400万語通過報告です(主にwritingに関して:長文注意)

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5080. 400万語通過報告です(主にwritingに関して:長文注意)

お名前: marin
投稿日: 2005/2/28(22:47)

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みなさま、こんばんは。marinです。

ゲームにはまったり、引越し準備等で、通過してからずいぶん経ってしまいましたが、
昨年の11/26に400万語を通過しましたのでご報告します。 
ついでに昨年の10月に2周年も迎えました。

今回、300〜400万語での収穫はwritingです。 正直なところ、多読をしてwriting能力が
あがるとは思っていなかったので、ある意味、楽に読めるようになったことよりうれし
かったです。私は日本語の文章を書くこと自体得意ではなく(多分、普通の人の5倍
くらいかかる)、ましてや英語の文なんて!というのがあり、writingに関してはあきらめ
の境地にありましたので。

*2年経って多読に関して思うこと*

1語、1語、わからない単語を調べていたら、いつまでたっても読み進められ
ないよとか、辞書引いても意味なんかさっぱり覚えられないよとか、「give」=「与える」
という覚え方がなんの役にもたたないよとか、身を持って経験してきましたが、
どうしてそれがだめなのか、じゃあ、どうすればいいのかというのはずっと、
ずっと、よくわからないでいました。

多読を2年続けて、やっと、自分なりの回答がわかってきた気がします。

よく、語数以外に、多読開始からの時間もなんらかの相関関係があるんじゃないか
ということが書かれていますが、こういう、英語に対する“気付き”というのが
ある程度の時間を必要とするのかなと思います。 短い時間にたくさん読んだ
人の方が絶対、早くいろいろ読めるようにはなると思いますが、“気付く”に
はそれなりに時間がかかるのかな、と。

*Writingに関して*

今回の収穫はwritingなので、今までの私の取り組み?と、多読をしていたら
書けるようになっていたよ(喜)というのをまとめたいと思います。

会社で英語を使おうとして、今まで自分がやってきた英語の勉強がほとんど
役に立たないことに気付いたのはかなり初期の段階でした。
今でも、ある意味、ショック?だったので良く覚えているのですが、「昨日、
もらったFaxのことだけど」と英語で書こうとして、「もらう」って英語で何と
いうのかさっぱりわからなくって、こんな簡単な英語も思いつけないのか!と
いうのがその時です。
それで、「もらう」の英語がわからないから、英語がでてきそうな日本語を
一生懸命考えて、「受け取る」がでてきて、やっと、「receive」にたどり着けました。
実は、「もらう」を和英で引くと、ちゃんと「get」とか出てきますが、こんなの
「get」使えばいいじゃない、というのにたどりつくにはずいぶん時間がかかり
ました。 私にとって、「get」は「得る」だったから。

「give」=「与える」が何の役にもたたないことがわかった記念すべき(笑)瞬間です。

英語を書くときは、まず、日本語でフルセンテンス(笑)で書きたいことを考えて、
それを英訳。しかも場合によっては、英語がでてくるように日本語を考え直すという
作業もしていました。

また、わからない単語は和英で調べたりしましたが、私の日本語から正しい英語が導き
出されているのかが信用できない(^^;)ため、英和でもう一度引き直し、例文を見て、
本当にあっているかどうか確かめて、だめなときは、また、それらしい英語がでてきそう
な日本語を考え直して引き直していました。

更に、和文英訳をすると、受身形になってしまうことが結構あり、受動態が多い文なんて、
英語としてすっごい不自然だから、受動態から能動態に書き直すということもやったりしました。

今回、たまたま、KingのOn writingという本を読んだのですが、この中にも、「なんで、
受動態なんかで文を書く必要があるんだ!?」と、Kingらしい物言いで書かれてたりして、
もう、ほんと、ごもっともなんですが、日本語から英語にするとなっちゃうんだよーと
いう感じです。
この本は、小説の書き方?を書いたもので、作家になりたい人へのアドバイスが載って
いる本ですが、小説ではなく単純に「書く」ということに関してためになることが
いっぱい書いてありました。

そんなたいへんな思いをして英語を書いていたのですが、気付いたら、あれ、
日本語で詳細まで考えなくて書けてるよ、となっていました。それも、うまく
書けないなと思ったら、日本語を介することなく、もっと簡単な英語で書ける
ようになっていました。

多読をやって、やっと、「give」が「give」になった、これまた記念すべき瞬間です。

どうすれば、「give」が「give」になるのかは、KingのOn writingに書かれている
これしかないと思いますので、引用しますと、

Read a lot and write a lot. No shortcut.

Kingって本質、つくのうまいと思います。これしかないですよ。
たくさん読んで、たくさん書く!これ以外の近道はないです(断言!!!) 
私の座右の銘になりました。

本当にそうなるのかな〜と不安に思う人に、たくさん読むことは、書くことに影響を
ちゃんと及ぼす例も、書いておきますね。

仕事で書いた英文(仕事でしか英文書きませんが(爆))なので、ちょっと引用
できませんが、xxxxxxxxxx, though.って最後に、, thoughがくる文を書いたのですが、
最後に, thoughをもってきたのは初めてでしたが、自然にぽっこと出てきました。
そういえば、Kingで結構、見かけたよな〜と思って、King読んでたら、やっぱり、
, thoughがでてきて、読んでいるといつの間にか、自分の中にたまっていって
出てくるようになるんだなと思いました。ただ、ひたすら書いているだけでは、
この文章はでてこなかった自信があります。(どういう自信だ。。。。)

On writingには、他にもいろいろとためになることが書かれていて、書きたいことは
まだたくさんありますが、長文になってきてしまったので、Writingに取り組みたい方は、
On writingを是非、読んで確認してみて下さい。(Kingなので、読みやすくはありませんが。。。)

*読んだ本*

300万語から400万語は約7ヶ月で達成しました。(ずっと5〜7ヶ月くらいです。)
通過本は、Kingの”Bag of Bones”。これで長い本読む自信もつきました。

[絵本]

The tale of Peter Rabbit ★★★★
The tale of two bad mice ★★★★
The tale of squirrel Nutkin ★★★★
The tale of Benjamin Bunny ★★★★

*YLはPeter Rabbitが書評で0.5になってたのですが、これが0.5(汗)?という
のがあって自信ないのでつけるのやめました。。
 
ピーターラビットはイラストが大好きで、鑑賞用(^^;)にずいぶん前に買ったものです。
なんとなく、書かれた年代が古いものは読み辛いんじゃないかと思ってたのですが、
やっぱりという感じでした。鑑賞用のため(^^;)、すっかり読む本としての存在を忘れて
ましたが(そもそも私にとって、絵本は読むより見るで、絵を見てる方が長いです)、
今まで忘れてて良かったとさえ思いました(爆)。

[児童書]

* Deltora Quest #1~#8 / Emily Rodda YL5.5  ★★★★★ 250,000

RPGゲーマー必読の書!! はっきりいって、本を読んでいるというより、ゲームを
やっている感じでした。面白すぎ〜。ゲームのツボが全て押さえられています。
主人公達はうっかりでよくピンチに陥るのですが、その中でも、バルダがうかつなのが
個人的にすごいツボでした(笑)。登場人物はとても良くできていると思います。
また、話の作り方がすごくうまくて、8冊ともほぼ同じ頁数で、同じネタが重なることなく、
中ボス(笑)からお宝ゲットと、1冊ずつ話が完結しつつ、8巻まで話がきちんとつな
がっています。特に、最終巻、それまでのことが伏線になっていて、二転三転する展開は
お見事!です。
あと、この本はちゃんと、カバーなどつけずに全巻並べて置きましょうね〜。
うまいなあ、ホント!ともう一度、感心できます。

* Deltora Shadowlands #1~#3 / Emily Rodda YL6.0  ★★★★★ 93,000

Deltora Quest続編。Deltora Questに比べると話が短いこともあり、話の面白さは
落ちますが、それでも十分楽しい!と思える話です。やっぱり、最後はどんでん返しを
やってくれます。
当然のように続々編も3巻まで購入済み。話が途中で終わるのが嫌なので、全巻出てから
また一気読み予定。
なんとなく、くもがお気に入りでした(^^;)。

* Eva / Peter Dickinson YL6.5  ★★★★ 64,328

久子さんが紹介して下さった本で、設定がとても気になったので読んでみました。
EvaがAhというのが可愛かったです。Ahしか話せないのですが、Ah!とかAh..
とかで、ちゃんと言葉に表情が出てるのがうまいなあと思いました。
けっこう重い話で、ネタばれになってしまうので書きませんが、この話が暗示する
未来って。。。。と思うものでした。

[PB]

* The Eyes of the Dragon / Stephen King YL7.5  ★★★★ 104,000

Kingに読み易い本はないのか!!と探し続けて(ウソ)、探し出した本です。
Kingが子供向けに書かれた本ということで、思った通り、他の本に比べてとても
読みやすかったです。子供向けと言っても、おいおい(^^;)という出だしで始まり
ますので、対象年齢は高め。(娘さんのナオミさんのために書いた本なので、対象年齢は
そこから割り出せるとは思います。)
話自体はふつうのFantasyで話の展開が見えており、その点で面白みには欠けますが、
人物描写等はさすがKing!と思わせるものがありました。

* Dead Zone / Stephen King YL9.5  ★★★★★ 133,000

もう、すごく切なかったです。最後の方で、サラがいうセリフ、私も本当にそう思う。
これがジョニーの運命なのかなあ。
KingがOn writingで唯一?プロットしている話と書いていただけに、ジョニーの話と
スティルソンの話とその他の話が、話が進んでいく中でそれがどんどんと一つの話に
なる様はとても良くできていました。
ジョニーの部分はわかり易かったのですが、アメリカの政治なんかさっぱりわからんよ、
な私には、スティルソンの部分がちょっと厳しかったです。
話はとっても良かったです。ホラーではないので怖いのが苦手な人にもおすすめ。

* On writing / Stephen King YL9.5  ★★★★★ 80,400

小説の書き方に関して書かれた本。前半部はKingが子どもの頃からの書くということ
との関わりについて書かれています。(お兄さんが最高(笑))そこはかとなく、Dahlの
Boyっぽい感じで面白かったです。後半部は小説の書き方に関して書いており、上でも
書きましたが、書くということに通じる部分がたくさんあり、とてもためになり、かつ、
面白かったです。(特に、Kingファンにとっては、何故、kingが汚い(笑)言葉を使う
のかに関しても書かれていたりして面白さ倍増です。)皆さんが良く気にされている文法
ですが、Kingもやはり必要とは書いていますが(Nativeの人でも苦手な人が多いようで
ここらへんのくだりは笑えます)、Warriner’s English Grammar and Compositionの
表紙、背表紙のサマライズされたもので充分と書いてありますので、その程度(どの
程度だ)で充分なんではないでしょうか。
巻末に、3〜4年の間に読んで面白かった本の一覧が載っていますが、Kingの読書量の
すごさがわかります。(いずれ、ここに載ってる本、追いかけてみようかな)

* Blood work / Michael Connelly YL8.0  ★★★★★ 147,000

今はなきPBの広場(合掌)で、大人気のConnellyを、私も読んでみました。
皆様の評価通り、面白かったです。特に最後の100頁くらいは、話が気になって仕方が
ないので、一気に1日で読んじゃいました。こんなペースでずっと読むのなら、1000万語
もすぐなんですけどね〜(笑)。
ゴッドファーザーをきちんと見ると、おおっ〜とか思えるんですかね。何だか、そこが
今でも気になっています。

* Bag of Bones / Stephen King YL9.5  ★★★★ 210,000

前半部が静で後半部が動。そんな感じで、中盤までいっこうに話が展開しませんでした。
といっても不要な話が書かれているわけではないし(というより、かなり伏線
は張られている)、つまらないというわけでもないですが、この中盤までの長さが
300頁超えてるというのは(^^;)、さすがにどうかと。
しかし、中盤をすぎると、いきなり急転直下の怒涛の展開。ほんとうに、息つく暇もない
くらいのすごい展開で、話にのめりこんでいきました。

それでは、Happy Reading!


▼返答


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