[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(22:05)]
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杏樹さん、こんにちは。
フランス語での210万語通過おめでとうございます。
〉800万語通過、おめでとうございます。
ありがとうございます。
〉〉Kindle Paperwhiteを買いました。
〉〉読みたい本がすぐに手に入るし、サンプルもあって便利、可読性もいいです。
〉いいですね!
はい。シリーズ物など、次の巻をすぐに読めるので便利です。
〉〉チャプターの頭出しは可能で、ブックマークも付けられるけど、読み進んだ後で「さっきの場面をもう一度」となると、ひたすらタッチして戻るしかありません。紙の本のように「この辺り」というふうにページ出しを出来ないのが不便と言えば不便でしょうか。
〉あー、そんな盲点が。
はい、地味にストレスです (笑)
一応、Kindleでも位置No.というのが割り振られていて、画面の左下隅に表示されています。
位置No.を覚えていればサッと戻れますが、話に夢中になって読んでいるときは、そこに意識が向かないんですよね。
これからは位置No.にも注意を払うようにしようかと思ってます(^_^;
〉〉■Adventure Island Series(Helen Moss)#1, 2
〉〉 翻訳シリーズタイトルは「冒険島」
〉〉 物語の舞台はコーンウォールにある設定のCastle keyという島。
〉〉 ロンドン出身の兄弟ScottとJack、島育ちの活発な少女Emilyと飼い犬Drift、三人と一匹の冒険物語。
〉〉 #1に“and towards the end of the promontory along a path that must have been crafted by kamikaze mountain goats.”という文が出てきました。
〉〉 kamikazeって普通に使われているんですね。
〉コーンウォールの島を舞台にした冒険もの…おもしろそうですね。Kamikazeは普通に英語に入っているということでしょうか。
1巻の表紙に「IF YOU LIKE ENID BLYTON YOU'LL LOVE ADVENTURE ISLAND」というシールが貼られていました。
携帯電話もネットも活用する現代版Enid Blytonという感じです。
「kamikaze」はPCに入っているNew Oxford American Dictionaryに載っていました。
〉〉■Adventure Series(Enid Blyton)#1, 2
〉〉 The Famous Fiveの作者Enid Blytonの作品。
〉〉 PhilipとDinahのMannering兄妹と、JackとLucy-AnnのTrent兄妹、四人が活躍(?)するシリーズ。
〉Enid BlytonはFamous FiveとNaughtiest Girlシリーズしか知りませんでしたが、こういうのもあるんですね。やっぱり冒険ものが得意なんでしょうか。
物語の後半、一難去ってまた一難、次々と事が起きて畳み掛けるような展開は上手いなと思いました。
Famous Five、St Clare's、Mystery(Five Find-Outers)と読みましたが、このAdventureシリーズが一番危険度が高いと思います。
それとFamous Fiveでもありましたが、イギリスの古い建物は隠し通路や隠し部屋が標準装備なのかと(笑)
宗教対立があったから、弾圧を逃れるために、身を隠す部屋や避難の通路を作ったという歴史があるらしいですが。
〉〉■Cat Royal(Julia Golding)#1-3
〉〉 Catherine Royal(愛称Cat)は赤ん坊の頃、ロンドンの劇場Royal Drury Laneの支配人Sheridan氏に拾われ、劇場を家として暮らしてきました。
〉〉 ジョージア朝の劇場で育った少女の冒険シリーズ。
〉〉 役者や劇場関係者だけでなく、貴族からストリートを仕切るギャングまで、多様な人物が登場します。
〉〉 フィクションですが、史実に基づく記述もあります。
〉〉 たとえば、物語は1790年から始まりますが、実際に当時の支配人はRichard Brinsley Sheridanという人物だったそうです。
〉〉 邦訳も出版されています。
〉〉 #1 The Diamond of Drury Lane→「キャットと王立劇場のダイヤモンド」
〉〉 #2 Cat among the Pigeons→「キャットと奴隷船の少年」
〉〉 #3 Den of Thieves→「キャットとパレロワイヤルの盗賊王」
〉これ、おもしろそう〜〜〜!劇場&イギリスの歴史両方楽しめますね。
はい、芝居がつまらないと容赦なく舞台に物が飛んできて暴動になる劇場の様子が出てきます。
2巻は邦訳のタイトルからわかるとおり、奴隷だった少年をめぐる話ですが、実際に当時のイギリスでは奴隷解放の声が高まりつつあり、1791年にウィルバーフォースという人物が議会に奴隷貿易廃止の議案を提出しているそうです。
(ウィルバーフォース氏が取り組んだ奴隷解放の話は「アメイジング・グレイス」という映画になってます)
3巻では邦訳タイトルに「パレロワイヤル」とあるとおり、主人公はパリに渡ります。
これも史実に基づく背景があり、 Drury Lane劇場は建て替えのため1791年に解体されています(改築後の柿落としは1974年)
劇場が家代わりだった主人公は住む場所が無くなってしまいます。
それですぐ渡仏という展開ではありませんが、ある事情からパリへ行くことに。
当時のフランスは革命の真っただ中。
主人公がパリへ着いたのは1791年の夏のはじめ…となれば、フランス史に詳しい方はピンと来るでしょう。
主人公とその同行者はヴァレンヌ事件に殺気立ったパリ市民に囲まれることになります。
あと、スラングもジョージア朝の言葉が使われているようで、巻末にスラングのグロッサリーがありました。
〉〉■A Proud Taste for Scarlet and Miniver(E. L. Konigsburg)
〉〉 後世、ヨーロッパの祖母と呼ばれるようになったEleanor of Aquitaineの生涯を3人+本人が語る話。
〉〉 EleanorはHeavenにいます。
〉〉 けれど、彼女の2番目の夫イングランド王Henry IIは未だHeavenに入ることを許されていません。
〉〉 (生前に犯した罪の重さによって、Heavenに入るまでの時間が長くなるようです)
〉〉 Henry IIの審判が決まる日、彼を待つEleanorの前に3人のHeavenの住人が現れます。
〉〉 Eleanorの最初の夫Louis VIIの顧問だったAbbot Suger(サン=ドニ修道院の院長シュジェール)
〉〉 Henry IIの母Empress Matilda(Eleanorの義母、Henry Iの娘)
〉〉 Young Henryの武術指南役で、Plantagenet家に仕えたknight、William the Marshal
〉〉 Henry IIを待つ間、3人がそれぞれ知っている生前のEleanorの姿を語り、Eleanorは自分の生涯を振り返ります。
〉これは読みました。設定が面白いですね。
天国にいて生前の話を語るというファンタジーな設定ですけど、内容は史実に沿っていて面白いと思いました。
あの時代に30歳で離婚した女性が、二ヶ月後に11歳年下の男性と再婚したのも驚きですが、15年間軟禁状態にありながらくじけず、80歳以上生きたのはすごいと思いました。
これを読んでプランタジネットと呼ばれるようになった経緯を知りました。
帽子に花を挿していたからなんですね。
〉〉■The Graveyard Book(Neil Gaiman)
〉〉 わざとストレートな書き方を避けてあるようで、わかりづらい場面がありました。
〉〉 Danse Macabre(死の舞踏)は中世ヨーロッパで流行した舞踏病を意味しているのでしょうか。
〉おもしろかったですけど難しい所もありました。たしかに、ホビットより難しい所もあったかも。
〉Danse Macabre=「死の舞踏」は、中世ヨーロッパでペストが流行して死人がたくさん出た記憶があって、後の時代に至るまで「死」を象徴するガイコツが踊りながら人間をあの世へ連れて行く…というテーマで芸術作品がいろいろ作られてきたのです。
舞踏病ではなく、ペストのほうでしたか。
ペストでヨーロッパの人口の3割程が亡くなったと言われていますから、芸術作品に及ぼす影響も大きかったんでしょうね。
〉〉■End This Depression Now!(Paul Krugman)
〉〉 邦訳タイトルは「さっさと不況を終わらせろ」
〉こういう本が聞き読みで読めるんですね。
聞き読みだから読めたと思ってます。
発音がはっきりしていて、読む速度も比較的ゆっくりでした。
Cat Royalの1巻The Diamond of Drury Laneも聞き読みしましたが、あちらの方が速かったです。
〉〉600万語や700万語を通過した時はあまり変化を感じませんでしたが、最近「ちょっと読む速度が上がってきたかな?」と思うようになりました。
〉〉計ってないので気のせいかもしれませんが(笑)
〉おもしろそうな本をたくさん見つけていますね。どこから探すんでしょう?
以前に読んで面白かった本をAmazon.co.ukやAmazon.comで見て、「Customers Who Bought This Item Also Bought」から探しています。
( Amazon.co.jpでいう「この商品を買った人はこんな商品も買っています」ですね)
目に付いた表紙の本をクリック、内容紹介やなか見検索をチェックし、どんな話か、読めるレベルかを判断しています。
この方法でThe Shapeshifterシリーズを見つけました。
評判の良さそうな翻訳児童書の原書を当たることもあります。
あと、こちらの掲示板や他のブログなどで気になったタイトルを、書評システムやAmazonのレビューなどでチェックすることもあります。
〉面白そうな本を自由に読んでいるようですので、それだけでも「多読の効果」が現れていると思います。ここまで来たら、変化がどうとかいうより、面白い本をどれだけ見つけられるか、のほうが大事だと思います。
面白い本が次から次へと出てきて読むのが追いつかないと思って進んできたので、重視していませんでしたが、どれだけ見つけられるかも大事なんですね。
まあ、最近は効果どうこうより「今ここにある本を楽しめればそれでいい」になりつつあります(笑)
当分読む本には困りそうにないので、このまま好きなように読んでいきます。
Happy Reading!
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