[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(08:26)]
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お名前: ako
投稿日: 2008/11/30(14:19)
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開幕ベルが鳴っています。皆さま、携帯の電源をお切りください…
〉正式タイトル:そして乙女は月に還った
〉または、続・ハインラインへの道
〉または、推定1000万語報告 そして もう2ヶ月で6周年記念報告
どん帳、静かに上がります。。。。
〉皆様、こんばんわ、涼音です。
月へ還る乙女、涼音さん、ご機嫌いかがあそばしてらっしゃいます?
海の彼方へ旅立つ少年、akoです。
懐かしいそのお声。(文字から感じている雰囲気です。音声まで聞こえるような気持ちで読んでるのです)
〉長らく、語数報告などしておりませんでしたが、多分、これが、そういう意味では最後の報告になると
〉思いますので、書かせて下さい。
最後…(ほんとに?)。
そううかがったからには黙って読むだけというわけにはまいりません。
涼音さんは、わたしの多読開始のほんとの初期の初期、
当時、読み出してまだ一冊目ごろ?(PGRの900語を読み終えて、英語の本を初めて一冊最後まで読んだ〜!900語!900語!と大騒ぎしてた頃(笑))
遠い200万語の彼方から、優しい励ましの言葉をいただいた、
隠し砦の…じゃなくて、多読最初期3恩人の方のうちのお一人なのです。
今回は、涼音さんにとって大事な区切りの時が来たのですね。
このたびは1000万語、そして2カ月早いけど多読開始6周年、
おめでとうございます。
初めて掲示板で投稿をいただいてから、もうずっと長い間、
読む本がほとんどかぶることもなく、従って、読んだ本の感想を交換しあえることがないまま、こうして今日まで来てしまいました。
けれど、そういったことがあまり問題にならないほどに、
多読にまつわる色々な体験や、英語に関することなど、
多くのことをお話ししてこれたこと、嬉しく、ありがたく思っています。
〉今回、また、手にとって、1ページ。あ、読めるかも。2ページ、3ページ。あ、これ、やっぱり
〉おもしろいじゃない。
〉30ページ、50ページ、100ページ。。。。ここまできたら怒濤の読み方。ここ暫くの私には珍しく
〉10万語を超える本を20日間で読み切ってしまいましたよ。勿論、これ、読めたのは、大好きな話で、
〉邦訳を何度も何度も読んでいるからです。
〉でも、これまでは、そうであってすら、読めなかったのですよね。
多読を続けている者として、何より嬉しい、そして説得力のある体験の言葉です。
ありがとうございます。
後に続く者に多くの勇気をもたらしてくれます。
〉今日、これを読み切って、感激ひとしおです。
〉またManieやMike,Wyoに会えたよと。それもHeinleinが書いたそのままの文で会えたよと。
読みたかった英語の本の、原作者のそのままの文で出会えた。
翻訳者の解釈を入れず、作者と直接対話ができた。
この言葉こそ、読書好きにとっての最高の喜び。
本当におめでとうございます。
〉ちょっと思い出すと、この感覚って、子供の時に読んだ「ガリバー旅行記」の感じに似ています。
〉当時、小学校の1年か2年かだったと思うのですが、本を読む喜びを覚えた頃で、でも読める本は
〉2週間に1回市立図書館で借りる本だけ。本に飢えていた私は、姉の本棚にあった、この本を読んで
〉みようと、何度も何度も試したのでした。
〉読むたびに、これが1ページ目で挫折する訳です。多分、その本は小学4年生前後対象だったはずで、
〉そりゃ挫折して当たり前なんですが、これがある時、読めた。いつもひっかかる1ページ目をこえて
〉2ページ目に入れた。そうしたら、後は完全に勢いにのって、その日のうちに全部読んでしまったのを
〉記憶しています。
本に飢えていた、という記憶が、今のご自身にも残るほどに、
「あれを読みたい!」という渇望があったほどに、読書の喜びに早く目覚めたのですねぇぇ。
もうしみじみしています。わたしもあるから。もうちょっとトシがいってからですが。
だから、少しはわかります。
潤沢に手に入るものよりも、なかなか入手できず、
渇望を感じたものほど、そうでした。
本だけとは限らないかもしれませんが、こういった渇望感を持つことの意義はすごいものですね。
こういった精神的な、一種の飢餓感を、小学生の時点ですでに体験されていたというところも、
読書好きな人の読書にまつわる子どもの頃というのは、実にすごいものだなあ、と、
ただ、ただ、驚嘆しています。
(しかも、小学校1年か2年?って…、とにかくまだ小学生といっても小さい時というのもすごい)
〉同じですね。いつもいつもひっかかっていた本。それがいつか急に読める日が来る。
急に、というのが、実感ですよね。
〉300万語を超えたあたりから、なんだか、正直、読む能力があがっているという感覚が全くといって
〉いいほど無くなっていました。でも、どうやら、少しは成長していたらしいです。
たくさんの方の多読体験談を聞いてきて思うのは、皆さんに共通するのはここですね。
読んでも読んでも、上達感を感じない時期がある。
そういう時に、多読をやめてしまう人もいました。
しかし、今回、涼音さんが感じられたように、
なにか、急な浮遊感を得られる時がある。
おそらく、「少しは成長していたらしい」どころか、相当なのではと思いますが、
まあ、ここはおっしゃる通りにうかがっておきます(笑)
実に痛快です。
できますれば次回、オフの席でよいのですが、
読む力があがっている感覚が全くないと感じておられた時期にも、
多読をやめずに続けてこられたのはどうしてだったのか、お聞かせいただけますか。
それにしても、SFを語る時の涼音さんの書くものは、生気に満ちてて素敵。
想いが、行間から、立ち上ってくるようです。
SFという形で語る作家、そして、SFからとても重大なものを得る読者。
涼音さんのSF関連の感想は、そんなふうにSFの魅力が伝わってきます。
SFならでは、の表現の魅力ってありますよね。しかもそれを英語で…。
(ワタシも高校時代はハヤカワ文庫読んだりしてたんですが…遠い記憶の彼方で〜)
生涯、読み続けても終わりの来ない、
知れば知るほど、その魅力の地平が、そう、まるで宇宙の果てが急速に遠ざかっていくような、
外宇宙に放り出されたような、そんな錯覚さえ感じます。
涼音さんの伝えてきたSFの魅力が私の潜在意識もすっかり影響受けてしまったようです。
これからもますます自由に、好きなように、読みたいものを読まれて、
時折、掲示板でもオフ会でも、機会がありました時にはまた、
好きな本のことを語ってください。
1000万語、そして6周年、おめでとうございます。
旅に終わりはなく、この宇宙に愛を…。
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