[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/23(07:43)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2004/10/10(14:48)
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ポロンさん、こんにちは。
〉10月9日は、私にとって多読記念日。(^^)
〉2002年のこの日、Penguinのレベル0を読んで多読を始め、今日で2周年を
〉迎えることができました。
〉語数は、9月の終わりに1000万語を通過しました。
〉好きな本を読んでいたら自然に到達していた、という感じだったので、
〉1年前からすれば、ずいぶん肩の力が抜けたんだな、と思います。
1000万語通過&2周年、おめでとうございます!
最近PBの方でご活躍、と思っていたら、ついに1000万語にまで到達したんですね。
〉1000万語読んだからといって、「ものすごいことになっていた」
〉ということはありません。(期待したみなさん、ごめんなさい!)
〉でも、今の気持ちはしあわせでいっぱい♪
〉読むことも聞くことも、生の英語をいっぱい楽しめるようになって、
〉こんな風になれた自分がうれしくてしかたありません!(^○^)
報告を読みましたが、充分「ものすごいこと」になってるじゃないですか。
でも多読ってそうなんですよね。徐々に読めるようになっていくので、自分では劇的変化が感じられなくて、つい「あまり変わってない」と思ってしまう傾向があるな、と思います。これだけPB読んで「しあわせいっぱい」って思えるなんて、ものすごいです!
〉───────────────────────────────────
〉■読むのが楽しくてしょうがない♪
〉───────────────────────────────────
〉ここ半年くらいは、ミステリー系のPBを中心に読んでいます。
〉1ヶ月に4冊くらいのペースです。
〉少なくとも、本の選び方だけは日本語の本を選ぶのとさほど変わりが
〉なくなってきました。
〉PBを読み始めた頃は、1冊読むのに気合が入り、なるべく時間のある
〉ときを選ぶとか、読み終わったあとは疲れて児童書に手がのびるなど、
〉自然にパンダ読みになっていました。
〉今は、PBを(少なくとも気持ちだけは)続けざまにむさぼり読む、
〉という状態です。
〉読むのが楽しくて楽しくてたまりません♪
〉好きな本だけ読んでいたら、いつの間にかこうなっていました。
「いつのまにか」…自然体でいいですねー。一冊読むと疲れてパンダ、から連続で読めるようになっていくんですね。
〉去年の2月にGrishamの「The Client」が読めたときも飛び上がるぐらい
〉うれしかったし、はじめてConnellyを読んだときも、「こんなミステリー
〉が読めるようになったんだ〜」と自分で自分をほめました。(笑)
〉でも、今の気持ちはそれ以上です。もっと深いところで喜びを
〉かみしめています。ちょっと言葉では言い表せません。
〉多読を始めたときには、よもや2年後に今のような読み方ができる
〉ようになっているなんて、思ってもみませんでした。
〉「ほんとにPB読めるようになるの?」っていう疑問さえあったんですから。(笑)
ほらあ〜。これだけ変化があるじゃないですか。
〉───────────────────────────────────
〉■辞書をひきまくっても読めなかった
〉───────────────────────────────────
そうでしょ?!
辞書引いても読めない本は読めるようになりませんよね。
〉───────────────────────────────────
〉■まだ霧がかかっている。
〉───────────────────────────────────
〉でも、作家の書いた原文そのままを味わえるというのは、なにものにも
〉代えがたい魅力です。
〉心の琴線にふれる言葉があって、それをストレートに受けとめられる
〉喜びがあるから、原書で読んでいます。
〉英語という言葉が大好きです。
そうそう。原文で読める、というのはうれしいことです。私は翻訳ものの本を読むことが多かったので、常に「原文ではない」という意識がどこかにありました。作者の書いた言葉そのままで読めるっていいですね。
〉───────────────────────────────────
〉■コーンウェルのオーディオ・ブックにチャレンジ!
〉───────────────────────────────────
〉児童書のオーディオ・ブックならかなり楽しめるようになった頃、
〉一般書ならどれくらい聞けるのか?と思い、Patricia Cornwellの
〉検屍官シリーズ「Body of Evidence」のunabridged版カセットを
〉買ってみました。
〉そもそも、一般書のオーディオ・ブックを耳だけで聞いて楽しめる人は、
〉よほどの英語の達人だろうと思っていました。
〉そんなことができるなんて憧れでもありました。
〉本は買わず、あらすじなども一切読まずにチャレンジしてみました。
〉殺人事件が起こり、現場の状況、被害者の人間関係など、作者から謎が
〉提示されます。カセット1本分聞いたところで、とりあえずどんな謎かは
〉わかりました。
〉でも、そんなに甘いはずがないじゃない?(笑)
〉どうせそのうち英語が難しくなって、わからなくなるだろうと思いました。
〉カセット3本聞いたところで、まだストーリーを追えていました。
〉あれ?もしかしていけるかもしれない、と不遜にも思いました。
〉わかるといっても、もちろん100%わかるなんてとんでもないです!
〉聞き方は多読の原則と全くいっしょ。わからないところは飛ばしてるんです。
〉とりあえず、あらすじがわかって楽しめればいい、という聞き方です。
〉科学捜査の難しい単語や難しい病名などもたくさん出てきました。
〉でも、聞くだけではスペルがわからないから、辞書もひけません。(笑)
〉ぼんやりと、こんなことを言ってるらしい、という理解で聞きつづけました。
〉また、ナレーターの声と語りが主人公ケイ・スカーペッタのイメージに
〉ぴったりで、聞いていてとても楽しめました。
〉それで、とうとうカセット9本、最後まで聞いてしまいました。
〉プロットもちゃんと追えました。いえ、細部はのがしていると思いますけど、
〉大筋のプロットはわかったと思います。
〉最大の謎が、ふたをあけてみたらどうってことないことだった…。
すごーい。予備知識なしで聞いてわかって楽しめるなんて。
〉ここで大きな誤解を生むといけないので正直に白状します。(笑)
〉「Body of Evidence」のオーディオ・ブックは、発音がこれ以上ないくらい
〉クリアでスピードもゆっくりだったので、とても聞きやすかったのです。
〉(実は、聞いていてイライラするくらい遅かった:笑)
〉また、この作品は検屍官シリーズの中でも特に英語がやさしいんだと思います。
〉だから、聞いたといっても私にすごいリスニング力があるわけじゃありません。
〉聞くことは、本を読むことの数倍集中力が要りました。
〉私にとってはすごい「キリン聞き」だったんです。
〉どんなオーディオ・ブックでも聞いて内容がわかるのかと言われれば、
〉そんなことはとても無理です!(爆)
〉緻密な組み立てのプロットのミステリーなど、とうてい聞くだけでは
〉ついていけないと思います。
〉それでも、2年前コーンウェルのPBを読めるようになるのが遠い目標だった
〉私が、読めるようになったばかりか、オーディオ・ブックが聞けるようになる
〉なんて、夢にも思いませんでした。
〉PBをはじめて読めたときのようにうれしかったです。(^^)
好きな作家のPBを読んで、オーディオブックを聞いて…やっぱり「ものすごいこと」ですよ。
〉───────────────────────────────────
〉■リスニングの壁
〉───────────────────────────────────
〉いくらネイティブ向けとはいえ、朗読は発音がクリアでスピードも
〉それほど速くありません。ニュースもしかり。
〉今聞けていない部分も、こういう英語はこのまま多読・多聴の幅を
〉広げていけば、ますます聞けるようになるだろうと思っています。
〉見通しは明るいです。
〉が、映画やドラマのことを思うと絶望的な気持ちにさえなってしまいます。
〉ニュース・朗読と映画・ドラマの間には、広くて深い溝を感じます。
〉ナレーション部分はよくわかります。
〉朗読テープと同じくらい聞きやすいです。
〉でも、セリフ部分で速いもの、音のくずれが激しいものはさっぱり聞けません。
〉DVDで英語字幕を出してみると、彼らはブレスなしで3センテンスくらい
〉平気でまくしたてている!あんなに速くてはかなわない……
〉映画やドラマのセリフが100%とは言いません、90%、いや、80%でいいから、
〉聞き取れるようになる日なんて、やってくるのでしょうか?
〉どんなドラマもフレンズくらいだとまだ希望が持てるのですが……。
映画はよりネイティブの自然な会話を再現しているからでしょうね。だって「なーさん?」ですもん。
新しいものより昔の映画の方が、セリフが整っていて発音がきれいでわかりやすいです。
〉でも、2年前を振り返ってみたら、聞こえてくる音の幅は確実に
〉広がっていると思います。
〉部分的にでも聞き取れる、わかるというのは、ほんとに楽しいです♪
〉今は聞けないところがあっても、
〉『今日はこのぐらいで勘弁しとったろ!』と思うことにしています。(笑)
〉 (↑間者猫さんの名言です^^)
これは本当に名言ですよね〜。
〉───────────────────────────────────
〉■1000万語読んで、自由になれた。
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〉報告を書くために、アウトプットに関してはどれくらいの力なのか
〉検証したかったのですが、数字が表すとおり読むことに片寄った2年
〉だったので、書く力、話す力についてはよくわかりません。
〉まだまだ水面下で英語がぶくぶくうずまいている状態で、あふれ出す
〉ところまではいっていません。
〉でも、たまに英語を書いてみると、(あくまで自分比ながら)以前より
〉ずっと英語が出てきやすくなっていると思います。
〉しゃべる方は、全然自信がありません。(大汗)
〉多読で英語の蓄積ができれば、そのあとは各自の目的、目標に合わせて、
〉さまざまなことをやっていけばいいと思います。
〉多読でしっかりした土台ができたあとは、辞書をひくのもいい、
〉音読するのもいい、精読するのもいい、文法だって必要かもしれない、
〉シャドーイングだって、自分なりの方法でやればいい。
〉書くこと、話すこともどんどんチャレンジすればいい。
〉何をやるのも自由です。
〉でも、何をやっても揺るがないだけの根拠と自信を、多読によって
〉身につけられたと思っています。
〉私は、1000万語読んで「こうあらねば」という束縛から開放され、
〉ほんとうに自由になれました。
すごいです、この「自由の境地」。
〉───────────────────────────────────
〉■本がそこにあるだけでしあわせ♪
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〉やりたいことはたくさんありますが、それでもこれから先、英語読書の
〉ない生活なんてぜったい考えられません。
〉多読で私の人生は変わりました。(笑)
〉もう、本がそこにあるだけでしあわせです!
〉これから、英語という言葉の大海原を、いよいよ泳いでいけるのだと
〉思うとわくわくします。
〉今、やっと準備運動が終わり、スタート地点に立てたところです。
〉でも、どれほど広い海でも、おぼれないだけの基礎体力はついたと思います。
〉こういう出合いをくださった酒井先生、ありがとうございました!
〉古川さん、まりあさん、マリコさん、ありがとうございました!
〉大阪、東京のオフ会で出会ったタドキストのみなさん、掲示板に参加
〉してらっしゃるみなさん、ありがとうございました!
〉大阪絵本の会のみなさん、ありがとう!
〉みなさんがいて、交流の喜びとたくさんの励ましとしあわせを
〉もらったからこそ、ここまでつづけてこられました。
〉うれしいです!
〉ほんとうにありがとうございます!!
〉これからも、ずっとずっと、よろしくお願いします!
ポロンさんの幸せがヒシヒシと伝わってきます。感動…。
〉───────────────────────────────────
〉■大好きな本・作家
〉───────────────────────────────────
〉◆GRベスト5
〉 ・Mary, Queen of Scotts (by Tim Vicary) OBW1
〉 ・Airport PGR5
〉 ・Les Miserables PGR6
〉 ・Great Expectations OBW5
〉 ・Jane Eyre OBW6
AirportとJan eEre以外は読みました。わかる、わかる。
〉
〉◆宝物の絵本
〉 ・Dawn (by Uri Shulevitz)
〉 ・Granpa (by John Burningham)
〉 ・ギルガメシュ王3部作 (by Ludmila Zeman)
〉 Gilgamesh the King
〉 The Revenge of Ishtar
〉 The Last Quest of Gilgamesh
〉 ・Time of Wonder (by Robert McCloskey)
Dawnは評判だけ聞いていて、まだ実物にはお目にかかっていません。
うしろ二つは…いいですよねぇ〜〜。確かに「宝物」です。
〉◆好きな児童書のシリーズ
〉 ・Oliver Pig, Amanda Pig シリーズ (by Jean Van Leeuwen)
〉 ・The Cobble Street Cousins シリーズ (by Cynthia Rylant)
〉 ・Catwings シリーズ (by Ursula K. Le Guin)
〉 ・Sarah, Plain and Tall シリーズ (by Patricia MacLachlan)
〉 ・Little House シリーズ (by Laura Ingalls Wilder)
ふむふむ。Little House以外は読んだことがあります。
〉◆感銘を受けた児童書ベスト10
〉 ・Owl at Home (by Arnold Lobel)
〉 ・Love That Dog (by Sharon Creech)
〉 ・Walk Two Moons (by Sharon Creech)
〉 ・The Velveteen Rabbit (by Margery Williams)
〉 ・Dustbin Baby (by Jacqueline Wilson)
〉 ・From the Mixed-up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler (by E. L. Konigsburg)
〉 ・Matilda (by Roald Dahl)
〉 ・Tom's Midnight Garden (by Philippa Pearce)
〉 ・A Traveller in Time (by Alison Uttley)
〉 ・His Dark Materials (ライラの冒険シリーズ)(by Philip Pullman)
読んだのあり、読んでないのあり…。でも読んだものは私も好きです。特にThe Velveteen Rabbit とDustbin Baby は泣けました。
A Traveller in Timeは読んでみたいと思っています。
〉◆大好きな児童文学作家
〉 ・Philippa Pearce
〉 ・Sharon Creech
〉◆PBに開眼した1冊
〉 ・The Poet (by Michael Connelly)
〉
〉◆印象深い一般PB
〉 ・Gift from the Sea (by Anne Morrow Lindbergh)
〉 ・The Dead Zone (by Stephen King)
〉 ・Snow Falling on Cedars (by David Guterson)
〉
〉◆これまで読んだ中で、別格で大好きな本・主人公
〉 ・Harry Bosch シリーズ (by Michael Connelly)
PBはぜんぜんわからないのでコメントできませんが…。
絵本からPBまで、保存版で置いていきたい「おすすめ本リスト」です。
本を読んでいる幸福感にあふれた報告、ありがとうございました。
それでは
Happy Reading!
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