[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(14:50)]
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13409. Re: 1100万語通過、おめでとうございます!
お名前: wkempff
投稿日: 2017/7/9(18:29)
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杏樹さま、さっそくありがとうございます。
長文の駄文におつきあいくださり、たいへんうれしく思います。
"杏樹"さんは[url:kb:13407]で書きました:
〉wkempffさん、こんにちは。
〉1100万語通過、おめでとうございます。
〉Rebeccaのレポートが面白くてレスつけさせていただきます。
おひとりでも楽しんでいただけて光栄です。
〉私はずっと昔にまず日本語で原作を読みました。それからずっと後になって映画を見ました。そして、この作品はウィーンでミュージカル化されていて、その日本語版の上演も見ました。
ミュージカルにもなっているんですね。TV番組にも何度か作り直されているようです。
しかし、なかなか、Hitchcockは超えられない、というところでしょうか。
〉モデルになった城館があったんですね。本人の動画まで残っているなんて。
私は、現在の姿が気になっています。Google mapで見つけた屋敷が本当に当たっているかどうかも、ちょっと自信がないところもあります。
個人所有ということで仕方ないのかも知れませんが、なんらかの形で公開してもらえないのもですかね。
〉〉【英語について】
〉〉1938年の作品ですので、相当に古い英語、まわりくどい美文調の表現かと覚悟していましたが、拍子抜けするほどスムーズに読めました。現代の英語となんら変わることなく読めます。
〉1938年ならそこまで「昔」ではないと思います。日本ならすでに昭和です。
確かにおっしゃる通りなんですね。川端康成の雪国が、1937年です。これワケのわからない小説ではありますが、別に日本語が難しいわけではないですね。
少し前にChandlerのFairwell, My Lovelyを読んでけっこう苦労したので、先入観があったのかも知れません。
〉Ballは歴史好きで、ヒストリカル・ロマンス愛読者にはとってもなじみのある言葉です。
〉ついでに、貴族や富豪の夫人が若い娘をcompanionと称してお供させる、というのもヒストリカル・ロマンスによく出てくることだということも、今ならわかります。「わたし」はこのcompanionだったのですね。
杏樹さんと私のジャンルの違いから、カバーする語彙の範囲の違いが出ていますね。さすがに、容易にBallの意味は推察できますが。。。。
〉そうなんですか。1930年代にアメリカで一世を風靡したミュージカル映画のダンスコンビ、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの作品で「The Gay Divorcee」(日本語タイトルは「コンチネンタル」)というタイトルがあります。この時代にはこちらの意味の方がよく使われていたようです。
これは、ゲイ(LGBTの意味の)であることがばれて奥さんに叩き出された、のではなく、「陽気な離婚した人」というような意味なんですね。
〉〉Dresden shepherdess:文字通り、ドレスデンの女性羊飼い、なのですが、ヒロインの仮装パーティの衣装が、Dresden shepherdessがいい、と言われ、後に、Alice the wonderlandがいい、となると、わけがわからなくなります。どうやら、Dresden shepherdessは、マイセンの陶器人形で有名になった、人気の(しかしめったに着られることがない)衣装のようです。日本でいうと、京都の舞妓さんの装い、という感じでしょうか。
〉これはわかりませんね。ただ、shepherdessは羊飼いということで、「いなか娘」のニュアンスもあるようです。なので嘲笑する意味を含ませたのかもしれません。
これ、確か、わずか数人のヒロインの理解者の一人、Maximの実姉が言うので、たぶん、田舎臭さを嘲笑する意味はないと思います。しかし、アリスとともに、ヒロインが幼いことを際立たせようという意図があると思います。ヒロインは、これらの助言を無視して、とんでもない方向に向かってしまいます。
〉ヘイズ・コードありましたねー。かなり細かい規定があったようです。ヒッチコックもそれには逆らえなかったということですか。でも、レベッカの方こそ相当な悪女だったと思う…。
ネタバレ風で恐縮ですが、ヒッチコックは、レベッカの悪女ぶりを変えずに、レベッカの死因を殺人から事故に変えるのに、四苦八苦しています。当時のコードで、希代の悪女が相手であっても、殺人者を野放しにするわけにはいかなかったらしいです。
〉ミュージカル版は、マキシムの山口祐一郎が能天気な棒読み役者で、イメージに合わなくて残念でした。しかしダンヴァーズ夫人の涼風真世が不気味でこわかったです。
なるほど。。。。
1970年代につくられたTV版なども映像が残っています。セリフは聞きやすいのですが、ラストの謎の改変とともに、ちょっとこちらはいただけない感じもします。
〉私も原書が読みたくなりました。
もう、これは是非。自信をもって強くお勧めします。
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