[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(18:48)]
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英語快読 200万語(1)−新たな出発!
ほぼ1年かけて100万語を読みました。多読は面白い。
…ということで、200万語に向けて新たな出発です。
100万語を始めた当初、ちょいとバカにしていたGRなのですが(>どうせ英語のお勉強用の教材よね、みたいに)、どうしてどうして、実は、かなり質の高い読み物が多いです。良く考えればそうですよね。日本語を学ぶ外国人に読ませる教材だって、作る人は、きっと、日本語にもすごく気を使って練ったものにするだろうし、読み物として面白く、質の高い物を提供しようとするはずですよね。
だから、最近は、日本語の「俗悪(本)」(>我が家の俗語で仕事以外の気晴らしの本)を読むより、満足度が高いことも多いんです。それに何より、GRの3くらいまでのレベルだと日本語の文庫本より速く読めるし、章立て細かくたててあるので時間がコマギレでもキリのいいところで一旦中断できるし、「短い時間で気分転換」にもってこいなの。
今の私の英語力だと、GRの5とか6だと、ちょっと「根性据えて」読むって感じかな? 4だと「気楽と充実」のバランスが丁度トントンな感じ?
200万語は、SSSのメソッドに「忠実に」という部分と、「いいかげん」に「私流に」「気の向くままに」というのを並行しつつやっていこうと思います。
あと、今回、意識的にやってみようと思っているのは、「子どもの頃読んだ本」のGRでの読み返し。多読を始めた頃は、「子どもの頃読んだ本」には食指が動かなかった。どうせなら「新しい」話を読みたかった。
でも、100万語の最後の方で、「子どもの頃読んだ本」を読んでみたら、これが案外良かったんですね。
息子を出産した時、女性の先輩が、「私は子どもを持つということは人生を二度生きられるということだと思います」と書いたカードを送ってくれました。ほんと、その通りだなぁと思う。
GRで昔読んだ本を読む、というのもまたしかり…。今、私は「二度目の子ども時代」を楽しんでいます。
SSSが提唱するように、まずは、ペンギンのレベル0を時間を計って読んでみましたが、まだ、4分以下では読めません。(>4分以下で読めると上級者)
仕事で英語の物を読んだりした時に、以前より速度はついてきているように思ったけれど、「まだまだ」みたい。
「レベル0」などの分類方法やOBWなどのシリーズの名前については、興味のある方はSSS英語学習法研究会のHPを参照して下さいね。http://www.seg.co.jp/sss/
1.2004年7月4日:Sherlock Holmes Short Stories:OBW2:レベル2:7000語:7000語:☆☆☆☆:中学2年生の頃に「はまって」いたのがシャーロック・ホームズ。新潮文庫に入っていたシャーロック・ホームズは全部読破しました。「まだらの紐」というのは、原題を知ってみると(”Speckled Band”)うまい訳だなぁとも思うし、そうなのかぁ?とも思う。
2.2004年7月5日:Simon and the Spy:PGR0:レベル0:900語:7900語:☆☆☆:主人公が駅に行くと、なぜか警官がいっぱい。なんでもスパイが乗客にまぎれこんでいるらしい。短いストーリーだけど、それなりに楽しめます。
3.2004年7月5日:The Cup in the Forest:PGR0:レベル0:979語:8879語:☆☆☆:主人公は森の中で美しいカップを見つけます。で、それを鑑定してもらおうとアンティーク・ショップに行くのだけれど、「すぐに森に戻してくるように」と言われます。
4.2004年7月5日:The Cup in the Forest:PGR0:レベル0:825語:9704語:☆☆☆:主人公は美しい歌とギターを耳にしてアパートの隣の部屋の住人を訪ねます。隣の部屋の住人は昼間からサングラスをかけています。主人公は彼の目を見たくて、「サングラスを取ってみて」と頼みます。隣の住人は視覚障害者でした。目の見えない人とつきあえるかしら…と主人公は悩みますが、悩んでいるうちに隣人は引っ越してしまいます。GRには障害のある人もけっこう頻繁に登場してきますね。
5.2004年7月7日:The Mystery of Allegra:OBW2:レベル2:6144語:15848語:☆☆☆☆:Allegraはイタリア語で「幸福」という意味。主人公が両親とイタリア旅行をしている時、そのAllegraの幽霊が現われる。宿に同じ名前の子どもがいるのだけど、夜中に現われるAllegraは、その子とは明かに違う! ちょっとホラーっぽい感じの話なんだけど、この話の下敷きになっているのは、詩人バイロンの私生児がAllegraであったという「実話」。
いや〜、バイロンと言えば、私が次回のVa大会で踊ろうと思っている「海賊」は、彼の詩にインスピレーションを受けたものではありませんか! 不思議な縁を感じます。かつ、バイロンの友人であるシェリーとその妻メアリの話も出てくるのだけど、「シェリーの妻メアリ」って、「フランケンシュタイン」を書いたメアリ・シェリーであり、女性解放思想の生みの親でもある、メアリ・ウルストンクラフトと彼女の事実婚の相手でもあるウィリアム・ゴドウィンの間の娘でもあるのよね〜。この本にはメアリは「シェリーの妻」としか書いてないんだけど、「おぉ! 物事は色々につながっているのだなぁ」としみじみしてしまいました。GRに「フランケンシュタイン」も入っていたはずなので読んでみようっと。
6.2004年7月10日:New Yorkers:OBW2:レベル2:6500語:22348語:☆☆☆☆:O.ヘンリーの短編集。O.ヘンリーは短編の名手ですね。いや〜、でも、彼、犯罪者で、刑務所の中で小説書いてたのね〜。知らなかったわ〜。後ろの著者紹介のところで知りました。
英語快読 200万語(2)−今時の30前後のイギリスの女性
CER(ケンブッジ・イングリッシュー・リーダーズ)のシリーズは英語を勉強する「大人」向けに「書き下ろされた」シリーズです。読者として「大人」が想定されてるので、ストーリーもそれなりに「読み応え」あるものが多いです。
外国語を勉強するということは、「その国の文化を学ぶ」ということであったりもするので、多分、著者は「今のイギリス」というのを意識してストーリーを書いていると思われます。
このシリーズの主人公には、30前後の「揺れる女性」というのが時々登場する。『ブリジット・ジョーンズの日記』が流行った背景には、こうした「揺れる女性」がイギリスには大量に存在するということなのかな?
今のイギリスでは、専業主婦というのは、ほんとうによっぽどの男をつかまえない限り、多分無理な相談。男性の失業率も高く、たとえ一時的にせよ、女性が家計を支えている場合もかなり多いのが現状です。
日本よりは「総合職」的女性が上に行ける可能性はず〜っと開かれているけれど、他方、特に野心をもたない「一般職」艇女性の層も厚い。
すごいキャリアを追求出来るだけの教育も受けてなければ実力もない女性(>それが悪いと言っている訳ではありません。すべての人が100メートルを10秒で走れる訳ではないのと同じことです)、あるいは、そんなすごいキャリアを追求するような「しんどい」ことはたとえ能力的に出来てもしたくない女性にとっては、恋愛が人生に占める位置というのは、とても大きいのかもしれないです。(キャリア型女性にとっても恋愛は大切だとは思いますが)
「100万語」で読んだ、All I Wantもそうでしたが、7のJungle Loveも、そんな「平凡」な、でも一生懸命生きている女性の「揺れる心」を描いていると言えましょう。
7.2004年7月11日:Jungle Love:CER5:レベル5:23337語:45685語:☆☆☆☆:ボーイフレンドとも今一つ盛り上がりに欠けるし、ボーイフレンドがいるのに何となく流されて別の男とも関係をもってしまった主人公は休暇でカリビアンなパック旅行に参加。他の参加者はほとんどがカップルということで、もう1人のシングル参加者のリサと、主人公は同室になります。主人公のジェニファーの一人称で書かれている部分と、同室のリサの一人称で書かれている部分が交互にあって、なかなかおしゃれな形式です。片割れが帰国してしまったちょいとハンサムなイアンをめぐって、ジェニファーとリサの間柄はややこしいことにんたていきます。
8.20004年7月12日:The Amsterdam Connection:CRE4:レベル4:17000語:62685語:☆☆☆☆:これ、どうやら、Death in Dojoの続編らしい。まずそっちから読めば良かったかな。アムステルダムはほんの少しだけ観光したことがあります。駅前の様子なんかは大体分かっているので、なつかしく読みました。そして、主人公が以前はマンチェスターで働いていたというのも、かつてマンチェスターに住んでいたことのある私にはなんとなくなつかしいです。一つだけ気になったのは、主人公の元上司Maxが20箇所も刺されて殺されたのですが、それに対して、すでに死んでいたところを(強盗に見せかけるために)刺した、という目撃者の証言があった点。警察の解剖では死因は刺されたことによる出血多量ということにされていたのだけど、実際には目撃どおり、死んでから刺されたのですが、その場合、「生体反応がない」っていうんでしたっけ、たしか、現在の法医学では分かるはずですよね。
9.20004年7月13日:Hanna and the Hurricane:PGR0:レベル0:900語:63585語:☆☆☆(+):底がガラス張りのボートでサンゴ礁ツアーをやっているおじ(い?)さんの元でアルバイトしている若い女性が主人公。もっと安い値段で同種のツアーをやる競争相手が現われ、そのおじさんの会社は潰れそうになります。
10.20004年7月13日:Who Wants to be a Star:PGR0:レベル0:900語:64485語:☆☆☆(+):主人公は13歳のすごい人気アイドル。でも、華々しいスターの生活に疲れています。で、田舎に住む友達のおばあさんを頼って家出します。テレビもラジオもない生活…。スターになりたい人もいれば、スターから降りたい人もいるのね。
11.20004年7月13日:The Leopard and the Lighthouse:PGR0:レベル0:900語:65385語:☆☆☆(+):アフリカの小さな島の今は使われていない燈台に大陸から泳いできた豹が逃げ込みました。村長は豹をしとめた者には彼の娘と結婚させる、と言います。『女はみな生きている』という映画を見たのですが、現代フランスにおいて、アルジェリアからの移民(>あるいはすでにフランス国籍をもっているアルジェ系フランス人)の間で、父親同士による「アレンジド・マリッジ」が行われているという設定でした。このGRの話は、結局、娘も気に入っている男が見事豹に麻酔薬を打ち込み、2人は「ハッピリー・マリード」で終わるのですが、しかし、それでも、設定そのものに、根深い、アフリカの「アレンジド・マリッジ」の制度が横たわっているのを感じます。
12.2004年7月14日:Dino's Day in London:PGR0:レベル0:900語:66285語:☆☆☆(+):オチは「うまい!」と思わせるものですが、10歳かそこらの子どもがこんな「あくどい」ことしていいのか!という読後の後味の悪さがあります。これもイギリス人特有のサーカズム(皮肉っぽい自嘲を好む性向とでも言うべきもの?)なのでしょうか?
13.2004年7月14日:But was It Murder?:CER4:レベル4:17184語:83469語:☆☆☆(+):実はこれ「再読」なんだけど、「100万語」の時、記録しなかったみたい。それにしても、1回読んだはずなのに、なんか印象薄くて、途中、「ほんとに最後まで読んだんだっけ?」と思いつつ、最後の最後まで読んで、「あ、やっぱり読んだ」と思い出しました。情けない…と思いつつ、きっと、この作品、私との相性が今一つなんだわ、とも思ったりする。私的には、読者を「だまそう」という技巧に走りすぎてる感じがする。
14.2004年7月15日:The Blue Cat Club:PGR0:レベル0:900語:84369語:☆☆☆(+):これも、オチは面白いけれど、私的にはあまり後味がよくない。
15. 2004年7月16日:Between Two World:PGR0:レベル0:900語:85269語:☆☆☆(+):オーストラリアの僻地に飛行機で移動して治療をする移動病院の看護婦さんが主人公。オーストラリアって広いし、移動病院が必要なんですね。
16. 2004年7月16日:The Troy Stone:PGR0:レベル0:900語:86169語:☆☆☆(+):家族でトルコ旅行中、主人公は黄色い石を拾うんだけど、そのとたんにタイムスリップ! ギリシャとトルコは今も仲が悪いけど、そもそも「トロイの木馬」の頃から仲悪かったのね。
17. 2004年7月16日:Lucky Break:PGR0:レベル0:900語:87069語:☆☆☆:アメフトやってる主人公はケガをしてしまいます。で、ヒマだったりするのですが、町の映画館に彼が好きな女優が来るという…。松葉杖姿ではあるけれど、行ってみることに。すごい人混みの中で押しあいへしあいで、身動きが不自由な主人公は大変な思いをします。で、あこがれの女優さんからとんでもない目に合わされる。最後のオチに救いがあるけど、女優の性格が悪くて主人公がちょっと可愛そう。
英語快読 200万語(3)−GRを2倍、3倍楽しむ法&110万語通過
「200万語」の出発点になった、シャーロック・ホームズの短編集の中にあった「まだらの紐」の入ったビデオを借りて来ました。GRを読んでから映像を見ると、GRを2倍楽しむことが出来るような気がします。
グラナダTVのシリーズ物のビデオです。息子も子ども向けのシャーロック・ホームズをかなり読んでいるので一緒に見ました。「親子でシャーロック・ホームズ」もまた楽し。
シャーロック・ホームズのみならず、イギリス文学には「インド絡み」の話が多いのね〜というのも多読を始めて改めて思ったことだったりします。「まだらの紐」の主人公の義父もインド帰りだしね。
ビデオの同じ巻に入っていた「まがった男」も見ましたが、有名な「セポイの反乱」というのが、こんな風だったんだ〜というのは、私にとっては、なかなか興味深かったです。インド兵はこんな格好してたんだ〜、とか、イギリス人もこんなに殺されたのね〜とか。
そして、「セポイの反乱」が、インド人にとっても苦難であっただろうけれど、こんな風にイギリス人の人生を曲げてしまうこともあったのね〜というのも、なかなか感慨深いものがありました。
あ、ついでに、band=紐か?という疑問があり、英会話の先生に聞いてみたりもしましたところ、string, code, rope, bandの違いを説明してくれました。バンドはおもにはゴムみたいに伸び縮みするもので輪っかになってるものをさすけど、伸びなくても指輪みたいに輪っかになってるものをバンドと言うこともある。このヘビが「丸い」形になっていたので、バンドと言ったのだろうとの話しでした。
昔、「まだらの紐」を読んだ時には、だら〜っとぶらさがったヘビを想像してたのですが、シャーロック・ホームズのビデオでは丸くなったヘビを写していました。こういうのもひとつひとつ「目で」確かめながら進んでいくのが大切なのね。
また、GRのレベル0のものなどは、「絵を楽しむ」というのもあるというのを発見しました。19のBlue Moon Valley はストーリーはそんなにたいしたことないんだけど、絵が美しい。
こんな風に、GRで読んだ話をビデオで見たり、絵を楽しんだりしながら読み進めると、GRが2倍、3倍楽しくなります。
20の本で10万語通過!
18. 2004年7月19日:Frankenstein:OBW3:レベル3:10000語:97069語:☆☆☆☆:フランケンシュタインが作った怪物は、「愛が欲しかった」というのがとてもあわれで悲しい。たしかに、作った人に一から手取り足取り愛情かけて育てられれば怪物は人を憎むことも、狂暴になることもなく、人間の友達になれたかもしれない。
後ろの「著者紹介」のところに、バイロンから勧められてメアリ・シェリーはこの手の話を書こうと思ったというエピソードが書いてありましたが、5の文献、The Mystery of Allegraの中に出てくる、バイロン、シェリーー、メアリの関係がここでも出てきました。GRで身につける「教養」ってバカにならないぞ!
メアリ・シェリーは、シェリーと一駆け落ちしたと「著者紹介」のところに書いてあったが、母親のメアリ・ウルストンクラフト同様情熱的な女性だったのね。
19. 2004年7月20日:Blue Moon Valley:PGR0:レベル0:900語:97696語:☆☆☆(+):中国のお話です。美しい村に祖母と2人で住む貧しい主人公は、祖母から言われておじさんのサーカスに入団するため都会に出ます。最初は雑用係だけど、途中から曲芸もするように…。そこで一緒に曲芸をする青年と恋に陥る…。結婚したいけど、でも、自分は都会の暮らしにあってない…。青年は主人公と一緒に村に帰って農夫になる決心をします。
結婚というのは、このようにどちらかが自分のキャリアを諦めたりしないと成立しないもんなんでしょうかね。ま、この青年がもともと農夫になりたかったんなら別にいいんだけど、そういうことは書いてない。
20. 2004年7月21日:Parallel :CER1:レベル1:4108語:102077語:☆☆☆☆:どんな選択をするか、ちょっとしたことの違いで、その先は違ってくる。そういう違った選択に基づくパラレルワールドが実は無数に重なり合っていて、その間を行き来してしまう話です。映画「スライディング・ドア」を思わせます。ちょっとおしゃれな話の展開の仕方とエンディングです。
21. 2004年7月21日:Voodoo Island :OBW2:レベル2:6100語:108177語:☆☆☆☆(+):これ、表紙の絵がおどろおどろしい感じで手を出さずにいたんですが、読んでみたら面白かった。ハイチの土地を買いあさり大儲けしようという実業家と医者でありながら土地の呪術に興味をもっている女医さんが飛行機の中で隣の席になります。なかなか「ひねり」のきいた終わり方してます。
22. 2004年7月22日:Prince William :PGR1:レベル1:2500語:110677語:☆☆☆(+):この夏、ウィリアム王子が学んだセントアンドリューズ大学のあるセントアンドリューズの町に行く予定があるので読んでみました。マスコミに追われて苦労するのは同じでも日本の皇太子よりはずっと自由に生きている感じ。でも、良妻賢母な美智子さまを母に持つのと、良き母ではあったけど、自分の生き方も貫き、パパラッチに追いかけられて自動車事故で亡くなったダイアナを母に持つのとではどっちが幸せかなぁ…。
23. 2004年7月22日:Newspaper Chase :PGR0:レベル0:900語:111577語:☆☆☆(+):盗んだ絵を古新聞の間に隠しておいたら、大家さん(?)が古紙回収に出してしまいました。で、それを追いかける…。
英語快読 200万語(4)−CER5〜6の入手
「200万語」は、レベル4〜6のものをもっと読もうと思っていました。
で、とりあえずは、私のお気に入りのCERを…と思っていたのですが、CERの5〜6って、最寄のターミナル駅の本屋だとあんまり置いてない。2〜3ぐらいまでは置いてあるんだけど。売れないのかな。
CERは1〜4はほとんど読んでしまっているので、新作を待つか、5〜6を読むしかありません。5〜6になると、ぐっと読み応えが出てくる。でも読み終えるのに時間がかかるから(>PBほどじゃないけど)、途中しばらく読めない日があったりすると脈絡を失う。
その点1〜2の本って、1〜2日で読めるのが楽。また、レベル0も、仕事の合間にお茶代わりに読める感じなので、当初の予定とは違って、「200万語」もやっぱりレベル0〜2が多くなってます。まぁ、今の私の「身の丈」には、これくらいがあってるってことかな?
24. 2004年7月22日:Fire Boy :PGR0:レベル0:900語:112477語:☆☆☆(+):古代エジプトの金細工職人の息子は、父が倒れた後、クレオパトラのために首飾りを作ります。
25. 2004年7月22日:Lisa in London :PGR1:レベル1:1500語:113977語:☆☆☆:英語(GRの?)マンガは読みにくいと思っていたけれど、これはそうでもなかったです。でも、話自体は今一つ。英語の勉強にロンドンに行ったリサが、たまたま英語学校と間違えて入ってしまったモデル会社で気に入られてしまって、モデルになっちゃうという話。
26. 2004年7月23日:Flying Home :PGR0:レベル0:900語:114877語:☆☆☆(+):都会で飼われているオウムが主人公。飼い主に可愛がってもらってはいるけれど、故郷に帰りたい…。ある日、スキを見て、主人公は逃げ出します。いろいろなことがあって、ようやく故郷に帰りつくけれど、そこにも開発の波が…。絵がなかなかきれいです。
27. 2004年7月23日:Masie and Dolphine :PGR0:レベル0:900語:115777語:☆☆☆(+):絵が美しい。水のきらめき、光のゆらぎが美しい。ストーリーも美しいです。主人公はケガをしたイルカを助けます。イルカと主人公の友情が育っていく…。イルカのケガが治って、主人公はイルカを海に返さねばならなくなります。悲しいけれど、おじいさんに説得されて、イルカと別れることに…。
28.2004年7月24日:The Long Way to a New Land:ICR3:レベル2:1300語:117077語:☆☆☆(+):ICRのシリーズも3くらいになってくると、「アメリカの歴史」を背景にしたものなどがあって、けっこう勉強になります。これはスェーデン人の移民の話。アメリカは移民の国というけれど、それぞれの家族にはそれぞれの事情や旅や苦労や思いがあって、そしてアメリカにやってくるのですよね。
29.2004年7月27日:Death in Dojo:CER5:レベル5:20331語:137408語:☆☆☆☆☆:ジャーナリストの主人公(これは同じくCERのThe Amsterdam Connectionの主人公でもあります)は以前空手を習ってました。で、ロンドンの空手の道場で「カワグチ・センセイ」が殺されます。外国で武道を習う人って、「○○センセイ」って言うんだよね。でもって、「センセイは絶対!」っていう考え方が、なんかすごく強いみたいなとこがあるみたい。なんかそこだけ「昔の日本」っていうか…。お国で剣道やってたというブラジル人と話したことがあるんだけど、「あなたそれ30年前の日本だよ」っていうくらいな世界が「道場」では展開されてるみたいだった。でも外国で武道やってる人って案外それを「日本的」って素直に受け入れてたりするのかも。
それはともかく、主人公は事件の真相を探るために日本にも取材に来ます。話の展開もダイナミックで楽しめます。
30.2004年7月274日:Hill of Fire:ICR3:レベル2:1100語:138508語:☆☆☆☆:メキシコで実際にあった実話をもとに書かれた話。農村の真中に突然煙が噴出して火山が出没。毎日、あ〜あ、重労働の農作業はいやだな〜と思っていた農夫は、いやでも農作業が出来ない状態になってしまいます。ICRも3になると、大人でも「お勉強」になったり、色々考えさせられる内容のものがちらほらと出てきます。
31.2004年7月274日:The Omega Files:OBW1:レベル1:5803語:144311語:☆☆☆:元ヨーロッパ(EU?)のスパイとして働いていた男女が、年を取ってから、自分達が過去に扱ったいくつかの案件について語ります。話の作りも展開もちょっとイージー。
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