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お名前: あずき http://homepage2.nifty.com/azukihome/book/
投稿日: 2005/6/14(16:43)
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こんにちは、あずきです。
6月15日で3周年を迎えますので、報告に来ました。2003年11月以来ですから、
本当に久しぶりの報告です。現在だいたい1600万語ぐらいです。しかし、
それ以上に、3年続けられたこと、それが本当に嬉しいです。なんといっても、
多読と出会う前は、almostさえわからずに辞書を引き、関係代名詞とは何かも
知らず、英語学習といえば3日も続けばいい方で、ときには、英語学習書を
きれいなまま、古本屋に売り払うこともしばしばの私が3年続けられたのです
から!そして、今、好きなペーパーバックが読めるようになっているのです
から!本当に、SSSの、そして、支えて下さった皆さんのおかげです。
ありがとうございます!
今回は、今特に力を入れている「読む、聞く、話す」について書きます。
とはいっても、どれも好きなときに好きなようにやっているだけです。
私の場合、やりたいときにやる、楽しいと思ったら始める。それが一番
良いようです。以下は、そんな私の記録です。
長いですから、適当に・・・(^^;
●読む
今は、とにかく好きな本を読んでいます。ミステリー・サスペンスが中心で、
ホラーが時々、ヒューマン・ドラマ系も好き、児童書もしばしば、と濫読気
味です。完全に趣味の状態です。クラッシックには手を出していなかったの
ですが、高慢と偏見のBBCテレビドラマで、コリン・ファースのファンになっ
てしまい、とうとう、原書Pride and Prejudiceを読みました。昔風の話し方、
言い回しで、へええーの連発でしたが、DVDを観ていたおかげで楽しむことが
できました。次は、ディケンズを読もうと、OliverTwistを待機させていると
ころです。他にも読みたい本はたくさんあるし、未読本が増えて困っていま
す(^^;前回の報告以降で、特に面白かったのは、以下の3作。
□Speaks the Nightbird Robert McCammon YL9.5 総語数:255,000
これはアメリカの17世紀を舞台に魔女裁判を描いた本ですが、ミステ
リーとしても面白く、本当に夢中になって読みました。感情に流され
そうになるのを抑え、冷静な判断を下す主人公も素敵で、サスペンス・
ホラーでどれが一番好きかといわれたらこの本を上げるほど好きです。
ペーパーバックは、めずらしく2冊分冊なので購入するときは気をつけて。
□Watchers Dean Koontz YL9.5 総語数:170,000
偶然ですが、しおさんと同じ。私はKoontzを3作読みましたが、これが
一番好き。長さに耐性があれば、Koontzの本は比較的易しいと思います
し、ホラー作家が書いているといっても、これは、さほど怖くないです。
しかし、心理的に迫るものがあります。出てくる犬アインシュタインが
本当にかわいい。
□The Club Dumas Arturo Perez-Reverte YL8.5 総語数:117,000
これは、ジョニー・デップが主演した映画ナインスゲートの原作です。
もともとはスペイン語で書かれたもので、私が読んだのは英訳。映画
も面白いですが、映画ではカットされた部分がこちらにはあり、より
複雑で、厚みがあります。殆どの名前がスペイン語なので、読みにく
いかもしれませんが、希少本好き、本の探偵物好きにはたまらないの
ではと思います。
他にシリーズとして、面白かったのは、次の3シリーズ。
いずれもミステリーのシリーズです。
□Kate Gillespieシリーズ Robin Burcell YL8程度
現役警察官が書いている推理小説、現在4作出ています。あんまり
面白くて、4作一気に読みました。1作目はこなれていない感じが
あるのですが、2作目以降、かなり整理された感じがあって、警察
小説としても楽しめます。女性向きかも?
□A Bernie Rhodenbarr Mystery Lawrence Block YL7-8程度
邦訳では、泥棒バーニイシリーズ。泥棒を生業としているバーニイが、
何故か事件に巻き込まれ・・・粋な会話ときっちりとした推理で読ま
せてくれます。バーニイは、本が大好きなので、その引用も楽しい。
□A Diamond Brothers Mystery Anthony Horowitz YL3-5程度
これは児童書ですが、侮ってはいけない!TimとNickのボケと突っ込
みにげらげら笑っているうちに、やられた!と何度思わされたことか。
何故か、1巻〜3巻が、4万語前後、4巻〜6巻が15,000語程度という
不思議なシリーズですが、4〜6巻は、ショートストーリーだそう。
まずは短いほうから、と、4〜6巻から読んでも支障はないです。
他にもたくさんあるのですがまた今度。書評にないものは随時上げていき
ますね。
●話す
これは、350万語あたりで、英語がぽろぽろ口をつくようになってから、
話したくて話したくて、英会話スクールに通っています。体調崩したり、
いろいろあったので、通ったのは、実質1年ぐらいでしょうか?
ネイティブの先生と、テキストなどは使わず、自分で話題を持っていき、
おしゃべりするようにしています。最初は一人で通っていましたが、夫
が一緒の授業を受けるようになり、レベルの違いにいらいらすることも
ありました。しかし、もともとおしゃべりな私。今では、夫に、「僕が
しゃべれないじゃないか!」と怒られるほどになりました。(喧嘩にな
らないよう、時間配分を考えました笑)とはいっても、あまり考えずに
話すので、HeをSheといい間違えたり、途中で言いたいことがいえなく
なってしまうこともありました。しかし、夫によれば、最近、そういっ
たことは殆ど無くなったそうです。少しは落ち着いてきたんでしょうか(笑)?
私は、多読以外に、定型文を覚えたり、単語を暗記したりしたことはあ
りません。それでも、ある程度、話せるようになったのは、たくさん読む
ことで、単語や言い回しを覚えていったということだと思います。また
私にとっては、英語圏の生活や文化、歴史などを英語で読んだということ
が大きかったです。それが、話したいという欲求になったとき、英語で
読んでいるととても話しやすいのです。まだまだと思うこともたくさん
ありますが、今は話すことが楽しいです。もっと読んで、聞いて、
たくさん話したい、そう思っています。
●聞く
ここが、前回の報告以降、一番、力を入れたところではないでしょうか?
とはいっても、多聴するぞー!と気合を入れたわけではありません。最初
は、フレンズにはまったことから。たまに、オーディオ・ブックを聞いた
り、シャドーイングの真似事をすることはあっても、なかなか続かなかっ
た私。しかし、札幌おしゃべり会で、フレンズを教えてもらい、おもい
きり、はまりました。毎日毎日見ていたので、とうとう、日本で発売され
ているシーズンは全部見てしまい、日本よりも早く発売されるUK版に手を
出し、英語字幕を頼りに見始めました。ヒマさえあれば、つけっぱなしに
していました。結果、多聴になっていたようです。そのおかげなのか、
フレンズ最終回は、字幕無しで理解できるようになりました。<というよ
り字幕自体が無かった(笑)。
しかし、この調子で映画も!と思ったのですが、映画の壁は高かった!
フレンズは、何度も見たので、誰がどんな話し方をするのか覚えています
から、字幕が無くてもだいたい理解できます。しかし、通常の映画になる
と、特に初めて見る映画だと、字幕がないと、ストーリーが追えなくて
いらいらし、すぐに、英語字幕をつけてしまいます。そのうち、英語の勉
強のために見ているわけじゃない、楽しみのために見ているのだから、
字幕があってもいいじゃないかと思い、結局、英語字幕に戻ってしまい
ました。
その後、しばらく本ばかり読んでいたのですが、Audible.comで、BBCニュ
ースのサンプルを聞いたら、わかったんです。それも、以前よりクリアに。
おおー、本しか読んでないのに、多読はやはり聞くことに役に立ってるん
だと思い、早速、定期購読を申し込んで毎日聞くようになりました。
ご存知の方も多いと思いますが、BBCニュースは、BBCのサイトから直接
録音することもできます。ですから、最初は、オーディオ・ブックだけ
の方がお得かなとも思いましたが、毎日録音する手間と、家事をしなが
らのながら聞きでも、ニュースなら2〜3分で話題が変わるから話の筋が
追えなくて面白くなくなることもないので、そちらを選びました。私が
Audible.comで登録しているBasic Listenerというコースでは、オーディ
オ・ブックも1ヶ月に一本聞けるので、ニュースと合わせて、ながら聞き
でもわかる易しい本や一度読んだ本のオーディオ・ブックを聞くように
していました。
そのようにして、2ヶ月ちょっとニュースやオーディオブックを聞いていた
ある日、アンタッチャブルを初見で字幕なしで見たんです。そしたら、わ
かった!すっごく面白くて、最後まで字幕なしで見れてしまったんです。
アクションだから、もともと台詞が少ないし、画面を見ているだけでも、
ある程度筋が追えるからだとは思いますが、でも、楽しかった。わからな
い部分もあったけど、すっごく、楽しかった。やっと、見れた!ばんざーい!
理解度は、ペーパーバックを読み始めたばかりのような、6割ぐらいわかって、
筋が追えて楽しめるからいい、そんな感じです。以前に、字幕なしで見て
イライラしたのは、私にとって楽しめるまでの理解ができていなかった、
つまりは、自分に対してレベルが高いものを無理やり読んでいた状態と同じ
だったのではないかと思います。アンタッチャブルの後で、くまのプーさん
を見たら、字幕無しでほぼ聞きとって理解することができました。ですので、
もしかすると、多読と同じように、映画も、子供向けの易しいものから始め
ればよかったのかもしれません。または、本で読んだことがあるなど、なじ
みのあるものから。映画を字幕無しで見たいという方は多いでしょうし、
さらに多読から映画への道が開拓されていくといいですね。
今は、読むことも楽しいし、映画もニュースも、話すことも楽しいです。
楽しいと思うことをこれからも続けていきます。そして、楽しいと思ったら
始めます。このスタンスでずっとやっていきたいと思います。こんなふうに
楽しい、楽しいと思いながら、続けられる学習法を教えてくださったSSSに
感謝します。これからもどうぞよろしくお願いします。
長々と失礼しました。
それでは、皆さんも、Happy Reading!
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