Re: 500万語通過。大切なのは目標。(akoさんへ)

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5278. Re: 500万語通過。大切なのは目標。(akoさんへ)

お名前: 栄泉
投稿日: 2005/3/28(21:40)

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akoさん、初めまして。

〉杏樹さん、他の場所での投稿、読んで頂いててありがとうございます〜
〉パンツの例えが、栄泉さんにもウケて頂いて、嬉しいです(笑)。

akoさんの文章は英和辞典の歪んだ側面を如実に物語って本当に面白いです。

〉え〜、パンツだけではナンですので、一応もう少しマシな例えとしまして、
〉ある英単語と、その単語の和訳との意味のズレを、
〉集合Aと集合Bの、A∩Bで例えるという(←この記号であってるかどうか自信なしですが)イメージもあります。
〉この意味で、多読から英語学習を始めることができる人には、
〉英和辞典は使わないほうがいい、というSSSの提案は実感して同意しています。

なるほど。外国語の語彙を習得するにはその語彙の日本語訳ではなくて、イメージ
をどうやって把握するかが大事なんでしょうね。

〉ただ、無用の長物とまで言い切ってしまえるかどうかは、まだ不明です。
〉私個人は、辞書業界に恨みはありませんし、「辞書を作成する」ことに生涯を賭けた人の人生を否定しようという気はないんです。

実は、かなりの量(例えば300万語くらい)を多読した後であれば、時には英和
辞典も悪くないという気はしています。大量の多読をすれば英文を訳しながら読む
癖はほぼ退治できているので、英和辞典の持つ歪みの被害をまともに受けず、一定
の距離を保って利用できるような感じがしています。

〉ただ、分析型英語教育を受けてしまった世代の者として、
〉辞書を使わずに英語を読めることの新鮮さ、快適さを最優先する、ということの重要性は何より第一だと思っています。

全くの同感!

〉多読が進み、ある英語について、自分なりのイメージをある程度構築したあとに、
〉「では、英和辞典はどう言っているのだろう」という姿勢で付き合えるなら、
〉それは一種の娯楽です。英和辞典に何が書いてあっても、その記載に支配されないと思うからです。

そうそう、その通り。

〉おそらく、辞書問題というのは、
〉英和辞典という書物が存在する事の可否を問う(つまり無用の長物かどうかという点)という問題の前に、
〉学習者が、語やフレーズのイメージ構築もできない段階なのに、
〉辞書調べ作業を強要するような指導が正しいとされてきたことの弊害にあると言えるのかなと思っています。

〉和訳の記載内容については、酒井先生のような専門家にお任せするとして、
〉一学習者である私自身などにとっては、問題はもっと違うところ、つまり辞書というものとの距離のとり方、付き合い方そのものと、それが学校教育では指導しきれていなかった、といった部分にもあるのではないかと思っている次第です。
〉(もちろん私自身が、たいして優秀な学生ではなかった、と言われてしまえばそれまでのことなんですが)

いやー、学校英語教育の問題点を実に的確に衝いているような。まるで英語教育
コンサルタントみたい。中教審にでもぶつけてみられては?昨年6月頃ウェブ上
で一般からの意見を募集してました。今年もあるかな?

〉私も栄泉さん同様、時事英語が自分の英語目標にあるので、
〉栄泉さんの英字新聞関係の体験談は非常に参考になります。時事英語関係の体験談は希少なので、ご投稿に感謝一杯です。(300万語あたりに何かある、という話、自分のその日が超楽しみ)

大事なのは、背景知識や関心さらには、英文メディアを読む(あるいは聴く)動機
じゃないかと思うんです。私の場合、日本のメディアに不満(報道すべきことをし
ていないのではないか。その逆もありますが。)を持っていたことが一因です。
こうした点がはっきりしているのといないのとでは、実力アップの速度は月とスッ
ポンの差があると思います。結局英語自体は手段なんですよ。

〉で、時事関係の英語も、通常、日本語で、ある程度知っているジャンルを読むのであれば、一定線までは、英和だけでなく英英さえも使わずにイケルのではないか、と、密かに自分で目標を持っています。
〉どのあたりのセンまで辞書ヌキでやれるのかを試したいと思っているんです。どのヘンまでなら、日本語で解説された教材を使わずにやれるか、多読方式を選んだ自分の勝負です。

酒井先生が喜びそうな試みですね。

〉触発されるようなご投稿いただき、ありがとうございました。

こちらこそ、大変刺激のあるお話を有難うございました。


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