500万語、通過しました。

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[報告] 2607. 500万語、通過しました。

お名前: ヨシオ
投稿日: 2004/7/11(20:54)

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みなさん、こんにちは、ヨシオです。500万語を通過したので、報告します。今回は、特にブレークスルーも無い
500万語の通過でした。

○500万語を通過して

とうとう500万語まできました。今回は特にブレークスルーもないし、新たに何かかが分かるようになった、という訳
でもありません。でも、自然に英語の本(まだレベル5〜6ぐらいですが)が読めるということがうれしいですね。自然体
で折り返しは行きたいと思います。

○500万語通過本

通過本は、Joan LingardのAcross the Barricadesです。これは、久子さんの500万語通過報告で知って、5冊まとめて
Amazonで買ったものの第二巻です。レビューにも書いてありますが、Northern IrelandのBelfastの街を舞台に、
CatholicのKevinとProtestantのSadieを主人公にしたお話です。日本ではなかなか想像できないProtestantとCatholicの
人々の対立が背景となっています。Ireland物は好きなので、SadieとKevinがこれからどうなるか興味を持っています。

The Twelfth Day of July
Across the Barricades
Into Exile
A Proper Place
Hostages to Fortune

○胸に迫る本

Maria HousdenのHannah's Giftは今回読んだ一冊のPBです。彼女の長女のHannahの闘病が主に書かれています。3才で
腎臓の癌にかかって、余命1年と宣告された少女が、なんと健気で、一生懸命生きたかを、平易で、透明な感じの文章で
表しています。読んでいて何回も涙が出そうになった本です。もちろん、PBなので難しい単語は出てきますが、病名や
医者の名前など以外は、辞書を引かなくてもなんとかなりました。

さて、報告です。

○百万語通過期間

ちょっと、振り返ってみました。最初の百万語は頑張っていたのでしょう。一番短い期間です。200万語のときは、
100万語達成の反動かもしれませんね。それからは、一定の期間で読んでいるようです。ようやく、多読が自然体に
近づいて来たように感じます。

100万語  2002/08/24〜2002/12/29  125 日 170 冊
200万語  2002/12/30〜2003/05/24  144 日  65 冊
300万語  2003/05/25〜2003/10/10  135 日  48 冊
400万語  2003/10/11〜2004/02/29  138 日  33 冊
500万語  2004/03/01〜2004/07/11  130 日  29 冊

○450万語から500万語まで

		Books	Words
Droon		 4 	 30,200 
L5 Others	          6 	284,000 
OBW6		 1 	 31,883 
L6 Others	          3 	185,000 
		
Total		14 	531,083 

○400万語から500万語まで

		Books	[ PGR	OBW	CER	MGR	Children PB
Level 1		 0	[ 0	0	0	0	0	
Level 2		 0	[ 0	0	0	0	0	
Level 3		 0	[ 0	0	0	0	0	
Level 4		 6	[ 0	0	0	0	6	
Level 5		12	[ 1	1	2	0	8	
Level 6		10	[ 1	1	4	0	3	1
Level 7		 0	[ 				0	0
Level 8		 1	[				1	0
Level 9		 0	[				0	0

Total		29	[ 2	2	6	0	18	1

ちょっと面白くなかった本:(レビュー済み)

○Dogs Don't Tell Jokes / L. Sachar / L5
GaryのJokeはよく分からない。英語が分からないのか、面白くないのか、それすらも分からない(泣)。Someday Angeline
の続編なので期待したが、どうも私には合わなかったようだ。Talent Showの当日のGaryのTalkはよかったが、その後の彼の
態度が理解できず。どうも、消化不良です。 

面白かった本:(レビュー済み)

○Walk Two Moons / S. Creech / L5
何度か本棚に戻した後、ようやく読み終えた。最終章に近いところで、ようやく今までの話が全てつながった。再度、最初
の部分を読み返す。なんと、このことはあれを指していたのか、ということが発見できた。重層的な構成なので、途中まで
読みにくい感があった。最後のところで感動は味わったが、途中はなかなか話しに引き込まれなかった。それは、自分の英
語力のなさかもしれないが。 
○The Stolen / Alex Shearer / L5
Carlyは、赤毛でそばかすの女の子。特別な友達を作りたいが、いまはいない。そんな時、学校に転校生がやって来た。彼女
は孤児で、今はGraceというお祖母さんと一緒に暮らしているらしい。Meredithは、細くて背が高く、誰にでも言葉は丁寧だ
が、どうもみんなの話や遊びには興味がないらしい。どことなく不思議なMeredithとCarlyは友達になりたいと思った。ある
時、Meredithのお祖母さんのGraceと話をする機会があった。その話とは、なんと、とても信じられないような話であった。
年取ったGraceが本当のMeredithで、若いMeredithは、実はGraceだというのだ。いったいどういうことなのか?
おしゃべりなCarlyの語りで話が進んでいくので、ちょっと饒舌と思えるが、逆にその分、分からない単語があっても問題な
く読み進めてしまう。
老いるとはどのようなことかが、子供達に教えるように、事細かに述べられている。年取ったGraceの描写で、つい自分の母
親を思い出してしまった。また、将来自分が老いるとこのようになるのかとも感慨が深い。
○The Great Blue Yonder / Alex Shearer / L6
気づいた時には、Harryは沢山の人の列に並んでいた。どうやらこれから、大きな机の所で登録をするらしい。ここは
Other Lands。登録が終わったら、みんなはこれからThe Great Blue Yonderに向かうらしい。でも、Harryは、どうしても、
し残してきたことがある。それは、姉のEggyに謝ること…。そんな時、ビクトリア朝の服装をしたArthurに出会った。Harryは
Arthurとともに街に戻るが、し残したことはどうなるのか?
Stolenの作者なので読んでみたが、Stolenほど展開の意外性がない。最後まで予想どうりの展開であった。しかし、残された
ものの気持ちとか、HarryのEggyや家族への気持ちがよく分かり、予想どうりであったがウルウルと来てしまった。
○When Marnie Was There / Joan G. Robinson / L6
孤児であったAnnaは、なかなか心を開かないことを心配した叔母から北の海辺の町に送り出された。地元の子供となかなか
仲良くなれなかったが、ある時不思議な女の子のMarnieと友達になった。Marnieと一緒にいると不思議なことが起こる。
Marnieとはいったいだれだろう。 
愛されていないと感じる女の子の気持ちが、Marnieと友達になるにつれて、だんだんと開かれてくる。前半は少しテンポが
緩やかだが、後半から面白くなった。Tom's Midnight Gardenのようなお話だ。
○The Secret Voice of Gina Zhang / Dori Jones Yang / L5
ちょっとShyなGinaは、中国から米国にやってきたばかり。初めて米国の学校に行ったが、みんながしゃべる英語が皆目分か
らない。先生についてHelloと言おうとしたが、どうしても喉から声が出てこない。それから、学校ではどうしても声が出な
くなった。みんなから相手にされなくなったが、おしゃべりなPriscillaだけが、Ginaの声が出なくても何かとしゃべってく
れる。学校の先生も両親もなかなかGinaが学校では声を出せないことを分かってくれないが、自分で作った人形のお話の世界
では英語でしゃべることができる。それを知ったPriscillaは、Ginaに秘密を守ることを約束するが。
急に英語の世界にやってきて、とまどうことばかりのGina。中国の学校での体験から、友達や先生から馬鹿にされることを極
度に怖がってしまい、声も出せなくなってしまった。Ginaは声を出せるようになるのか?
声を出せなくても沢山英語を聞くと、だんだん英語が貯まってきて、ある時言葉となる。これは多読、多聴にとってとても興
味深いお話だ。
○The Woman in White / Wilkie Collins / OBW6
絵画教師のHartrightは、真夜中近く、母親の家から戻る途中で、白ずくめの服を着た女性(The Woman in White)にLondonへ
の道を聞かれた。道を歩きながら、明日からCumberlandのLimmeridge村に行くことを話すと、彼女はMrs Fairlieが住んでいた
Limmeridge Houseをもう一度見たいと言う。これ以上詳しい話をせずに分かれたが、これがHartrightのこれからの人生に大き
な影響を与える最初であった。
The Woman in Whiteとはいった誰か?HartrightとMiss Fairlieとのロマンスの行方は?サスペンス、ロマンス、謎解きの要素
を持ったお話で、先を読むのが楽しい。
○The Twelfth Day of July / Joan Lingard / L5
Northern IrelandのBelfastに住むSadieはProtestantの少女。7月12日のオレンジ候ウィリアムの勝利を祝う行進の練習に余念
が無い。同じ街に住むKevinはCatholicの少年。Protestantの住む通りにペンキで落書きをしてこようと計画をしている。そん
なある夜、Protestantの通りの壁にペンキで落書きをして逃げていくKevinと、それを見つけて追いかけていくSadieがいた。
それが二人が出会った初めである。
北アイルランド問題。ニュースでしか知らなかったことが、少年と少女の日常の出来事として現れてくる。5連作の最初という
ことで、SadieとKevinとがこれからどうなっていくのかは定かではないが、超えがたい溝を越えられる予感がある。
○Across the Barricades / Joan Lingard / L5
The Twelfth Day of Julyの2巻目。あの時から3年経った時、偶然にSadieとKevinは再会した。SadieはProtestant、Kevinは
Catholic。Northern IrelandのBelfastでは、ProtestantとCatholicのカップルが付き合っていくのは、本人同士の問題だけで
はない。通りにはBarricadeがはられ、英軍が駐留し、過激派が爆弾をパブに投げ込むような時代の中、二人が付き合っていく
ことが、周囲に漣をたたせ、ついにはある悲劇をもたらす。
今でも、解決しない問題が語られていく。同じような通りにある同じような煉瓦の家々に住む人々でも、相互理解をするには難
しい歴史を持っていることが分かる。
○Hannah's Gift / Maria Housden / L6
Hannahは3才の少女。靴を買いに行ったお店で、私が何にでも合いそうな黒や青の靴を選んでいると、Hannahは真っ赤な靴を選
んできた。"Mommy, I think these are my shoes, don't you?"これからどんな時も、Hannahはこの赤い靴を履いていた。私が
流産した日に、Hannahも出血した。病院に行くとレントゲンに黒い影が写っている。精密検査をした結果、腎臓に腫瘍があると
言われた。この日から、Hannahの病気との闘いが始まった。
余命1年と言われた3才の少女が、どれだけ深く人生を生きたかを教えてくれる。両親の嘆き、神への疑問、兄の愛情、隣人の
思いやり、そして、Hannahの健気さ。Hannahの短い人生が周りの人達にどれほどの影響を与えたか計り知れない。何回も涙ぐん
でしまった。平易だが、胸に染み渡ってくるような文章である。

○これから

The Twelfth Day of Julyを全巻買ってしまったので、これから3〜5巻を読みます。また、以前からNarniaのThe Silver
Chairがそのままですので、トライしたいと思います。とにかく、自然体で読んで行きたいです。

それでは、みなさん、Happy Reading!

▼返答


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