[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(19:38)]
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4924. 2周年になりました、あっという間の575万語です(長文注意)
お名前: ゆきんこ
投稿日: 2005/1/30(19:45)
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こんにちは、ゆきんこです。 2年前の冬にペーパーバックを読み始めたのですが日付ははっきりしません。 2月にはかなり読んでいたような記憶があるし お正月に始めるわけもないので たぶん1月末ぐらいをスタートとして2周年の報告です。 その当時SSS多読を知らなかったのですが なにはともあれ一番好きだったピルチャーから読み始めました。 ちょうど昨年の今頃英語教育の2月号でSSS多読を知り 色々なレベルの本を読むようになりました。 生徒にも多読を教え始めてそろそろ9ヶ月になるかな。 ということで長文ですがお付き合いください。 1、まずは500万語以降に読んだ本 *Scholastic A True Book 2冊 *OBW Factfiles England 他 全部で6冊 *Hello Reader 2冊 *Step into Reading 2冊 *Oxford Bookworms level 1 2冊 *Nate the Great , Saves the King of Sweden *Mr. Majeika 面白かったので揃えようかなと思っています。でもこんなぽけぽけした魔法使い のキャラはあまり今までなかったような・・・ *Wizard of Oz, Frank Baum Templar Classics 社の単行本、装丁とイラストの美しさに一目ぼれして買った 子供のときに読んだので小さなエピソードの一つ一つ思い出されて嬉しい。 子供達にも必ず読んで欲しい本の一つです。 *Voices in Summer, Rosamunde Pilcher いつも報告の際には必ず入れようと思っているピルチャーです。 これもとっても愛らしいおはなしです。大人向けの童話のような。 あとピルチャーで読んでないのは[Shell Seekers][September] すでに注文したのでこの次コンプリートしたら報告しますね。 *Angels & Demons, Dan Brown これも面白い小説なんでしょうが、どうも私はダン・ブラウンと相性悪い。 読むのに、ちょっと読んでは横に置き、なんと1ヶ月半もかかりました。 トム・ハンクスでダヴィンチ・コードが映画化されるってほんと!? でも色々ためにもなる小説でしょう。 文中ランドンがヴィットリアに推理を誉めて [Nice work,Nancy Drew] というシーンがありくすっと笑ってしまいました。 イタリア人のヴットリアはけげんな様子でしたが。 *The Magic School Bus 8冊 子供が小さい頃NHKでアニメを見てました。思ったより面白くてびっくり。 科学物として色々単語が覚えられて便利? 全然読めないくせに面白いと眺めている生徒がいます、なぜでしょうね。 もっと買えと責められてもいます。はいはい、気長に待っててね *Lizzie Zipmouth, Jacqueline Wilson Cliffhanger Buried Alive なんだかジャクリーヌ・ウィルソンにはまってしまいました。 子供の性格描写がすごくうまい作家ですね。イギリスっていじめが多いの? 図書館にも日本版がたくさんあって結構読まれているそうです。 今後もそろえたいと思っています。 *Saga of Darren Shan 1,Cirque du Freak 2,The Vampires' Assistant 3,Tunnels of Blood 4,Vampire Mountain 今回は初めて読んでものすごくはまったシリーズが多かったのですが ダレン・シャンは本当に面白かった!面白いからすぐ読めちゃう! 現在は5を読んでます。 日本語版を見たときにはフーンだったのに英語版にはほんとまいった。 次がはやく読みたくなる、あとをひいてしまうシリーズです。 生徒達は日本語版との装丁の違いにしきりと感心していました。 いつかは英語版で読んで欲しいです。 2、自分の多読歴を振り返って 14年前にバンコクに行き5年間住んでいたのですが 真中の2年ほど英語を一生懸命やってた時代がありました。 それ以外の時期はわりとタイ語を勉強してました。 会話学校にも通い(つまらなかった!) 個人でアメリカ人の先生に習っていました。 先生の持っているテキストがあまり適当でなく 先生が「あなたはこういうテキストより雑誌なんかがいいんじゃない?」 というのでアメリカの育児雑誌とか「Good House Keeping」なんかを読みました。 そのうちペーパーバックが読めないかしらと思い手にとったのが Tunnel Vision, Sara Paretsky Apollo 13 だったらしい(我が家にあるアジアブックスのシールがある本だから) これはまったく無茶としかいいようがない、読めるわけがない。 今から半年ぐらい前やっと読めたぐらいですからね。 でもSSS多読のことなど知るよしもなく、無理して背伸びしてたのね。 この頃にSSSがあったらもう10年も前にすごく英語力がぐーんと伸びてたはず、 (愚痴ですので気にしないでください) 自分の子供達も英語を習っておりそのうちの一人の先生がフォニックスを教え 書き方、読み方を教え、本を読むことを勧める先生でした。 その先生が辞める時にAddison Wesley,Oxford level 1 などの本を5冊くらい 下さいました。そしてあなたも英語を教えられるよと励ましてくれました。 その後帰国、数年後児童英語を教えるようになりましたが、この辺の経験が 私の原点になりました。 今チャンツや絵本を読み、フォニックスもいれて 多読を教えているわけですが加工されていない英語をたくさん読み聞く体験が すごく大切だと痛感しています。 実際始めて9ヶ月くらいの子供達が一生懸命読む姿を見ていますと 多読でなければここまでのモティベーションはなかったでしょう。 先日のインドネシア大津波で、これは重要だと思ったので 新聞記事をコピーして多少の単語は意味を教えて 少しだけ読んでみるというのを中一とやってみたところ 結構分からないところは飛ばしつつ読んで理解しているではありませんか! これって多読の効果ではないですか。 学力をつけるとか試験対策もしてはおりますが 必要だし理解したいから読むというのが大切だと思います。 この子たちといつか新聞や本を読んでディスカッションができるかしら? と夢見ています。 ペーパーバックを再び手にとるまでは それなりに英会話クラスにも行き自分でも勉強して読めると思ったからでもあり たくさん読んでいらっしゃる方に勧められたからですが むずかしい本ではなく日本語で何度も読み心から大好きだったピルチャーから始めたので本当に幸運でした。 選び損なったらまた失敗だったかも! SSSに出会ってからはますます絶好調の多読ライフです。 多読を生徒に勧めるのも自分がたくさん読んで効果を実感しているからであり とても楽しいからです。 社会人ブッククラブも始めましたが 一人一人の読みたい本というのはとても個性的です。 私も一緒に刺激を受けて一緒に読みつづけたいと思っています。 3、多読を続け500万語超えて思うこと 本を読んでいると自分の声ではない声で読まれているような感じで 音が頭の中で流れているようです。 その作者の書く文章と自分の好みがぴったり合うことが はまる要素の一つでもあります。 好きなシリーズも増えたので大変ですが SSSの皆様のおかげで本当にたくさんの本に会うことができました。 第二言語習得の専門書も読めるようになり、 涙がでそうなぐらい感激です。 第二言語を習得する際の色々な要素、仕組み、特に読書との関わりは ものすごく面白く、教えている身としてはもっと考えていきたいです。 細かい単語から入って一つ一つを分かってから全体を理解するのを 「ボトムアップ」と呼び 多少わからなくても全体を読みおおよその意味をつかんでいくのを 「トップダウン」と呼ぶのだそうです。 Readingというのは本当に複雑な過程なのですね。 一つ一つの英語の知識を獲得し自分の中で整理して 学習者が言語を習得する過程を勉強するのは自分の英語学習でも 教える上でもすごく参考になります。 多読は第二言語習得にとって欠くことのできないものです。 掲示板上でいつも皆さんに励ましていただき 多くのアドバイスをいただき本当にありがとうございます。 これからもHappy Reading!
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