[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(08:19)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2005/11/2(00:52)
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みなさま、こんにちは。
11月2日で多読3周年になりました。
この時期は3周年を迎えた方が多いようで、勝手に同期と思っております。
それで語数報告とは違って、来し方などを振り返ってみようかと。
まず現在語数
英語…564万語
中国語…201万字
フランス語…15万7千語
・最初〜100万語
多読はまず多読セットで始めました。2002年11月2日、セット1−Aを購入してPGR0を読んだのが始まり。「英語の本が読めた!」と思ってうれしくなって、そのままセットをだーーっと読みました。セット1−Cでお勉強では見たことない子どもの英語の世界に「?!」となりながらも面白がり、順番にセット購入。当時はORTもなく、まだ児童書・絵本のセットがとても少なかった。
そのうち書評を見てアマゾンで児童書を購入することを覚える。
2003年4月19日、酒井先生がイギリスへ旅立った隙に100万語通過してしまい、お祝いをもらい損ねる。通過本は「Number the Stars」
・100万語〜200万語
その後ブッククラブに入り、SIRやICR、マクミランのGRをせっせと読み(私の100万語まではMGRのセットがなかった)、「100万語通過したら易しい本を読みたくなる」ジンクスにすっぽり。レベル3をうだうだ…。投げてばかりで「読めな〜い!」と騒いだら、いろいろ本を貸してくれたり紹介してくれる人がいて助かりました。酒井先生には「好みのきつい人」の烙印を押されてしまいました。
200万語通過は9月、OBW5の「I,Robot」
・200万語〜300万語
OBW5を読んだといってもレベル4〜5はまだまだ難しい。しかしチョコレート工場はじめダールやルイス・サッカー、ジャクリーン・ウィルソンなど定番の児童書とGRを混ぜながらどんどん読む。多読前に辞書を引きながら無理やり読んでよくわからなかった「あしながおじさん」もリベンジ。そうするうち「Holes」を読もう!と思い立ち、サッカーの本を順番に読んでいく計画を立てる。
そして12月、計画通り「Holes」で300万語を達成。一番勢いがあったころですねー。
・300万語〜400万語
セット5まで買い揃えて、相変わらず児童書をGRを混ぜながら…読んでいたはずが、GRの5セットが難しいのでどんどん児童書・絵本の比率が大きくなる。レベルはなんとか4の本も読んだりするものの「万年レベル3」みたいな気がして不安になる。
2004年4月に上海へ行き、中国語多読用の本をまとめ買い。これで一気に中国語の多読が進む…と、思っていたら!!!
多読の最終目標だった「指輪物語」に手を出してしまう。
7月、「指輪物語」を読み終え、423万語達成。
通過本はなぜかいつもキリン…。しかもこれは究極のキリンでした。
・400万語〜500万語
中国語の多読を進め、10月に100万字達成。
英語は世界史クラブを始め、世界史関連の本を発掘し始める。一般的にタドキストが読んでいる本を読む比率が減っていく。書評にない本が多いため自分のレベルもよーわからん、になってくる。でもダレン・シャンの4〜6巻は難しすぎてそれ以上読めず。不幸本もちびちび読むが難しい。飛ばしながらなんとか読み進む。でも「お姫様とゴブリン」も投げた、サトクリフのアーサー王シリーズはまったく歯が立たなかった…。
2005年1月、ダールの「BOY」で500万語通過。同時にTOEICも受けてみた。多読前よりLRとも点数アップ。
・500万語〜
世界史クラブと中国語中心の多読を続ける。不幸本も既刊分は読んでしまう。ところが、5月に突発的にフランス語を読み始める。以前から絵本をチラチラ読むだけで1万語もいってなかったのに、「プチ・ニコラ」シリーズをわからないのに読み続けて15万語いってしまう。
その後また中国語中心に戻る。
9月に中国語200万字通過。
英語は自分のレベルがやはりよくわからない状態。世界史クラブで発掘した本にレベルをつける必要上、もう少しレベル判定の基準を持っていたいと思い、最近はGR強化中。GRでレベルの一番上まで行ったらPBにも近づけるんじゃないかと言う魂胆も…。でも550万語も読んだらPBに手を出したってよさそうな気もするんですが。でも一応GRは全レベル読んでおこうと思います。私、GRけっこう好きだし…。名作のリライトもおもしろいし。CERのオリジナルもおもしろいし。
世界史クラブとGRが落ち着いたら、積んであるファンタジーやPBなどに手を出したいと願っています。時々他の人へのレスで「私もこんな本が読めるようなりたい」などと書くことがありますが、読んでみたら読めるかも知れないし、ただ、今は手が回らないから、読めるのかどうか自分でもさっぱりわかりません。
さて…。
多読のいいところは何と言っても「勉強しない」こと。
私には英語を勉強する根性がない!
これは私の中国語の勉強と比べると良くわかります。
私はもともと語学マニアですから、英語が嫌いなわけではありません。でも語学の勉強は大変です。単語や文法を覚えるのが大変、覚えてもキープするのはもっと大変。続けないとすぐ忘れる。それでも中国語は好きだから一生懸命勉強しました。他の言葉に関してはかじってばかりでちっともモノになりません。
さて、世間ではまず外国語と言えば英語です。英語が好きかどうかにかかわらず必要とされる場合もありますし、必要がなくても「英語ができる」というとなんとなくカッコいい気がしたり、すごいなーと思ったり。それで「英語ができる」ことを夢見ていろいろな教材を試してみても、そう簡単には身につきません。
結局従来の難行苦行のような語学の勉強ができるのは、よほどせっぱつまって必要性にせまられるか、英語がすごく好き!という人です。
世間にはいい教材があります。でもそれをやり抜く根性があるのは一部の人です。そして「やさしい」を標榜した教材も、英語難民にとっては難しい。
ですから英語がそれほど好きと言うわけでもない、勉強をする根性もない、それがこんなに英語の本を読むようになったなんて、それだけでもすごいです。
確かに高度な英語運用能力やTOEIC点数アップを目指す人には多読だけでは足りないかもしれません。でも多読をすれば「大量インプット」ができるので、その上で必要なことに関する勉強すれば役に立つはずです。多読をしているうちに単語が辞書の意味ではなく「感じ」がつかめるのは多くの人が経験しています。そういった感覚を身につけてから聞いたり書いたり話したり、の練習をすると役に立つはずです。
中国語多読でもわかるように、一生懸命勉強する根性があっても多読は役に立ちます。やさしい本をたくさん読んで「大量インプット」すると蓄積ができて力になるからです。いやもう、辞書を引き引き読んでいた中国語の本がこんなにあっさり辞書なしで快適に読めるようになるとは。でも検定試験で準1級は取りたいし、HSKも受けたいので、そのうち試験用の勉強もする予定です。
ですから英語を勉強する必要のある人、何か目的がある人、英語が好きでもっと勉強したい人は多読をした上で、自分なりに勉強していけばいいでしょう。単に英語コンプレックスが解消されただけで満足する人もいるでしょうし、本を読むだけでいい人もいるでしょうし、本の内容よりも「カフェで洋書」を読むとカッコいいから、という人もいるでしょう。それこそ多読は「好きなことを好きなように」するのが一番大切なんですから、自分で何が一番いいか、自分で探せばいいでしょう。多読は自分で自分が快適な英語との付き合い方を探す力になるはずです。
また、副作用として「好きなことを好きなようにやる」というのが、他のことでも全部こういう基準で行動するようになってしまいました。「楽しかったらそれでえーやん」という状態。でも「好き」「楽しい」というのは何をするにも大きな原動力になります。ですからこのまま「楽しかったらそれでえーやん」を基準に行動していきたいと思います。
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