このごろな本たち 11

[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/6/26(16:28)]

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870. このごろな本たち 11

お名前: みちる http://blog.goo.ne.jp/michiru_tsukiusagi/
投稿日: 2005/6/6(03:52)

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みなさん、こんばんは。みちるです。

なんとなく、久しぶりに「このごろな本たち」です。
今回は、ほとんど絵本編かな。

まずは絵本から

◇◆◇Rob Lewis◇◆◇
この人の作品は、ちょっとのーてんきなユーモアというか、
読み終わった後ににんまりとしたくなるような作品が多くて
大好きなんですよね。ちょっと間の抜けたようなところもある
絵もほのぼのとして好きです。

一番好きなのは「はじめてのふゆ」
多分「Henrietta's First Winter」という作品なのですが、英語では
絶版のようで残念です。

英語で今回読んだのは
○Granpaシリーズ(くま)
☆Granpa at the Beach
☆Granpa Comes to Stay
☆Hide-and-Seek With Granpa
☆Too Much Trouble for Granpa
Finleyとおじいちゃんのシリーズものです。一冊に三つの連作短編という感じ
かなぁ。ひょうひょうとしたおじいちゃんがたまりません。ICRっぽいかな。

○Trevorシリーズ(かめ)
☆Trevor's Boat Hunt
チャプターブックや絵本など色々な形ででているようです。作者のお気に入りの
キャラクターのようです。
この絵本は、ちょっと科学絵本という感じでお話しとしてはやや残念でしたが、
インタビューがのっていたのでうれしかったです。(ファンなので。)

☆Brathers and Sisters(うさぎ)
お姉ちゃんと弟の本って感じなのかなぁ。
兄弟姉妹がいる人が読んでみて楽しい本かも。

◇◆◇Anita Lobel◇◆◇
がまくんとかえるくんのLobelの奥さんですね。
女優さんだとかで、写真を見たら美人な方でした。
和書で読み始めて、すっかり夢中になってしまったのがこの人の絵本。
どっしりとした感じで塗られている絵本も、軽くペンの跡を残して描かれた絵本も。
表紙が気に入ったなら是非オススメしたいそんな絵本です。

☆The Quiet Lady
女の子がお人形にお母さんの写真を見せている絵本です。
お母さんが小さいころからの写真をずっと。
女の子の写真も、いつの日かこんな風に・・・と思うような。

☆Alison's Zinnia
女の子とお花のABCの絵本です。おしゃれな本ですよ。
お花の絵が好きな人なら、きっと楽しめるかなぁ。
これは、和書でも英語が全文のっています。「アリソンの百日草」だったかな、
そんな題名です。

☆The Rose in My Girden
もう一冊、Anita Lobelのお花の絵本を。
なんとなくマザーグースを思い起こす絵本です。
文には書かれていない増えていくものが楽しいですよ。
とっても、お茶目なところがある絵本です。

☆Princess Furball
「シンデレラ」のバリエーションをいった感じのお話しです。
衣装が素敵だなぁって思います。
文章も多めなので読み応えがあるかな。

☆One Lighthouse, One Moon
三部立て絵本という感じです。
最初が曜日の絵本、真ん中が十二ヶ月の絵本、最後が数の絵本。
大体のページの中にちょこなんとネコのNiniがいます。
隠れているような場合もあるので、ぜひ探してみて下さい。
ネコ好きな方には、特にオススメかな。

◇◆◇Sarah Stewart+David Small◇◆◇
お二人のコンビで三冊だされているようです。
三冊目は注文中なので、今回は二冊ご紹介。

☆The Gardener
人からお借りして読んだのですが、自分用に買いました。
たまらなく大好きになった絵本です。
時は1936年。不況のためにおじさんに預けられることになった女の子の
手紙からなる絵本。
花が咲くのは、この場だけではないと感じさせてくれます。
お花がお好きな方にも、ケーキが好きな方にも、温かい交流が好きな方にも、
読んで欲しいなぁと思う絵本です。

☆The Library
私って、こんな人だと思われてる?とちょっと思ってしまった絵本。
本の虫ーな女の人の一生という感じかな。
ここまでじゃないぞーと思いつつ、なんだかページを繰る楽しみを一緒に
味わえたようにも思う絵本でした。

◇◆◇Hans De Beer◇◆◇
☆Little Polar Bear
☆Ahoy There, Little Polar Bear
☆Little Polar Bear Finds a Friend
Little Polar Bearシリーズ。一番夢があるのは一冊目かなぁ。
なんとなく下の二冊は、やや、対人間的なところがあります。
絵がかわいくて好きです。

☆Ollie
文章はBurny Bos作。
弟が欲しいゾウのOllieの絵本です。
お誕生日に弟が欲しいと言いますが、両親がくれないので、いろいろな
動物のところに、弟が欲しいと言いに行きます・・・。
お誕生日プレゼントに弟が欲しいと言われてもねぇ。(笑)
なかなかお茶目でかわいい絵本です。

◇◆◇Lucy Cousins◇◆◇
☆Maisy Makes Gingerbread
☆Maisy Drives the Bus
☆Maisy Makes Lemonade
メイシーちゃんシリーズ。
色鮮やかで、明るくってなんだか元気が出ますよね。
ただ、いつも疑問なのが、メイシーちゃんって大人?
いろんな職業に就いていますよね。(笑)

「Good Morning Maisy」というDVDを見ましたが、いくつかの絵本をあわせて
アニメにした感じで、上の作品も織り込まれていました。
これは、ミッフィーちゃんのDVDよりも全然易しくて、とにかく易しいDVDが見たい
という方にはいいかも。
多分日本版は「メイシーとあそぼう いろのはなし/かぞえてみよう」のようです。

◇◆◇その他の作家◇◆◇
☆Jean Marzollo+Walter Wick「I Spy a Candy Cane」
書かれているものを絵の中から探す「I Spy」シリーズの初級編。
もっと難しいものと写真は同じだったりします。これはクリスマス版とね。
一番難しいのは見つけるのにかなり時間がかかるので、かなり難しい
という方は、初級編からというのもいいかも。

☆Giles Andreae+Nick Sharratt「Pants」
掲示板で、たしかけんさんが紹介されていた本だったと思います。
バーゲン会場で、あ、あの本と即買いしました。(笑)
トッド・パールの絵本みたい。
ジャクリーン・ウィルソンやジェレミー・ストロングの作品でもおなじみのNick Sharratt
の絵本です。パンツがいっぱい。かわいくて、元気が出ますよー。

☆Rudyard Kipling+Lisbeth Zwerger「How the Camel Got His Hump」
Lisbeth Zwergerはドイツの絵本画家なのかな。
きれいな絵なのですが、随所に遊び心がある素敵な絵を描かれる方です。
すっかり大好きになって、何冊か購入しました。
この絵本は、らくだにこぶができたわけが描かれた絵本です。

☆Jacqueline McQuade「Christmas With Teddy Bear」
テディベアの男の子が主人公なクリスマス絵本。
テディベアのなでたくなるような質感がたまりません。
本の作りも贅沢で、どちらかというとクリスマスプレゼントにあげるといい本かも。

☆Allen Say「The Lost Lake」
日系アメリカ人の方の絵本だそうです。
そう言われてみると、中に描かれているのは、日系の(アジア系と言ってもいいけれど)
人物ですね。
少年とお父さんの交流を描いた、やや大人向けの絵本かな。
静かだけど、素朴な温かさがある絵本です。

ついでに一冊ご紹介。
江國香織さんの訳 「ジベルニィのシャーロット」では読んでいて、最近英語でも買った
ばっかりの絵本です。なので、まだ読んでいないのですが・・・。
☆ Joan Macphail Knight+Melissa Sweet「Charlotte in Giverny」
印象派の画家が集うジルベニィに越してきた画家一家。
その中の少女の日記という形で描かれた作品です。
モネなどの印象派の作品もたくさん織り込まれていて、画家たちの生活の様子が
伝わってきます。
絵(特に印象派)がお好きな方には、オススメしたい作品。
語数はかなり多いと思います。(アマゾン・コムで中が見られたはず。)

児童書もちょっと

☆Jeanne Betancourt「I Want a Pony」
Pony Palsシリーズ一作目。
yksiさんが書かれている書評を見て、5冊注文し、1冊読んで手に入る限り
注文しました。(絶版も多いシリーズなのです。)
三人の女の子を主人公に、三人の女の子とPonyたちとの交流を書いた
シリーズのようです。今回の主人公はLulu。
私の中ではKarenちゃんシリーズが一番近しいかなぁと思います。
語数も同じくらいで、難易度も同じくらいなのですが、ややこちらがポニー用語も
あって難しい印象なのかなぁ。
Karenちゃん、Nancyちゃん辺りが好きで、Heartlandも好きという人なら、
かなりいけるのではないかなーと思います。

ちなみに、この作者の新シリーズが、馬は出てこないようですが、この三人の設定を
おねーさんにしたような感じの「Three Girls in the City」というティーンものの
ようです。なんとなく気になってこちらも買ってみました。

☆Michael Morpurgo「Out of the Ashes」
イギリスで、動物の感染症である口蹄疫が流行ったときの、農家(牧場主)の
家族のことを、女の子の日記の形で描かれた作品です。
狂牛病、とりインフルエンザ、いろいろな話題がニュースでも流れていましたよね。
農家の人の立場ではどんなにか辛いものだっただろうと、想像もめぐらせました。
でも、こうやって、その立場からの作品という形で読むと、自分の想像以上に、
大変な思いや気持ちもあっただろうと改めて感じさせられました。
たくさんの絵が描かれているのですが、その絵もまた、せつないです。
後書きも、是非読んでみて下さいね。

☆Megan McDonald+Peter Reynolds「Judy Moody, M.D.: The Doctor Is in!」
Judy Moodyシリーズ五作目。
最近、弟が主人公な本も出たのねと思っていたら、シリーズ六作目も先月でていたのですね。
なんというか、Judy Moodyという女の子が主人公の絵とともにとても好きなシリーズです。
気持ちがいい明るさがあって、ちょっと重たい本は・・・という気分の時にも安心して
読めますよね。Judyは、やっぱりお医者さんの話になると夢中になるんだなぁって思いました。
今回は、学校休みたいから病気になりたいなぁなんて思ったことがある方や、
いつかお医者さんとか生物関係の仕事に就きたいなんて思ったことがある方なら、
さらに楽しめるような作品かなぁ。
私は両方当てはまったのですが、やっぱりとても楽しかったです。

なんだか、書いていたらすごい時間に・・・。

読んで下さった方、どうもありがとうございました。

それでは、みなさまも、はっぴーりーでぃんぐ♪


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