150万語通過報告 『mockingbird』、『The Mediator #1』他全8册

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12539. 150万語通過報告 『mockingbird』、『The Mediator #1』他全8册

お名前: ものぐさ父さん http://monogusa103.jimdo.com/
投稿日: 2012/12/9(01:34)

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前回の報告から約1カ月。150万語の通過報告です。1カ月 10万語のペースに戻りました。
今回は、Oxford Bookworms Library や Kindle の無料本なども交えて、いろんな本を読みました。また、しばらく楽しめそうなシリーズものを見つけました。
[url:http://monogusa103.jimdo.com/英語の修行/読書記録手帳3-200万語/]

今回のベスト本は、『mokingbird』と『The Mediator #1: Shadowland』が甲乙つけ難いところ。前者は児童文学書、後者はティーン向けのハードボイルドものかな。

無料 Kindle 本 について
・Kindle 無料本のチェックは、下記ページあたりからが便利です。期間限定のことが多いので、見つけたら即ダウンロードが鉄則です。いらなければ捨てるのは簡単なので。
[url:http://www.amazon.com/Best-Sellers-Kindle-Store-Childrens-eBooks/zgbs/digital-text/155009011/ref=zg_bs_nav_kstore_2_154606011]
・Kindle eBooks は、Kindle(専用端末)がなくても読めます。PC/Mac 版の他、iOS 版、アンドロイド版と Cloud Reader 版(Chrome などのブラウザーから読むタイプ)のアプリケーションが無料で利用可能です(ただし、米Amazon.com のアカウント登録が必要)。
[url:http://plaza.rakuten.co.jp/monogusa103/diary/20120609/]
PS: 『日米Kindleアカウントを結合しても購入ストアは自由に切り替えできます | 代助のブログ』の表題通り。価格は、日本のKindle本の方がちょっと安いみたいです。でも、無料の Kindle本を探すのはやっぱり Amazon.com の方が便利です。
[url:http://daisukeblog.com/?p=1938]

 
140万語から150万語までの間に読んだ本

1. England: Oxford Bookworms Library, Stage 1
語数 4,640 語の簡単な英語で書かれた読み物です。受験英語で苦戦している高一の長男の多読用教材として購入しました。出張でイギリスには最近よく行くので(自分にも楽しめるように)この二冊を選びました。物語ではなく、イングランド(United Kingdom ではないので、スコットランドやウェールズは含まれず)を紹介した本です。主に主要都市の案内の記述です。似たような記載が繰り返されるので、典型的な言い回しが頭に残り易いかもしれません。また、カラーの写真も多いのでパンダ読みで読んでいる方にも理解の助けとなるはずです。その一方、似た言い回しが繰り返されるので、ちょっと飽き易いかも(実際、何度か気絶してしまいましたw)。イギリスの小説は、多読の教材にも多く、そこにでてくる風景を理解する上でもこういう基礎知識本は役に立つと思います。

 
2. Titanic A to Z, The Story of the World's Most Famous Shipwreck(Judy Nichols)
Amazon.com の Best Sellers in Children's Books Ages 4-8 で無料でダウンロードした Kindle eBook です。作者は、Judy Nichols さん。残念ながら、すでに有料になっていました($2.99)。

YL は、たぶん 1 ぐらい。語数は、約 2,500 語。平易な英語で中学生でも読める内容ですが、タイタニック号に関する本なので興味を維持しながら最後まで読めました。うちの高1の長男にはこれくらいの英語をたくさん読ませたいと思っています。多読教室に通っている中1の娘もこれくらいなら、わからない単語を飛ばしながら読めるかもしれません。。

 
3. mockingbird(Kathryn Erskine)
全篇、外界とのコミュニケーションがうまくできない主人公 Catlilin の一人称で語られるため、その形式に慣れるまでは非常にわかりにくかった。とくに、Catilin の兄であり、そのよき理解者であった Devon が銃殺されたという事実がこの物語の背景にあることを Catalin 自身の語り口および Catalin に向けて語られた周囲の人たちの言葉から再構成する必要があり、なかなかすんなり入り込めなかった。ただ、Devon を失った喪失感を単純な「悲しみ」という感情にして出すことができない彼女が痛々しく、うまく伝えられないだけにその喪失感のピュアさが伝わってくる。私の場合は、1/6 ぐらいのところぐらいから面白くなってきました。約半分ぐらいからは物語の展開が知りたくなり自然と読むスピードが加速しました。ただ、全体としての理解度は決して高いとは言えず、誰がしゃべっている言葉かがちゃんとわかっても6割ぐらいでしょうか。どうにか物語の筋が追える程度です。
兄、Devon の死を乗り越えるための「Closure」をどう見つけていくか、がテーマとして明確になってくる後半は結構なスピードで読めました。読見終えると、なんとなく前向きな気持ちにさせてくれるお話です。

 
4. London: Oxford Bookworms Library, Stage 1
今回は、声に出して読んでみました。地名など固有名詞の発音がよくわからないことがあったことを除けば、リズム感があってとても読み易い文章でした。「面白い」と感じる本は、どうしてもまだまだキリン読みになってしまうので、こうした平易な文章を読んで時々リラックスするようにしています。
1. の『England』と同じ Oxford Bookworms Libarary の Factfiles シリーズからの1冊ですが、どちらも観光マップの説明みたいな文章でした。ただ、写真が豊富なのがいいですね。ロンドンには、仕事で時々行くのですが、ほとんど空港と会社の往復ばかりです。この本を読んでみて、時間がある時に少し観光してみようかなと思いました。

 
5. Samantha Hatches the Chicken Egg (Samantha Series of Chapter Books) [Kindle版]
無料でダウンロードした Kindle eBook です。Samantha Series of Chapter Books と書いてあったので、たぶんシリーズものなんでしょう。
平易で読み易い文章ですが、全篇通して暖かい感じがするお話です。とくにお母さんが、大物ですね。
この本の語数を誰か調べていないかなと検索していて以下のサイトを見つけました。この本に限らず、Amazon.com の無料本をたくさんレビューして下さっています。<u>あまりお金をかけずに多読を</u>、という方はぜひチェックを♪
[url:http://punchdrops.blog26.fc2.com/blog-entry-1424.html]

 
6. Nate the Great Goes Undercover
7. Nate the Great and the Lost List
知らない単語もほとんどなく、第1弾と同様にすっと読めました。小3の娘が今年の前半に翻訳版を結構熱心に読んでいました。そのレベルからやり直しているんだと、謙虚な気持ちを忘れないために、かつ簡単な単語の語感をきちんと理解するために読んでいます。ただ、ストーリーはちょっと大人には退屈かもしれません。

 
8. The Mediator #1: Shadowland(Meg Cabot)[Kindle版]
会話文が多くて、比較的簡単な読み物、できれば何冊も読めるようにシリーズ物で、しかも読んでいて楽しいお話がないかと探していてなんとなく購入したのですが、大当たりでした。この本を購入する大多数の人と同様に、主人公の16歳の女の子スージー(お母さん以外にはこう呼ばせていませんが)がどんな子かはわかった上で読み始めました。冒頭部分でその説明もあるのですが、いつ「出てくる」のかが楽しみでどんどん読み進めることができます。とくに二人目の「Mediator」が突然登場してからはさらに面白くなっていきます。
母親の再婚で一緒に暮らすことになった義理の兄弟たちの記述や東海岸と西海岸の違いをティーンエイジャーの視点から描くことこうなるのか、などといろいろ楽しめることが多いのですが、とにかくスージーのキャラクターで楽しませてくれます。素直で優しいことを人に見せるのを格好悪いとする彼女のハードボイル振りが気に入っています。でも、彼女の周りにいる人たちはそんな彼女をちゃんとわかって理解してくれます。

こんな風に感想を書くとさもすらすら読んでいるように見えますが、そんなことはありません。そもそもそれを望んで読み始めたので覚悟の上でしたが、スージーが会話で多用する言い回しのほとんどは雰囲気しかわかりません。東海岸のティーンエイジャーの英語は学校英語とは別の言語と言えるかもしれません。会話に出てくる単語も知らない動詞が多く、完全な飛ばし読みです。ストーリーが知りたくてどんどん先を読んでしまう感じです。ただ、英語自体は、平易です。ニューヨークやサンフランシスコ、サンディエゴなどのカリフォルニアの大都市には出張で何度も行っていますし車も運転したことがあります。また、スージーたちが住んでいるカーメル(クリントイーストウッドが昔市長だったことで有名な観光地)へも大学を卒業した直後に行ったがあるのも理解の助けになっている気がします。


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