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お名前: 杏樹
投稿日: 2013/3/24(23:10)
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かつらぎさん、こんにちは。
〉こんにちは、800万語通過の報告です。
800万語通過、おめでとうございます。
〉Kindle Paperwhiteを買いました。
〉読みたい本がすぐに手に入るし、サンプルもあって便利、可読性もいいです。
いいですね!
〉が、読んでいて「あそこの場面がここの伏線だったのか」となって、伏線の場面を確かめたくなった時、紙の本なら、だいたいの目安を付けて探せますが、Kindleではなかなか…(苦笑)
〉チャプターの頭出しは可能で、ブックマークも付けられるけど、読み進んだ後で「さっきの場面をもう一度」となると、ひたすらタッチして戻るしかありません。紙の本のように「この辺り」というふうにページ出しを出来ないのが不便と言えば不便でしょうか。
あー、そんな盲点が。
〉以下、700万語を超えてから800万語通過までの間に読んだ本です。
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〉■SHERLOCK(GR)
〉 □A Study in Pink(Scholastic Readers Level 4)
〉 □The Hounds of Baskerville(Scholastic Readers Level 3)
〉 BBC制作のドラマSHERLOCKを元にしたGR
〉 ドラマではA Study in Pinkはシリーズ1の1作目、The Hounds of Baskervilleはシリーズ2の2作目に登場。
〉 一見、原典のタイトルと同じに見えるThe Hounds of Baskervilleですが、原典はThe hound of the Baskervillesで、微妙に異なっています。
ドラマがベースのGRがあるんですね。細かいタイトルの違いがあるんですね。
〉■Adventure Island Series(Helen Moss)#1, 2
〉 翻訳シリーズタイトルは「冒険島」
〉 物語の舞台はコーンウォールにある設定のCastle keyという島。
〉 ロンドン出身の兄弟ScottとJack、島育ちの活発な少女Emilyと飼い犬Drift、三人と一匹の冒険物語。
〉 #1に“and towards the end of the promontory along a path that must have been crafted by kamikaze mountain goats.”という文が出てきました。
〉 kamikazeって普通に使われているんですね。
コーンウォールの島を舞台にした冒険もの…おもしろそうですね。Kamikazeは普通に英語に入っているということでしょうか。
〉■Adventure Series(Enid Blyton)#1, 2
〉 The Famous Fiveの作者Enid Blytonの作品。
〉 PhilipとDinahのMannering兄妹と、JackとLucy-AnnのTrent兄妹、四人が活躍(?)するシリーズ。
Enid BlytonはFamous FiveとNaughtiest Girlシリーズしか知りませんでしたが、こういうのもあるんですね。やっぱり冒険ものが得意なんでしょうか。
〉■The Shapeshifter(Ali Sparkes)#1-5
〉 #4と#5はKindleで読みました(語数カウントはかなりいい加減)
〉 ある日、狐に変化する能力に目覚めた少年Dax Jonesは、超(?)能力を持つ子供たち専門の教育機関に迎えられます。
〉 能力の素晴らしさだけでなく、能力ゆえの悩みやトラブルもあり、また能力ゆえに危険に巻き込まれることも…
〉 そんな子供たちの冒険シリーズ。
〉■Chronicles of Ancient Darkness(Michelle Paver)#4-6
〉 「クロニクル 千古の闇」の原書。
〉 太古の森で狩猟採集生活を営んでいる設定のファンタジー。
〉 主人公の少年Torakとpack-brotherのWolf(本物の狼)、Raven Clanの少女Rennの冒険と成長の物語。
〉 Clan(氏族)ごとにLeaderとMageがいて、Clanの方針を決めています。
〉 Clan内の揉め事も彼らによって裁かれます。
〉 他のClanも関係する事は、係わるClanのLeaderたちが集まって決めます。
〉 面白いと思ったのは年齢の数え方、“year(s)”ではなく“summer(s)”になっています。
〉 14歳なら“fourteen summers old”、2歳年上と言うときは“two summers older”
〉 夏至が基準になっているようです。
〉■Cat Royal(Julia Golding)#1-3
〉 Catherine Royal(愛称Cat)は赤ん坊の頃、ロンドンの劇場Royal Drury Laneの支配人Sheridan氏に拾われ、劇場を家として暮らしてきました。
〉 ジョージア朝の劇場で育った少女の冒険シリーズ。
〉 役者や劇場関係者だけでなく、貴族からストリートを仕切るギャングまで、多様な人物が登場します。
〉 フィクションですが、史実に基づく記述もあります。
〉 たとえば、物語は1790年から始まりますが、実際に当時の支配人はRichard Brinsley Sheridanという人物だったそうです。
〉 邦訳も出版されています。
〉 #1 The Diamond of Drury Lane→「キャットと王立劇場のダイヤモンド」
〉 #2 Cat among the Pigeons→「キャットと奴隷船の少年」
〉 #3 Den of Thieves→「キャットとパレロワイヤルの盗賊王」
これ、おもしろそう〜〜〜!劇場&イギリスの歴史両方楽しめますね。
〉■A Proud Taste for Scarlet and Miniver(E. L. Konigsburg)
〉 後世、ヨーロッパの祖母と呼ばれるようになったEleanor of Aquitaineの生涯を3人+本人が語る話。
〉 EleanorはHeavenにいます。
〉 けれど、彼女の2番目の夫イングランド王Henry IIは未だHeavenに入ることを許されていません。
〉 (生前に犯した罪の重さによって、Heavenに入るまでの時間が長くなるようです)
〉 Henry IIの審判が決まる日、彼を待つEleanorの前に3人のHeavenの住人が現れます。
〉 Eleanorの最初の夫Louis VIIの顧問だったAbbot Suger(サン=ドニ修道院の院長シュジェール)
〉 Henry IIの母Empress Matilda(Eleanorの義母、Henry Iの娘)
〉 Young Henryの武術指南役で、Plantagenet家に仕えたknight、William the Marshal
〉 Henry IIを待つ間、3人がそれぞれ知っている生前のEleanorの姿を語り、Eleanorは自分の生涯を振り返ります。
これは読みました。設定が面白いですね。
〉■The Graveyard Book(Neil Gaiman)
〉 ある夜、家族が殺害され、一人生き残った男の子の話。
〉 まだよちよち歩きの赤ん坊だった彼は丘の上の墓地に迷い込み、幽霊のOwens夫妻の養子となります。
〉 Nobody Owensと名付けられ(Bodと呼ばれています)、墓地の住人たちからいろいろなことを学んで成長していきます。
〉 わざとストレートな書き方を避けてあるようで、わかりづらい場面がありました。
〉 ホビットのほうが読みやすかったと思ったくらいです(苦笑)
〉 でもオーディオブックで使われていた音楽(Danse Macabre by Bela Fleck with Ben Solle)は気に入って、iTuneで購入してしまいました(笑)バンジョーの響きが素敵です。
〉 Danse Macabre(死の舞踏)は中世ヨーロッパで流行した舞踏病を意味しているのでしょうか。
おもしろかったですけど難しい所もありました。たしかに、ホビットより難しい所もあったかも。
Danse Macabre=「死の舞踏」は、中世ヨーロッパでペストが流行して死人がたくさん出た記憶があって、後の時代に至るまで「死」を象徴するガイコツが踊りながら人間をあの世へ連れて行く…というテーマで芸術作品がいろいろ作られてきたのです。
〉■End This Depression Now!(Paul Krugman)
〉 邦訳タイトルは「さっさと不況を終わらせろ」
〉 聞き読みしました。INTRODUCTIONは著者自身の朗読、本編は別の人の朗読でした。
〉 INTRODUCTIONにあった一文「the mushrooming literature on our economic disaster asks, "How did this happen?" My question, instead, is "What do we do now?"」が印象的でした
〉 日本語だと雨後のタケノコですが、英語ではキノコに喩えるんですね。
たしかに、英語でタケノコはないでしょうね。
〉 2007年、アメリカの住宅バブルが崩壊し火を噴いたサブプライムローン問題は、2008年9月、リーマン・ブラザーズの破綻を招き、世界的金融危機を引き起こしました。その影響は大きく、今なお世界経済は低迷しています。どうすればこの不況を終わらせられるか──クルーグマン氏が導き出した答えが書いてあります。
〉 1929年10月の暗黒の木曜日から始まった世界恐慌。当時、イギリスの経済学者ケインズ(John Maynard Keynes)は、不況時は政府が公共投資を積極的にして雇用を創出すべきだと主張、彼の論に合致したニューディール政策によってアメリカ経済は回復へ向かいました。
〉 クルーグマン氏は「今は1930年代と似た状況だから、ケインズが唱えた方法を取り入れるべきだ」と主張しています(彼の理論が正しいかどうかは、各自でご判断ください)
〉 私にとっては専門外の経済の話で、半分も意味がわかってないんじゃないかと思う部分もありましたが(日本語で説明されても今ひとつ飲み込めない内容のような気がします…って読む意味あるのかって感じですが^_^;)、語り口が面白かったです。
こういう本が聞き読みで読めるんですね。
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〉800万語を通過して
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〉600万語や700万語を通過した時はあまり変化を感じませんでしたが、最近「ちょっと読む速度が上がってきたかな?」と思うようになりました。
〉計ってないので気のせいかもしれませんが(笑)
〉まあ、ぼちぼち続けていきます。
おもしろそうな本をたくさん見つけていますね。どこから探すんでしょう?面白そうな本を自由に読んでいるようですので、それだけでも「多読の効果」が現れていると思います。ここまで来たら、変化がどうとかいうより、面白い本をどれだけ見つけられるか、のほうが大事だと思います。
〉Happy Reading!
それではHappy Reading!
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