月世界到着おめでとうございます

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11212. 月世界到着おめでとうございます

お名前: 杏樹
投稿日: 2008/11/22(01:45)

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涼音さん、こんにちは。

〉正式タイトル:
〉そして乙女は月に還った
〉または、続・ハインラインへの道
〉または、推定1000万語報告 そして もう2ヶ月で6周年記念報告

推定1000万語ともうすぐ6周年、おめでとうございます。

〉あの本。
〉ほぼ6年前に多読を開始した私は、そこで目標本を決めたのです。あの本というのは最後の本。でも、
〉これが読めるのは相当に後になりそうでしたので、中間目標として、1:Narnia, 2: Lord of the Rings
〉を置きました。
〉Narniaの第1巻The Lion, The Witch and The Wardrobeは100満語で読みました。
〉The Lord of the Ringsはその後、映画化されたものを見て、読む気力がなくなり、そのまま
〉(ごめんなさい、ファンの方)。そして、この本だけが残りました。

私はもともと「指輪物語」が好きだったので、映画を見て「違うー!」と思ったのが原書を読む、という目標につながりましたので、逆ですね。

〉今日まで何度手にとったことか。今日こそは読めるかもと、手に取るたびに挫折。
〉Heinleinって難しいんですよね。まぁSFって、通常出会わないような概念をぽんぽん出してくるので、
〉全般的に難しいのですが、Heinleinの場合、そこにかなり文学的の要素、哲学的な要素が加わるので
〉さらに難しい。
〉困ってしまって、Heinleinの書いたジュブナイルもかなり読みました。ジュブナイルなのですから
〉他の本に比べたら楽なはずなのですが、これでも難しい。
〉YLでいうとHeinleinの一般本は9の台の上の方。ジュブナイルだと9.5からちょっと下の方という感
〉じで、結局どちらも難しいのです^^;;
〉こんな話を昔書いた、報告が「ハインラインへの道」でした。

かなり悪戦苦闘していましたね。レベル9の間で高いか、低いか、なんて本当に雲の上の話です。

〉今回、また、手にとって、1ページ。あ、読めるかも。2ページ、3ページ。あ、これ、やっぱり
〉おもしろいじゃない。
〉30ページ、50ページ、100ページ。。。。ここまできたら怒濤の読み方。ここ暫くの私には珍しく
〉10万語を超える本を20日間で読み切ってしまいましたよ。勿論、これ、読めたのは、大好きな話で、
〉邦訳を何度も何度も読んでいるからです。
〉でも、これまでは、そうであってすら、読めなかったのですよね。
〉今日、これを読み切って、感激ひとしおです。
〉またManieやMike,Wyoに会えたよと。それもHeinleinが書いたそのままの文で会えたよと。

あらためて、おめでとうございます!ついに目標クリアしましたね。作者が書いた文章がそのまま読めるってすばらしいですね。

〉ちょっと思い出すと、この感覚って、子供の時に読んだ「ガリバー旅行記」の感じに似ています。
〉当時、小学校の1年か2年かだったと思うのですが、本を読む喜びを覚えた頃で、でも読める本は
〉2週間に1回市立図書館で借りる本だけ。本に飢えていた私は、姉の本棚にあった、この本を読んで
〉みようと、何度も何度も試したのでした。
〉読むたびに、これが1ページ目で挫折する訳です。多分、その本は小学4年生前後対象だったはずで、
〉そりゃ挫折して当たり前なんですが、これがある時、読めた。いつもひっかかる1ページ目をこえて
〉2ページ目に入れた。そうしたら、後は完全に勢いにのって、その日のうちに全部読んでしまったのを
〉記憶しています。
〉同じですね。いつもいつもひっかかっていた本。それがいつか急に読める日が来る。
〉300万語を超えたあたりから、なんだか、正直、読む能力があがっているという感覚が全くといって
〉いいほど無くなっていました。でも、どうやら、少しは成長していたらしいです。

全く読めなかった本が、1ページの難関を越えるとすらすら進む、というのはおもしろいですね。
多読は読んでいるうちにいつのまにか読めるようになっているので、上達した実感がなかなか伴わないです。それだけ自然に読めるようになっているという証拠でもありますが。

〉先ほど、この本の書評をあげました。
〉こんな本を書評にあげても、自己満足にすぎない事、よくわかっていますが、この本だけはあげた
〉かったのです。
〉"The Moon is a Harsh Mistress"
〉邦題:月は無慈悲な夜の女王
〉秀作の多いHeinleinの作品の中でも、私の特にお気に入りの本です。気がむいた方がいましたら手に
〉とってやって下さい。

私も一時期ハインラインを続けざまに読んでいました。忘れてしまったものも多いですが、これは「夏への扉」と共に特に印象に残っています。文庫本でも分厚かったです。
この本にたどり着くために今まで試行錯誤や悪戦苦闘をしていたのですね。報告を読むと、私まで感無量になります。本当におめでとうございます。

これからは好きな本を好きなように読んでいく…のでしょうか?
また何かおもしろい本に出会ったら紹介してください。


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