Re: 200万語を超えました

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12655. Re: 200万語を超えました

お名前: せきけん
投稿日: 2013/3/17(19:59)

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みなさん、こんばんは。

Horrid Henryシリーズは、多分、三月中に全部読み終えることができそうです。
今のところ、21冊出ているようです。
compilationやearly readers向けにrewriteされたものも出ていますので、
その辺りは、注意して読む本を選んだ方がいいと思います。
3冊セットや4冊セットも幾つか出ています。
オリジナルの21冊は、Francesca Simonのweb siteで確認できるので、
全部読破しようとされる方は、それで、どこまで読んだか確認するといいと思います。
また、読むときには、できれば順番に読んだ方がいいと思います。
後ろの作品を読むと前の作品のネタバレになるようなことはありませんが、
しかし、エピソードは、蓄積している形で書かれているからです。
各作品に4話ずつ入っています。

この作品は、非常に笑えるし、一話が短くて読み易いので、
もっと読まれてもいい作品と思います。
単語は難しいものも出てきますし、口語なので、学校で習わない言い回しが出てくるので、私は、YL3.5ぐらいと思いますが、ここのリストでは、レベル2に分類されています。
その紹介が、「悪がきの兄と優等生の弟のシリーズ」とだけなのが寂しいです。

MTHの#31,#32は、Merlinもののファンタジー系ストーリで、#29,#30と合わせて4冊でセットのお話です。
夏至と冬至という季節で、英国周辺の神話と北欧の神話に取材したもののようです。
要するに、この4冊は、神話をMTHのファンタジーに仕立てたというもの。英語の文化に息づく、ルーツ的な神話のエッセンスを取り出しているようです。

MTH#33,#34,#35,#36は、現実の歴史に戻って、米国の文化的な基盤になるものを訪れるMerlinシリーズの第二弾と思います。
18世紀のベネチア、9世紀のバグダッド、19世紀のパリ、20世紀のニューヨークというその時代の世界的な都市を訪れます。
ここで、バグダッドが出てくるところは、アラブ世界の黄金時代が、今日の西欧文化の基礎にあるということで、ギリシア哲学や代数学、アラビアンナイトなどを、イスラムから学んだことをきちんと押さえるという意図でしょう。
これを、英語圏(特に米国)の子供達に学んで欲しいと思っているということと思います。
この中では、20世紀のニューヨークがちょと大恐慌時代を背景にしていて、Blizzardということでもあり、寂しいですが、苦しい時を経て今があるという意味で、この時代を選んでいるのかどうか?
私は、この中では、パリ万博を背景にした科学の時代を象徴する#35と、行ったことがあるというだけですが、#33のベネチアの話が面白かったです。
ただ、ベネチアだったら、15〜16世紀が全盛期と思うのですが…。

最後に、Anastasiaシリーズの二冊は、on her ownの方が面白かったです。
13歳という思春期で「問題」を抱える彼女の成長物語ですが、
on her ownは、彼女の初デートと、お母さんが10日間不在で、家事の切り盛りで、お父さんは前のガールフレンドが尋ねてきたり、弟のSamがChicken poxになったりで、結構ハチャメチャなことになります。
ask your analystは、心の問題が主で、思春期の戸惑いというか、
自分はどこかおかしいと感じ始めて、両親に相談するが、取り合ってくれずに、
色々試行錯誤するという話に、学校の宿題のScience Projectで飼い始めた小動物が大変なことになる話が絡んで進んで行き、
最後は、こんな終わり方でいいのかなというような終わり方で、
チャン!チャン!という感じです。

では、Happy Reading!!


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