800万語超報告です、どっぷり多読の状況とは?

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[報告] 6304. 800万語超報告です、どっぷり多読の状況とは?

お名前: ゆきんこ
投稿日: 2005/8/19(22:42)

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こんばんは、ゆきんこです。
皆さん、暑いですね〜

800万語超報告をしたいなあと思ってでてまいりました。
あんまりどっぷり多読につかっていたので
書き込むのすら「え、ここってどこ?」という感じ>

わたくすぃ多読のほかにも新聞読むやらTIME誌読むやら
色々していますので、800万語は本だけの多読です。

1、最近の私
英語でない本や雑誌はあんまり読んでません。
英語を読むのが日常化しております。
特にこの夏はイギリス文学を読むが課題、(自分の中でね)
で、そんなこと言っているわりには
650万語以降報告していない。
(6月にRosamunde Pilcherコンプリ報告はしています)
ああ、多すぎて書きたくないていうか書けないので
少し端折りながらもなんとか報告を試みてみます。

2、読んだ本
OBW1〜4  10冊以上

Mr.Putter & Tabby 10冊

Scholastic Reader 10冊

Macmillan Springboard 144冊

SCR 白い子犬シリーズ 10冊

ORT5 More 新しく出たシリーズです。
  Sleeping Beauty など

Rosamunde Pilcher
The Blue Bedrooms & Other Stories
Christmas with Rosamunde Pilcher

Poppleton

Torey Hayden One Child (邦題「シーラという子」)
 前から読みたかったので感無量です

Saga of Darren Shan #11&12
 やっと読み終えたダレンシャンでした。
 感慨深いものがありました。
 やっぱりシリーズは最後まで読みましょうね

Louis Sachar Holes
皆さんの報告を読んでいていつかは読まなくちゃと思っていました。

Black Lagoon #1,2,3,4

Sarah,Plain and Tall
しみじみとしたお話もいいですね。
 万人に愛される小説の力を感じさせます。

Cambridge English Reader Inspector Logan 他6冊
 定評のあるケンブリッジ、ミステリー物が多くて面白かった。
 OBWだけではちょっと物足りない方にもいいかも

Harry Potter and the Half Blood Prince
 私はハリーポッターが大好き
 色々意見が出てますけどフェニックスも好きでした。
 これも大好き、ちょっぴり大人のハリーが大好きです。
 シリーズを読みつづけること、
 次が出るまで待つ喜びはひとしおです。
 
*今回は未読本が2メートルを越えそうだったので
 減らすためにも読みました。
 いっぱい持ってたJacqueline Wilsonは特にそうです。

Jacqueline Wilson
Dustbin Baby
 悲しいけれど勇気づけられるジャッキーの本、ジャッキー節、よっジャッキー
  どんどん加速度がついてやめられなくなること請け合いです。

The Illustrated Mum
最後に向かってたたみかける展開はさすが、
  全身のタトゥーがクールなマムと生意気な娘二人の素敵な物語

Sleepovers
お泊り会ってこんなに大変なのね、子供より親って大変
  
Vicky Angel
こんなふうに死んじゃっても離れられないってすごいね、
  ○○依存ていうのはなんにしてもよくないけど
  親でも友達でもちょうどいい間隔をもって生きたいものです。

The Suitcase Kid
  ステップファミリーって大変ですね。
  泣かせるけど最後はハッピー

The Story of Tracy Beaker
こんなに読んだのにまだ終わらないの、
  タフな子供たちに乾杯、みんな幸せになってね。

ここからペーパーバックです。

Patricia Cornwell Trace
 邦題「痕跡」
コーンウェルの最新作、久しぶりにケイ・スカーペッタが
 医者らしくなっています。
 ほとんど読んでいるし
 やっぱり読んで見たら面白かったので
 コンプリしようかなあと思っています。

Sue Grafton Q is for Quarry
邦題「獲物のQ」
 いつものキンジ−よりちょっとおとなしいかなという作品
 身元不明の若い女性の遺体が発見されたのは20年以上前のこと。
 ドーラン警部に依頼を受け彼女の身元を捜すキンジ−
 ちょっぴりほろ苦い彼女の母や親戚との軋轢が、物語に深みを与えています。
 死ぬ病と思い込んですべてを処分するステイシーを
 優しくみまもるキンジ−
 具合が悪くて入院するドーランを気遣うキンジ−。
 一人ぼっちで死んだ若い女の子を探す彼女にも孤独の影があるのです。

で、いよいよイギリス文学らしいイギリス文学の話です。
普段忙しいなかで読むのにはしみじみしたのはちょっと無理
ということで、夏休みはこの手のものを集中して読んでます。

Anita Brookner Hotel Du Lac
 邦題「秋のホテル」
 NHKのラジオ放送で原書で読む世界の名作に8月から11月まで
 取り上げられてます。
 う、うれしい、
 日本の皆さんにはあまり知られていない作家ですが
 とても美しい文章を書く作家でありもっと読まれていいかと思います。

 中年の女性作家であるイーディスは長い間の恋愛関係に疲れ
 ふと別の人と結婚することになり
 結婚式直前にすべてをふいにして逃げ出してしまう
 逃げるようにスイスのホテルに来た彼女が本当に求めるものとは?
 
 長いこと読みたいと思っていたので読み終えた時には
 とても感慨深いものがありました。
 
Margaret Drabble The Witch of Exmoor
 昨夏同じ作家のセブンシスターズ以来です。
 前半はいつもdullのようでいて本当にcunningな作家です、ドラブルは。

 年老いた作家フリーダ・ハックスビーはとても身勝手で不思議な人、
 老いてなお、3人の子供とその連れ合いや孫を振り回す彼女。
 そしてフリーダの謎の行動と失踪。

 この作家に出会ったのが現在であったなら私はけして読まないでしょう。
 でも最初に読んだのは22,3年前でしょうか。
 当時の彼女の作品は「碾臼」「黄金のイェルサレム」など
 才気煥発なものばかり、わたしは若さとまぶしさを発散させるドラブルに
 すっかりファンになったのですが。
 
 彼女はコンスタントに作品を書いているものの
 あまり邦訳されなくて。

 多読を始めてから2年半たちましたが
 ドラブルはいつも目標本です。
 今のドラブルはイギリスの現在を反映させているのか
 登場人物にもイギリス人でない人もいて、
 多文化的なアプローチになっています。
 典型的なイギリスというのをイギリス人だけでは描けなくなっている現在
 彼女の作品は重層的で複雑です。
 
3、現在の状況
あんまり重い本ばかりを読むのは厳しいので
実は間にジャクリ−ヌ本をはさんで乗り切りました!
ジャッキーにサンキューです。

レベル0から8?9?まであらゆるレベルが混ざっている多読状況ですが
レベルを混ぜることはあまり気になりません。

むしろ混ぜるほうが楽しく
停滞しないコツかも。
実は停滞したことがありません。

4、英語で読む理由
例えば日本語の読書の場合
何年も色々な英語圏の作家で好きな作家を読んでいたのですが、
日本語ではその作家の本当の文体や肉声には触れられません。

訛りもわからないし、
文体の違いも日本語ではわかりません。

例をあげるなら
サラ・パレツキーとパトリシア・コーンウェルとスー・グラフトン
日本語で読んでいた時は
皆同じようにアメリカの女性作家
ディテクティブストーリーと思っていました。

でも、英語で読んでみたらぜんぜん肌触りが違う、文体が違う
読みやすさが全然違う。

簡単な順ではコーンウェル、グラフトン、パレツキーです。
あくまで私の感想ですが。

そしてやっぱり英語で読むと味わいが全然違うのです。
日本で翻訳されていないものはもちろん
翻訳されていても発見がいっぱいあります。

5、そしてこれから
これからもレベルに関係なくありとあらゆるものを
混ぜながら読んでいくと思います。

簡単だけど奥深いものもたくさん読むことで
むずかしいものもむずかしくなくなるし
停滞しないで読んでいけます。

英語で読書を楽しめるというのはパラダイスです。
皆さんHappy Reading! 
 


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