[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/11/23(18:21)]
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9. Re: A Painted House / The Blue Nowhere
お名前: sakigoro
投稿日: 2003/12/4(22:32)
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sumisumiさん、こんばんは! sakigoroです。
オフ会では、ちょっとご挨拶だけで、あまりお話ができず、残念でした。
〉■私の初PB■
〉題名: A Painted House
〉著者: John Grisham
〉語数: 127,000
〉読んだのは、170万語くらいのときです。
〉あらすじ:
〉朝鮮戦争中のアメリカの綿栽培農家のある夏のお話。
〉少年の目から、当時の色々な人々の立場や思いが透けて見えて面白いです。
〉おじいちゃんやおばあちゃんが素敵。
〉グリシャム自身の少年時代がモデルだとか。
〉アメリカではTV化されているようです。
〉とても映像的で、頭の中で映画を観ているようでした。
〉個人的にこの家族の状況がとてもわかりやすかったので私にはとても
〉読みやすく面白い本でした。
〉それ以前に読んだハリー・ポッターよりも英語的には読みやすいと感じました。
〉ただ、ちょっとお話が地味目で語数が多いのと、
〉読みにくかったという人もいたのでレベル高めに設定しています。
〉(ハリー・ポッターのほうが、ある程度わからなくても平気で読めるように思ったし)
〉Charlotte's Webや、Little House on the Prairie,Babe the sheep pigなど、
〉農園ものや子供が主人公の話が好きな人には語彙的に楽に読めると思います。
〉子供の語りなのでわりと語彙はやさしいかと思います。
〉(すでに手元にないので確認できないんですが…)
Grishamとしては異色の作品のようですね。
実は、私め、グリシャムはどうも肌のあわない作家のようで、数冊は読んでいるのですが、
あまり面白いとは思えないのです。
どうも一本調子のような気がして、最初の展開は、おおっと思わせるですが、
どれも、終わり方が尻切れトンボのような気がするのです。
今まで読んだことがあるのは、はずればかりだったのかもしれません。
でも、 The Pelican Briefは良かったかも。けっこう最後まで一気に読んだ記憶があります。
A Painted Houseは、このsumisumiさんの紹介でちょっと読んでみたいなという気になりました。
〉■読みやすかったPB■
〉題名: The Blue Nowhere
〉著者: Jeffery Deaver
〉語数: 133,000
〉読んだのは、350万語くらいのときです。
〉あらすじ:
〉Lara Gibsonという女性が殺されたとき、犯人は、高度なハッキング技術を持ったものとわかった。相手を追い詰めることが出来るのは、同等以上のハッキングの出来るものだけと踏んだコンピュータ犯罪部門では、服役中の天才ハッカー、Wyatt Gilettに捜査への協力を依頼した。
〉報酬はパソコン。しかし、なによりも相手の手強さがGilettの強い好奇心をかきたてた。犯人は次々と新たな、より困難なターゲットを狙って殺戮を繰り返す。
〉Gilettと組んで犯人を追い詰めるのはベテラン刑事Bishop。そりのあわなかった2人だが、犯人の殺人ゲームを阻止すべく、協力していく。
〉犯人はPhateという天才ハッカー。しかも、犯人の協力者、Shawnという人物もいるらしいのだが、一体Shawnは何物なのか?
〉とても読みやすい文章で、会話が多い。1章も比較的短くてスピーディな展開。
〉風邪でぼーっとしていても読めるくらい変なひっかかりのない、
〉どんどん読める本でした。
〉一応これも長いからレベル9になっていますが読みやすいです。
Deaverの作品の中で、これが一番読みやすいと思います。
社会不適応で、妻からも見放されかけている、ちょっと情けないハッカーが主人公というのも異色でした。
でも、自分が歳をとってきたせいか、この情けない主人公が私は好きです。
ではでは、
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