[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/26(18:21)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: M.M.M.
投稿日: 2012/4/19(22:38)
------------------------------
みなさまお元気ですか。
250万語超えました。
通過本は
Blind Willow,Sleeping Woman;Haruki Murakami
です。
200万語以降は
・The Secret Garden; Frances Hodgson Burnett
・For Whom the bell tolls; Ernest Hemingway
・A Farewell to Arms; Ernest Hemingway
・Berlin Express; Michael Austen
・Blind Willow,Sleeping Woman; Haruki Murakami
Berlin ExpressはCambridge English Readersで
他はペーパーバックです。
村上春樹の英訳本は大変読みやすく
面白かったです。
A Farewell to Armsに「Gribaldi」イタリアの統一に
貢献した革命家のことがのっていて興味を持ち
・Garibaldi;Christopher Hibbert
を読み出していますが、大変難しいです。
鶴見俊輔さんの「思い出袋」岩波新書を興味深く
読みました。
品行不良で鶴見さんが旧制中学を退学させられ
15歳でアメリカに留学したときの話は大変面白かったです。
以下の引用は全く英語読めない通じない鶴見少年の経験です。
「ある晩、寝ているうちに、強い圧力がかかって自分の体が
どんどん縮んでゆく。もうすこしで自分はなくなると思った
とたんにポンと音がして、もとのサイズに戻った。
起きあかって電灯をつけると、
眼の裏から金色の砂が止まらずに降って降り続き、
降り終わると、もとのサイズの自分が部屋の中を
普通に歩いているのがわかった。こんなことは、
きいたことがない。部屋の外に出て、
ほかの個室の生徒に話してみようか。
いや、言葉の通じない変人と思われている上に、
こんなことをたどたどしい英語で話したところで、
通じるわけがない。むしろ便所に行って、
便器の水の中に頭を突っこんだら、
衝撃でなおるかもしれない。
ペッドのわきを歩きまかっているうちに気が落ちついて、
また寝入った。
つぎの朝、かろうじて身を起こして、
服を着替えて教室に行くと、そこで倒れた。
付属病棟につれてゆかれて熱を測ると、
華氏百度を越していた。当時の北米では、
風邪に薬を使わない。病室に寝かせたまま、
二時間に一度オレンジジュースと水のどちらかを飲ませる。
それをくりかえす。
数日のうちに熱は下がった。
日本で子どもの時に食べた回復食とちかって、
ポーチト・エッグなどを出され、のどを通りにくかった。
一週間ほどして教室に出てゆくと、英語がわかつていた。
口をあけると、日本語が出ない。十五、六歳では、
このくらいの異変は時に起こるらしい。」
こんなことをいうと自慢話になってしまいますが、
杏樹さんが1100万語通過報告の中で
ヘミングウェイ「誰が為に鐘は鳴る」
を読まれたということを知り、
自分も苦労してそれを読んだのです。
読了後どんな英文も読めるという気持ちになりました。
何か結構劇的な変化でした。
鶴見さんが言っていることもあるかもしれないと思うようになりました。
ただし、今読んでいる
Garibaldi;Christopher Hibbert
は難しいです。
ではみなさまお元気で。
▼返答