結論

お名前: 杏樹
投稿日: 2005/11/5(01:04)

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カイさん、こんにちは。

〉〉〉英語難民だった私にとって、「やさしい」教材にはまだ出会ったことがありません...
〉〉英語の先生が考える「やさしい」ってレベルが高いんですよねー。
〉〉英語の先生のはずなのに、レベル0を設定した酒井先生は偉大です。

〉そうですよね!!!そう、できる人の「やさしい」って
〉出来ない私にとっては「めちゃくちゃ難しい!!!」って感じでした。
〉だから、ハナから諦めるあたりが、私の私たる所以でしょうか。(自慢にならん)
〉酒井先生はすごいです。

学校の勉強ってそういうのが多かったような気がします。
私は体育苦手でスポーツ大嫌いで、先生が簡単にして見せることが全くできず、先生にとっては「これぐらいできて当たり前」だからってなまけてる、みたいに思われて。

〉〉すごーい!
〉〉LRとかしましたか?

〉LR、やったことないんです。
〉シャドウイングも、もちろんしてない...
〉やっぱりお世辞か?

していない!!それはすごいですね。

〉〉「会話ができない」たかぽんのあとにカイさんの証言…。
〉〉これについてはいろいろ考えてみましたので後ほどじっくりと。

〉おおっと、再びたーかぽんの天敵になってしまった(爆)

あらら「再び」…相性が悪いんでしょうか?でもきっとたかぽんは気を悪くはされないと思いますよ。(と、勝手に決め付ける)

〉〉まず多読で会話ができるようになる可能性として、「それまでよほど英語ができなかった」という場合が考えられます。
〉〉私の場合ですと、まず多読前は英語の文章が読めませんでした。前置詞でひっかかり、関係代名詞でひっくり返し、パズルのように英文をぐちゃぐちゃにして和訳を試みて、結局ちんぷんかんぷん…。

〉はい、はい、はーい! 私でーす!
〉文章は読む気がありませんでしたが、(読めるなんて思わなかったので・爆)
〉例えば道を聞かれても「Go」も「Straight」も口から出てこなくて固まってました。
〉ちなみに、「Left」も「Right」も口から出てこない。
〉「ふつーこれぐらいは出てこない?」と言われたところで、出てこないんだもん!しょうがないじゃん!
〉(なので私に道を聞いた人はもれなく、日本語と身振り手振り、
〉 その辺りを歩いている知らない人を巻き込んでの道探索に巻き込まれることになります。)

カイさん、「英語できない」大自慢大会ですね。ええわぁ〜。

〉〉しかし多読をしたら「英語のまま」「語順のまま」英語が読めるようになりました。
〉〉そうしたら、英語の文章も「語順のまま」「英語のまま」考えられるようになります。
〉〉また、多読をしたら「大量インプット」効果で英語の蓄積ができるだけでなく、言葉の「感じ」がつかめるようになります。それで会話をしながら適切な言葉を頭のサンプルからすばやく取り出せるようになった。カイさんが英語が話せるようになったのにはこういった理由が考えられます。文法的に正しいかどうかはともかく、「言葉」が出てくるようになったということです。

〉そうそう、まさにそんな感じです。さすが杏樹さん!!!

おお、当たってましたか。よかったー。自分中心に考えたので…。

〉ちょっと前(半年ぐらい前?)までは、
〉まず日本語が出てきて、英語に訳さなきゃいけなかったのが
〉今は英語のサンプルが最初に出てくることが多くなったんです。(まだまだ日本語も出てきますが)
〉英語が最初に出てくると、嬉しくて、嬉しくて。

ここ、大きなポイントですよ。少しでも英語が出てきたら嬉しい!っていうのが。嬉しくて、楽しくて、それでますます英語が出てくる、という好循環にはまったものと思われます。自分で歩けるのがうれしいんですよね。

〉〉さて「できない」場合はといいますと、
〉〉・多読前にある程度会話ができていた
〉〉・「英会話」に求めるレベルが高い
〉〉ことが考えられます。

〉ふむふむ。
〉要求するレベルは人それぞれですよねぇ。
〉私は立っただけで「歩いた」って喜ぶ人間だからなぁ。

私も「歩いた」レベルで喜んでるクチです。

〉〉ですから英会話の上達には、英語の勉強だけではなく「話す」ことそのものの訓練も必要と言うことです。コミュニケーション能力を磨くとでも言いましょうか。

〉英会話サロンで、きれいになめらかにしゃべる方がいたんですよ。
〉でも「私は全然しゃべれない」とご本人が言うんですね。
〉どうも職場の周りの方々がものすごくしゃべれようで、その方々と比較して「しゃべれない」と感じてしまった。
〉で、自分は英語が出来ない。だから、しゃべりたくない。
〉(もしも職場の方と同じくらいしゃべれたら、しゃべりたい。みたいな)

これは本人にはつらいのかもしれません。職場でコンプレックス植えつけられてるようなものですね。せめて、やさしい文章でも言いたい事は伝わる、というふうに思えればいいのですが。いえ、ひょっとして、「英語の先生」の例みたいに、自分で「やさしい」と思ってるレベルがものすごく高度になってしまっているのかもしれません。

〉でももしも伝えたいこと、相手から聞いてみたいことがあれば、
〉間違える恐怖や恥ずかしさよりも先に、会話をしたい!という欲求が高まりますよね。
〉「目の前にいる相手にどれだけ興味があるか」というか...
〉これがコミュニケーション能力???
〉話したい。と心から思うことがあれば、おのずと口がひらくような気がします。

カイさんはかなりコミュニケーション能力があるみたいですね。「伝えたい」よりも「恥ずかしさ」が先に立つ人は多いと思います。だからこそ日本人は英会話が苦手、と言われるのでしょう。カイさんのように嬉しい、楽しい、と思えれば、「恥ずかしい」を越えることができるのでしょうけれど。

〉うーーーん、でも『出来る』『出来ない』の感じ方はまたちょっと違うのかなぁ?

人によってかなり違うと思います。英語歴もレベルもみんな違いますし、目標も違いますから。その違いに気がつかないで「話せる」「話せない」と言い合ってみてもすれ違うだけです。

とりあえず「会話」の場合は
・英語力
・コミュニケーション能力
の両方が必要だと思います。
それで、「英語力」の方は多読でまかなうことができます。しかし「コミュニケーション能力」の方は多読だけでは身につきません。
少々乱暴な結論ですが、多読で話せるようにはならないという人は、「コミュニケーション能力」をのばすことができないことを指しているか、もしくは要求レベルが高くて、自分が多読で身につけてきた以上の英語を求めているか、ではないかと思います。
「文法が間違っていようと、発音が間違っていようと、とにかくしゃべってみる!」と思っているか、「できるだけ正しい言葉で話す訓練をする必要がある」と思うのでは、「できる」という判定に差が出るのは仕方のないことでしょう。

付け加えておきますが、仕事などで「正確で高度な英語」を求められている場合など、「間違ってもいいからとにかくしゃべる!」では通用しないこともあります。そういった場合はその仕事向けの英語を学ぶ必要はあると思います。


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