[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(13:31)]
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お名前: フク
投稿日: 2005/3/22(01:29)
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フクです。 3月12日、300万語通過しました。 この100万語はおよそ6ヶ月で読み上げました。 ■経歴曲線 ライフワークとなりつつある経歴曲線です。 感じ +|********* | 1* 6 7 8 | * **.... .... | * * ... .. | * * +---------+-*-------+---------+---------+---*-----+--------------- | 220* 240 260 280 *5 300 年代 | * *** (語数) | * *** | * 4 *** | *2 3 *** -| *************** 題して、「バスタブ曲線」。 1.200万語の後、少しはペースを保っていましたが 2.真の停滞というものを経験(後にフレンズ停滞と命名) 3.どうもテンションがあがらず、語数も伸びず、停滞宣言 4.だんだん気分はのってきたが語数は伸びず 5.ようやく調子を取り戻す 6.なじみの喫茶店が閉店することを知ってショック 7.喫茶店が閉まる前の最後の数日を通いつめて多読 8.ちょっとした燃え尽き症候群を経験する予定 10月 *************************** 11月 ************** 12月 ******** 1月 ************* 2月 ********************** 3月 ************.... 気分がよい時は語数が進み、のらないと語数が進まないのは当然と思いつつ、 今回、ひとつ発見したことがあったのでそのときの手記を載せます。 ■停滞について ======================= 大混乱の空港で、就航のアナウンスまだかな〜ってぼんやりしているとき、 停滞というものがナンであるかわかった気がします。 フクは100万語報告のときに「経歴曲線」を書いてまして、 そのときのムードをグラフにしています。 あのグラフでムードが下がり調子にあるとき、(ベクトルが下方向を指しているとき) それが「停滞」だということです。 もちろん、ムードが下向きに進行しているので、 多読も進まない、気分も晴れないという、 まさに「停滞」にピッタリな症状になります。 脱出には、誰かに「ポン」と背中を叩いてもらうだけでもいいと思うんですよね。 それがオフ会だったり、タドキスト大会だったりすると思います。 ======================= つまり、 ・カーブが上向き(ベクトルが+方向)=調子がいい ・カーブが下向き(ベクトルが−方向)=停滞中 となり、さらに、「感じ」の領域の ・「+」にあるときは、語数も進むし、難しい本も手を出せる ・「−」にあるときは、読めども読めどもはかどらない となるようです。今回の私の場合、260万語から280万語の間は、 方向はプラスに向いているが、感じはマイナスの領域のままなので、 「停滞感はなく、気分はそこそこ良いのだけれど、語数が伸びない」 といった今までに無い珍しい体験をしました。 ■停滞の脱出には 今回、長い停滞を経験しましたので、脱出までに試してみたことを上げておきます。 (きっと、後から自分で見たときにも参考になるでしょう) ・毎日読む習慣をつける ・誰かに会って多読の話をする ・心配事を片付ける どれもクリアしないと多読がバリバリできるようにはならないのですが、 どんどん読めているときは毎日読んでいる気がします。 「毎日読み」が自分の多読脱出の比重が高い気がします。 ■読んだ本について ・Invasion, The (ANIMORPHS #1)(★★★+) 話題のANIMORPHSシリーズをついに手に取りました。 中には「苦手」という方もいますが、自分にはぴったりです。 さすがに、50冊以上のシリーズになるだけあって、 ストーリーにぐいぐい引き込む力があります。 もしも、動物に変身できたら...シロクマになって大暴れしたい!? ・Forests of Silence, The (Deltora Quest#1)(★★★) こちらも話題のDeltoraシリーズ。 書店の洋書バーゲンで何冊か手に入ったので、足りない分を足して読んでいます。 話の筋が予想できてしまうところは子供向けのファンタジーっぽいですが、 背景に流れているストーリーは所々しっかり感があります。 この本の作者はRowanシリーズも書いているのですが、 どちらも人間の非力さを前提にしていて、その上で主人公が活躍するところに 作者のさじ加減の上手さがでていると感じました。 (勇者はいない、ということですね) ・Great Blue Yonder, The(★★★) テーマは重いけれど、読んでよかった。みんなにも読んでほしい作品。 これを機会にアレックス・シアラーの作品を集めているが、まだ読めていない... (Bootleg:チョコレート・アンダーグラウンドは絶対読もうと思う一冊) ・Tales of a Fourth Grade Nothing (★★★-) いわゆる「ファッジ」。 男の兄弟ってのは言葉では言い表せない、どうしようもなくいたたまれない気持ちになる。 この本を読んで、自分の兄弟と重ね合わせてしまい、いたたまれなくなって(-)を付けたが、 そんな微妙な心情が伝わってくる作品である。 ・Notebook, The(★★★) 300万語通過本&はじめて読んだペーパーバッグ。 揺れ動く心情を伝える描写はじれったくもあり、そこはかとなく趣き深かったりする。 これがPBと児童書の違いなんだな、とか。 ※()の中は評価です。 ※自分は辛口なので、平均★2つ。平気で★1つとか付きます。 ※★3つは自分の中で良いほう。★5つはかなりお気に入りです。 ■ファンタジーだった 自分の好きな本だったら多少難しくても読める。 しかし、そこからペーパーバッグが読めるようになるには、どういったステップがよいのか。 そう考えている間はなかなかペーパーバッグに進めませんでした。 今回やってみたのが、自分の好きなジャンルの本を固め読みして、レベルを上げてしまうという方法です。 自分の場合、たまたま「ファンタジー」というジャンルの山だったのですが、 「ファンタジー」の山を高いところまで登ってみると、「ペーパーバッグ」の山が 下のほうに見えたので、ひょいと飛び移れそうな気がしてきました。 主にデルトラがその役割を果たしたのですが、多少難しい作品でも、 同じ作者が書いている、長編の作品であれば、次第に慣れて読めるようになってくる気もします。 シリーズものにはこんな利点があるかもしれない、と思っています。 また、「こんな単語は一生でてこないだろうな」と思っていた言葉が、ちらほら出てきました。 (treachery, smother, marsh, etc.) 単なる思い込みだったのでしょうか、このジャンルでよく出てくる言葉だったのでしょうか... ■ペーパーバッグが読めました! さきほどのファンタジーの山から飛び移って、最初に手にしたPBはニコラススパークスの作品でした。 読めました。読みやすいと評判だったのは噂に間違いありませんでした。 この作品を読むときに一番役に立ったのが「持久力」でした。 スピードはでませんが、じりじりと読み進めていける持久力がPBを読むための一番の武器だと思います。 あとは集中力。PBを読むときは喫茶店や、自分の家など邪魔が入らず集中できる環境がないとまだまだ読めません。 しかし、ついにPBに手が出せました。 メインの英語多読300万語については、およそこんなところです。 その他、200万語のときに目標としていたことについては 近日中に【後半】で書きたいと思います。(つづく)
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