[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(18:51)]
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お名前: 杏樹
投稿日: 2013/1/16(00:51)
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せきけんさん、こんにちは。
〉相変わらず、細かい刻みでの報告ですが、やっと170万語に到達しました。
170万語通過、おめでとうございます。
Kiindleは持っていないので反応できません…。
〉Alice in wonderlandは、Kindleで無料本をdownloadして読んだもので、再読です。ものぐさ父さんへのresponseで書きましたが、この本は、読むことはできるのですが、味わうには、まだまだ修行が足りない感じで、この本が無料で、有名で、子供向きということになっているからと言って、多読で最初の頃に読むのは無謀と思います。よっぽど、Sidney Sheldonの方が、多読に向いている気がします。耳から、沢山言葉が入ってきていいると、特に、当時の英国の言葉が頭に入っていると、楽しみやすいだろうと思います。
子どもの本だからやさしい、と思うのは大きな間違いです。多読ではそのためにYLを決めているんです。Aliceの原書はYL6ぐらいあるようです。初期どころかベテランが読むレベルです。少なくとも多読法では。多読の最初の方に読むならGRがありますからそちらのほうがいいでしょう。
ついでに、絵本も「名作」として有名なものはYL高めのものが多いです。絵本だから読めるだろうと思ったら大きな間違いだった、ということもよくあります。やはりYLを確認しながら、自分が読めるレベルのものを選んで、だんだんとレベルを上げていくのが安全な方法です。
〉そうやって、辞書やら、wikipediaやら調べながら読んでいると、とても時間がかかりますが、Kindleを英語をmain languageにして、英語の世界に遊ぶのであれば、多読としても、悪くはないのではないかと思ってやっています。
Kindleっていろいろできるんですね。「英語の世界に遊ぶ」という気持ちで読んでいけるのはいいですね。
〉MTHは、#25,#26,#27でしたが、#25はShakspeare、#26はMountain gorilla、#27はPilgrimsがテーマでした。#25,#27は古い英語が出てきて、ちょっと面くらいます。Elizabeth朝のLondonは、凄い臭いが立ち込めていたという話がありましたが、どんな臭いだったんでしょうね。熊と犬の決闘の見世物の話が出てきますが、子供向けということで、当時の風習の真実は明かされないのが残念です。現代では、そういうものは動物愛護の精神から忌避されるというのは理解できますが、それそれで文化だったので、もうちょっと正面から紹介してもらいたいと思います。そうすると、いろんなところから文句が来るんでしょうかね。
〉スペインの闘牛だって、廃れ始めている話も聞きますが、何が野蛮で、何が野蛮でないかは、難しい問題です。
そうですね。昨今の「動物愛護」は行き過ぎじゃないかと思うことがあります。
〉Pilgrimsの英語は、sureではなくindeedと言うと通じるようで、thouとかならShakespeareでも出てきたものでどこかでは見ていましたが、その頃の文章を見ると結構分からないのではないかと思います。江戸時代の初期の英語ということだから、日本語の変遷ぶりからすれば、余り変わっていないのですが。
〉当時からの、原住民であるindian(Wampanoag)との軋轢の面は書かれていません。
Indeedはイギリスで言われるような。(確証はありません)。
Shakespeareの時代の英語は、日本の古典ほど隔たりは大きくなくて、現代の英語に近いみたいですね。Thou hastとかいう単語に慣れたらいいだけで、文章そのものが大きく変わるわけではないようです。
〉Anastasia again!は、Lois LowryのAnastasiaシリーズの第二作。一作目では、10歳だったのが、いきなり12歳の夏休みになって、中学(7th grade)に上がるところで、郊外に引っ越すというお話です。引越しに対して、Anastasiaが、premature assamptionsで、酷い郊外に対して偏見をぶつけて、両親を困らせるところからストーリーが展開して行きます。前作で、誕生した弟のSamが活躍し始めて、そういうところも面白いです。
どんどん大きくなっていくんですね。
〉Lowryのこの作品は、前作もそうですが、世代間の交流ということを上手く描いていて、そういえば、The Giverにも同じテーマがあったことを思い出します。彼女のライフワークなんだと思います。
〉同時に、思春期特有の心理や、心の成長が、小気味よく描かれていて微笑ましくまた面白いです。
〉難しい文はないのですが、相変わらず単語は難しいのが出てきます。weirdと同じ意味の単語は、いくらでも挙げられると、父の詩人であり大学のEnglish TeacherであるMr. Krupnikが言って、それをいくつも列挙するんですが、本当にそうなんですね。
weirdとか、似た言葉は児童書を読んだらよく出てきそう。
〉Frog and Toadシリーズの4冊を全部読みました。160万語までに一冊読んでいたので、残りの3冊です。どれも心の温まる友情が、自然に英語の勉強にできるような平易な形で、何か変奏曲でも聴いているかのような英語で展開されるので、とても気に入りました。また、CDを購入してシャドウイングなどもやってみましたが、著者本人の朗読は、とても上手で、そのまま朗読劇になっています。役に入っている感じです。そこまでは真似できないのですが、真似しようとすることで、より英語が身に付くかという気になりました。
〉一人で朗読してみると、至らなさがよく分かりました。
著者本人の朗読、そんなにいいですか。そういうのを真似しようと思ったらシャドウイングも進みそうですね。
〉最後に、Dahlの本は、Dahl自身の著作というよりは、全集の補遺や付録のletterのような内容です。もちろん、Dahlの文章からなっているのですが、近年に遺稿から編集された本です。特に、「チャーリーとチョコレート工場」を読んでから読むべき本で、決して、チャーリーより先に読んではなりません。
〉私は、この本を先に買ってしまって、ちょっと読みかけてから止めていました。それから、一部の内容は、The Boyとも重なる、Dahlの自伝的な内容を若干含んでいます。Dahlの熱烈ファンや研究したいような人向けの本のイメージです。しかし、そこまで入れ込んでいなくても、読むとDahlの世界が楽しめることは間違いありません。Dahlの学校に対する考え方が、どのように育まれたのか知るにはよい本ですし、極端に言えば、不登校になったりしても、勇気を与えられるような本だと思います。
おもしろそうですね。DahlはYLの低いものから順番に読んで、児童書はほとんど読みました。The BoyもGoing Soloも読んで、次はUncle Oswaldかな、と思っていましたが、こちらもおもしろそうです。The Boyでも、Dahlの学校時代のことを読んで、学校教育や教師に対する考え方が納得できました。
それではこれからもHappy Reading!
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