Junie B. に手を引っ張られての、300万語通過。

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653. Junie B. に手を引っ張られての、300万語通過。

お名前: ぽんきち
投稿日: 2004/2/20(04:43)

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こんにちは、ぽんきち@ボストン近郊在住です。

2月11日に、300万語通過しましたので、ご報告します。
えーと、45ミチルです。

今回も色々なものに助けらました。
dumbo さんにお借りしたGRは、また、いいペースを作って
くれました。dumboさん、ありがとうございます!

そして、今回もう一つペース作りに役立ってくれたのが、
"Junie B. Jones" シリーズです。Junie B. に、まじで感謝!

もちろん、掲示板の皆様からもいっぱい刺激を頂いていますし、
ご紹介頂く本・書評の本にもすごく助けられています。
まとめて、ありがとうございます。

以降、毎度ながら長くなりました。
どうぞ御気楽に、読み飛ばしてください。

■経過
100万語:67日間:102冊
200万語:66日間: 87冊
300万語:70日間:117冊

通過を意識すると興奮しちゃうので、たまにしか総計を
とらないのですが、ペースはほとんど変わらないようです。

■レベル毎の冊数
=============================
レベル0   9冊
レベル1  21冊
レベル2  43冊
レベル3  22冊
レベル4   1冊
レベル5   8冊
レベル6   2冊
レベル7   1冊
レベル8   0冊
レベル9   9冊
   計 109 + 8(MANGA)
=============================

今回で、レベルを意識して読むのをやめようと思ってます。
後は自然に任せようかと。下のレベルが少ないんじゃないかと
気になっていたのですが、この100万語で、自分としては
下を厚く読めたので、もういいかと。絵本などで読みたい本が
つながって増えていってるので、ほっといても大丈夫そうな
気もしていますし。

■印象に残っている本の感想など。

<GR>
SSS Beginner Set B

☆"The Monkey's Paw" OBW1  室井滋さんを思い出しました。
☆"Scarlet Letter" PGR2 ご当地ものなので、読めてよかったです。
 最近、NewEngland人気質について現地人から解説されたんですが、
 やはり移民初期の宗教的厳格さを今も引きずっているそうで、
 そういった話題と本の話がつながっていくのも楽しい。
☆"Secret Garden" PGR2 小さいころから大好きな話。
 そろそろ、児童書の原作にも挑戦したいです。

<児童書>

☆"Junie B. Jones" #1〜17 : L3
もう、最高なのです。元気で勢いがあって、時にしんみりできるかと思えば
裏切られてまた大騒ぎ。でも最高なのです。Junie B. も、先生も、家族も。
喧しいシリーズなので、好き嫌いは分かれそうですが。
#1を読んだ時は全然ピンと来なくて、騒がしい女の子だなあ、くらいでした。
その一ヵ月後、図書館で30分くらい時間を潰したくて、#2をぱらぱらっとみて、
はまりました。全く期待しなかったのがよかったのかな。

正直これまで、どんなに評判の高い本でも、好きな作家でも、手にとって
読み始めるまでは「ちょっと億劫」だったんですが、このシリーズはその
億劫さが皆無で、Junie B. 達に会えるのが楽しみで楽しみで自分でも驚きでした。
(今まで「億劫」な気持ちを抑え込んでた自分に驚きだったかも)

☆"Owl at Home" Arnold Lobel : L1
ぐっときました。「自分は長い物語じゃないと引き込まれない」と思っていたの
ですが、涙のお茶の話で綴られる幾つかの短いイメージに、本当にやられました。
立ち読みしてたんですが、どこにいるのか、本を読んでいることすら、
ぽかーんと足元から抜けてしまいました。
同じ作者さんの"Frog and Toad" も大好きなのですが、この本は特別になりました。
その後、Arnold Lobel さんの本を幾つか読みましたが、どれもいいです。
絵本の "The Turnaround Wind" が、気が効いててとても楽しいです。

☆Dr.Seuss さんのあれこれ。 : L0〜2
特にお奨めはこの辺り。
・"There's a Wacket in my Pocket"
 :音と創作動物が、なんとも楽しい。表題の"Wachet"みたいな勝手に
  名前をつけた動物が変な姿かたちでどんどん出てきます。
・"Great Day for UP"
 :絵は、Dahl でおなじみの、Quentin Blake さん。この人の絵が単に
  好きなだけかもと思いつつ。とにかく、勢いがあって楽しい。
・"Fox in Socks"
 :早口言葉で音がとにかく楽しい。意味を取ろうとするとすっごく大変。
  FoxがMr. Knoxに早口言葉で嫌がらせ。
Dr.Seuss さんにはまって、20冊くらい読みましたが、気に入った本を数冊、
何度も何度も繰り返し楽しむ方がよさそうです。

☆"The Stinky Cheese Man and the Other Fairlystupid Tails" : L3
んもう最高です。まず、絵がたまらなく好き。色んな仕掛けがあって、
とにかく楽しめます。内容はお伽噺のパロディで、、毒があって。。。
一話読むごとに、旦那に話とオチを聞かせてしまいました。
"The 20th century children's book treasury" に表題の
"The Stinky Cheese Man" が入っています。

文章が Jon SciesZka さん、絵が Lane Smith さんの組み合わせの
本を何冊か読みましたが、どれも凝ってて面白いです。

☆William Steig さん
すけさやママさんに、教えて頂きました。ありがとうございます。
絵も文章も、滋味があるようで、もっと読んでいきたいです。
作者さんは昨年末に亡くなられたそうで、残念。
・"Shrek!" : L3
 :映画の原作だそうです。映画の Shrek みたいな人間的な部分は
  なくて、本当に非人間的で、かえって清々しいくらいでした。
  映画は、第2作が今年公開予定。う〜楽しみっす。
・"The Real Thief" : L5
 :淡々と語られるのですが、なんというか、しみこんでくるような
  お話です。

☆"The Sky Is Falling" Sidney Sheldon : L6
面白かったです。(んなうまい話ないよ!といっぱい突っ込めるし。)
LRしましたが、臨場感もあっていいんですが、ちょっと間が多くて
イライラする部分もあったし、これは自分のペースでちゃっちゃと
読んだ方がよかったな。「初めての大人向け」の感慨もないくらい
楽に読めました。こんなに平易なのに、ちゃんと大人向けで面白いから、
Sidney Sheldon はやっぱすごいのね。

☆"The Silence of Lambs" Thomas Harris : L9
調子に乗って手を出しました。これは完全なキリン。翻訳を以前読んで
いる上に、半年ほど前にビデオで見たので、そのイメージでどうにか。
これまたLRで、朗読は、Frank Mullerさん。良かったですよ〜。
「おおおっ、レクター博士だ〜、こっわ〜」
映画のアンソニー・ホプキンスの喋り方ともだぶるし、声質も似ているし
(ミュラーさんが少し深めの響く声かな)、レクター博士を聞いていたくて
最後まで続けました。今度は自分のペースで再読したいです。

☆"Nate the Great" 14冊 : L2
みちるさんが紹介されているのが、とっても楽しそうで、読みました。
みちるさん、ありがとうございます。もう大満足。
"Nate the Great Goes and and Me:The Case of the Fleeing Fang"
に載っている、Nateのパンケーキ、作って食べて見ました。日本の
ホットケーキとは違うのね〜。

☆Darren Shan #3,4 : L5
うが〜、続きが気になる! USでは、#5以降がPBになっておらず、苦悶。

☆Deltora Quest #1,2 : L5
happyhope さんに教えてもらった、Emily Rodda さんのシリーズ。
お約束のような展開とアイテム続出なのに、面白いよ〜。ついつい
読んじゃうよー、どんどん Amazon 頼んじゃうよー、です。
(今、手元には#3と4、カートには残り4冊とシャドウランド3冊)
女が強いのもいいですね。最初はとんでもない装丁だとビビッたけれど、
今ではすっかり表紙までもお気に入り。あ、背表紙も好き。

ほんとのところは、好みは内省的な "Rowan" なのですが、Rowan は
読むのに気合がいるんで、あとまわし。(#4に手が伸びず…)

☆Dragon Slayer's Academy#1 : L3
これも happyhope さんのご紹介。うっわ〜、こういう気の抜けた雰囲気、
大好き〜! ご紹介、ありがとうございます!

☆"Wringer" Jerry Spinelli : L5
さらに happyhope さんのご紹介です。本当にありがとうございます。
すごい本です。しんどいです。最初の方は特に。理不尽で、痛々しくて、
なかなか読み勧められませんでしたが、読んだ価値があると感じられる本でした。
少年から大人への通過儀礼。あこがれている乱暴な男の子達の中に受け入れ
られたいという思い、その中で混乱する少年、少女の描写が心に突き刺さります。
通過儀礼も自分で選ぶ時代なのかな。

☆"Someday Angeline" Sachar : L4
本当に切なくなりました。しんどくはないです。Sachar さんのは、周りが
ひどい状態でも親子関係が揺ぎ無いので、その分安心して読めますね。
後は、犬を残すのみだけど、はてさて。

☆"Boy" Roald Dahl : L6
Dahl の子供時代の思い出。(「自伝」なんてつまんないもんじゃないそうです)
読んだ印象は、マッ、マザコン? 天才だから、ま、いっか。ファンの人
にはお奨めかと。自動筆記みたいな状態で勢いで書いてるかと思いきや、
結構苦しんでるらしいことが分かった。
(でも、どっかが違うにちがいない、と思ってしまう)

■効果。

読むのがちょっと速くなってた!

とある本を、多読を始めて15万語で読んだ時、56分だったんですが、
同じ本を5ヵ月後に260万語くらいで読んだらば、44分で読めたのです。

話は元々知っていたので、「再読で筋を知ってるから速く読めた」
わけではないと思うし、最初から語彙には躓かなかった本なので、
単に速く読めるようになった、んじゃないかなーと。

しょぼいと思われるかもしれません。(^-^;)
でも、単純に、4冊読んでた時間に、5冊読めるようになった、
ということがムチャうれしい!

もっと速く、もっと沢山、読みたいよ〜!

あ、あと多分、本の中から「これどこに書いてたっけ」などと、
言葉や情報を拾うのが少し楽になってきた気がします。これは、
本よりは、WEB見たり新聞を読むことが効いてる気もします。

■最近、思うところなど。

どうも今のところ、徐々に徐々に変化しているようです。
やっているのは、多読・多聴・会話ですが、どれも「ちょっとずつ、
やった分だけ、ましにはなってるかなー」と思います。自分の少ない
経験からすると、「やったことが、やっただけ、できるようになる」
というのが実感。読めば読んだだけ読めるようになるし、会話すれば
しただけ会話できるようになる。だもんで、どの能力の伸びもやった
分量に応じててんでばらばら。
(会話は相手あってのことなので、ちょっと微妙かな。初対面でも
 「この人好き」と思ったら、つたない英語でも軽口を言えたり
 しますし。合わない人とは会話がちーとも進まないし。
 ま、平均的なことを言えばこんな感じ、ということです)

上の読速も、突然速くなったポイントがあったわけではないです。
ちょっとずつ、気付かないくらいのペースで上がったんじゃないかな。

なので、掲示板で、「突然読速が」「突然英語のまま意味がとれて」
「壁が打破」みたいのを拝見すると、「ああっ、なんて羨ましい」と
うっとりします。
ガラッと自分が変わるような体験って、してみたいなあ。。
(こんなこと能天気に考える奴には起こらないのか…?!)

今まで努力してきた積み重ねが、何かの原因で表面に出てなかった場合に
こそ出る現象のようにも見えるので、積み重ねがないところから始めた
私には、起こらないのかな。
今は否応なしに英語に触れざるを得ない状況にいるので、自分のごく
僅かな変化にも気付きやすいのかもしれない。
まだまだ、そういうレベルに行き着くだけの力が付いてないだけ
かな…(これは大いにありそうだ)

なんにしろ、これからも自分の変化(や壁)を楽しみにしながら、
読書はこのまま本能任せに、地味に地味にシャドウイングで耳を
鍛えて、一喜一憂しながら会話していきます。

ではでは、そんなとこです。とりとめがなくなっちゃったな。(^-^;)

とにかく、適当に、野放しで、Happy Reading を!


▼返答


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