500万語通過、おめでとうございます

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11866. 500万語通過、おめでとうございます

お名前: 杏樹
投稿日: 2010/1/10(01:11)

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極楽トンボさん、こんにちは。

500万語通過、おめでとうございます。

〉400万語のときに、MTHの1.5倍速聴き読みシャドウイングをして読速を高める実験をして、読速が120WPSから150wpsに向上したことは報告しました。その後、実験を継続する気力を失っていたので、てっきり元通りの読速にもどっちゃったんじゃないかと心配していました。半年たって500万語通過直前に計ってみたら、150wpsを維持していたので、すっかり安心しちゃいました。この実験はやる気が復活するまでお休みです。

1.5倍…読速向上に効果があったんですね。

再読も「おもしろい」と思って読むなら役に立ちますね。

〉わたしが英語多読を始めた理由の一つは、もう20年以上勉強している中国語の勉強に応用したいからです。仕事と家庭が忙しくなってからは、中国語力の向上は半分あきらめていました。そんなとき、英語多読に可能性を感じたのです。でも、最初の300万語くらいまではあまり楽しくありませんでした。わたしも5年たってようやく、ご飯を食べたりお風呂に入ったりすることが楽しみであるのと同じように、生活の一こまとして英語多読を楽しめるようになりました。とくに聴き読みを覚えてからはとても楽しいです。

人ごととは思えません。私も中国語が長年勉強してきたのに頭打ちでこれ以上どうすればいいのか・・・と思っていたところへ多読を知ったので。聴き読みはしてませんけど。

〉レベル6以下のじゅうぶんやさしい読みものなら、中国語訳より英語版の方が読みたいと思うようにすらなりました。解像度では、中国語読書の方が圧倒的に勝るのにもかかわらずです。私の中国語が英語にある面で追いぬかれたのだと思います。わたしは解像度高きがゆえに尊からずを痛感しました。解像度が高くなくても読書が楽しめることは、古典などの読書を通じて知っているつもりだったのにもかかわらず、英語については解像度第一主義になっていたことは反省点です。わたしの英語多読初期の失敗の最大原因だと考えています。

「中国語が英語に追い抜かれた」というのは、私もある時期感じたことがあって、ちょっとあせりました。でも中国語多読が軌道に乗ってくると、やはり勉強してきたことはムダじゃなかったと思えるようになりました。

〉400万語以降、困った傾向も現れました。シャドウイングが楽しくなくなってしまったのです。聴き読みが楽しくなったことと関係があると見ています。前はいんちきシャドウイングでそれなりに2年半ほど楽しんでいたのですが、いまは駄目です。ほんのちょっとばかり英語の音が聞き取れるようになったせいで、どれだけ自分の音が駄目かわかるようになったからではないかと考えています。

聞くことについては、山あり谷あり、ですね。無理しないで自分が続けやすい方法でやっていく、見つからなかったら当分お休み、でいいでしょう。
私はシャドウイングも聴き読みもしないで、ひたすら聴いていたらふと発音がよくなった…ということがあります。最近では「West Side Story」来日公演で新録音のCDが売られていたので購入してひたすら聞いていました。そうしたら、多言語カラオケで口が回りやすくなったのを感じました。

〉以下は、読んだ本の感想です。

カットしながらのレスですが…。

〉MTHの29-34巻
〉MTHの中国語英語双語版は34巻まで出ています。それで、新シリーズはこの6冊しか読んでいません。だいたい楽しく読めましたが、31巻のSummer of the Sea Serpentだけは、舞台となった断崖海岸の地形がよくわからず、状況がつかめないので、全編にわたり読み返しました。地形語彙が難しかったように思う。オーディオブックをまだ入手していないので、入手したら聴き読みでまた楽しみたい。

お気に入りのシリーズがあるのはいいですね。英・中両方で読んでるんですか?

〉PatriciaMacLachlanのSkylarkとCaleb's Story

これもお気に入りですね。読んでないので何もいえませんけど…。

〉Nights in Rodanthe Nicholas Sparks
〉やさしいペーパーバックの定番、ニコラス・スパークスに挑戦してみました。どうせわからんだろうからと思って、思い切りすっ飛ばして読んだ。前半は登場人物のプロフィールがはっきり捉えられなくて難渋した。二人が急接近するハリケーンの夜あたりから俄然面白くなってきて、細部はボケボケなのに最後まで集中して読めた。それだけで満足。

これも読んでませんが、評判の高い作家ですね。PBを読み始めたころは飛ばしまくりでボケボケでも、何冊か読むと理解度が上がってきます。もしスパークスが気に入ったのならこれからも読んでいったらいいと思います。

〉pollyanna by porter
〉livlivox聴き読み。アメリカ口語で書かれているからなのだろうか、やさしそうに見えてとても読みにくい。少しきつかった。楽しむ余裕なんてなかった。これも要リベンジ。

これは昔日本語で読みました。原書は読みにくいですか。ちょっと古いということもあるのでしょうか。

〉My Father's Dragon by Ruth Stiles Gannett
〉livlivox聴き読み。日本語版で子供に読み聞かせたことがある本ですが、きれいさっぱり忘れていました。あれー、こんな話だっけと思いながら読んだ。一回目はあまりよくわかんなかったので、2回読んだ。短い本はこれができるからいいですね。アメリカ在住の9歳の男児による吹き込み。読み手の少年がこの本を楽しみながら朗読しているのがよくわかる朗読音声なので、主人公にトラが食べちゃうぞーって飛びかかろうとする場面など、こちらもいっしょになって手に汗握ってしまった。

これもおもしろいですねー。

〉Adventures of Pinocchio

そんなお話だったんですか…。ディズニーは原作を大きく変えてしまうことが多いです。

〉Diary of a Wimpy Kid 1-2 Jeff Kinney
〉アメリカの小学生の日記体小説。たわいない男児の日常がつづられている。どうでもよいささいなことが、小学生にとっては大問題だったりするんですね。それはわかるんだけどさ、あんまりぴんとこなかったなあ。なんでこの本がベストセラーになるのかな?やっぱり解像度低いせいで駄目だったのかな。このシリーズ、3まで買っちゃって失敗したかも。

まあ、そういうこともあります。

〉The Witches by Roald Dahl
〉最初の方はあんまりよくわかんなかった。どうしよ、読むのやめちゃおうかなと思ったけれど、いーや、Dahlのことだからきっと後半から面白くなるはずだと信念をもって読んでいたら、やはり、魔女大会に紛れ込んだ主人公がネズミに変身させられる場面のあたりから急におもしろくなってきた。

おもしろいですね、これ。私にとっても忘れられない本です。ラストがちょっぴり切なく思います。

〉Matilda by Roald Dahl
〉いつもどおりに、すっ飛ばして読んで、あらすじがだいたい追えて、楽しく読めた。大事業を成し遂げた、という感じでなくて、よい退屈しのぎができた、という気楽な感じで読めたのがうれしい。Roald Dahlはお気に入りの作家、面白いに決まっているという安心感をもって読んだけれども、これも期待を裏切らなかった。Miss Honeyが身の上話を始めてからは、もう一気に坂を転げ落ちるように読めた。Matildaのことも気になるけど、かわいそうなMiss Honeyが長年の屈従を止め、初めて意地悪な伯母に反旗を翻し、ささやかな自立を果たした2年間の苦闘がどのような結末を迎えるかに関心が移ってしまいました。

これは安心できる終わり方です。
ダールに出会えたことは、私にとっても多読の大きな収穫です。

〉Magic Finger by Roald Dahl
〉Dahl自身の朗読CDを聴きながら読んだ。2年前、200万語付近で読んだ本の再読。そのときは、前半ぼけぼけでわからなかったが、今回は全体にわたってはっきり話がわかったし、ずっと容易に楽しく読めた。The Witchesでは、魔法使いにネズミに変身させられた主人公が最期まで人間に戻れなかったのに、Magic Fingerの方では、鳥に変身させられたGregg一家は前非を悔いただけで人間に戻れた。Dahlにしては甘いなあと思ってしまった。

レベル2で軽く読める本としてはまあ、そんなもんかもしれません。

〉Illustrated Mum, The Jacqueline Wilson

おお、ジャクリーン・ウィルソン。
これは読んでませんけど…。

〉Dustbin Baby Jacqueline Wilson

これは読んだときは理解度はあまり高くなかったのですが、後半主人公の悲惨な境遇がどうなるかハラハラして止まらなくなって、大変な思いをして呼んだ記憶があります。
ジャクリーン・ウィルソンは厳しい現実を容赦なく描きますが、しっかり読ませられてしまいます。

〉Chinese Cinderella and the Mystery of the Song Dynasty Painting by Adeline Yen Mahこの著者の子供向け自伝Chinese Cinderellaを読んで面白かったので、創作児童書Chinese Cinderellaシリーズのほうも読むことにした。本作はその第2作。シリーズ第1作は、杏樹さんによる書評が上がっているので、参考になる。

ええーーー!?第2作?そんな本があったとは!読まなくては!
教えてくれてありがとうございます!

〉Chinese Cinderellaシリーズは、CCという名の、著者の子ども時代をモデルにした1940年代の中国の女の子が主人公。しかし、本作はなんと、北宋の都開封の高度に発達した都市生活を描いた絵巻「清明上河図」をめぐる歴史小説になってます。

おおー、世界史クラブにピッタリ。(まだあるのか?「世界史クラブ」…)

〉CCは、ある事故で気を失って以来、宋代の高官の娘、張美蘭の記憶がよみがえってしまう。美蘭の家に阿趙という遊び相手の使用人がいて、美蘭と彼女の兄は毎日、この阿趙と三人で親しく遊び、いつしか二人はお互い引かれあうようになる。

〉阿趙は彫刻と絵画に才能を示し、やがて皇帝の目に留まる。富貴な身分の保証される宮廷画家になるには、宦官にならなければならない。美蘭を愛する阿趙は宦官になるのを嫌い、美蘭の屋敷から姿を消してしまう。

〉三年後の清明節、阿趙は突然美蘭の屋敷に現れ、清明節の開封の街の様子を描いた絵巻「清明上河図」と謎のメッセージを美蘭兄妹に託す。この「清明上河図」を見て美蘭は三年前の愛の誓いを思い出し、その晩、屋敷を一人で抜け出し、阿趙に会いに行く。

〉シリーズ第1作を読んでいないので、冒頭はちょっと戸惑いましたが、美蘭たちが清明節に船に乗って開封の街へ出かけるあたりから、おもしろくなってあとは一気に読んでしまいました。

うわー。おもしろそう。清明上河図は台北の故宮で、模写ですが隅から隅まで見ました。

〉Kensuke's Kingdom  by Michael Morpurgo

ちょっと異色の設定ですね。
興味深い本です。

読んだ本がずいぶんバラエティ豊かですね。万年レベル3から抜け出したのではないでしょうか。

それではこれからもHappy Reading!


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