[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(14:50)]
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お名前: ジアス
投稿日: 2005/3/8(23:57)
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みなさん、こんばんは。
ジアスです。
石の上にもなんとやら、と申しますが、3周年の報告にやってきました。
ぷぷさんとのお約束は守ります(^^)
私の多読記念日は2/25なので、もう10日以上過ぎていますが(^^;;
ただ、石の上で我慢していたわけではなく、楽しみながらいろんな本を読み
まくって3年経ったんだなあと、本棚から溢れそうな英語の本を見ながら感慨に
ふけっています(笑)。
昨年の8/25、つまり2年半の日に600万語報告をして以来、掲示板への
報告からも遠ざかっていました。1周年で250万語、2周年で500万語の報告を
しましたが、3周年の今年は670万語での通過と、大きくペースダウンしています。
また、100万語通過以来、50万語ごとに報告していましたが、こちらも650万語は
報告せずに通過しています(^^;;
以前にも書いたとおり、この1年はそれ以前に比べて仕事が忙しかった上、
昨年の11月に人事異動があって新しい仕事に適応するための勉強もあり、本を
読む時間は以前に比べて減っているので当然だろうという感想です。
昨年の500万語通過時点で、「4年で1000万語」という目標を立てましたが、
あっさり放棄しました(笑)。
その目標を放棄したのはもう1つ理由があって、実は最近、外人さんと話す
機会があって、多読を3年やってきたのに、会話力は全くついていない、
ということを改めて理解しました。
多読をはじめたばかりの方には誤解しないで欲しいのであえて補足しますが、
多読をすれば本や新聞やWebサイトで何が書かれているかを理解する力はつき
ます。でも、自分の言いたいことを簡潔な英語でまとめて発音する力はそれと
はかなり別のもので、違う訓練を必要とすると思い始めています。
陸上競技に例えれば、多読で力がつくのは長距離を走る持久力、会話で必要と
されるのは短距離走の瞬発力だと思っています。
でも、多読をやったおかげで持久力はついたから、瞬発力を上げるには、
瞬発力を上げるトレーニングメニューを組めばいいんだ、という結論に達し、
最近は多読のペースを落として瞬発力を上げる筋トレをはじめました。
具体的には、CDと本を使っての会話練習と英文法の学習です。
シャドウイングや音読も一時期やっていましたが、やめました。というのは、
本の内容をトレースするより、自分の話したいことをいかに英語で発信できるか、
ということに軸足を移したくなったからです。要は他人の借り物でなく、自分の
頭の中で浮かんだ言葉や感情を、いかに自分の知っている英語で短時間に置き換え
られるか、という訓練が必要と感じているからです。
また、メールや作文といったライティング能力もつけたいと思いますが、
より短時間に反応を要求される会話能力と、正しい文法知識が身に付けば、
その後でやるのが近道と今は考えています。しゃべれれば書けるだろう、という
ことです。日本語も書くよりしゃべるのを先に覚えたはず、ということで。
ひととおり今の会話教材を終えることができたら、短い会話文の多い映画を
使って、シャドウイングは再開するかも知れません。
私は欲が深いのです。持久力も瞬発力もつけたいのです。でも、つらく
なったら呑気に好きな本を読んだり、"Friends"や映画を見て気楽に笑えば
いいや、と思わせてくれたのもSSSのおかげですね。感謝です。
いよいよ私も4年生に進級(?)ということで、今年は多読でつけた持久力を
ベースに、+αの英語発信力をつけたい、というのが今年のテーマです。
また何か変わったことがあったら報告にきますね。
というわけで、本のほうは今までの全部報告をやめて、半年前の報告以来
印象に残った本をピックアップしてご紹介します。
●A Tale of Two Cities(PGL5)/★★★★
ディケンズの代表作「二都物語」。重厚な内容でしたが読み応えがありました。
長年読みつがれているにふさわしい名作だと思います。
●Mad About Madeline/★★★
マドレーヌのコンプリ本。豪華な装丁で楽しかったけど重たかった(爆)。
くいめいさんありがとう。
●Skylark(Patricia MacLachlan)/★★★★
●Caleb's Story(Patricia MacLachlan)/★★★★★
"Sarah, Plain and Tall"の続編。やっぱり読まずにいられないっ!
●Mr.President(George Sullivan)/★★★★
アメリカの歴史を230年分駆け足で読んだ感じですが、いろいろな本や映画に
出てくる時代背景の良いおさらいになり、いっそう他の本や映画が興味深くなり
ました。
●Lyle, Lyle, Crocodile他
ワニのライルシリーズも8巻制覇しました。詳しくは書評/レビューをどうぞ。
私はこのシリーズ大好き。ほのぼのした楽しい絵本です。
●The Moneymaker(PGL5)/★★★★★
17世紀の英仏ですでに現実に起こったバブルとその崩壊の過程がリアルです。
300年後の今読んでもスリリングな、お金の本質について考えさせられる超
お勧めの1冊。
●Happy Times in Noisy Village/★★★★★
やかまし村は最高ですね。いつ読んでもほのぼのします。あずきさんありがとう。
●Howl's Moving Castle/★★★★
ジブリの最新作「ハウルの動く城」の原作。映画はレビューにも書いたとおり、
原作のモチーフを使った宮崎駿さんの映画になっていますので、原作とはかなり違う
話になっています。原作は評判通りかなり歯ごたえがあります(特に前半)が、後半
物語が大きく動き出したらあとは最後まで楽しめると思います。レベル8〜9?
●The Polar Express Trip to the North Pole/★★★★★
映画「ポーラー・エクスプレス」のノベライズ。オールスバーグの絵本「急行
「北極星」」にない登場人物がいたり、かなり話をふくらませていますが、「世界一
壮大な嘘(^^;;」にふさわしいファンタスティックな本です。お薦め。
●Love Actually(PGL4)/★★★★
英国有名俳優総出演(?)の映画「ラブ・アクチュアリー」のノベライズ。
登場人物が多いので映画を見てから読むのがお薦めですが、いろんな恋模様を描く
誰に感情移入するかでいろんな楽しみ方がある、ストライクゾーンの広いお話だと
思います。
●Baseball's Best Five Stories(SIR2)/★★★★★
メジャーの野球殿堂入りした5人の名選手の物語。どれも興味深い話ですが、
アメリカ史を底辺に置いて考えると、ジャッキー・ロビンソンが黒人選手として
初めてメジャーリーガーになったことに最も感動を覚えます。
●Made in America My Story(Sam Walton)/★★★★★
実はこの本は3年前に私が多読を始めるきっかけになった本の1冊です。
西友を買収した世界最大の小売業ウォルマートの創業者、Sam Waltonが亡くなる
直前にまとめた自伝。アーカンソー州の片田舎で彼が起こした小さな店が、全米を
席巻するまでのサクセス・ストーリーを、サム本人の述懐だけでなく、家族や社員や
その他彼に関わった多くの人たちのコメントを交えながら、時にはユーモラスな
エピソードも交えながら語られています。巨大企業になっても官僚主義に陥らず、
末端の従業員にまで日々の仕事のモチベーションを高めるにはどうすればいいか、
という示唆にも富んでいて、流通業界の方のみならず、すべてのビジネスマンに
お勧めできると思います。
一昨年邦訳が出たのですが、とにかく今回読めるのが嬉しくて、1章読むごとに
邦訳を読み返す、というパンダ読みをしました。でも、ほとんど英語で理解できて
いることに改めて感慨を覚えています(^^)。
とりあえず、この3年間、無駄ではなかったどころか、力がついたのだなと。
●tuesdays with Morrie(Mitch Albom)/★★★★★
老教授が病気に冒されて、段々弱っていきながらも、最後に筆者に人生の全てを
経験して学んだことを教える、最後の授業は非常に含蓄のある授業でした。
1章づつ、1つ1つの会話をですら、かみしめたくなる1冊でした。
SSSの方針には反するかも知れないけど、読み飛ばさずに、じっくり味わいたい
1冊です。邦訳買うかな〜!
★恒例のおまけ 半年間に見た映画たち44本
Rebecca(レベッカ)/★★★★
About a Boy(アバウト・ア・ボーイ)/再/★★★★
The Cider House Rules(サイダー・ハウス・ルール)/★★★
A Fish Called Wanda(ワンダとダイヤと優しい奴ら)/★★★★
To Kill a Mockingbird(アラバマ物語)/★★★★★
There's something about Mary(メリーに首ったけ)/★★★★
Willy Wonka& The Chocolate Factory(夢のチョコレート工場)/再/★★★
The Rookie(オールド・ルーキー)/★★★★
Simon Birch(サイモン・バーチ)/★★★★★
All a Vi Barn I Bullerbyn(やかまし村の子供たち)/★★★★
The Hunt for Red October(レッド・オクトーバーを追え!)/★★★★
A Perfect World(パーフェクト・ワールド)/★★★
Matilda(マチルダ)/再/★★★★★
Bruce Almighty(ブルース・オールマイティ)/★★★★
Brassed off!(ブラス!)/★★★★
The World According to Garp(ガープの世界)/★★★★
Autumn in New York(オータム・イン・ニューヨーク)/★
A Streetcar Named Desire(欲望という名の電車)/★★★
Sweet Novenber(スウィート・ノベンバー)/★★★★
Annie Hall(アニー・ホール)/★★★
Tomb Raider(トゥームレイダー)/★★
Serendipity(セレンディピティ)/★★★★★
For Love of the Game(ラブ・オブ・ザ・ゲーム)/★★★
The Fugitive(逃亡者)/★★★★★
Falling in Love(恋におちて)/★★
Chicago(シカゴ)/★★★★
From Here To Eternity(地上より永遠に)/★★★★★
The Polar Express(ポーラー・エクスプレス)/★★★★★
ハウルの動く城/★★★★★
The Hotel New Hampshire(ホテル・ニューハンプシャー)/★★★★
Love Actually(ラブ・アクチュアリー)/★★★★★
Billy Elliot(リトルダンサー)/★★★★★
Titanic(タイタニック)/★★★★
Searching for Bobby Fisher Innocent Moves(ボビー・フィッシャーを探して)/★★★★★
What's Eating Gilbert Grape(ギルバート・グレイプ)/★★★★
TAXI(TAXI NY)/★★★★
少林足球(少林サッカー)/★★
世界の中心で、愛をさけぶ/★★★
Mystic River(ミスティック・リバー)/★★★★
Runaway Jury(ニューオーリンズ・トライアル)/★★★★★
Planet of the Apes(猿の惑星)/★★★
Ocean's Eleven(オーシャンズ11)/再/★★★★
Ocean's Twelve(オーシャンズ12)/★★★★★
Ray(レイ)/★★★★★
ところどころ英語じゃないのも混じっていますが、まあご愛敬(笑)。
私が楽しめたかどうかが基準なので、みなさんの好みと違っても許してね。
相変わらず、時代もジャンルもばらばらの気分次第鑑賞です。
本を読む時間はなくても、映画のペースは落とさない、というぐらい、こっちもいまや
多読と独立した趣味になっています。
さらにこれとは別に"Friends"は地道に見続けています。いまSeason5に突入。
Season4の最後でLondonに行ったエピソードから、もう目が離せない状態です(^^)
というわけで、小4に進級する私の上の娘と同じく、私もSSSでは4年生。
多読以外にもチャレンジしながら、本と映画も楽しんでいきたいと思います。
またそのうち、気が向いたら報告にまいります。
ではでは、どちらさまも、Happy Reading!
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