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お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/29(09:45)
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オレンジさんというより、オレンジさんに似た方法でペーパーバックを読んでいた20歳のときの自分自身に対する手紙のつもりで書きます。
読む速度を上げるにしても、理解度を犠牲にすべきではないです。話の大筋が分からなければ面白く無いですから、細部は犠牲にしても8割か9割ぐらいの理解度は維持した方が良いです。
ではどうすれば良いでしょうか? もっと簡単な本をときには読むことです。3時間ぶっとおしで簡単な本ばかりを読めと言う意味ではなく、1日30分、本の入手が難しいなら週1冊で結構です。最初の1・2頁を読んでつまらなければ、やめて別の簡単な本を読んだ方が良いです。あとの時間は好きな本を読みましょう。
読んでいる文章が難しいと、どうしても遅くなります。分速100語未満のばあい、十中八九難しすぎます。分速150語ぐらいならその人に最適、200語ならもっと難しい本を読んでも良い、というのが多読経験が豊富な人の感じている目安です。
それから、語彙制限本をつまらないと感じる人の中には、レベル2ぐらいの中途半端に簡単な本から始めている人が多いです。このぐらいの多読教材は絵も少ないけれど、細かい描写はまだ少ないので、単語は分かるけれどスイスイツルツル読めるほど簡単ではないのです。日本語訳を介して英単語を勉強してきた人のばあい、このあたりから始めると単語を日本語に訳す習慣を払拭するのが難しいと思います。それでも、本当にツルツルと読めるなら John Doe や White Death の様な本はそれなりに楽しめるような気がします。
もう一つ、非常に簡単な本と言っても、外国語学習者むけに製作された語彙制限本だけではないです。英語文化圏の子ども向けに製作された絵本の中で、大人たちに喜ばれている本もあります。A Color of His Own や The Tiny Seed などです。
さらに、レベル3から6ぐらいの間にも沢山の財宝が隠れています。僕も多読を始めて5年後ぐらいから少しずつ見つかる様になり、もっと早く読んでおけば良かったと後悔してきました。挙げれば切りが無いほどありますが、Roald Dahl ぐらいから始めたらどうでしょう。
目的として、映画や会話などはあまり必要ないということでしたら、長期的に分速200語あたりを目標にすると良いでしょう。勿論、楽しさや理解度の次にです。(^-^;)
それでは Happy reading!
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