[掲示板: 100万語超 報告・交流 -- 最新メッセージID: 13567 // 時刻: 2024/11/24(16:25)]
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お名前: みゅう
投稿日: 2008/11/2(19:10)
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みゅうです。前回の4周年&1460万語通過報告から1年以上経過してしまいましたが、やっとのことで1600万語までたどりつき、ちょうど多読5周年をすぎたところでもありますので、読んだ本のご報告です。
1年前から新宿のブッククラブに復帰しまして、やさしい本も並行して読んでいます。その語数はカウントしていないので実際には1600万語を超えているわけですが、時間の計測をしていないので記録も細かく取っておらず、よって語数もカウントしていないという具合です。みゅうは多読を「PGR0を5分で読めるか」というところから初めて、児童書も交互には混ぜているものの基本的にGR中心でPBに進んできているので、知ってはいるけど読んだことのない児童書のシリーズが結構あるのですね。息抜きに短めの本を読んだりすると、多読を始めたころのことがよく思い出されます。ひいひい言いながら読んでいたOBW5や6がすらすら読めると、やはり進歩したのだなぁとうれしくも思ったり、久しぶりに"Owl at Home"を読んでまたしみじみしたりと、毎日楽しんでいます。
一方のPB読みですが、Connellyを読みつつ、最近話題になった本とか短めのミステリを混ぜつつ大長編も読んだり、とそのときどきの気分で次に読む本を選んでいます。。読速が140-170wpmあたりで、これだと字の小さなPBでは1ページ3-4分くらいかかるので、もうちょっと早く読めるとなぁというのが今のところの課題です。でもまぁ楽しんで読めればというのもモットーですので、マイペースで読んでいこうと思っています。
以下、この1年間で読んだPBたちです。カッコ内は著者名と総語数です。
YL:8-
・Void Moon(Connelly)(123000)
・A Darkness More than Night(Connelly)(113786)
Connellyの本は2冊読みました。Void MoonはBoschシリーズでないものです。PoetなどBoschシリーズでないスタンドアロンのものもいくつかあって、どれもうなるようなできばえのものばかりな中、Void Moonは読みやすいけれどいまいちだったかなぁ、と思ったりしました。A Darkness More than NightはBoschシリーズで、こちらは期待通りです。Boschのシリーズはまだ半分も読んでいないかな?楽しみに続きを読みたいと思います。シリーズの他の本に出てきた人物が再登場したりするので、Connellyの本は執筆順に読むのが必須みたいですね。
・Murder on the Orient Express(Christie)(69000)
・The Mysterious Affair at Styles(Christie)(63270)
ミステリの王道、Christieも2冊読みました。Christieの本はそれほど長くないので、大長編のあとの息抜きにぴったりです。こちらももっとたくさん読み進めたい作家。
・The Great Gatsby(Fitzgerald)(44431)
これもそれほど長くない中篇なので手に取ったのですが、理解度は6割程度か?20世紀前半のアメリカの上流階級の雰囲気が味わえると期待したのですが、力足りずそこまで読めませんでした・・・・。再チャレンジしたいと思います。
・Fingersmith(Waters)(237686)
邦訳「荊の城」。Sarah Watersの本は一度は読んでみたいと思っていたのですが、ようやく念願かなって1冊読破です。育った境遇が大違いの二人の少女を描く大長編ですが、展開が二転三転して期待通りのおもしろさ。大感激して、著者のほかの著作も買い揃えてしまいました。文章はさほど難しくなく、むしろ読みやすいと思うのですが、なにせ長いですので腰をすえて読む覚悟は必要かも。でもおすすめです。
・Princess Masako(Hills)(93762)
某出版社が邦訳の出版を中止した、と聞いてあまのじゃくのみゅうはかえって原書を購入してしまったのですが、読んでてそんなに問題になるような内容とは思えず、登場する人たちにむしろ優しい視点の本だと感じました。みゅう自身は女性が天皇になるかどうかは興味がないのですが、「女性天皇に賛成の人のほうが多いのに、(賛成が)少ないほうの結論になるのが日本という国だ」というくだりはなるほど、と思ったので、細かい正誤よりもこういう視点そのものを問題視されたのかもしれないな、とは思いました。うわさには聞いていたのですが、皇太子妃殿下がお使いのフルートは日本のM社のものだとか。(一番安いモデルではあるが・・・)同じM社のフルートを使うみゅうはちょっとうれしくなりました。
・The Prodigal Daughter(Archer)(191246)
同じ著者の"Kane and Abel"の続編。Abelの一人娘が主人公。この本だけで見ると面白いのですが、"Kane and Abel"のような大傑作に比べると若干落ちるかな、と正直感じました。"Kane and Abel"同様に読みやすい文章と思います。
YL:9-
・The Library Policeman(King)(70000)
"Four Past Midnight"の中の1篇。久々に読むKing。字がものすごく小さいこともあってやたらと難しい印象を持っているのですが、読むのも3篇目となるとコツもつかんだのかそこそこ理解できて、とても楽しめました。映画で見るKingもおもしろいものが多いですが、本で楽しめるのは本当に喜ばしいことです。以前はおそるおそる手に取っていたKingですが、まだ読んでいない"Different Seasons"にもチャレンジしたいなと思うようになりました。
・David Copperfield(Dickens)(404700)
1600万語の通過本。1000万語で"A Tale of Two Cities"を読んで以来のDickens2冊目です。月並みな言い方ですが、古典的な名著というのは普遍的なおもしろさや良さがあるなというのが正直な感想。Dickensの2冊とCollinsの"Woman in White"は日本語の本も含めて、これまで読んだ本の中でももっとも面白く心に残る本たちです。あとは比較的新しい本になると思いますがPearl Buckの"The Good Earth"の3部作ですね。古典は大長編のものが多く、取り組むのに一息必要ですが、これからもテーマとしてコツコツ読んでいきたいと思います。あとはちょっと短めのところでVerneの古典SFとか。こちらは仏文の原著なので、英訳ですね。。。。
話は変わりますが、SnoopyでおなじみのSchulz氏のコミック"Peanuts"は2年分の連載を1冊にまとめた全集が年に2回出版されていて、以前は読んでいたのですが、Amazonでこの"Complete Peanuts"の取り扱いが不安定になってしまい、頓挫していました。しかしちょっと前に紀伊国屋書店のBookwebでなら全部手
に入ることにやっと気づき、本棚に場所も確保して、年末から読破を再開したいと思っています。いつになるかわかりませんが、全部発行された50年分(!)の連載の全集が本棚に並んでいるのを見たら壮観でしょうねぇ。
と、宣言しておいて、また100万語読むか1年が経過したころに・・・・。次は久しぶりにGrishamを読み始めています。
みゅう
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