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お名前: wkempff
投稿日: 2017/12/15(12:29)
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柊さま
久しぶりに、Wilhelm Kempffの名前を聞きました。
Kempffは20世紀の前半から1960年代くらいまで活躍したドイツのピアニストで、20世紀を代表する大ピアニストの一人、若いころは作曲家としてもさかんに活動していました。
幼少期、LPレコードで、両親が、よく、ケンプのベートーヴェンのソナタを聴いていました。その影響からか、私もピアノ好き、ベートーヴェン好きになり、今でもピアノは弾きつづけています。
それで、Wilhelm Kempffを勝手に短縮して、私のHNにしています。
ケンプの演奏は、温かみのある音、自然な呼吸で、ときにしゃれていて、ベートーヴェンやブラームスの深刻な音楽から、人間的な温かみを見せてくれるところが好きです。しかし、20世紀を代表する大ピアニストの中では圧倒的にメカニックが弱く(要するに指がまわらない)、今日では音大生でもノーミスで演奏するベートーヴェンをごまかしてやさしく改変したりしたりしていて、今日的な評価は分かれるところです。
指さばきの極北のようなグールドとは対照的なピアニストですが、ぜひ、お聴きになってみてください。
マニアックなおすすめとしては、ベートーヴェンであればあまり有名でない初期のソナタ、あるいはピアノ協奏曲がすばらしいです。
なお、現在活躍中のホープにフレディ ケンプというピアニストがいますが、別の人です。
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