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お名前: アトム http://abookstop.blog8.fc2.com/
投稿日: 2005/7/3(22:05)
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こんばんは。いったいいつまで絵本報告するのだ、のアトムです。
昨日面白いパロディ本を読みました。
■The Pea and the Princess Mini Grey レベル3 総語数690語 ★★★★
「えんどうまめの上のおひめさま」「えんどう豆の上にねむったお姫さま」という名前で日本では知られているのかな?
私は報告その2でご紹介したアンデルセンのお得本で読むまでこのお話を知りませんでした。
で、この本は、その布団の下に置かれる豆から見たパロディ。
へええ、そういうことだったの、ぷっ。
絵はね、毒の無いレイン・スミスさんって感じです。
ということで、古典いきまーす。
とはいっても、
アンデルセンとグリムとイソップの違いが分かるか?
といわれると自信がないので、間違っていたら教えてください。
では、アンデルセン。
■The Snow Queen Bernadette Watts レベル2 総語数2,700語 ★★★★
「雪の女王」ですね。
って知ったかぶりしていますけれど、全然覚えていませんでした。
そういえばそんな話もあったかね?ってな感じだったので、とても新鮮に読めました。
■Thumbelina Bernadette Watts レベル3 総語数3,500語 ★★★★
Naomi Lewis英訳。「おやゆびひめ」です。
ページが多くないのにこの語数なので字が小さいです。
おやゆびひめは最後に幸せになるけれど、
最初に育てたお母さん(おばあさん?)がかわいそうだなあ、と思いました。
このWattsさんは、古典に絵を描くのが多いようですね。
Wattsさんは関係ないですが、アンデルセンをもう一冊。
■The Emperor's Birthday Suit R. W. Alley レベル1 総語数800語 ★★★
Cindy Wheeler 文。Step into Reading。
「はだかのおうさま」です。私の知っている結末と少し違いました。
きっといろんなバージョンがあるんだろうなあ。SIRなので読みやすかったですよ。
次はグリム!
グリム童話って、グリム兄弟が古いお話を集めたものなんですよね?違うのかな?
いや、別に関連書を読んだわけではありません。今までの傾向から、そうかなあと思っただけです。
(傾向って何。)
■The Shoemaker and the Elves Adrienne Adams レベル2 総語数700語 ★★★★
Wayne Andrews文。「こびとのくつや」ですね。靴屋さんが寝ている間に靴が出来上がっているという。
小人のお話は好きです。
それと、苦しい生活だけど最後は幸せになるっていう話は、この話に限らず好きです。
■Little Red Riding Hoop Bernadette Watts レベル2 総語数1,080語 ★★★★
「あかずきん」ですね。終わり方が私の知っているのと違いました。
これにもいろいろパターンがあるのでしょう。
あ、ほら、ここでもWattsさん。
■Snow White Bernadette Watts レベル3 総語数2,500語 ★★★★
「白雪姫」ですね。七人の小人って英語ではなんていうのかな、と思っていたけれど、Dwarfでした。
やはりゴブリンに良い役は回ってこない。
■The Bremen Town Band Brian Wildsmith レベル2 総語数810語 ★★★
■The Bremen Town Musicians Hans Fischer レベル3 総語数1,000語 ★★★★
■The Musicians of Bremen PYR level1 レベル0 総語数60語 ★★★
「グリムブレーメンの音楽隊」を3冊。
※って、この音楽隊は結局ブレーメンに辿り着いていないのね?
1冊目はワイルドスミスさん。
2冊目は、白を基調にした明るい色使いの絵で見た目に楽しい。
3冊目ね、すごいですよ。よくコレだけの語数で話ができたものだ!
60語ですよ。他の2冊と語数を比べてみてくださいよー。
■The Pied Piper of Hamelin Mercer Mayer レベル4 総語数1,900語 ★★★
「ハーメルンの笛吹き」。劇画チックな絵本です。出てくるネズミがね、いかにも悪そう。
このお話は本当にあったんじゃないかといわれているんですよね。不気味なお話です。
■Dear Mili Maurice Sendak レベル3 総語数2,300語 ★★★★★
(邦訳:ミリー—天使にであった女の子のお話)
センダックが描いていますが、『かいじゅうたちのいるところ』とはまた全然違う系統の絵です。
色はきつくないのですが、とても書き込まれていて魅入ってしまいます。
私は生い茂った木の感じがすき。女の子がかわいいです。
でも好みがあるかな。生々しくて嫌い、という人がいるかもしれない。
戦争が起こり、母親は女の子に「3日経ったら戻っておいで」といって森の中に逃がしました・・・、というお話なのですが、
この本を読むまでまったく知りませんでした。結構衝撃でした。
語数は最初のイントロ340語を含みます。
■Rapunzel Paul O. Zelinsky レベル2 総語数1,220語 ★★★★
有名な昔話のようですが、私は知りませんでした。
グリムのお話に、フランスとイタリアの初期のバージョンを加味してゼリンスキーさんが作ったらしいです。
(私の英語解釈が正しければ)
どういう話かというと、
魔女に育てられた女の子があるときから高い塔に閉じ込められるのね。
それで彼女はすごく長い髪の毛を持っていて、
魔女が塔に登るときは、その髪の毛をつたって登るのよ。
で、少女は美しくて、王子様が恋に落ちると。ま、そこから先は読んでみてたも。
ゼリンスキーさんも、古典に絵を描くことが多いのかしら。次もそうです。
■Hansel and Gretel PYR level3 レベル1 総語数1,300 ★★★
■Hansel and Gretel Paul O. Zelinsky レベル3 総語数1,700語 ★★★
「ヘンゼルとグレーテル」うん、この話は残酷ね。
子供の頃は「残酷」という言葉を知らなかったけれど、不気味な感じはしていました。
2冊目は Rika Lesser文。ヘンゼルとグレーテルもいろいろバージョンがあるのね、と思いました。
■Rumpelstiltskin Paul O. Zelinsky レベル3 総語数1,040語 ★★★
これもゼリンスキーさんです。
「金をつむぐこびと」「ルンペルシュティルツヒェン」というのが日本で知られた題名なのかな?
このお話もコレを読むまで知らなかったのです。意外に古典を知らないのね私、と思いました。
このお話ねえ、王様も人としてどうかと思うけれど、この娘の父親もひどい人間だと思います。
■Rumpelstiltskin's Daughter Diane Stanley レベル4 総語数2,200語 ★★★★
で、これが上のお話Rumpelstiltskinのパロディー。(多分)
娘はRumpelstiltskinと結婚して賢い娘が生まれます。その娘と王様の話。
お話は面白かったんだけど、王様の絵がね、頭がね、虫がいっぱいついているみたいで気持ち悪かった。
それで星が一つ減りました。
折角なのでゼリンスキーさんの描いたお話をもう一つ。
■Swamp Angel Paul O. Zelinsky レベル4 総語数1,200語 ★★★★
(邦題:せかいいち大きな女の子のものがたり)
Anne Isaacs作。
これも昔から語り伝えられているお話なのだそうです。
すっごくおっかしいお話です。文章がちょっと難しいかな?
Angelica Longriderは生まれたときからお母さんより背が高いのね。
最初のページにお母さんに抱っこさせれている絵があるんだけれど、これが笑えます。
彼女は後にSwamp Angelと呼ばれるようになります。
その彼女が大きな熊と戦うところが見所です!
では最後にイソップです。
■Once in a Wood - Ten Tales from Aesop Eve Rice レベル2 総語数2,100語 ★★★★★
イソップ物語の中から10個のお話が収録されています。
そのセレクトがうまいなあ、と思いました。
ずるがしこい狐がメインで、森に住む仲間たち、という感じなのです。
同じ動物が何度かでてきます。面白いです。
■The Hare and the Tortoise Brian Wildsmith レベル3 総語数380語 ★★★★★
「うさぎとかめ」。レースの様子を見に来る動物たちがかわいいの。
■The Lion and the Rat Brian Wildsmith レベル1 総語数180語 ★★★★★
「ライオンとねずみ」。もう、動物が美しすぎ。
この美しい動物が見られて本当によかった。絵本を読んでいて本当によかった(涙)。
クレヨンで描いた上から水彩絵の具で色をつけたような感じです。
ワイルドスミスさんも、古典に絵を描くことが多いですよね。
ほんと、スゴイ絵を描く人です。
絵本の紹介は以上です。
■ ■近況報告■■
ドイツ語ならシャドーイングができそうだと思って、少しやってみました。
「フガフガ」言っています(爆)。
最後までお読みくださってありがとうございました。
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