私の200万語:その2

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4855. 私の200万語:その2

お名前: ウルトラQの母
投稿日: 2005/1/15(22:01)

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英語快読 200万語(5)−ポジティブな態度がもたらすもの

CERの5〜6の本を数冊まとめ買いしました。やはり読み応えがあり、かつ、面白いです。ケンブリッジ大学出版のGRは良い書き手を集めてるなぁ…と思う。

「GRは、これは一つの文学のジャンル」だ、というのが最近の私の持論なのだけれど、以前の私はそうではありませんでした。GRというものに、「ど〜せ、お勉強用の教材でしょ?」とGRを多読するという「方法」に懐疑的な状態で出発した「100万語」の最初の頃は、「面白さ」の評価が厳しくなりがちだった。しかし、それは私の懐疑的な態度が面白さを感じるセンサーを鈍くしていたためとも言える。

「100万語」の途中から、だんだん多読が面白くなり始め、一度、「一貫性は欠くが、今後評価を甘くします」と書いたことがありました。「200万語」の私は、それよりさらに評価が甘くなっている感じがします。どれを読んでもそれなりに楽しめる。どれを読んでも以前より楽しめる。

やはり、そのことに「前向きかどうか」って、そのことの「面白さ」と深く関連しているんですね。

これには異論もあると思うけれど、私は、バレエにおいて、「自分の求める水準以上」の先生だったら「惚れるが勝ち」と思ってるんですが、これも多読と同じかな。もちろんケガにつながるような誤った指導には細心の注意を払って、「従わない」ようにしないといけないけれど、そういう基本的な水準を満たしている先生なら、その指導の「弱点」を見るよりも、「強いところ」「良いところ」を見て、ついていった方がレッスンの満足度が増して、結果として上達にもいいように思います。

「この先生は○の教え方が今一つ」とか「この先生って×な訓練は受けてらっしゃらないんじゃないかしら」と思いながらレッスンするよりも、「この先生の△ってステキ」とか「この先生って□なところをよく見てくださってるのよねぇ」と思いながらレッスンを受けた方が身につく度合いが高いように思います。

まぁ、これは私の場合、「先生に恵まれているから」言えることであるし、教室もカケモチしていてそれぞれの教室で複数の先生に習っているから可能なことかもしれませんが。

多読という方法に懐疑的だった頃の私と、この方法は面白い、と思っている今の私とでは、今の「面白がって」多読をしている私の方が、「発見」も多いし、映像を見たり、異なるGR同士のつながりを考えたり、歴史的背景を考えたり、多読を軸にさまざまなものを楽しんでしまうという「発展」の可能性も広がっている…そう思うのです。

32.2004年7月31日:A Love for Life:CER6:レベル6:28722語:173033語:☆☆☆☆☆:主人公の女性は子どもが産めない。パートナーとともに養子をもらおうとして面倒な手続きの最中だった。ところが、もうちょっと、というところでパートナーに去られてしまう…。それでも養子が欲しい・・と思う。手続きはさらに面倒になるが、念願かなって女の子が彼女のもとへ来ることになる。ちょっと難しいところのある子だ。新しいボーイフレンドが出来かかるけれど、このボーイフレンドと養女の折り合いが悪い。一方、養女は親友の息子と同級生になることに。その担任の先生に主人公は惹かれるものを感じる。ところが、その先生に、生徒虐待の疑惑が…。シングル女性が養子をもらう困難さ、ボーイフレンドは欲しいけれど養女との折り合いが…など、主人公の切ない心情がよく描けている。担任の先生に虐待疑惑がかかった時に彼が「女性の先生なら何でもないことが、男だというだけで疑いを持たれる」というようなことを言うのだけれど、「女性職」に入っていく男性にも色々苦労があるのだなぁと思わされた。

33.2004年8月1日:Trumpet Volunatry:CER6:レベル6:29378語:202411語:☆☆☆☆☆:平穏な生活を送っていた音楽家夫妻…。しかし、突然トランペット奏者の妻が疾走。ビオラ奏者の夫は妻のゆくえの手がかりを求めて妻のPCを見る。すると、そこには、音楽学校時代、ワイルドな魅力でもてまくっていた妻の元カレからのメールが…。実は、夫・妻・元カレともに3人は同じ音楽大学で過ごした。でも、妻とはもう10年も平穏な結婚生活を送っていたというのに…。夫は、音大時代からの演奏仲間をふりきって、妻を探しにリオに旅立つ。しかし、妻の疾走の背景には、国際犯罪がからんでいて、事はどんどん深刻に…。妻は危険もかえりみず、元カレの犯罪に手を貸そうとしている。ダイナミックで切なく、読み応えがあります。
 で、このタイトル、実は、失恋の痛手で自殺した作曲家がトランペットのために作曲した曲のタイトルなんだって。(>SSSのHPで知りました)そんなところもとってもオシャレですね。ネットで曲のサワリを聴いてみたが、けっこう有名な曲です。

34. 2004年8月5日:Windows of Mind:CRE5:レベル5:25700語:218111語:☆☆☆☆☆:イギリスらしい、サーカズムに満ちた短編集。味覚・視覚・聴覚・ゴシップへの嗅覚(?)(>そういえば、最後のオチも「臭い」)・「気」というか、ボディ・アンド・マインドの「マインド」(?)系な感覚(?)…。いずれにせよ、「感覚」をテーマにした5編です。ずっしり心にこたえる感じ。

35. 2004年8月9日:Deadly Harvest :CRE6:レベル6:27346語:255457語:☆☆☆☆☆:静かで平和な小さな町に赴任した主任警部に昇進したばかりの女性が主人公。警官たちは平和になれきっていて、この町で起こる車荒しなどは町の外から来た人のしわざ・・と決めつけている。もちろん男性たちは、女性主任警部の下で働きたくなんかない。そんな町で、彼らがこれまで経験したことのない殺人事件が発生。しかも、その事件は単なる殺人事件ではなく、もっと大きな犯罪が絡んでいたのです。主人公はこの町に赴任するにあたってボーイフレンドと別れて来ており、慣れない土地でプライベートにも孤独を味わいながら、でも、警察という男社会、階級社会の中で頑張っています。というより、やっぱり警察の仕事が好きなんだと思う、この女性。主人公も魅力的だし、推理小説としてもよく出来ています。

36. 2004年8月14日:In the Shadow of Mountain:CRE5:レベル5:22862語:278319語:☆☆☆☆☆:主人公の女性ジャーナリストの祖父は、74年前にマッターホルンで遭難しました。その遺体が見つかったという連絡が入り、彼女はスイスへ…。そこで祖父の死をめぐって、彼女の家族と、そしてスイスで祖父が好きになった女性の家族がさまざまに来るしんでいたという「過去」が明かになっていきます。彼女が「食ってく」ために、あるいは、ジャーナリストとして「書く」仕事にまがりなりにも就くためにストーリーを書いている媒体は、センセーショナルにゴシップ仕立てな記事を載せるというタイプ。彼女の家族は、彼女がそういう媒体に文章を載せることを快く思っていません。そして、ボスは、彼女のストーリーをセンセーショナルな形で媒体に載せたい…。そこに彼女自身のロマンスが絡んで、重構造で話は進んでいきます。なかなか良質な物語に出来上がっていると思います。

英語快読 200万語(6)−バーナビー警部

200万語のPBにはバーナビー警部のシリーズの中から1冊…と思っていました。

「バーナビー警部」はイギリズでは、人気TVシリーズ”Midsomer Murder”として放映されてます。日本では「バーナビー警部」というシリーズで、ケーブルTVで放映されています。(NHKでも放映されたらしい)

初めてこの番組を見たのは1〜2年前、イギリスに滞在中。なかなか面白いな〜と思っていたら、ケーブルTVでも放映し出してらっき〜!

で、たまたま、ケーブルTVの番組説明のコーナーで、「バーナビー警部」の何冊かを翻訳している翻訳家の人が出演して、このシリーズの魅力について語っていました。

曰く、原作者のキャロライン・グレイアムは、クリスティと並び賞されるけれど、クリスティがトリックに走りががちで、登場人物のすべてに目配りが行き届いている訳ではないのに対し、グレイアムはすべての登場人物が生き生きと描けている。この翻訳者は、「私は作家としてはグレイアムが上だと思う」と語っていました。

また曰く、バーナビー警部は、人間的に魅力的。妻は、とてもよく出来た良妻賢母であるが、いかんせん料理だけはとってもヘタクソ。なので、バーナビー警部はみんなが嫌がる警察の食堂で嬉嬉として食事を取る。娘はケンブリッジに通う才色兼備。でも勉学よりは演劇にはまっている。バーナビーの部下、トロイ巡査部長は、いいやつなのだが、若いくせに頭が固く、PC(ポリティカリー・コレクト)違反な発言を乱発する。ホモセクシュアルな人なんかにはあからさまに嫌悪の情を示してしまったりする。

で、とりあえず、読んでみました。シリーズ第1冊目の、Killing of Budgers Drift。うん、面白い! 

で、DVDがレンタルビデオ屋さんに入っていたので、それを借りて、見てみる。

あら、2時間の枠に収めようとすると、ちょっと話を変えないと無理なのね。(原作では毒殺だが、TVでは撲殺になっている)

読んだだけではよく分かってなかったところなんかが、映像の形で「あぁ、こういうことだったか!」と分かったりするので、大変いいです。

なので、DVDを見た後、また原作を読んでみることに…。ちびちび、ゆっくりと読み進めています。

そもそも私、日本語でも推理小説は2度読むタイプ。犯人が分からない状態で読むのも面白いが、犯人が分かっていて読むのもまた面白いのよね。おぉ、そうか、ここで騙されていたのかぁ…とかね。

一度目はストーリーを読み、二度目は構成を読むというか…。

「200‐100=100万語」のうちの、1割以上を同じ本を2回読む…というので埋めるのもどうかと思ったが、まぁ、細かいことは気にしないことにしようと思います。

「200万語」は「ちゃんと」と「いいかげん」のミックスで行く…という方針だったしね。

37. 2004年8月28日:The Killings at Badger's Drift:PB:レベル7:76000語:354319語:☆☆☆☆☆:いや、面白かったです。うわさどおり、すべての登場人物が生き生きと描き込まれていて…。Peace & quietな舞台設定や、登場人物がおりなすほのぼのとした微笑ましい雰囲気の割には、殺人の方法自体はかなり血なまぐさいです。このシリーズの「読破」も1000万語ぐらいまでの間に達成したいな。

38. 2004年8月30日:Inspector Logan:CRE1:レベル1:4200語:358519語:☆☆☆(+):再読です。「200万語」は再読も混ぜてやっていきたいな〜と思っています。もちろん2度目に読むから…というのはあるだろうけど、それを差し引いて考えても読むのが「楽」になってるかどうかを確認したいというのもあるし…。再読ではあるが、話の筋をほとんど忘れていたので、ストーリーももう一度楽しめました。喜んでいいのか、悲しんでいいのか。でも、再読でも、内容忘れてるなら、もう一回(いや、何度でも)楽しめるし、お金の節約にはなるな〜。多分、以前に読んだ時よりは「楽」になってるんだと思うけど…。

39. 2004年8月31日:The Fruit Cake Special and Other Stories:CRE4:レベル4:18125語:376646語:☆☆☆☆☆:香水調合の仕事をする主人公が、昼食に食べたフルーツケーキの小片を偶然香水の中に落としてしまったら、それが「媚薬効果」を持ってしまったことからドタバタが始まる…という表題作を始め、どれも、ちょっとほっとしたり、恐くなったり、ドキドキしたり…。最後の、考古学者の話が、まぁ、平凡なオチといえばそうなんだけど、すごく恐かった。まさに、フルーツケーキのスライスをおやつに食べてリフレッシュしたような読後感ですね。

40. 2004年9月3日:The Cantaville Ghost::OBW2:レベル2:5504語:382148語:☆☆☆☆:オスカー・ワイルドって、ホモセクシュアルで投獄されたり、なんだかエキセントリックな人っていうイメージなんですが、書くものはけっこうほのぼのとしてたりするんですね。暖かいユーモアもあって。ワイルドのイメージがちょっと変わったかも。

41. 2004年9月8日:The Last Photo:PGR0:レベル0:900語:363048語:☆☆☆:ケンブリッジを旅行中の兄妹。兄の写真を撮ったら丁度横切った人が写ってしまいました。

42. 2004年9月8日:The Barcelona Game:PGR1:レベル1:1300語:384348語:☆☆☆(+):本が大好きな主人公は、マンUのバルセロナでの試合に兄2人について行くことに…。ところが、カフェで本を読みながら兄たちを待っている時に同じカバンを持っているお客さんが主人公のカバンを…。主人公はちょっとした冒険とロマンスを体験することに…。マンUはヨーロッパ規模で試合してるのね。サポーターはヨーロッパ内だったら試合見に行くんだなぁ…ってのが、なんだか実感できた感じ。ベッカムもオーウェンもレアルに行っちまって淋しい限りだが、サッカーはヨーロッパ規模で動いてるんだから、どこで見てもいいんだよね。

43. 2004年9月8日:The Phone Ring:PGR1:レベル1:1900語:386248語:携帯時代の恋。大学に入って主人公はある女の子に一目惚れ。友達が恋の応援をします。

英語快読 200万語(7)−CER5、CER6が「楽」になったかも…

「100万語」の時は、また、「200万語」のスタートの時は、CER5、CER6はちょっと「根性入れて読まないと読めない」って感じでしたが、大分「気楽」に読めるようになってきたみたい。少しずつ「読む力」に変化が起こっているのかしらん。

CER5、CER6も味読のものが減ってきてしまって、なんだか淋しい気分です。じゃんじゃん新しい話を出版してくれないかなぁ…。

44.2004年9月20日:Frozen Pizza and Other Slice of Life:CER6:レベル6:26474語:367992語:☆☆☆☆☆:これはイギリスの事情をある程度知らないと、面白さが分からないタイプの短編集かもしれません。現代イギリスの持つ様々な「問題」が、8つのスライスに切り分けられています。題名もおしゃれ。マンチェスター訛の英語を話すと「頭悪そう」と思われてしまったり(>北の人が何となくバカにされているのは知っていたが、ここまでとは!)。どこにでもいそうな身勝手な女の子の話も、大学の授業料が有料化され(>と言っても日本の基準からすれば相当安いのだけれど)、奨学金が取り難くなったという現実の中で、さほど裕福でない家庭の子女が大学に行くことの厳しさというのが背景にあります。そういうイギリスの「現実」が生活の局面でどう「具体的」に体験されるか…というのを見事に描いた短編集だと思う。英語を学ぶということは同時にその国の文化や事情も学ぶということなので、イギリス英語の上級者にはうってつけのテキストと言えるかもしれませんね。アメリカ英語の人にはピンとこないかもしれません。

(英会話学校の先生でやはりイングランド北部の出身者がいるんだけど、北部訛りのある英語を話します。で、「僕の英語はなまってるので、南部に行くと頭悪そうって言われるんだ」と言ってました)

45.2004年9月24日:Emergency Murder:CER5::レベル5:20460語:412722語:☆☆☆☆☆:主人公はボーイフレンドと別れたばかり。同僚のはからいで研究室から救急医療の現場に配置転換になる。毎日忙しく立ち働いていたのだが、ある日、急患で運ばれてきた患者が死亡していまう。その急患は、同僚の妻だったのだが、かつらをかぶって服装も派手。不審に思って色々調べていくうちに、腑に落ちないことが次々でて来る。そして、死因が自分が研究していた病原菌と関係していることが判明し、自分が疑われるハメに陥る。怪しい人物がいっぱいで、けっこうふりまわされた。ちょっと時間のある休日の気分転換にいい。

46.2004年9月30日:Murder Maker:CER6::レベル6:20460語:433182語:☆☆☆☆☆:男に捨てられた女性の復讐劇。主人公は同じように男に捨てられたり、ひどい目にあわされた女友達のために次々と復讐をくわだてる。かなりハチャメチャな話だが、そのハチャメチャを楽しむ、という態度に徹すればかなり楽しめる。

47.2004年10月1日:Lobann’s Choice:CER2::レベル2:10000語:461352語:☆☆☆(+):再読です。ローガンのシリーズは最初読んだ時は面白いと思ったけれど、48であげるネイサンのシリーズの方が面白いかも…。ローガンの方が主人公が女性だし、舞台がイギリス(>スコットランド)で行ったこともあるエジンバラだし、そういう意味では親しみを持って読めるはずなんだけどね。レベル2で長さに限界があるせいか登場人物の性格の掘り下げがいまいちに感じました。

48.2004年10月10日:East 43rd Street :CER5::レベル5:22722語:471352語:☆☆☆☆☆:はっきり言って主人公のネイサン(ナット)は、私の好みのタイプじゃない。ハードボイルドも本当は苦手。だからあんまり感情移入して読めないはずなのに、でも、かなり面白く読めます。High Life, Low Lifeは夏のNYが舞台だったけれど、このお話しは冬のNYが舞台。夏は夏で厳しい暑さだけど、冬は冬で雪は降るし寒いんですねぇ、NY。私はローガンのシリーズよりこっちの方が好きかも。貿易センタービルがまだ存在している頃に出版されているので、何のこだわりもなく当たり前のように貿易センタービルが出てくるんですが、そのことに何ともいえない悲しさを感じました。

49.2004年10月17日:The Sugar Glider :CER5::レベル5:22822語:516896語:☆☆☆☆☆:離婚で傷つき島で暮らしていた主人公が妻子に会うために久しぶりにオーストラリア本土に戻ってきます。年上の友人はこの主人公が妻子のそばで暮らせるよう、飛行学校を開くことを考えており(>で主人公をインストラクターに)、ちょっとうさんくさいけれど非常にペイの良い仕事を引き受け、主人公もそれに誘います。アボリジニたちの自らの権利を守ろうする運動も絡み、ハラハラドキドキの展開。(またどこかでちょんぼしてるみたい。エクセルで計算してるので、多分、何かを足し忘れているのだと思う。総語数はこちらで合ってるはずなので軌道修正)

50.2001年11月8日:Ali and his Camera:PGR0:レベル0:2100語:518996語:イスタンブールに住むアリはカメラを買うお金はないけれど、想像の中で風景を切りとっては写真にしています。学校が終わると「便利屋」というか、街中で荷物もちなどの用事を言いつけられるのを待っては小銭を稼いで家計を助ける毎日。若いけどなかなか苦労をしている。ある日、顧客の一人になったおばあさんから古いカメラをもらい、想像の中ではなく実際の写真を取ることが出来るようになります。

51.2004年11月15日:The Way Home :CER5::レベル5:2000語:538996語:☆☆☆☆☆:帰路に起こるちょっとした出来事で人生が変わってしまう・…。そんな運命の「いたずら」を描いた短編集。最後のストーリーは、ベッカムを思わせるMUの選手が主人公。ただし、奥さんはポップ・スターのようには書かれていないけど。思わぬことでMUのスター選手という、大変ではあるけれども充実した人生がとんでもない展開になってしまう…。ちょっと物悲しい最後です。新刊で総語数が不明なので、CER5の他のテキストと比較して、一応2000語としておきます。

52.2004年11月23日:The Tangled Web: CER5::レベル5:20000語:558996語:☆☆☆☆☆:もとMI6のスパイだった主人公は任務を解かれ、ひっそりと暮らしている。ところがそこに昔の仲間が現れ自分を殺そうとする…・。これも新作で総語数不明なので、一応20000語としておきます。

英語快読 200万語(8)−CER7、CER8が欲しい!

バーナビー警部の1作目、2回目を読み終わりました。

う〜む! 2度読んだがどうもちゃんとは分かってない気がする。知らない単語も、よ〜分からない表現もかなり多い。

筋は追える…。だから一応推理小説として面白くは読める。

でも、細かいところでの動機につながる重要な心の動きだとか、実は大切なトリックとか、そういうのを読みおとしているような気がするんですよね〜。

つまるところ、私の現在の英語力は、CRE5〜6はかなり楽に読めるようになった、しかし、PBにはギャップがある…というところでしょう。

PBの場合は、グレード分けがされてる訳じゃないし、「英語を学習している人」のために書かれたものじゃないから、一つの作品の中の英語の難易度っていうのは安定してないっていう面もあるし、どういう順番で読んでいったらいいのか、しかも、こんな長いもん、面白くないのは読みたくないし、この先どう進めるのか迷うところ。

57のDolphin Musicで一応CERのシリーズは現在出ている物は、CER5のYou and Meを除いて全部読んでしまいました。ちぇっ、このシリーズ好きだったのになぁ…。

で、さてどうしましょ…って、迷ってるところです。

久しぶりにシドニー・シェルダンでも読むかな。あれなら英語割合易しいし、どれくらいラクになってるか確認してみるのもいいかも…。

バーナビー警部の2作目もちょっと読みかけているのだが、やっぱり今の自分の英語力で「ラクに」読めないので、スピード感をもって読めないので…。

Dolphin Music: SFはちょっと苦手なので最後まで残していたのですが、CERいよいよ読むものがなくなって、仕方なく手を出したら、面白かった。ぐいぐい話に引き込まれて、楽しく読み切ることが出来ました。2051年、人々はバーチャル・リアリティの中でハッピィに暮らしています。でも、その裏で色々なことが起こっている…。そういえば、その昔、私がPB2冊目として読んだ本は、『1984年』でした。(>1冊目は『アニマル・ファーム』)

色々迷ったがSSSのHPで書評を見ているうちに「OBW3のみの書評」という欄を見つけ、中に面白そうな本があるのを発見。とりあえず、200万語に到達するまでは、OBW3で埋めていくかなぁ。

53.2004年11月27日:Aladin and Enchanted Lamp:OBW1:レベル1:5221語:564217語:☆☆☆(+):アラジンって「怠け者」だったのね。子どもの頃読んだ本ではそんな風には書いてなかった。

54.2004年11月28日:Romeo and Juliet:OPS2:レベル2:☆☆☆(+):565007語:戯曲の形で書かれています。ところどころ、レナード・ホワイティングとオリビア・ハシーの映画の場面の写真が入っています。NBTのロミ・ジュリを思いだしながら読みました。(>長尾千晶さんのジュリエット最高!!!)

55.2004年12月10日This Time Its Personal: CER6:レベル6:26036語:591043語:☆☆☆☆☆:NYの私立探偵Matyのシリーズ。Matyの秘書の弟がケガをして病院に入院している、で、しかも彼に殺人容疑がかかっている…という電話がかかってきます。日頃、秘書におおいに助けられているMatyは、抱えている仕事はストップして、彼女のために調査を開始します。今回のNYは春。NYの四季もとても変化に富んでいるのが分かってそれも楽しい。

56.2004年12月15日The Killing of the Budgers Drift: PB:レベル7:76000語:667043語:☆☆☆☆☆:再読です。でも、2度読みしても、英語的には今一つなところがいっぱい。私の英語力はまだキャサリン・グレアムのレベルには達していない?
 
57.2004年12月19日:Dolphin Music: CER5:レベル5:23267語:690310語:☆☆☆☆☆:オーウェルの『1984年』を思わせるような管理社会の中で人々はバーチャル・リアリティの中で幸福に生きています。でも、本当はその「管理」の裏側に色々な問題がひそんでいる。主人公はそんな問題に立ち向かう人たちの抵抗運動に巻き込まれていきます。


▲返答元

▼返答


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