Re: 1000万語と多読2年の報告です。

[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/7/1(09:21)]

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[喜] 3679. Re: 1000万語と多読2年の報告です。

お名前: まりあ@SSS http://www.buhimaman.jp/
投稿日: 2004/10/10(00:21)

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ポロンさん、今晩は。 まりあ@SSSです。

〉台風で嵐の今日。みなさんのおうちは大丈夫だったでしょうか?

   やっと台風も去ったようですね。みなさん被害はなかったでしょうか?
  

〉10月9日は、私にとって多読記念日。(^^)
〉2002年のこの日、Penguinのレベル0を読んで多読を始め、今日で2周年を
〉迎えることができました。
〉語数は、9月の終わりに1000万語を通過しました。

   すごいですね〜2周年を1000万語の二重記念通過。エベレストに
   花火が上がります、どー〜ん

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〉1000万語読んだからといって、「ものすごいことになっていた」
〉ということはありません。(期待したみなさん、ごめんなさい!)
〉でも、今の気持ちはしあわせでいっぱい♪
〉読むことも聞くことも、生の英語をいっぱい楽しめるようになって、
〉こんな風になれた自分がうれしくてしかたありません!(^○^)

   「自分がうれしくてしかたない」って、こんなに素敵なことが
   あるでしょうか?多読を普及したいって思いで活動してきて、
   こういう報告を聞くのが一番嬉しいです(^^*)     

〉本を読めるようになっても、はたして英語力がついているのか?
〉自分でもよくわからない、という声をよく聞きます。私もそうでした。
〉でも、この2年間を振り返ってみると、確実に読む力、聞く力は
〉ついたと思います。

   自信あるお言葉、力強いです!
    
〉───────────────────────────────────
〉■読むのが楽しくてしょうがない♪
〉───────────────────────────────────

〉ここ半年くらいは、ミステリー系のPBを中心に読んでいます。
〉読むのが楽しくて楽しくてたまりません♪
〉好きな本だけ読んでいたら、いつの間にかこうなっていました。

   「好きな本」で進歩できるところが嬉しいですね。

〉去年の2月にGrishamの「The Client」が読めたときも飛び上がるぐらい
〉うれしかったし、はじめてConnellyを読んだときも、「こんなミステリー
〉が読めるようになったんだ〜」と自分で自分をほめました。(笑)

〉でも、今の気持ちはそれ以上です。もっと深いところで喜びを
〉かみしめています。ちょっと言葉では言い表せません。
〉多読を始めたときには、よもや2年後に今のような読み方ができる
〉ようになっているなんて、思ってもみませんでした。
〉「ほんとにPB読めるようになるの?」っていう疑問さえあったんですから。(笑)

〉───────────────────────────────────
〉■辞書をひきまくっても読めなかった
〉───────────────────────────────────

〉我が家には、10年以上も前に買ったまま積んであるPBが何冊もあります。
〉その中の1冊に、ニューヨークタイムズのコラムニスト・Russell Baker
〉の自伝で「Growing Up」というのがあるんです。
〉ピューリッツァ賞受賞作です。

〉十数年前、英語を辞書ひきまくりで勉強していた時期があって、ニューヨーク
〉タイムズのコラムを読むなんて、とてつもない憧れでした。
〉名だたる新聞の署名入りコラムって難しくて、辞書をひいて訳語をつなげても、
〉全く意味不明の日本語になったものです。(笑)

   コラムは、短い文章の中に筆者の思想が凝縮されています。
   深い教養の蓄積や幅広いバックグラウンドを伺わせるような
   書き方をします。だから訳語をつなぎ合わせても、その含蓄を
   理解できるはずがないんですよね。

〉そんなレベルで、名コラムニストと言われるこの人の自伝を読んでみようと
〉無謀にも思ったらしい。
〉でも、今本棚を見たら邦訳の文庫本も買ってあるのです。(笑)

   私も多読を始めてPBを読み始めた頃、最初の10冊くらいは
   書評を書く前に、自分が勘違いしていないことを翻訳で確認して
   から書いていました。そのうち、「細かいところで分からない
   ところがあっても、大筋を勘違いして読む心配はいらないな」と
   自信がついて、原作しか読まなくなりましたけど...

〉何百万語のときか忘れましたが、「Growing Up」を読んでみました。
〉イメージできます。情景がくっきり浮かびあがります。
〉ユーモアの中にペーソスがあって、味のある文章です。

   こういう文体の特徴や癖が分かるようになるってスゴイ! 

〉今から思うと、なぜそのとき読めなかったのかが不思議なくらい、
〉簡潔でわかりやすい英語なのです。(レベル7くらい?)

〉読めなかったのに、いつの間にか読めるようになっていたんです。
〉そして、読めるようになったのは「辞書離れ」のおかげです。

〉───────────────────────────────────
〉■まだ霧がかかっている。
〉───────────────────────────────────

〉PBを読んでるからといって、日本語のように読めているかといえば、
〉そんなことは全くありません。(爆)
〉英語は、私にとっては外国語です。
〉どんな本を読んでいても、もやがかかっているような感じがあります。
〉知らない単語もいっぱいあります。
〉わからないところ、もちろんいっぱいあります。
〉レベル1ですら、外国語だと感じてしまいます。
〉1000万語読んでもこの程度です。

   「訳せる」ことと「読める」ことって違うと思います。そして
   実は、「読める」ことは「訳せる」ことより難しいと思います。
   
   Robert B. Parkerの一節に、Sunny Randallが殺し屋を訪ねる
   のに同行することになった男がいうセリフ
   I gotta be pal with Nancy fucking Drew. というのがありました。

   「ったくナンシーの相棒になってやっか」とか訳すのは簡単ですが、
   Nancy Drew を知らなければ、「えっ?Sunny についていってやると
   いう話じゃなかった?なんで突然Nacy? これ誰?今まで出てこな
   かったよ」となりますよね。Nancyを知っている人は、「ああ
   女探偵Sunny をそういっているのね」と納得できる。

   本を読んでいるとこういうことがいっぱいあるはずです。だから
   英米人が当然の前提として知っていることを相当程度押さえられる
   までは、霧がかかっているように感じるのは当然だと思います。
   
   辞書を引いて、一つ一つの英文をきちんと訳しながら読んだら
   はっきりわかる、っていう主張が嘘であることは、10milion
   readerには心から納得して頂けると思います。
   
〉でも、作家の書いた原文そのままを味わえるというのは、なにものにも
〉代えがたい魅力です。

   ポロンさんが、単にストーリーを追うレベルから、作者の文体を
   味わえるレベルまで来られた、ということで、素晴らしいです(^^*)

〉心の琴線にふれる言葉があって、それをストレートに受けとめられる
〉喜びがあるから、原書で読んでいます。
〉英語という言葉が大好きです。

〉───────────────────────────────────
〉■生の英語リスニングを楽しめるようになった♪
〉───────────────────────────────────

   大幅に省略させて頂きましたけれど、リスニングも楽しめるように
   なって良かったですね。

   まだ、聞き取れるのがきちんとした朗読レベルだとしても、続けて
   いればぐんぐん伸びていくでしょうから、焦らずに。

   テレビドラマとか、ニュースに出てくる素人のインタビューとか、
   日本語でも良く聞き取れなくて、「えっ、なんて言った?」なんて
   家族に聞いたりすることってあるでしょう?歌の歌詞でも聞き取れ
   ないものありますよね。だからそういうのが全部英語でも聞ける
   ようになるまでにはそうとう時間がかかっても仕方ないと割り切り
   ましょう。

ではこれからもHappy Reading & Listening!

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