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10081. Re: Darren Shanで810万語通過&5周年報告
お名前: ナビィ
投稿日: 2007/11/3(19:52)
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杏樹さん、こんにちは。ナビィです。
〉みなさま、こんにちは。
〉ヒストリカル・ロマンスを読んでいたはずなのにダレン・シャン…?
〉そうなんです。ヒストリカル・ロマンスがずいぶん読めるようになったので、ひょっとして英語を読む能力が上がったかも…?と思って、6巻で止まっていた「ダレン・シャン」の続きに挑戦することにしたのです。そうしたら最終巻までいってしまい、結局読み終わったら810万語超えてました。
〉そうしたら11月2日で5周年です。5周年報告を合わせてすることにしました。また、精読についてちょこっと考えたりもしてみました。
810万語&5周年、おめでとうございます(^^)/。杏樹さんといえば、
ヒストリカルロマンス&中国語というイメージだったので、ダレン・シャン
とは意外でした。
〉★★700万語から800万語まで読んだ本★★
(すみません、ちょきちょきしてしまいました)
ヒストリカル・ロマンス以外にもいろいろ読んでおられるのですね。オス
スメがあれば難波で教えてください。
〉★★多読的精読とは★★
〉ロマンス本を続けて読んだあとにDarren Shanを読んだら、児童書とPBの違いが実感できました。間者猫さんは以前児童書が読めないと言っていましたが、PBはいくらでも飛ばせる、1ページや2ページ、1章や2章飛ばしても大丈夫、でも児童書はそうはいかないということでした。それを実感したのです。
〉たしかにロマンス本だとわからないところはかたまりでごっそり飛ばしてもけっこう話の流れはつかめます。しかしDarren Shanでは同じような飛ばし方をしたら話がつながらなくなってしまいます。一度よくわからなくてざっと飛ばした段落があって、その先を読もうとするとさらにわからなくなっていたので、もう一度わからなかった所に戻って丁寧に読んでみました。そうしたら何が書いてあるかわかってきました。それで、それ以降は全体的にもう少していねいに読むことにしました。
〉精読と言うと、辞書を引いたり文法上の解釈をして細かく詰めながら読んでいくことのように思いがちですが、辞書にも文法にも頼らない多読で「精読」するのならどのようにすべきか…ということが今までも話題になったことがあります。
〉私は「多読的精読」とは、「丁寧に読む」ということでいいんじゃないかと思います。そして辞書引き実験の時に、わからない本は辞書を引いても読めない、辞書を引いてわかるようになるのは、自分が理解できるレベルの本、わかるレベルの文章を読むときに知らない単語が出てきた時だと結論付けました。ですからそういう場合に気になった単語だけを英英辞典で引いてみるのもいいと思います。
〉それから、自分にとって優しい本、YLの低い本を「ていねいに読む」ということで読解力の補強ができるのではないかと思います。飛ばさなくても読める、ほとんど理解できるような本をていねいに読むのです。やはりパンダ読みは多読には欠かせません。
PBはけっこう飛ばすのに、YLの低い本はどうしてもじっくり読んでしまい
ます。児童書でも、本によってはけっこうじっくり読んでいることがありま
す。少し前に読んだBecause of Winn-Dixieは、まるで絵本を読んでいるよ
うにゆっくりと読んでしまいました。
「精読」というと、どうしても「辞書と首っ引きで一言一句日本語に訳し
ながら読む」という感じですが、「多読的精読」は杏樹さんが言われるよう
に「ていねいに読む」ことかなぁと思います。ていねいに読んでいると、本
の情景がパァッと浮かんできますね。
〉★★5周年を迎えて★★
〉最初は5年後なんて気の遠くなるような、考えられない世界でした。「指輪物語」を読みたくて多読をしようと思いましたが、一体どれだけかかるのか、最初はそれが1年でも100万語でもとお〜い先のことのように思いました。
〉多読を始める人には読みたい本、目標本がはっきりとある人がいます。しかし最初は1年とか2年とか、100万語とか200万語とか、かかるかもしれないなんて思うと、すごい大変なことのような気がして不安になります。そこでどうやって多読に踏み出すか…というのは課題の一つだと思います。
私は特に目標本もなく、もうちょっと英語がわかるようになりたいと思っ
て、たまたま出会ったのが多読でした。でも、「英語の本が読めた!」とい
うことがうれしくて楽しくて、中断をはさみつつもここまで続けることがで
きました。でも、なぜか読めば読むほど目標本が増えてしまう(=未読本が
積み上がってしまう)のが最近の悩みのタネです(^^;)。
〉今から思うと、1年余り300万語で「Holes」を読んだなんてウソみたいです。さらに400万語、1年半で「指輪物語」を読んでしまったなんて信じられません。「指輪物語」は内容をよく知っていたからものすごいキリンで読みましたが…。「Holes」はなんだかもっと長い間「読みたい本」「積読本」だったような気がします。多読を知ってから知った本なのに。最初は1年とか100万語。200万語ってものすごい長い遠い話に思えるんですね。
〉特に300〜400万語ぐらいまでは万年レベル3みたいな気がして、全然進歩しないような気になっていたことがあります。そのころ「100万語でレベルが一つ上がる」なんていう話もありまして、100万語読んでやっとレベルひとつ?!」とショックを受けたりしました。しかしレベル一つ分すら上がらないように思えて、さらに落ち込んだりしました。そんな時は多読ってなかなか進歩しないものだと思ったり…。超キリンで「指輪物語」は読みましたが、普通に読める本と言えばレベル3。4は少し難しくて、一応飛ばし読みで読めるけどわかりにくい。そんな状態が続いて、結局もともと英語が出来なかったら多読をしても限界があるのか…などと思いました。
〉そうしたら次は600万語あたりで「レベル5の壁」にぶち当たってました。レベル5以上の本が読めない〜と騒ぎました。でも一体いつレベル3の壁を越えてたんでしょう?壁にぶち当たりながらも読んでさえいれば、気がついたら読めるようになってるらしいです。レベル5の壁も一体いつ超えたのでしょう?
〉特にヒストリカル・ロマンスが数冊読んだら前よりはっきり読みやすく感じるようになってるのには驚きました。しかもDarren Shanも読めてしまった。レベル3の壁とか、レベル5の壁とか、なかなか進歩しないように感じていたのに、結局読んでればなんとかなるということでしょうか。
〉♪いやよ、逃げないわ〜あきらめるには早い
〉読んでさ〜えいれば〜読めるようになれるわ〜
〉(通じる人がいない替え歌をまたもや…)
そうかぁ、「レベル5の壁」もあるんですね。私が今読んでいる中心はだ
いたいレベル4。100万語につき1冊か2冊はPBを読みますが、PBを読ん
でいるときは、やたらとレベル0・1の本が読みたくなります。キリン読み
しているとパンダ読みしたくなるのです。レベル5の本にはまだほとんど手
を出していませんが、もしかすると私にも壁がやってくるかも〜、と思いま
した。
〉でもよく考えたら3年半でPB1冊目を読んでるんです。多読前に辞書を引きながら英語の本を読んでみて、「私には英語の本を読むのは無理」だと実感して、それがPGR0を読んだら「英語の本が読める!」と感動して始めたようなレベルだったのに、3年半でPB読めたらスゴイんじゃないでしょうか。なんだかPBにたどり着くまですごく長かったような気がしてたんですが…。
〉これは時々あちこちで言ってるんですが、「PBへの道を目指して多読を始めたら、絵本・児童書の森に迷い込んで出られなくなってしまった」という事態になって、いつまでも児童書を読んでるから「このままではPBにたどり着けない!」という危機感を感じて(?)「レベルの高いGRを読んでPBへつなげよう」という目標を掲げたのはいつだったか…。それでも面白い児童書がありすぎて、寄り道ばかりして、なかなかGRが消化できずPBにたどり着かない感じでした。
〉それが3年半でたどり着いてるということは、やっぱりすごいことのような気がします。(少なくとも私の英語力を考えれば)。だいたい普通に英語の勉強をして3年半でPBが読めるかどうか。いや、それ以前に3年半もかけて真面目にコツコツ英語の勉強をする、というシチュエーション自体ありえません。(やはり私の場合では)
〉結局面白い本だけ読む、を続けてるから続くんですよね。いやもう「続けている」という感覚ではなくて、「本を読んでるだけ」です。やっぱり英語の本は原書で読むのが一番です。時間がかかっても、理解度が低くても…。
〉というか、未読本が積み重なっていくので、いつまでたっても読みたい本が待機している状態でエンドレス…。
やっぱりこれだけ続けられるのは多読ならではだろうと思います。自分が
好きなものだけ読んでいればいいのですから。
〉最近はだんだんレベルが気にならなくなってきました。レベル8とか9なんかは難しいと思いますが、自分が読めるレベルで読みたい本はたくさんありますから。(でもサトクリフのアーサー王が読めるのはいつだろう…)
〉そして最近図書館で絵本を借りて読むようになりました。職場から歩いていけるところに市立図書館があるのですが、とても小さくて蔵書も少なくて、洋書なんかぜ〜んぜんありません。しかし大阪市の図書館はどこでも相互貸し出しができるのです。ネットで検索したら大阪市立図書館全ての蔵書からみつけることができて、そのままネットで予約をして、最寄の図書館で受け取ることができるのです。多読完全ブックガイドの「絵本」の所を参考にして検索したら出てくる、出てくる。特に名作系の絵本はYLが必ずしも低くないのですが、今となってはYLを気にしなくても好きな本を選ぶことが出来ます。もっと前だったら本を選ぶときはYLを調べて読めるかどうか確認しないといけなかったのに。
〉YLが低い絵本もありますが、それでも完璧、100%わかるかというと、そうでもありません。どんなにやさしい本でも知らない単語が出てくることもありますし、意味がつかみにくいときもあります。
〉でも日本語の本を読んでも一字残らず完璧に隅から隅まで読んでるか、というとそうでもないんですね。結局本を読むと言うことは「言葉」を読むのではなく「内容」をつかむことです。内容がつかめたら、細かいところまで重箱の隅をつつくような読み方でなくてもいいでしょう。
このところ週1〜2回は大阪市立中央図書館に通っています。でも、お目
当ての本を探すのは難しいので、たいていは予約しておいたものを借りてい
ます。おかげで、このところほとんど毎日絵本を読むという贅沢な(?!)暮ら
しをしています。でも、Peter Rabbit は意外と手ごわいです!
〉で、ヒストリカル・ロマンスばかり読んで、それからダレン・シャンに走ったので、その間中国語はほとんど進みません。英語1冊読んだら中国語1冊交互に読む…ということも考えてみましたが、10万語近くあるロマンス本を読んで、2〜3万語の中国語の本を読む、ではますます間が開くだけです。英語で900万語読む前に中国語400万字を達成したいです。フランス語もタルタランさんが紹介してくれたGRを何冊か買いましたが全然読めてません。上で書いたようにカードキャプターさくらだけ英語とのシマウマで読みました。少しずつでも読んでいけたらいいのですが。語数は減らないので…。
〉ということで報告を終わります。
〉みなさま、Happy Reading!
杏樹さん、これからもHappy Reading!
近いうちにまた難波でお目にかかりましょう!
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