Re: ありあけファンさん、おめでとうございます!!

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/6/29(08:42)]

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5564. Re: ありあけファンさん、おめでとうございます!!

お名前: 日向
投稿日: 2005/5/5(17:59)

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ありあけファンさん、こんにちは、日向です。

200万語通過、おめでとうございます!
シドニー・シェルダンですか〜っ やりましたねーっ

〉 今回,大草原シリーズに続いて2回目のYLの飛躍が起こったのですが,語数分布からはレベル0〜2が多いという以外に,特に傾向は認められませんが,再読時の体感YLで並べたとするとレベル0を底辺とするピラミッド型になると思います.その点,「ピラミッド/逆ピラミッド」仮説からも説明できるのかもしれません.ただ,今回は間に2つもレベルの飛び越しがあるのでちょっと違うような気もします.

〉2回のYLの飛躍に共通するのは,
〉 ・ YLを意図的に上げようとした本ではなく,単に前から読みたかった本であった(意図的にYLを上げようとしたことも数回あるが,すべて失敗に終わっている)
〉 ・ 直前に大量のYL0〜1の本を読んでいる
〉 ・ 少し前にシャドウイングやL/R(CDを流しながら読むこと)を集中的に行った期間がある
〉 ・ 忙しくて読めなかった期間からの復帰中の期間である
〉です.今回は,これらにゴールデン・ウィークが重なったのも大きかったと思います.

YLの飛躍は、本当にコントロールできませんよね。突然「おやっ?」という感覚ですか… 私は今、まさにその真っ只中です、実は。

〉 それでも,かつてはYL3〜4の児童書(すべてキリン読み)を何冊か読んだことはあるものの,(忙しくて読めなかった期間からの復帰中の期間だったこともあって)YL2の本がとても苦しかったというのにどうして突然,YL7の本が読めてしまったのか,自分でも不思議です.「実は,YL7というのが間違いで3ぐらい」ということも疑ったのですが,「大草原シリーズ」を読んだ後に本屋で手に取った時は「大草原シリーズ」よりもかなり難しい(3ランクは上)と思って買いませんでした.それに,今回は大草原シリーズのように以前にテレビで見てストーリーやイメージの一部が頭の中にあるということもなかったことも考えると,本当に謎です.

〉どうも『The Sky is Falling』には,表題どおり本当に,YLという空が落ちてくるだけの何か不思議な力があったとしか考えられません.

また次の目標本を買わないといけませんね。(笑)
でも、こういう体験は、楽しくって嬉しいものですし♪
(ちなみに私ン家は、未読本と目標本の倉庫です…泣)

〉(ii) 音のひろがり
〉 本来は「音のことなんでも」の掲示板に書くべきでしょうが,多読との関連でここに書かせていただきます.100万語を過ぎてからは特に,自然と音を求める傾向にあるように思います.シャドウイングの時間がだんだんと増えていっているのはそのためです.また,昔やっていた「音読」を最近になって(170万語通過頃から)再開しました.正確に言えば,再開というより,自然にそうなったのです.ORTの作品のうち,何回もシャドウイングしたものについてはCD音源を入れる前に口をついて出てきますので,自然に音読してしまうのです.いわば,シャドウイングの延長線上に音読があったという再発見に,自分でも驚いています.
〉(つまり,昔の勉強モードの時とは矢印が逆の
〉「多読」→「シャドウイング」→「音読」
〉だった,ということです.)

〉 シャドウイングや音読をやった日は多読も特にスムーズですし,臨場感もひとしおです.視覚に加えて聴覚が加わることによって,世界が立体的に色彩を帯びて広がっていくという感じです.
〉(前項の「YLの飛躍」も音と無関係ではなさそうです)

音読は、私も大切だなぁ、と最近気づきました。
なので、絵本とライム系は、書評があがっていても、音読して語数を数えるようにしています。おかげで、発音は別として、音読の速度がかなり上がりました。(絵本は図書館で借りているので、ギリギリ人間の私は返却日に追われるから早口で音読しないといけない状況に追い込まれる、とも言う…笑)
それにつれて、ドラマなどの英語の聞き取りも、かなり出来るようになってきました…と書くと、よっぽど聞き取れるような風ですが、実際は、「語り」が入ってしまうとサッパリ分からない状態です。ただ、しゃべっている速度に耳が追いつきつつある感じはします。

〉(iii) 本当に忙しい日々のための方法
〉 多読を始める前からわかっていた2004年後半〜2005年前半の忙しい日々も,多読によってなんなく,すり抜けていました.

多読でリラックスできるって、いいですね〜♪

〉(多読以外の)従来の方法では,あらかじめ到達レベルが設定されていて,その時々の現実を無視するので,時間があるときは楽に続けられても,忙しいときは現実との乖離が大きくなり,続けるだけでも大きなエネルギーが必要となります.しかし,忙しい時こそ,日々のエネルギーの消費量が膨大なので,仕事が終わってから現実との乖離を埋めながら勉強するだけのエネルギーが残っていないのが普通です.だから,無理なんですね,結局は!

〉 一方,SSS方式の多読では,個々人の状況に応じた生活基盤を活用する上,忙しい時などのように生活習慣の変容によりこの基盤が変動してもそれに柔軟に対応できるシステムなので,自然に続いていくのだと思います.
〉   I.自分自身でのアプローチ:多読3原則
〉   II.コミュニケーション:掲示板・オフ会・講演会
〉   III.環境:多読図書・書評
〉これら3つの相乗効果の大きさには感動するばかりです.

宿題を強制(?)されなくて、なおかつ自分の生活リズムに合わせられる、そして自分が面白いと思う本を読む、というのが多読の一番の利点ですね。
そこを何度も強調しても、なかなか知人に分かってもらえず、「まだお勉強、がんばってる?」と訊かれるのがツライです。

〉(iv)文法について
〉 多読を始める前から疑問に思っていたことが「文法」の習得に関することです.今,長い間の謎が解けつつあるように感じます.
〉 多読を始める前に文法を勉強した時期もあったのですが,表面的に文法的な説明を理解したとしても,それはちょっとした思考の手がかりが得られるだけで本当の習得とは程遠いのは周知のとおりです.SVOなどの簡単な構造でも文法書や教科書の例文だけではとても習得は無理.「じゃ,どうすればよいのか?」の回答が「多読」だったのですね.
〉  そして,他の方のお言葉を借りれば,「“スラスラ読める”状態というのが言葉を吸収する上で大変効果が上がる方法」であり,しかも「面白い本を読んでいる時には良いホルモンが出ていて,じわっと英語がしみこんでいく」ため,楽しく読める本を大量に楽しく読むことが必要なのだと思います.

初めに文章があって、そしてはじめて文法があるんですよねーっ 日本語だって、そうだし… 母国語の日本語の文法用語すら覚えられないのに、増してや、他言語だなんて!

〉(7)今後の予定
〉 だんだんとまた時間ができてきましたので,買い置きをしてある本を中心に,いろいろと読んでみようと思います.だんだんとあまりYLを気にしなくても面白く読める本に出会いやすくなってきているのがうれしいです.でも今度は意図的に,レベル0〜1の本をたくさん読んでみようか,と考えたりもしています(問題は,面白そうな本が予算内でどれだけ見つかるか,ですが...).1000万語までにどんなことが起こるのか,どんな疑似体験に出会えるのか,とても楽しみです.

場所にもよりますが、図書館やブックオフなんて手もありますよ〜♪

〉 どなたかの報告にあったように,「集中して読める時間と場所」(喫茶店など)を見つけたいと思います.「寝ない,割り込まれない,集中できる」といった場所.かつてはそのような喫茶店があったのですが,昨年6月に引っ越してからはまだ,見つけられずにいます.でも,多読で自分の大好きなシリーズに出会えるようにいつか,ふとしたきっかけで見つかる日が来るのを楽しみにしています.

居心地の良い場所が、早く見つかるといいですね。

〉(8)最後に
〉 これまで,酒井先生はじめ,SSSの方々,掲示板・オフ会で常に励ましてくださった多数のタドキストの方々,ありがとうございました.また,福岡オフ会をはじめとするオフ会や懇親会で,同じくSSS方式で多読を続けられている方々と同じ時間を共有し,楽しいお話ができたのも大変な励みになりました.
〉 この1年間,とても忙しい毎日だったというのに何事もなく続けてこられたのは(そして,たぶん今後も続けていけるのは)これらの多くの方々の支えがあってこそだと,深く感謝いたします.

〉 最後まで読んでくださってありがとうございました.
〉今後とも,みんなで情報交換をしながら,楽しく多読を続けていきたいと思います.
〉どうかよろしくお願いいたします.

こちらこそ、よろしくお願いします!
ありあけファンさんも、Happy Readingで!


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