300万語通過 − 1年半の成果【後半】

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5256. 300万語通過 − 1年半の成果【後半】

お名前: フク
投稿日: 2005/3/26(23:26)

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フクです。こんにちは。

ひょっとして、後半出るまでレス保留されてた方いらっしゃいます!?
数日前に書き始めていたのですが、風邪で倒れてしまいましたもので。。。
(言い訳ですね、スミマセン)
では、後半いきま〜す。
(ちなみに、前半はこちら[url:kb:5230]です。)

半年前に、次の100万語はこうありたいと思って書いた目標がありました。
それらの途中経過を含め、最近の多読状況をまとめてみます。

・読みたい本が沢山あるので、もっと速く読めるように。
→読速については進展なし。まだスピードうんぬんを議論する段階ではないようです。
 その一方で、「もっとたくさんの本を読む」という観点からは進展がありました。
 結局は読書時間が増えたのですが、集中して読める時間と場所がポイントだと思います。
 これまでずっと「電車読み」だったのですが、喫茶店などを使うようになりました。
 家でも読まないことはないのですが、どうしても家では居眠りしてしまうので...
 「寝ない、割り込まれない、集中できる」といった場所を確保するのが沢山読むための
 近道だったようです。

・そのためにはやさしい本をもっと沢山読む。
→読書記録を見直してみると、ずいぶんやさしい本を読んでいました。
 これは、計画を立てたときには「GRのレベル4に戻ってちょっと読んでみるか」
 くらいを考えていたのですが、GRはあんまり読みませんでしたね..
 その代わりに、といってはなんですが、「(逆)親子で多読」をはじめましたので(後述)、
 これまで読んでいなかったICRのシリーズなどもずいぶん読みました。
 (こっちは絵がカワイイ、とか言って選ぶのが楽しかったりします。)
 絵本なんかもずいぶん詳しくなった気がします。
 (もちろん、GRしか読んでいなかった1年前にくらべると、ですが)

・もうちょっと聞けるようになれたら。
→聞くことについて、最近気が付いたことが少しあります。
 最近、道を歩くときにリスニングの音源を聞きながら歩いているのですが、
 ぼやっと聞いている場合と、ぼやっとシャドウイングをしている場合では
 理解の度合いが違うんですね。
 何度かぼやっと聞いていた音源を後で口を動かしながら聞いた場合、
 「あ、ここってこんなこと言ってたんだ」とわかるようになった場所が
 ありました。
 よちよち歩きではありますが、そんなこんなで進展はしているようです。

・第二外国語をはじめたい。
→スペイン語始めました。(後述)

・技術やさん向けの本を読みたい。
→これはぜんぜん手がついてません。
 The Digital Revolution (Essential Science Series)の買い置きも未読です。
 こっちの方は長い目でみて。

・かわらずHappyでありたい。
→これは100%達成!
 多読は楽しいですし、多読から派生した目標に向かうのも楽しいです。

これまでは自分一人で洋書を読むことが中心だったのですが、
そこから派生したことを紹介します。

■英語を書くことについて
 この100万語の間にやっと英語の広場に自分のことを書くことができました。
最初の一枚の壁を破るのに大変なエネルギーが必要だったのですが、一度乗り越えて
しまえばあとはさほど抵抗はありません。
SSSの掲示板には触媒のような作用をされる方がたくさんいらっしゃるので
活性化状態まで遷移することができたようです。
でも、まだまだ書くのは大変ですので、身近なメンバーと英語でやりとりする
メーリングリストを作ってみました。「これをみんなに伝えたい!」という
使命感はないので、気楽に英語を書くことに慣れることができれば〜と思っています。

書くようになって変わったことは、やさしい本を読むときに「使える表現はないかな?」
と気にするようになったことです。自然と、なんですけどね。

■(逆)親子で多読について
 母に多読をすすめてみました。もともと英語はきらいではなかったと言っていましたが、
母が英語に関わっているところを私はみたことがありませんでした。
最初は「つきあい」ではじめてくれたようなところもありましたけど、
「わからないところは飛ばしてよんでいいのよね?」とすっかりタドキストの発言を
するようになりました。
(さらには、多読の話を口コミでしてまわっているそうで...)
ここ何ヶ月か、母の多読の様子を見れていないのですが、先日1万語を通過したといっていました。
また本を送っておこうかな。

私の母の多読の話をきいて、「お母様に」と言ってやさしい本を貸して下さる
タドキストのみなさん、ほんとうにありがとうございます。
この場を借りてお礼を申し上げます。
母もいつの日か、皆様の前に、オフ会に現れることと思います。
母の多読の様子は英語の広場に書き込みしています。(最近は書けていませんが...)
「母の100万語」を書き込みできる日がくるのでしょうか!?

■書評やレビューについて
 レビューを書いてみよう。と、思ったのですが書いたことがありません。
1人ではじめるより、みんなで書ければ楽しいに違いない、と思っているのですが
企画・構想段階から先に進んでいません。という現状ではありますが...

最近、何かを始めようと思うときには「巻き込み」が一番大切だという気がしています。
自分1人でやることでそれなりの達成はできますが、人を巻き込んだほうが何倍も楽しいし、
より大きな成果を上げることができると思います。

というわけで、思いついたことはいろいろ試してみますので、福岡オフのみなさん、
これからもご協力よろしくお願いしますね(^^;

ちょっと長くなってきましたが、この先はスペイン語多読です。
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■セロ(cero)からはじめるスペイン語多読
はじめたての頃の様子はこちら
([url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-n-e&c=e&id=760])
に書き込みしています。
それからスペイン語多読はどのように進んだのか!?を追跡レポートしてみます。

1.1日1語身についた〜と思える時期があった(今日はxxxxを覚えた!みたいな感じ)
2.毎日インターネットラジオを聴くのが辛くなってきたため、ラジオをお休み
3.東京(タドキスト大会)に行ってスペイン語を布教するために、「iNoDavid!」を何度も読む
4.スペイン語のMANGAを一冊手に入れた(けれど、汚い言葉から覚えてしまう...iTonto!)
5.スペイン語の絵本をたくさん読む(眺める)
6.スペイン語の語数カウントツールを作ってみた(どんな語が多く出てくるかわかります、が、、、)
7.ちょっと英語に専念(スペイン語はぼちぼち、ともいう)

経歴曲線を描くと、徐々に右肩下がりで最後は沈没した感じになるでしょう。
「スペイン語が身についた〜」にはほど遠い感じです。
ですが、チャレンジした結果、自分にとって良かったやり方は残っていきます。

★"多読式"スペイン語学習のステップ
1.読み聞かせをしてもらおう
はじめに絵本を開いても音が出ないので、読み方を知らなければ本は進みません。
読んでもらって、後から追いかけて読むことで発音がわかってきます。
CDやテープでも同じことができますが、わからないところを説明できる点で
読み聞かせの方が気が利いているでしょう。
(でも、読んでくれる人を確保するのが大変ですよね〜)

2.絵本から「もの」の名前を覚えていく
犬、猫、家、鳥、熊、などなど。絵本のエース級のことばから定着する気がします。

3.次に形がないものを覚えていく
数字、色、形、などなど。絵本の中にはこれらを中心扱っているものがたくさんあります。

ただし、"多読式"でやるからには、投げても投げても次の本がある環境が必要だと思います。
絵本とはいえ、スペイン語が貯まっていないと何もわからなくて辛くなります。
この辺りは、費用対効果の観点から最初は単語をふやすなどのドーピングをしたほうが、
気持ちが楽かもしれません。
環境(絵本の数、読んでくれる人)や時間(いつまでに習得の目標が無い)や根気(めげない)が許すならば、
焦らず、絵本で楽しみながら身に着けるのもおもしろいと思います。

4.いろいろ試す
「絵本で〜」と言っていますが私の場合、ほかにも色々試しています。

・音源から(ラジオ、テープ)
・読み聞かせ(絵本)
・テレビから(NHKテレビ講座)
・webサイトから(たまたまヒットするサイト)
・単語帳

これらの中で意外にも効果があったのは「テレビから」でした。
たまたまこのシーズンのキャストが良かったのかもしれません。
ベゴーニャ先生がスペイン語で「ぺらぺらぺら〜」っと喋ってくれるのが好きでした。
(4月からどうなるんでしょうね〜)
何が自分に一番向いているか人それぞれだと思うので、
とにかく、何でも、手当たりしだいスペイン語に触れてみるのが
いいのではないか??と感じています。
それじゃあ、外国語をやるのに何が一番効くか答えになってない!?とは思いますが、
はじめのステップでは「なんでも、広く、たくさん」が重要だということです。

★ほかに気がついたこと
「これって、アレにもでてきた」という発見がその言葉の定着への道スジだと思います。(仮説)
⇒単語帳で覚えたモノが絵本ででてきても発見のイメージは△
⇒絵本で覚えたモノが単語帳で出てくるほうが、「なるホド!」と思う。
⇒絵本−絵本やラジオ−絵本など、日本語を介さないメディア同士のほうが
 「これどこかで見た、聞いた!」という定着イメージが強い。

絵本一冊(iNo David!)を何度も何度も読んで、この意味はこう、という
対応づけをやったので、「あ、これDavidででてきたアレだよ〜」と思い出すのが
「身についた」感があって嬉しいです。

お気に入りの絵本や、お気に入りのフレーズが増えていくと、
身に付き度合いが変わってくるのではないかと考えています。
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これからの目標は、もっと多読を楽しむことはもちろん、アウトプットもしたい。
英語を書く、洋書の書評を書く、スペイン語絵本の書評を書く、(ほかにも喋るとか...)
人を巻き込む、布教する、サポートをする、などなど、考えています。

ここまで長々と書いてしまいましたが、お付き合い頂きありがとうございました。
多読の場でもまたまたお付き合い頂くことも多いと思いますので、よろしくお願いします。

みなさんも、Happy Reading!


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