Re: オレンジさん、Ryotasan

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10140. Re: オレンジさん、Ryotasan

お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/11/27(20:42)

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たむさんの質問にお答えします。

経験的に考えて、英語文化圏の人が英語を話したり聴いたりする速度と、読んだり書いたりする速度はそれほど違わないと僕は判断しています。ペーパーバックの小説、特に流行作家の小説は、英語文化圏の大人が普通に話す速度、つまり分速200語から300語ぐらいで読むことを想定しているという意味です。実際に色々な速度で読んでみて、自分でもそれぐらいの速度で読んだときに文章の大きな流れをとらえ易いことを確認しています。分速100語未満だと一つ一つの単語は明確に認識できますが、全体の流れが見えにくくなり、却って分かりにくくなります。分からないまま読むより分かって読んだ方が単語の知識としても定着し易いはずです。

又、多読を通して得られる語彙力は、単語が一つずつ分かってくるというより、沢山の単語の関係が少しずつ見えてくる感じなんです。さまざまな単語のネットワークがうっすらと見えてきて、多読を続けると少しずつ明確になっていきます。それまで見えなかった部分も段々と見えてくるようになります。そういう効果を実感できるまでには、やはりかなりの量を読むことが必要です。できればオレンジさんが目標にしているぐらい読むのが理想です。そのばあい、読むのが遅いより速い方が、早く達成できるはずです。

もう一つオレンジさんへ。

Sheldon を読むのに分速100語未満ではかなり遅いと思います。遅すぎるとは言えますが、速すぎるということは絶対に無いです。(怒っているわけでも、鼻で笑っているわけでもないです。)

いずれにしても、あまり遠慮はしないで下さい。意見が違うことと、快・不快や好き嫌いは、できるかぎり分けて考えましょう。


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