[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/23(16:41)]
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4046. 苦しいのか楽しいのかよくわからないけど300万語超えました!
お名前: fiddle http://www.k2.dion.ne.jp/~imladris/
投稿日: 2004/11/1(14:10)
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みなさま、こんにちは、fiddleです。
8月に、PCの故障でネットに接続できなくなって、これを機に掲示板多読をやめて英語多読に
いそしもうと思っていたら、今度はお盆過ぎ、リビングのクーラーが壊れてしまい、来年引
っ越すので、修理をしないでしのごうと思っていたらあの暑さ。すっかりばててしまいました
が、なんとか秋になり10月31日に300万語を超えましたのでご報告に来ました。
前回の報告が7月初めの1周年、242万語のときでしたので、その後だいたい1日5000語
ペースです。もう少しペースをあげたいけれど、今の私の生活の中で無理なく、というとこの
ぐらいかなーという気がしています。
「ほかの英語能力に関してはどーでもいいから、とにかく英米文学(ファンタジー、ミステ
リーを含む)が読めるようになりたい」という一心で始めた多読なので、読みたいものを自由
に楽に読めない今の状況にはけっこうストレスを感じたりするのですが、一方で、レベル0〜
2の本もとても楽しんで読めるので、表題の「苦しいのか楽しいのかよくわからない」という
ことになりました。
読んだ本は、ORTやLLLも入れて75冊です。
■GR
SSS推薦多読セットのAdvancedSetまで購入してあるのですが、ほかの本にかまけてGRをあま
り読んでいなかったところ、せっかく買ったのにちゃんと読まなきゃもったいないじゃない!
という主婦根性が頭をもたげてきて、夏に12冊集中的に読みました。そうしたら、一度、
簡単な英文を書こうとしている夢を見ました。それも、テストで苦しんでいるというわけでは
なく、なんだか楽しい気持ちで。
たった一度の夢ですし、現実にはぜんぜん書くことも話すこともアウトプットはしていない
のですが、ちょっと嬉しい夢でした。
今回読んだGRの中では、"David Copperfield"や"Silas Marner"などの古典が読めたのが
嬉しかったです。原作で読める日は来るかなぁ……
面白かったのは"Two Lives"でした。今年の初めに「遠い空の向こうに」と「リトルダンサ
ー」と炭鉱もの映画(?)を観ていたので、廃坑寸前の炭鉱町の先の見えない重苦しいやりき
れない雰囲気がすぐに頭の中にイメージされ、すっと話に入っていけました。
■絵本
Lindgren の The Tomten
Edward Ardizzone の Timシリーズ2冊
Leo Lionni の little blue and little yellow
H.A.Rey の Curious George Takes a Job
Ludmila Zeman の Gilgamesh3部作のうち2冊
と、どれも名作ぞろいの7冊。中でも、世界史クラブで杏樹さんが薦めていらした
Gilgamesh3部作は、簡潔な文で壮大な神話世界が力強く描かれていて、また印刷の色調もよくて、素晴らしいです。
■児童書
今回のベスト1は、Kate Dicamilloの"Because of Winn-Dixie"!
India Opalは宣教師の父親と二人暮し。母親は、Indiaが幼いときに宣教師の妻の生活を嫌
って出て行ってしまいました。父親の新しい赴任先で、まだ友達もできないIndiaは、スーパ
ーで歯を見せてにーっと笑う野良犬を拾い、Winn-Dixie(その店の名前)と名づけてともに暮
らし始めます。
悲しみの味のするキャンディの話や、奏でるギターの音色で動物たちを静かにさせてしまう
ペットショップの店主の話など、少し風変わりなお話でつづられる、喪失体験から立ち直って
いく人々のお話です。
同じ作者のThe Tiger Risingもオススメ。
ベスト2は、ベスト1に猛追していたPhilip Pullmanの"Clockwork "。ドイツの雪深い村
を舞台にした民話風の語りのお話なのですが、作者自身が楽しんでいるようなところが随所に
あり、楽しめます。
そのほか、
Rowan of Rin(モンスターが出てこない分Deltoraより易しく読めました)
Frindle(先生の「読み」に驚きました)
Henry Huggins(子供のころ見ていたアメリカのホームドラマみたいで懐かしい味です)
Johny's Basement(最後の展開にはちょっとびっくりしました)
Worst Witchシリーズ(挿絵に味があってよいのです)
などが面白く読めました。
■通過本は、Mitch Frank"Understanding September 11th"
前からちびりちびりと読んでいたのですが、図らずも通過本になってしまいました。Timeの
レポーターによって書かれた12歳以上向けの本で、2001年9月11日のアメリカ同時多発テロに
ついて、9月11日に何が起きたのか、テロリズムとは何か、イスラムとは何か、なぜ中東がアメ
リカにとって大事なのか、なぜアメリカが標的になったのか、タリバンとは何か、イスラム主
義とは何か、など、基本的な問いに対する答えが戦後の中東事情に触れながらわかりやすくま
とめてあります。
最近のニュースなどで目にしている事に関しては、知識が頭にあるだけあってすぅーっと読
めますが、イラン革命やらソ連のアフガン侵攻とかのことになると、ちょっとつかえ気味。勉
強不足です。
■これから
来年には引越しを予定しており、どうやって未読本を減らしていくかが課題です。(そん
なの無理?)
Susan Cooper やLloyd Alexander など、児童書で読みたい本は山ほどあるので(指輪は言
うに及ばず)、まだまだ当分は児童書中心かな、と思います。そろそろ普通の小説も読みたい
なーと思っているのですが、最初の1冊をどれにするかで結構悩んでしまっています(レスト
ランでなかなか注文が決められないタイプの人間だもので)。
■最後に
今回もいろいろな形でみなさまにはお世話になりました。
ありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。
ではでは。
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