[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/23(23:36)]
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お名前: ririco http://blog.livedoor.jp/ririco17/
投稿日: 2004/11/8(19:22)
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こんにちは、riricoです。 ちょっと前になりますが、10月に2周年を迎えて200万語になりました。 なんだかバタバタしていてなかなか掲示板も書き込みできないのですが、 一つの区切りなので報告させていただきたいと思います。 長くなると思いますが、お付き合いください。 ◆◆多読生活2年間を振り返って◆◆ ◇第一期〜早く読めるようになりたい気持ち焦リーディングだった頃〜 2002年10月31日にPGR0のMarcel and the Mona Lisaを読んで多読をスタートしました。 きっかけは、英語を身につけるためのノウハウ雑誌のようなものに酒井先生の「快読100万語」と SSSのサイトの紹介が出ていたからです。 10月末にスタートしてから、約2ヶ月で35万語ほど読みました。 この頃は、今振り返ると自分で思っていたよりもレベル上げのことや英語が読めるようになることに対して、 気持ちが焦っていたように思います。 まだ、自分の読むペースも掴めない頃で、掲示板で人の書き込みを見てはつい比較をすることが多かったです。 1冊を読むのにかかる時間も測っていたし、GRのレベルいくつを何冊よんだら次のレベルって決めて 読み進めていました。 ただ、読書自体が好きだったので、レベル上げや読むスピードがプレッシャーになって辛いということは 特にありませんでした。 私が多読を始めた2年前は、レベルの易しくて読みやすい児童書の書評も今ほどは充実していなかったので、 あまり迷いも疑いもなくGRを読んでいました。 「小公女」や「オズの魔法使い」「ハイジ」など、自分が子供の頃に好きだった本のリトールドを中心に 読んでいたので、とても楽しかったです。 順調に読み進んでいた分、早くPBが読めるレベルになりたいという気持ちも強かったです。 ◇第二期〜ちょっと一休み・本と距離を取リーディング〜 その後、2003年の年明けくらいから仕事などが忙しくなってしまい多読は中断しました。 2003年の11月まで約1年間、洋書を全く手に取らない日々が続きました。 でも、心の片隅には多読の存在が残っていて、また機会があったら始めたいなって思っていました。 約1年間・・・正確には11ヶ月弱ですが、洋書を1ページも読んでいませんが、いつかはまた読もうかな という気持ちがあったので、多読生活にこの11ヶ月もカウントしています。 1年間時間を空けることで自分の中で英語が熟成されたとか、その後の多読に影響があったとは思えません。 もっと何百万語か読んでから、中断したならその間に何か変化があったかもって思うのですが、 まだ35万語程度しか読んでいなかったので、熟成されるほど英語が蓄積されていたとは思えないからです。 でも、1年間休んで良いこともたくさんありました。 面倒になったら読むのを止めても、またいつでも始められるという気楽さがついたところかな。 それから、人と比べようという気持ちがなくなったのと、正しいやり方って言うのは特にないんだなって 思うようになったという意味で、良いお休みだったと思います。 ◇第3期〜自分らしい読み方がわかりかけた100万語〜 2003年11月に約1年ぶりに多読を再開してから、3月までの約4ヶ月で100万語を読みました。 この100万語はすごく楽に読めた100万語で、第一期と比べるととても気持ちに余裕があったし、 1年間お休みしている間に面白そうな児童書がいっぱーい紹介されていて、読みたいものもたくさんで、 レベル上げのリズムにも困らずに順調に予定通りのレベル3での100万語達成になりました。 割とGR中心でしたが、ICRやNateシリーズ、Baby Sitters Little Sisterのシリーズなど お気に入りの児童書もできました。 3月には初めてSSSのオフ会にも参加して、ブッククラブにも入会しました。 実際にタドキストのみなさんとお話したり洋書を紹介してもらうのはとても楽しくて、 掲示板とはまた別の刺激を受けることができました。 ◇第4期〜100万語から200万語・ゆっくリーディングを経験した65万語〜 3月に100万語達成したのを期に、中断前の35万語を足したのでこの7ヶ月で65万語ほど読みました。 多読のペースは人それぞれなので、7ヶ月で65万語が「ゆっくりペース」と言って良いのかわかりません。 でも、その前の100万語が大体4ヶ月くらいで読めていて、自分ではそれくらいのペースがちょうど良かったので、 この7ヶ月はなかなかペースが掴めずに苦労しました。 4月に職場が変わった関係で、読書の時間が余り取れなくなってしまい、今までは1日で読めていた本に 1週間くらいかかるようになると、読書の面白さが薄れてしまって、どんどん読まなくなってしまいました。 それでも、気分転換にICRを読んだり、お気に入りのLittle Sisterのシリーズを時間がかかっても読み通したり。 100万語までに毎日読む習慣がついていたので、読めないとなかなかリズムに乗れずに困りました。 残業が続くと、1週間くらい本を手に取らなかったりもしましたが、だんだんにそれにも慣れてきました。 短い通勤時間でも、楽しめる本を選ぶのも上手くなりました。 薄い本1冊に1週間くらいかかっても読みたいというモチベーションを保てるようになったし、 自分の好きなシリーズを作って読書のペースを作れるようになったりしました。 あくまでも私の場合ですが、章立てが細かくて、ストーリー展開のテンポが速いものが読みやすいようです。 本を読むペースというのは、洋書でも和書でも人それぞれだと思います。 私はもともと読書好きで和書もたくさん読んでいるということもあって、英語を読むペースは遅いながらも、 1冊にあまり時間をかけたり、ゆっくり読むのが苦手です。 でも、最近はのんびり読みでも楽しく続けています。 いろんな読み方があるんだなーっていうのを実感できた2年間でした。 私にとって、多読はまだ生活の一部というには本を開くのが面倒くさい日もあります。 でも、面倒な時に放っておけるのが、多読のイイトコロだなあって面倒くさがりの私は思っています。 欲張りなので、もっと難しい本が読めるようになりたい、英語が聞けるようになりたい、 しゃべれるようになりたいと野望は尽きません。 でも、シャドウイングも細々しか続かないし、機会音痴なのでMP3も使えるようにならないし、 オンラインテキストも面倒なのでほとんど通勤読書のみでのんびり続けています。 この「のんびり」って言うのが多読のイイトコロでもありますが、読みたい本がいっぱいあるので のんびりもしていられないな〜って思ったりもします。 あれも読みたいこれも読みたいって焦ったり、好みの絵本に廻りあって感動したり、 そんなことをぐるぐる続けています。 きっと、これからもこんな感じなのでは?と思いつつ、自分のこれからの変化も楽しみです。 また、1年くらい休んじゃったりして。 ◆◆135万語から200万語までの道のり◆◆ ◇自分自身が感じた変化について 最初の0語から100万語の変化に比べれば、同じ100万語でも100万〜200万語の変化は とても緩やかだったと思います。 でも、変化がゼロだったとは思いません。 この100万語ほとんどレベル3前後ばかりを読んでいました。 100万語前後で読んだときには、読みにくいなと感じていたFullHouseのMichelleシリーズや Nancy Drew Notebookのシリーズを楽しめるようになったこと、 PGR3からPGR4にレベルを上げるとき、すごく楽に読めたことの2点が進歩かなと思います。 それから固有名詞の読み方が分からないとか、数字で引っかかることはほとんどなくなりました。 自分で適当に読み方を決めて脳内音読しているか、字面の形で憶えて適当に読んでいるようです。 大きな変化ではありませんが、投げ本ができるようになりました。 今は気分じゃないなとか、ちょっと長いから今度時間があるときに回そうと言う判断をして、 ぽんと投げられるようになりました。 最初の数ページで投げてしまうこともあるし、ほとんど半分くらい読んでいるのに 後回しにしてしまうこともあります。 複数平行読みと言うには投げっぱなしになっている本もありますが、 投げ技を身に付けて楽になったと思います。 ◇最近のできごと 私は大学時代英文学が専攻でした。 ところが全然英語ができなくて、TOEICも320点で、でも英文科だって言うとみんなに 英語ができると思われて・・・って言う話を以前にも掲示板でしたことがあるのですが、 最近、部屋の整理をしていて自分の大学時代のへなちょこな英論文がいっぱい出てきました。 多読効果でさらさら読めるかと思って開いてみたら、英文が下手すぎたのか読めませんでした。 一緒に英文のプリントもいっぱい出てきたのですが、字が細かくてやっぱり読めませんでした。 いつか読めるようになりたいと思って取ってあったのですが、リベンジはまだまだみたいです。 でも、今回英文のプリントや当時のテキストをごっそりと捨ててしまいました。 読みたい本を少しずつ読めるようになってるから、良いんです。 いつか本当に読みたくなったら、またAmazonで買うから良いんです。 こうやって、英文学ができるようになりたい亡霊から逃げることができたのもSSSのお陰だなあって思います。 でも、自分の英論文はまだとってあります。 いつか、読んで自分で添削できるようになりたいからです。 こんなお勉強モードも洋書読書楽しいモードも内包して、ちょっとずつ前に進んでいるのかなと思ったりします。 ◇これから 100万語報告では、100万語を通過してやりたいこととして、フランス語多読とシャドウイングと和書の読書を 上げたのですが、残念ながらどれも実行できませんでした。 200万語通過の目標でもこの3つを上げたいと思います。 300万語の報告の時にはちょっとは進歩しているでしょうか。 ◇最後に・・・・ 酒井先生をはじめ、古川先生、マリコさん、まりあさん、読書相談会でお世話になっている方々、 掲示板に参加しているみなさん、オフ会でお会いした方々、みんなにとても感謝しています。 どうもありがとうございます!これからもよろしくお願いします。 特に掲示板は、読むだけでたくさんの情報をもらったり、教えられたり、元気付けられたりしています。 掲示板の書き込みや書評、オフ会・読書相談会・大手町の会などに助けられて 楽しく多読を続けているのだと思います。 これからは、私ももうちょっと書評など上げて、貢献したいなと思っています。 ずいぶん長々纏まりのない文章になってしまいましたが、2年と200万語という区切りに、 しっかり振り返りができました。お付き合いどうもありがとうございます。 最後に、200万語までに印象深かった本を少しだけ紹介させてください。 ◆Love That Dog (Creech著) 詩の形式で物語が進む児童書。 この4月から忙しくて多読の時間が上手く取れなくて読み悩んでいた時に、読書相談会で Julieさんに貸して頂いて、ぽんっと迷いが取れた私にとっては思い出の本です。 読書の楽しさを思い出させてくれた一冊です。 ペットを飼ったことのある人、詩の魅力を感じたことがある人(感じたい人)には特におすすめです。 ◆Dady Long-Leg (Puffin Crassics) 有名な「足ながおじさん」。私の記念すべき(?)キリン読み本です。 孤児のジュディが、孤児院の理事の一人にその作文能力を認められて大学進学を果たします。 その代わりに、その理事に手紙を書くことを条件にして・・・・。 ジュディの生き生きした手紙の文章で、文体の違いや、言葉遊びも楽しめます。 ストーリーやラストを知っていても、やっぱりドキドキしてしまう素敵な物語です。 ◆Frankenstein(PGR3・OBW3・MGR3) 大好きな物語で映画も好きなので、GR制覇してしまいました。 リトールドを読み比べると、省略しているエピソードの違いや設定の微妙な変化があって面白いです。 GRとは言え、原作の持つテーマは変わらず楽しめます。 人間の科学への挑戦、神の領域に近づく生命創造、悪と善の根源の問題など。 ◆Baby Sitters Little Sisterシリーズ 7歳のKarenちゃんの一人称で進む日常生活の小さな事件とKarenちゃんの成長の物語。 Karenちゃんの両親は離婚していて、Karenちゃんはお母さんの家とお父さんの家を行ったり来たりするのですが、 離婚問題の悲壮さはなくて、むしろ二つの家があることを楽しんでいるKarenちゃんのたくましさと 健気さがとても好きです。 事件も本当に小さな事件なんだけれど7歳の子には大事件という感じで、物語の度にKarenちゃんが学んだり、 成長したりする姿が清々しいです。 なんだか他にも紹介したい本があったような気がするのですが・・・・。 では、皆さんもこれからもHappy Reading!
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