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お名前: たこ焼
投稿日: 2004/2/7(11:01)
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KYOさん、YYさん、はじめまして。たこ焼と申します。 すごく共感できるところがあったので、横レス失礼かな? と思いながらも、書込みに参りましたー。 〉特に音の体系の差が致命的な感じです。 〉日本人の耳は英語の音を聞き取ることにはすごく向いていなくて、 〉英語に関しては日本人は難聴状態である。 〉音がよく聞き取れない言語をどうやって習得するのか、 〉SSSの多読を知らなかった時期、すごく悩んでたことでした。 〉でもSSSだと敢えて音から入らないでしょう、これがすばらしい。 〉この発想はコロンブスの卵だ!と思いました。 そうなんですよ、敢えて音から入らない!コロンブスの卵! たこ焼もそう思いましたー。 SSS以前、「言語の習得は、子供のように音から・・・」という考えに説得されて、 リスニング、がんばったんですけど、なかなか聞き取れなかったです。 後に残ったのは、挫折感。 努力しても成果が得られない苦々しい想いでした。 もちろん、このやり方でうまく人もおられるようですが、 少なくともたこ焼にはできませんでした。 ところが、ところが、 その後、SSS式多読で、リスニング力が大幅に伸びたんです。 SSS式多読を始めて3ヶ月ぐらいの頃(100万語通過直後ぐらい)、 Longmanの”Impact Issues”というCD付き教材を購入したのですが、 テキストを見ずに音だけを聴いたところ、 サバイバル英語みたいな聴き方しかできなくて、内容は全くわからず・・・。 結局、1、2回聴いただけでこの教材は本棚の片隅に。 「音」への挫折感がますます強まり、その後長い間、全く音に触れませんでした。 次に音を聴いてみたのは、 SSS式多読を始めて1年ちょいの頃(400万語通過直後ぐらい)。 久しぶりの音に少々戸惑いました。 しかし、しばらくするとなんか聴き取れそうな感触が出てきて、ビックリ! 1週間ぐらいいろいろな音源を聴いた後、あっ、そういえば、と思い出して、 本棚の片隅から前述のImpact Issuesを引っ張り出して聴いてみたところ、 ありゃりゃりゃ〜! これがなんとまあ、どんどん内容が頭に入ってくる〜! もちろん、テキストを見ないでです。 さらには、このCD、少し遅いんじゃない?(130wpmぐらいのようです。) などとまで感じてしまい、1年前の自分を思い出してニッコリ。(^^) リスニング能力には、 音そのものの聞き取り、英文理解速度、語彙や背景知識、など等の いくつもの要素が絡みますよね。 リスニング力って、これらの要素を足し合わせたものではなくて、 掛け合わせたもののようです。つまり、掛け算なので、どれかの要素が0に近いと、 リスニング力も0になっちゃう・・・。 たこ焼の以前のリスニング力は、英文理解速度に特に問題があったようです。 多読の結果、この点が大幅に改善され、リスニングがうまくいくようになったようです。 あっ、あともうひとつありました。 以前は、聴き取れないところが途中に1ヶ所でもあると、 そこにトラップされて耳が音の流れについていきませんでした。 この点も多読で改善されました。少々分からない単語があっても、辞書を使わず、 飛ばし読みしていく能力って、リスニングでも大活躍です。 今から見れば、リスニングに関してもSSS式に、 もっとやさしいものから聴いていけばよかったのかも・・・と思います。 しかし、本に比べて音源って、自分にあったレベルのものを捜すのが大変。 値段も高いので試行錯誤も難しいし、数をそろえられない。 さらには、勝手に流れてくる「音」に比べて、「読み」は その時その時の自分の状態にちょうど合ったペースを自在に作れるんですよね。 単位時間当たりに実質的にインプットできる英語量も本の方が多いと思います。 また、「読む」能力に比べて、「音」に関する能力って、ある年齢を超えると、 個人差が非常に大きいような印象があります。 つまり、「才能」の有り無しの影響を強く感じます。 もしかすると、足の速い・遅いのような身体能力みたいに、 遺伝的要因に大きく影響を受けるのかもしれません。 だとしたら、より多くの普通の人にとっては、敢えて音から入らず、 「読書」から入るのは、非常に理にかなっており、やさしい道なのでしょうね。 〉〉だから、日本人が英語にもっと関心を持つことには大賛成です。 〉〉ただ、TOEICの点数を上げるためだけのテクニックを身につけるような 〉〉勉強法はしてほしくない。というか無駄だと思います。だから、これからは 〉〉KYOさんのような英語を教える立場の方々の”教え方”が 〉〉重要になってくるのではないでしょうか? 〉こう役割をふられてしまいましたね。 〉SSS多読は実際にコミュニケーションできる英語力をつける方法としてすばらしいと思っているので、 〉多読を一人でも多くの人にすすめていきたいです。 最後のお言葉、涙がちょろちょろ出てくるくらい嬉しいですー。(^^) 多読仲間が増えて嬉しいのはもちろんですが、 YYさんが仰るように、「教える立場の方々」の影響力はとても大きく、 より多くの仲間が増えるかと思うと、嬉しさが2乗されます。 努力・労力を費やしても、報われない・成果がでない。 そんな状態が長く続くと、人間、鬱々としてきます。 生き生きしないです。 努力が気にならないぐらい途中過程が楽しいのなら問題ないのでしょうが、 TOEIC対策ばかりの英語学習では、普通そうはいかないでしょう。 多読はいいですよー。 読めば読むほど本物の力がつくようです。 特に、最初の300万語ぐらいはそのように感じました。 その後、成長曲線の上昇は緩やかになったような気がしますが、 そもそも芸事はなんでもそのように上達するのだと思うし、 緩やかに見えても、着実に上がっているので、ふと気付くと、 ビックリするくらいに上達しているようです。 着実さに確信があるので、あまり不安にならないです。 途中過程もとても楽しいです。 楽しい本、感動する本、たくさんあります。 人生を通した目で見ても、読んでよかったー、と思えるような本にも出会えます。 たこ焼はSSS式多読を始めてからというものの、 以前に比べて、生き生きとしてます。 楽しいです。 素晴らしい本にもたくさん出会えました。 多読を知らず、TOEIC対策ばかりして成果の上がらないサラリーマン。 鬱々とした彼らの話を聞くと、非常に気の毒で・・・。 ぜひぜひ彼らを救ってください。 日本がもっと明るくなってほしいものです。 ではでは〜♪
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