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お名前: 慈幻 http://mayavin.txt-nifty.com/labotadoku/
投稿日: 2005/5/13(22:37)
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どうも慈幻です。
〉慈幻さん こんにちは
〉ありあけファン@212万語(多読)/3万2000語(多聴) です
〉〉本日、5月8日で、多読開始2周年となりましたので、
〉〉報告します。
〉多読開始2周年おめでとうございます!!
お祝いの言葉、どうも有難う御座います。
〉〉「多読」という方法論やそれを可能にしている原理についても
〉〉興味が湧いてきたことが挙げられます。
〉 この問題は,私が多読を始めるまでの非常に長い間,いろいろと
〉勉強し,そして悩んだことがある問題でした(過去完了).
〉2003年7月23日に多読を始めてからは,このような問題で悩むことは
〉なくなりましたが,逆に,なぜ多読でだんだんと読めるように(そ
〉してごく僅かずつですが,聴けるように)なっていくのかが不思議
〉で不思議でたまりません.
〉その謎を知りたい,という衝動は日に日に高まっています.
〉こういう経緯ということもあって,慈幻さんの投稿をとても興味深
〉く読ませていただきました.
私の屁理屈が少しでも参考になれば幸いです。
〉〉■多読論考編
〉〉○多読と「言語獲得装置」
(中略)
〉〉そうすると、成人の「言語獲得装置」は、実際には眠っている
〉〉だけで、適切な条件さえ整えれば機能させ得るということにな
〉〉り、従来の第二言語習得研究に対して、理論的な面でも、非常
〉〉に大きな一石を投じる画期的な方法論であるとも言えます。
〉多読で,夢中になって楽しく読んでいる時,がまさにそういう時
〉なのでしょうね.
〉ここいちさんは,このような時は「良いホルモンが出ている」と
〉おっしゃっていますが,私もそのような時間を何度も経験してい
〉ます.
〉私自身の場合,そのような時間がある程度の期間以上充分な時間
〉続いた直後にYLの急上昇(飛躍)した例もあります.
ホルモンかどうかは分かりませんが、脳内麻薬は確実に出てるかと
思います。つうか、「ランナーズ・ハイ」ならぬ、「リーダーズ・
ハイ」は結構あります(笑)
〉〉○多読を開始できる条件
〉〉SSSでは、多読を始める前提として、日本の中学1年生レベ
〉〉ルの英語力、つまり、「英語多読開始の条件」としています。
〉〉これは、逆に言えば、全くの白紙状態から多読開始が可能に
〉〉なる状態までに学習を進展させる方法論は未開発であること
〉〉になります。
〉〉そして、このことが、英語以外の言語で多読をする際に意外
〉〉に大きな落とし穴になっているのではないかと思われます。
〉 一度,時間ができれば,第2外国語で全く白紙の条件でどの
〉程度多読を開始できるかどうか試してみたいのですが,残念な
〉がら不可能なようですね.
いえ、「未開発」なだけで、「不可能」ではないと思います。で
すから、様々な方が挑戦する過程で、徐々にその方法論が確立さ
れて行くと思いますので、ありあけファンさんも挑戦されてみる
というの一つの手です(笑)
〉〉と言うのも、「日本の中学1年生修了レベルの英語力」とい
〉〉うのが、意外にあなどれないこと、そして、他の言語に比べ
〉〉て、無意識に英語に接している機会が圧倒的に多いことがあ
〉〉げられます。
〉最近は,小学校卒業までに全く英語を勉強していなかった中学
〉1年生4月初めの英語力も結構あなどれないと思います.
〉無意識に結構な量の英語に接しているのではないでしょうか?
私が子供の頃より、無意識の接触量は増えてるような気がします。
もっとも、それがどう影響するかは分かりませんが。
〉〉○多読と語用論
〉〉「語用論」(pragmatics)とは、言語学の一分野で、一言でいえば、言
〉〉葉とその意味を、私たちが普段行っているコミュニケーションの場面
〉〉に即して、即ち、言葉の用いられた状況や文脈を踏まえて考えていこ
〉〉うとする学問のことです。
(中略)
〉〉そして、まさにこの「語用論」上の「意味」を理解しようとすること
〉〉を重視し、そのことによって外国語を自然に習得することを目指すの
〉〉が「多読」だと言えます。
〉慈幻さんの言われる「語用論」上の「意味」に多量に触れることができ
〉るようになったのは,多読を開始してからです.
従来の学習法では、「物語」の「内容」にまで意識を向けさせるのは至難
の技でしたからね。
〉〉これに対して、従来の外国語学習においては、コミュニケーションの
〉〉状況やコンテクストに関わりなく決まる言葉の意味─「文字通りの意
〉〉味」(literal meaning)─をあつかう分野である「意味論」(semantics)
〉〉を前提とし、単語の文字通りの意味や文法規則を重視していると言え
〉〉ます。
〉 私はSSS式多読を開始する前は,いわゆる勉強モードで,メソードを
〉組み立てようとまでしたこともあるのですが,「統語論」と「意味論」に
〉こだわりすぎていたようです.
日本に限らず、通常の外国語学習法が、そこに止まってますから、仕方ない
と思いますが・・・
〉〉○多読と物語論
(中略)
〉〉非常に簡略化すれば、以下のように図示できるかもしれません。
〉〉 物語
〉〉 シーン − シーン
〉〉 機能 − 機能 − 機能
〉〉 文 文 文 文 文 文 文 文
〉〉
〉〉語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 語 語
〉うわぁぁー,ピラミッド!
〉とてもわかりやすい図です.
〉「文」の上にある「機能」と「シーン」は「−」で結ばれているの
〉は何か意味があるようですね.
「機能」にしろ、「シーン」にしろ、ある種の論理的関係があって、
初めて「物語」が成立するという含みです。
詳細を話し出すと、多読とは関係ない話になるので、割愛してます。
〉〉○「携帯留学」としての多読
(中略)
〉「携帯留学」!
〉とってもいい響きですね.
〉そして,数字の計算結果も感覚的に(自然減衰の補正を加えれ
〉ば)今の自分の語数に照らし合わせて,まさにその通りという
〉感じです.
英会話の受講料を補助するくらいなら、英語多読をしている社会
人の本代を補助してくれないかな〜とか思う今日この頃(笑)
以上、用件のみですが、今回はこれで失礼します。
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