Re: 杏樹と寿司王

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3626. Re: 杏樹と寿司王

お名前: はまこ
投稿日: 2004/10/6(16:34)

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いよっ、お二人さん!
 
 
杏樹さん、こんにちはー。
 
 
〉〉?????
〉こんなに「?」が飛んでたらお答えしたくなるじゃないですかー。

ありがとうございます♪♪♪
 
 
〉'What a good idea!'
〉'The New Baby'

状況にぴったりの日本語に訳すって難しいでしょうねー。
 
 
〉「サウンド・オブ・ミュージック」に「すべての山に登れ」というナンバーがあります。でも一体どういうことなのか、いまいちよくわからない表現です。
〉Climb Every Mountainですから、間違ってはいません。
〉しかし原詩を当たってみるとその意味がよくわかります。そして考えました。
〉「あらゆる山に登れ」にしたら?
〉このほうが歌詞の内容が伝わるような気がしますが、比べてみてどんな感じがしますか?

どっちでもいい気がするー。
ニュアンスの受け取り方の違いですよね。
日本語字幕、英語字幕を出して比べてみたんですけど、
日本語字幕で見た後、何度も英語字幕で見ているせいか、
この歌の日本語訳を見ても、書いてあるまま受け取れませんでした。

うーん、「あらゆる」って言われたら、なるほどーと思いますが、
私の中では
Climb every mountain の every はその後に出てくる
Every day of your life の every とほぼ一緒ですね。
だけどこの Every day of your life の every を
「あらゆる」にするんだったら「すべての」のほうがいいような気がしますね。
うーん、やっぱどっちでもいいような・・・
日本語訳って難しいですね。
 
 
〉あえて答え、つまり歌詞の内容は書かないでおきます。(知ってたらチャンチャン♪ということで)

歌詞の内容を知らずに題名?だけを書かれたら
杏樹さんの言わんとすることがわかりませんでしたよー(笑)
   
   
〉つまり「翻訳」の場合、必要なのは「日本語力」なんです。対象言語ができるというのは当たり前の前提として、さらに日本語としての表現を磨くのが「翻訳」です。
〉で、「練習」の広場で私が投稿したひとりごとも参考にしてみてください。
〉翻訳で、ふさわしい日本語を探すことがどれだけ大切か…。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=test&c=t&id=713]

ハンカチを握り締めて読みました・・・
涙なくして読めませんでした(;><;)
あれはひどいですねー。それはあかんやろーと言うか、よくあんな訳で出版されましたね。
思わず訳者は誰っ!?とアマゾンで調べてしまいました。
きっとすぐ忘れるだろーけど。(笑)
<それにしてもみっちゃん、素早いね!
 
 
〉で、つい訳すとしたらどうなるんだろ、と思って英和辞典をひいてしまいました。
すると、「ファスナー」は「衣服の留め金」と書いてありました。日本語で言う「ファスナー」が英語では「ジッパー」というのは知っていましたが、「ファスナー」ってちゃんとそういう意味があるんだとわかりました。いくらなんでも唐の時代に「ファスナー」はおかしい!

そうだ、そうだ!
以下チョッキンしましたが、調べればすぐわかることなのにー!
カタカナのままじゃ、あかんよねっ!ぷんぷんっ!
 
 
〉映画の字幕は何秒に何文字、と決められています。するともとの英語がほんっとうに入らないんですよ。映画字幕はいかにうまく短く省略しつつ意訳するかがめちゃめちゃ難しいんです。

取り合えずClimb every mountain には訳者の苦労の跡が伺えました。かな。
もうちょっと何とかならないかなーと思ったんですが、
すぐには思いつかなかった。よく考えても思いつかないかもしれません。
 
 
〉できなくて当たり前ですってば。
〉ついでに、某字幕翻訳の大御所さんの訳は実はあんまりうまくありません。省略するために独特のことば遣いを用いていて、その言葉づかいに慣れると意味がわかってくるのですが、日本語しても翻訳としてもかなり粗雑です。

へぇ。そう言えばそんなことを前に聞いたような・・・
杏樹さんからだったかなー?
 
 
〉〉訓練しないとできないよー、と言われそうですけど、不完全でもせめて
〉〉自分の頭の中だけでもパッと思いついたらいいのになーと思っていたんです。

ここの補足をもう少し。
〉つまり「翻訳」の場合、必要なのは「日本語力」なんです。対象言語ができるというのは当たり前の前提として、さらに日本語としての表現を磨くのが「翻訳」です。

と、杏樹さんは書いていますが、私は商売(仕事)になるレベルの
英文に相当する日本語力が欲しいわけではないんですね。
もちろん何語であろうが豊かになるほどいいだろなとは思うのですが。
 
 
〉いえ、いえ。説明のしがいがあっていいですわ〜。
〉って、はまこさんのほうが疲れて読めない、とかなってしまったりして?

もう大丈夫です(笑)
 
 
〉ではマザーグースから

〉Johnny shall have new bonnet
〉Johnny shall go to the fair

〉ジョニーは新しい帽子を手に入れるでしょう。
〉ジョニーはお祭へ行くでしょう。

〉これは試験でマルがもらえる「和訳」です。
〉でもマザーグースがこんな訳ではイヤでしょ?
 
2行のrhymeを見て、「うわー、おまぬけなにおいがぷんぷんしてるー♪」と
思ったので、全文を読んでみました。
で、全文を読む前に2行を読んで思ったのですが、
日本語訳でbonnet を帽子とした時点で、ブブーッ!じゃないですか?
一行目で失敗。
この訳はひどいですね。
(じゃー訳してみー!!と言わないでねー:笑)
全文を読んでみるとさらに最初の1行目の和訳のひどさが
際立ちますが(訳した方、ほんと言いたい放題でごめんなさいっ!)
なんで帽子にしたんでしょうね?それとも後の訳によって
この1行目が可笑しくなるんでしょうか。
 
  
〉マザーグースにふさわしい訳し方、ふさわしい言葉をさがさなくてはいけません。私は長年考えていますが、いまだにいい訳し方が思いつきません。

前にも杏樹さんに言ったと思いますが、マザーグースは日本語に訳すと
ちっとも面白くないと思います。どんなに頭をしぼっても、どれだけ豊かに
日本語を使いこなせる人が訳したとしても、ちっとも面白くないと思います。
語感がよくっても日本語だもん〜。違う、絶対違うと思っちゃう。
日本語には訳せないよー。
と、私が思っているだけで、素晴らしい名訳が生まれるかもしれませんね。
杏樹さん、頑張って〜。
  
  
〉ただの「和訳」では日本語表現として使い物になりません。生きた日本語にはなりません。だから翻訳には「意訳」がどうしても必要なんですが、それは頭をしぼって考えないとできないんですよ。
〉多読をしている人なら気づくと思いますが、「これは日本語になおせない」と思うような表現がドンドン出てきませんか?それを「英語のまま」わかるようになったら「英語が読める」ようになった証拠です。日本語と結びつかない本当の英語がわかってきたということです。だから日本語に訳すのはあきらめたほうがいいです。

上手い人の翻訳って、ほぼその人の書いた日本語の文章(物語)になってるんでしょうか。
そう言えば多読を始めてから物語で英語、日本語と読み比べたことがないなぁ。
  
  
〉では通訳はそんな考えてたらできないだろう、と思いますよね。
〉同時通訳の場合は、英語に追いついていかないといけませんので、例えば関係代名詞など普通なら後ろから訳すような言葉でも先に結論だけ述べ、その後説明をする、といった形で順番どおりどんどん日本語にしていきます。ですから同時通訳の言葉を文字に直すと、かなり不自然な日本語になります。意味を伝えることを重視するので、日本語としての整合性を犠牲にしているのです。

へー。
 
 
〉逐次通訳はまだそれよりはきちんとした言葉で伝えることができます。例えば講演会など原稿のあるものは、前もって原稿をもらって読んでおき、どう通訳するか考えておくということもあります。しかしその場で突然訳す場合、その場でとっさにふさわしい言葉を選ばなくてはなりませんし、それはやはり訓練しないとできません。知らない単語だって出てくるし、通訳に失敗は付き物で、それを話者に気づかれないよううま〜くフォローするのも技術のうちです。

Oh ! 杏樹さんのこの体験談ってはじめて聞きました。
あの仕事以外にもやってたんですねぇ。初耳。
 
 
〉ということで、英語は英語のままわかったほうがいいですし、英語をうまく日本語にするには技術のいることですので、和訳・英訳はあきらめてそれぞれの言語を別々に磨いてください。
〉英語の本を黙読するのはつらいんですよね。では日本語も音読すれば黙読よりもスムーズに進んだり…しませんか?リズムのいい日本語をシャドウイングするとか、日本語も「音重視」で触れてみると英語や謎語のように楽しめるかもしれません。

最近、昨日だったかなー?アトムさんに書いてて気がついたんですけど、
私は読み方からして英語と日本語では違うようです。
脳内音読はしてるんですけどね。
聞く音は好きなので、やってみようかなー。

そうだ、ちょっと脱線しますが、昨日の夕刊に甲南大学の都染教授の
コラムがあったんですが、杏樹さんってこう言われてすぐ漢字が浮かびます?

「電車大雨で止まっとーけど、先生来てかなぁ?」
「え?トマットー?キテカナァ?何それ」

私は神戸弁を使うので、こう言われてすぐわかりますし、
自分の会話もこんな感じです。
大学生の時、「来とー」「ゆーとー(言−とー)」などを
すごく珍しがられたことを思い出しました。
いずれも神戸弁、播州弁らしいですが、このコラムによると、
播州弁って関西弁地域には入ってないそうです。
敬語の表現が違うからと言うことらしいです。
このコラムのタイトルは『テヤハル川』です。
神戸弁と大阪弁の衝突地域に流れている川が住吉川で、
方言研究者は「テルハヤ川」と呼ぶそうです。
(文章の流れでは、神戸弁も関西弁ではなく、播州弁に入っていそうです)

このコラムを読んだ時すぐに杏樹さんのことが思い浮かびました。
杏樹さんなら知ってるかもーと思って。
内容が興味深くって、連載らしいのでこの話を杏樹さんと
マリコさんのオフ会でしたいと思っていたんですよー。
オフ会のこと気がついてラッキー!とにこにこだったんですが、
昨日の夕方こはまが腕を骨折してしまいました。
全治1ヶ月らしいです。
ギプスをはめた6歳児を置いて夜に遊びに行くのはなーーー。
せっかく久しぶりに会いたかったのになーーーーー。
マリコさんや皆さんによろしくお伝えください。
(自分でイベントの広場で言えばいいか・・・)
 
 
〉それでは長くなりましたがこのへんで。

ではでは〜♪


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