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お名前: 杏樹
投稿日: 2009/11/7(23:03)
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極楽トンボさん、こんにちは。
〉 杏樹さん、重要なご指摘ありがとうございます!
〉 わたしはいまのいままで「Little Pear」の作者は
〉 オーエン・ラティモアの妻だと思っていました。
まぎらわしいですよね。
〉 「Little Pear」の作者はオーエン・ラティモアの妹!
〉 オーエン・ラティモアの妻と妹は名前が同じ!
〉 いま、あわてて米国議会図書館の検索をかけてみました。
〉 Turkestan reunion
〉 [by] Eleanor Holgate Lattimore
〉 ; decorations by Eleanor Frances Lattimore
〉 確かにエリノア・フランシス・ラティモアは「トルキスタンの再会」
〉 の作者ではありません。あー、びっくり。
〉 この人は「トルキスタンの再会」のdecorationsを担当しています。
〉 decorationsて何でしょう?兄嫁の本の制作を手伝っていたのですね。
装丁でしょうか?絵がうまいのでそういったデザインもできたのかもしれません。美術学校にも行っていたようですし。
〉 これまでの多読本で一番気に入っている本の作者なのに
〉 重大な勘違いをしておりました。
〉 杏樹さんが考証してくださらなかったら、わたしは
〉 一生この間違いに気がつかなかったかもしれません。
〉 ありがとうございました!
私も気が付いてよかったです。
〉
〉 検索のついで調べてみたら、「Little Pear」は
〉 「Little Pear and his friends」のほかにも続作がある
〉 ことがわかりました。以下の二作です。
〉
〉 Main Title: Little Pear and the rabbits.
〉 Published/Created: New York, Morrow [1956]
〉 Main Title: More about Little Pear.
〉 Written and illustrated by Eleanor Frances Lattimore.
〉 Published/Created: New York, W. Morrow [1971]
〉 ほかにも中国にかんする子供の本をいっぱい手がけています。
〉 検索ページに載っている本のSummaryを見ると、
〉 その本を本当に読みたくなってきます。
〉 あ、物欲が…。
おお〜、まだ続編が!読みたいです…が、入手は難しそう…。
〉
〉 宣教師の娘と思い込んでいました。お父さんが
〉 大学の中国語教員として中国に赴任していたので、
〉 本人は上海で生まれて16歳まで暮らしていたのですね。
〉 南ミシシッピ大学のChildren's Literature Collectionによると、
〉 米国の子供たちはEleanor Frances Lattimoreの本を通して
〉 中国を知ったのだそうです。かなりリアルだもんね。
〉 きっとそうだったんだろーなーと思います。
この本で中国のことを知るのはいいですね。西洋人が描く中国人ってヘンなことが多いですから…。
〉 Little Pearは毎日、運河を通って港から外洋へ出てゆく
〉 大きな汽船を見て中国の外の世界にあこがれていたわけですから、
〉 港のある町の郊外に住んでいたと思われます。北方なら天津だよね。
〉 なんで上海じゃないのかな?
天津とは限らないと思います。中国、広いですし。
北方にもいたことがあるんでしょうか。上海の話なんかは書いてないのか気になります。
〉 いやーん、どうしよ、おもしろいじゃーん。
〉 ますます深みにはまってゆくー、杏樹阿姨、救命!救命!
〉
〉 ぶくぶく。
阿姨は子どもがおかあさんや幼稚園の先生ぐらいの女の人を呼ぶ言葉なのでやめてください…。
うっかり足を突っ込んだ深みにはまっておぼれていくのは多読の宿命です。「こんなはずじゃなかった!」と思いつつ、どんどん抜けられなくなっていくのです。
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