Re: しつこいヤツとお思いでしょうが・・・(お返事&横入りありがとうございました!)

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5615. Re: しつこいヤツとお思いでしょうが・・・(お返事&横入りありがとうございました!)

お名前: チクワ
投稿日: 2005/5/12(00:54)

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チクワです。
慈幻さん、お返事ありがとうございました。
杏樹さん、横入りありがとうございました。

なんだか直感的に浮かんできたフレーズをタイトルにしてしまいましたが、
これ、もとネタはなんだっけ・・・
 
  
〉そうすると、みちるさんやJulieさんとも同期ということになるかと。

嬉しい〜♪
でもでも、多読はまだまだ始まったばかり。(なんて私が言っていいのか)
今後の長ーい歴史の中で考えれば、10年間くらいの人は皆、同期!
と、やがては言うようになるかも!(不遜な発言?)
  
  
〉〉〉○多読を開始できる条件

〉私が想定していたのが、教室とかではなく、社会人が一人で進めることで
〉したので、

おお、そりゃそうでした。

〉意味を理解できるかどうかは別にして、1冊の本をさっと目を
〉通せる程度にはアルファベットを見慣れている必要があるかと。

「アルファベットを見慣れている必要がある」あ、これなら大納得です。
 
 
〉〉〉これは、逆に言えば、全くの白紙状態から多読開始が可能に
〉〉〉なる状態までに学習を進展させる方法論は未開発であること
〉〉〉になります。
 
 
〉恐らく、「読み聞かせ」によって、自然に文字と音が対応していくので、
〉そのまま黙読に入れると言うことでしょう。

〉ただ、社会人が一人でやる場合には、「読み聞かせ」をしてくれる人は
〉居ないので、自分で自分に「読み聞かせ」る「脳内音読」が出来る程度
〉には「アルファベットの発音規則」くらいは事前に理解している必要が
〉あるというくらいの趣旨です。

お金をかけてもよければ、音源つきの本、という手はありますね。
しかしこれも英語以外ではなかなか入手しづらい、と。
う〜ん、「アルファベットの発音規則」の事前理解の方は、
今、反応できるほど自分の意見がまとまりませんので、またの機会にと
いうことでお願いします・・・(←正直者?)

自分ながら、児童英語のほうの事情説明を持ってきてしまったのは
ギロンとして、失敗だったなー、と思います。
いや〜、そこをお相手ありがとうございました。
杏樹さんにも〜。

〉〉で、慈幻さんは、多言語多読のことを話題にしていらっしゃるのに、
〉〉私はそこを利用して英語の中学1年生(もしくは英語歴1年目の子)の
〉〉話にしてしまって申し訳ないんですが〜。

と、書く程度には自分でも場違いがわかっていたつもりではありますが
どうも、現在の中学の学校英語のやり方が、う〜ん・・・という気持ち
なので、
せめて慈幻さんが、多言語多読の方で主張されるくらいのやり方に
ならないもんかー、という気持ちで、ここにこんなことを書いている
わけです。

そんなの無理、と言われたらそれまでだしー。(実際無理そうだし。)

今、ひとつ思い出すのは、子どもの広場で
「中学の間は病気をしていて、学校でほとんど英語を勉強しなかった。
だから文法の問題集をやってみています。」っていう子がいました。
この子がORTに出会えれば良いのですが、そうでなかったら・・・
(だってORTやっぱり高い・・・)

やっぱり「英語」の現在の初歩の教科書、文法書もなんとかなってほしい
もしくは使う方がテキトーに使おうという気持ちを持ってほしい
と思うのです。
結局教科書、文法書がそこにどうしても存在するなら
慈幻さんおっしゃる多言語多読むきの多読の始め方が、
ひるがえって英語にも参考にならないかな?と。

ま、それにしても慈幻さんおっしゃるように、日本の社会では
英語のことばに触れる機会は、その他の言語よりははるかに多く
ありますね。
 
 
で、杏樹さんが書いてくださった、ここにも私の言い訳がつながります。

〉このへんなんですけれども、英語と他の言語の大きな違いは、
〉英語にはORTなど初学者向けの素材が豊富にあることです。
〉文法など予備知識の学習をそれほどしなくても、そういった素材を
〉たくさん読めば、自然に読めるようになっていくことが期待できます。
〉英語以外で一番の課題が、ORTと同じようなレベルの素材がないことです。
〉ですから多読をするにしても、とりあえず初歩の文法でもやっとかないと、
〉多読できる本がない、ということになります。
〉ですから英語の場合なら、多読前に文法とか予備知識とか、
〉それほど考えなくてもいいと思うのですが…いかがでしょう?
〉文法は多読である程度読めるようになってから、自分が得た言語感覚を
〉確認するために勉強するのがいいと思います。

(すみません〜。メモ帳にコピペでお返事書いているので(←ある意味気合入り)
杏樹さんの文を勝手に折り返してしまいましたー。)

どうも私が目の当たりにしている多読学習者たちが、小中高校生なもので・・・
学校の英語が(週3時間+家庭学習分+塾などの学習分)
なんとかなってくれないもんか、と。
いやー、さっさとあきらめて頭を切り替えるべきなのか・・・

杏樹さんのおっしゃること全くもって「exactly!」なのでしてー。
例えば中1、2年で読み聞かせから始めてずーっと多読、
中3で、自分が得た言語感覚を確認するために文法、ルールを勉強、なんていう
のを理想像として持っているので、こんなことを言い出すんですね、私は。
(これ、ある意味自分の首を絞めるようなことを言っています・・・) 
 
    
〉〉で、ある意味質問なんですが、文法予備知識の仕入れをどのくらい
〉〉「しっかり」なさいましたか?

〉全く「しっかり」とはやっていません。

Yay!
 
〉〉使われたご本に問題のページなぞあって、解答を書き込んでみて正
〉〉誤チェックとかもされたんでしょうか?

〉問題は全部無視しました。

Hooray!

「多読的」に文法書を読まれた、という感じでしょうか?
どなただったか、Grammar in Useをなさったとき、「問題はやらず」
という方も・・・いらっしゃったっけ?(違うかも。)

〉〉文法を勉強するんだとしても、多読を経験したひとがする学習、
〉〉またはこの文法予備勉強のあと、多読でやっていくんだー、と思っ
〉〉ている人の文法学習はそうでない場合の文法学習ときっとおのずと
〉〉違うと思うんです。
〉〉または、意識的に取り組みを変えた方がいいんじゃないかと。
〉〉問題は解いてみるんだけど、まあ、正解もチェックしてみるんだけど、
〉〉間違っていても鉛筆で線をひいて消して書き直すくらいで
〉〉あんまり気にしないー、そのあと復習もしないーとか。

〉意識的に変える必要があるとまで言い切れるか分かりませんが、従来の
〉文法学習とは異なるのは間違いないです。

異なりますよね!

私がもし、こういった多読的観点(?)をもって、文法を勉強するなら
多分、読んでいるだけだと寝てしまうので・・・(爆)
正解に振り回されないように問題もやるのではないかな?と思います。
その辺は「性格」による誤差かな?
でも、問題をやるとやらないとじゃ、とられる時間が全然違うので
それじゃー、いやだなと、結局やらずに過ごす・・・(おいおい)
 
 
〉〉教わっているのは英語でなく、英語の問題の素材の文、語句。
〉〉つけているのは英語力でなく、英語の問題の解答力。

〉学生時代、よく冗談半分で、「日本の英語の授業というのは、
〉『暗号解読』の訓練であって、英語を習得する為のものじゃ
〉ない」と言い合ってましたが、状況は変わってないようです
〉ね(苦笑)

〉最近はコミュニケーション重視になってるらしいとは聞いたのですが、
それでもまだまだ学校英語ってそんな状態なんですね。

うーん、今の状態を、以前より「コミュニケーション重視」になっている
と評価するひとは、多いだろうと思います。

ネイティヴのAETが来ることで、まあ外国人には慣れるでしょう。
でも、AETがリスニングテストの読み上げ係をやっている、とかね・・・
ロールプレイイングなんかも豊富かもしれませんが、
自分の発想で、モデル会話文と違うことを言ったり聞いたりを、
多くの子ができるようになるとは思えません。

以前韓国の英語教育といってテレビで見たのは・・・
「ウチの学校は英会話を重視しています」という触れ込みでしたが
その授業は「文型」の口頭練習でした。

コミュニケーションって、結局は「相手と関わろうとする」「気持ち」
なんじゃないでしょうか。
そういうのって「英語の授業」の枠組みで教えられるものか・・・
できるかもしれない、けど・・・できたら最高、だけど・・・
でも、今のところの「コミュニケーション重視」では無理っぽい。

授業の様相が変わっても、「テスト」が変わらないと!と思います。
(もっといってしまえば、なくならないと、と・・・)
 
 
〉ヴィトゲンシュタインは、言語運用を「言語ゲーム」"Sprache spiel"
〉と表現しましたが、細かい理屈をすっとばして、彼の議論のイメージを
〉借用して、比ゆ的に説明させてもらいます。

おお、ヴィトゲンシュタインさん、こんばんは。
お名前だけはかねがね。(笑)

すみません、ゲームそのもののところはちょっきんしてしまいましたー。
(パソコン買って、マインスイーパーやフリーセルを覚えて
遊んでいた頃を思い出して、読みました。)

〉そして、「ゲーム」を言語、「遊び方」=「ルール」を文法に
〉置き換えてみてください。

〉「読み聞かせ」から「多読」への自然な移行とは、一番目の
〉最も理想的な方法によるものです。

〉一方、三番目のひたすら「説明書」を読むというのが、従来、
〉「外国語学習」とされている方法です。

「説明書」だけずーっと読んでて、実際にゲームをしない
ってことですよね。(笑)

〉私が「多読式にざっと入門書を読む」というのは、「実際に
〉遊んでみることを前提にざっと『説明書』を読む」のに近い
〉感じだと言えば、少しはイメージが伝わるでしょうか?

〉これから遊ぶ「ゲーム」の全体的なイメージを掴み、遊ぶの
〉に必要な必要最低限の操作方法や基本ルールと思われる所の
〉み注意深く読みます。ただ、必要に迫られれば、後で読み直
〉すことが前提なので、そもそも覚えようとは考えません。

〉より具体的には、文法の説明は斜め読みし、例文は軽く音読
〉か脳内音読し、練習問題は無視。イメージを掴むためだけで
〉すから、活用や変化を覚えようと言う気は最初からありませ
〉ん。

「ゲーム」は楽しいのがわかっているから、この方法で実際に
ゲームを始めてしまえる人が多いのですよね。
いつまでも説明書を読もうという人は、あまりいない。
 
 
慈幻さん、杏樹さん、ありがとうございました。
大いに参考にさせていただいて、なんとか
学校英語のサポート業務を、うまいことかわして?
(いや・・・何といったらいいのか?)
多読中心に子どもたちと多読していきたいと思います。

では〜。


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